ため息のスピーチバルーン

ある日 ある時  吐息は零れた

充満した空白を解読する魔法を

不幸にも僕は知ってしまった

・歪んだ白昼夢
・優等生にはわからない
・神様がささやく時
・夕日がきれいだった
・君待坂の恋人達
・コッチとアッチ
・物忘れ
・コピーとカバーとオリジナルと
・空の色は何色、子供の時間
・真夜中の電話
・気になるあの子
・輪廻転生
・汝、ベースを聞くなかれ
・思春期、今だ、終わらず
・ふたつの文化
・生きるために
・第一印象
・洗脳についての2,3の考察
・欲しかった物
・コーヒーをもう一杯
・平凡な不幸せと君と...
・最後の夢
・例えばこんな妄想で
・条件
・少しだけ
・言葉・・・そんな資格はないけれど...
・夜汽車
・3%の自由
・目覚めた朝
・金星からの帰還
・雪の帰り道
・ナマケモノという生き方
・レクイエム...極刑でも償えぬ罪
僕のベクトル
・君という不思議
・シグナル . . . 生きるという遺書 
・蒼い朝
・星のきれいな夜
・この国の正義と欲情
・格好いいこと、つけること
・本当の日本の歌 
・雨粒と 古いピアノと...
・旅、心ひとつで... 
・星に隠れて 
・交尾の歌
・白魔術、或いは天使
・アルミニウム屋
・エイプリルフールの雪の夜に
・恋と歌声のある風景
・好きな理由、嫌いな訳
・愛されない自信 
・進化論の終末
・エディプス王の末裔
・最後のカーテン
・フィルター
・ダイヤの原石達へ
・明けるな夜よ
・太陽のペニス
・Yes or No.
・占い
・メッセンジャー
・ショパンはお好き?
・貧乏
・作文の秀才
・ゴロゴロ石ころさん
・何になりたいのか
・流されて
・吟遊詩人
・しあわせ
・快感の法則
・ラブレター
・第二の性
・アドリブ、或いは即興芝居
 *
過去の枕詞だよ
 眠りにつく前、ただボーッとしている時、いろいろな連想が、あるいは妄想が溢れてくる。思い上がりや自己嫌悪、自問自答と、夢と現(うつつ)の向こう側。そのままの言葉を、そのままの思いを、書き留めて置けたら...嘘つきのお上りさは、その実体を現すだろうか。
しかしキーボードに向かうとほとんど何も出てこない。僕、私、俺、おいら、好きな一人称は相変わらず見つからないし「、」の使い方がシックリこない。自分探しは、だけど好きだ。
 IBMがMac用の音声認識ソフトをようやく出す(出した?)らしいが、夜中に(たまに昼も)パソコンに向かってブツブツ独り言を言っているのを想像すると、やはり、かなり危なそうだから...。しばらくの間は、自分の中の暗闇でうごめいている魔物を、この世に産み落とす“産みの苦しみ” はカラフルな恐竜キーボードで打ち出されるだろう。夢想家は夜明け前にへんてこな夢を見る。真昼の流れ星は誰の目にも映らない...。

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