2010年

7月!

胸が熱くなるなぁ

7/31

生きるって
 気付くこと
なのかもしれない
 ってね
思った

・爆心地には 空白しか残らない

・サミシサを楽しめない人に サミシサは冷たい  それはもはや感情ではなく アンバランスな脳内物質の起こす混乱 妄想をはみ出せば ただの狂気   まず全力をあげて自分を救うこと 依存や寄生からは何も生まれやしない と いうこと

・僕はこの7月に99点をあげようと思う 沢山の出来過ぎに囲まれて 僕は幸福だった

7/30

・大漁の鼻歌 感受性の高揚は確かにあって でも 親愛の電波しか感知できない夜に 僕はいい人になった夢を見る ほとんどいい人ならいい 演じるのは苦しい

・またアコギを無料貸し出ししました まあ あげたようなもんです 目がキラキラですね そんなに喜んでもらうと変な感じです でも 神様を見るような目はやめてください 溢れんばかりの下心を隠し続けるしかなくなるじゃありませんか サンタマリア 恋とは違います

・君と僕らとあの頃と

君と僕らとあの頃を
ポケットの中詰め込んだ
長く孤独な道程を
だます為

愛と勇気と裏腹が
世界いっぱい混じり合い
ホントひとつもわからずに
朝を呪った

 使い古された
 粘膜の純真が
 血まみれを隠して
 ひ弱な愛をささやく

 大切を壊した
 見慣れた指先
 僕らは確かに
 痛みを望んだんだ

君と僕らとあの頃を
ポケットの中詰め込んだ
長く孤独な道程を
だます為

未熟でイビツな魂の
残りを埋める片割れが
見つかる奇跡をもう僕は
信じちゃいない

7/28

・メビウスのかくれんぼ


もうじき夏の中心がやってくる
そんな風に思っている時には
もうピークは過ぎていて
余韻の記憶が
何度もナンドモ押し寄せているだけ
だったりするね
目を凝らしても見えないよ
素敵の大部分は
いつも残響なのさ

わかった上で見つからないフリを楽しむ
神様の過剰な演出には
それくらいの礼儀は必要さ

季節とか恋とか命とか
重心が謎めくものすべて
探してもいいけど
見つけてはいけないもの
探してもいいけど
見つけてはいけないものなんてさ
書いていて驚いて
そして呆れている

まるで
メビウスのかくれんぼ
いっそ
クラインの横恋慕

(もう全然 意味わかんね)

7/27

・書き上げたその瞬間だけ 平和が訪れて 半日もすれば もう書けないかもしれないという秘かな恐怖が意識の深い領域でうごめき出す めんどくせー命 お昼寝しよう!

・ある種の

ある種の 
そうある種の  
霊媒師とか 
占い師とか 
なんかそんなものに
近いのかもしれない
ほんと 何の役にも立たないけど
だからこそ存在が許されているような  
才能とはまた少しニュアンスが違う 
なんというか属性  
知識じゃなく嗅覚  
人生の中の 
ある短い季節  
半分は偽物 
残りの半分は勘違い 

ある種の 
そうある種の 

 

・魔法なんだよ 夏ってやつがさ

・ごらん 命が咲き乱れている

 


毎日がしあわせだよ 
昨日も一昨日も 
今日もたぶん 
明日は知らない  

へー うらやましいーと 
彼女は囁いた  
僕は不思議そうに
横顔を視線で撫ででみた  

それを伝えるのに 
どのくらいの時間と 
何gの禁句が必要なのかと 
 
そして少しさみしい微笑みを
置き去りにして席を立った  
求めないこころに答えは見えてこないよね
  
幸福の標準偏差 
平均値に群がる点描としての数多の心象 
その中には満足なんてものは皆無だろう 
きっと  

どんな言葉よりも 
ヒントに近いだろう 
奇妙な後ろ姿を 
ヘラヘラで装飾してみた  

毎日がしあわせだよ 
ほんとはみんながね

7/26

・いや 昨日のは 実はかなり痛かった そんだけ深くて痛い場所だったんだろう もう 忘れたけど

・禁句をジャンプする時ってドキドキするよ あの命がすり減る感じがたまらない 

・今はもう 夏の余韻さ 

7/25

・今夜の鮮血

僕はながい長い時間をかけて 
君がいないことと 
僕らが存在しないことを 
受け入れる旅をしている

命の続く限り
旅は完結しないのだと
邪気と神聖が
よりによって
こんな月夜に僕にささやく

知っていることと感じることの剥離が
命を呪いそして育む
僕はそんな日々を
透明な君と
架空の僕らに伝え続けている
馬鹿げているさ
もちろん
だけどそれも命の属性のひとつなんだ

こころを切開して切除した真実を
また眼球にめり込ませる儀式を
発狂もせず
絶命もしないで耐え抜いた
最初の命であろうと

不感の呪文を唱える

君と僕らとか 
 あの頃と明日とかね

 

・もう何も書けないのかもしれないと 何も感じさせるようなことをかけないのかもしれないという感覚が 押し寄せてくる 書き立ての自分をセルフプロデュースなんて無理 死ぬほど退屈なものを知りながら垂れ流すのはまだいい それを輝きだと信じて嘔吐し続けるのは恐怖だ  その恐怖を背負うことが だけどそれがその時の真実なら 消さないことでいることが 僕にとっての 書く ということなんだ

