僕のベクトル


   

前向きな妄想と後ろ向きの感覚
ねじれた僕のベクトルは
このデスクトップのすみにだけ刻まれる
いくら指を絡めようと いくら肌を合わせようと
決して消えないこの感覚

---愛されるはずのないこの一人称---

いわれのないこの洗脳を 解く鍵が見つからない
なのに静かなこの心は この人の中の不可思議
心当たりは全部探した...
この目が節穴なのか 既にその手に握りしめているのか

忘れたときに気が付くのかもしれない
忘れ去られて見つからなくとも それもまたいい

ねじれた僕のベクトルは ヘンテコリンを産み落とす
いろんなガラクタ集めたら
長い余生も結構楽しい

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