・しあわせな痛みを肌に隠して そう もち 今日もプール そして 夕暮れの小瀬へは 今から 雨かもしれない 雷でもいい 僕はもう雨さえ味方にしてしまったから ビールは二杯まで ほろ酔いまでがしあわせだから

・重力崩壊

重い眠りから目が覚めた 
暗闇 そして どこからか微かに薄明かり
固い地面のような寝床 息苦しさ

異変はゆっくりと意識に浮き上がり 肉体はピクリとも動かない
床かベッドか 押し付けられたまま ただの仰向けの肉片に成り下がっている
何かが起きたんだ この世界に 
僕は眠りのカーテンの向こうの記憶をたぐろうと
またひとしきり瞼を閉じてみた

暗闇の中のさらに暗闇にへばりつく その眠りが10分なのか一晩なのか
はたして十年であったのか 皆目見当がつかない
深い昏睡が確かにあって 僕はこの暗闇に孤立して目覚めたということだけは
確かなようだった

指先は微かに動く 腕を持ち上げようとするが ひどく重たい
世界は この世界は罪深さの度合いを増し 神の怒りをかったのだろうか
回らない思考が 重力の異常な増加を認識している 僕の個人的な不都合で
ない限りは

重く暗い世界に音もない 呼吸さえ二倍の力がいるような息苦しさが胸に
覆い被さる 恐らく体力がなければそれだけで 生命維持も困難かもしれない

思考さえ鈍重に淀むのを奮い立たせて 今の状況を整理し 最善な対処をと
意思だけははやるが どうしようもない無力感が その上に覆い被さってくる
さて いったいどうすれば

重力二倍の世界 人々は辛うじて這い回り 車も最悪の燃費を差し引きハンドルに
しがみつけても空気圧不足のタイヤがフェードしてバースト 
ダムは二倍の水圧に屈し 高地の空気は希薄度を増し 人々は 
骨が体重に耐えられずに歪み 崩れ 苦しみの死を迎えるだろう 
想像力のエネルギー源にも 酸素不足の影響が出始めている 
世界の諸々の秩序が静かに崩壊していく 僕の呼吸も数日もつかもしれない

目覚めた時のひどく重たい身体についての認識が 正常化するまでの短い時間に
垣間見た世界の終わり  人ごとみたいに無色な最期を見つめる僕がいた
よっこらしょって 腹筋をいじめて 寿命までは少しもがくのかと 
大きなあくびをひとつ
思い残したのは 
手を握っていたかったという密やかな感覚 

世界を終わらせるのは ただこころひとつなのだと



7/24


最初でもなく 
 最後とかでもない 
  名前のない特別が 
   僕らだったらいい 
    約束じゃなく 
     今の重さで 
      しがみつく訳じゃなく 
       引力というゆりかごで 
      昨日も未来も 
     詩人になんて 
    触らせないさ 
   なんてね
すべてでもなく 
 ひとつとかでもない 
  名前のない特別が 
   僕らだったらいい 
    ただの僕らだったら


この肌を生け贄にしても
触れたい季節があって
火照りが醒めぬ先に
焦がしてしまう衝動が愛おしい

誰にも褒められない今夜の月を
妖艶だねって遠くから愛撫してみたのさ
だから少し紅いだろ

眠くなっちゃうのもいい
ギラギラな夜もいい

きっと疲弊がまとまって襲ってくるんだろうけど
ほどほどの愛ならいらないと
子供じみた横顔を君に捧げよう

夏は高揚なのか
夏の底辺は高揚なのか
だけど
僕は何に求愛しているんだろう

近道の好きと
遠回りの恋と
迷子の小さな夜に
平凡なメロディーを見つけたんだ

7/23


しあわせにおなりよ 
怖がることはないさ

しあわせにおなりよ
抱きしめちゃえばいいのさ

なぜ怖がるの
逃げちゃうのが嫌なんだね
そんな怖がるから
消えちゃったりするんだよ

しあわせにおなりよ
こころいっぱい
しあわせにおなりよ
いま そこにあるんならさ

逃げちゃったら待とうか
消えちゃったら作ろうか
明日が何色かなんて
誰も知っちゃいないのさ

だけど涙色のしあわせなんて
出来損ないなものだから
大事にしてちゃいけないよ
僕が預かってあげる
きっと空に帰すからさ

しあわせにおなりよ
溺れるみたいに
しあわせにおなりよ
僕もあとからいくから

 

・やっぱアレですね 今 ひとつひとつアップしてる時に 今 この瞬間の最新を 見られるかもしれないっていう その緊張感とかが 全くないと 非常にアレですね  確かに あん頃はあったよなぁって 遠い目の僕は お腹が空きまして候

・ちょっと泣かせて も少し笑わせたい 独り占め出来ない横顔を 独り占めする瞬間にだけ 僕の至福は潜んでいる ちょっと泣かせて も少し笑わせたい 何もないより 面白いだけの方が イタ気持ちいいじゃない

・反吐が出るくらいウンザリするのに 抱きしめられたままの日々でいいと願うような  肌は焼けただれ 肉体は疲弊するのに 高揚が止まらない 夏だったんだ って 確かに言える夏にしよう  恋だったんだ って いったら 切なくなる恋とかも もちろん必修でね

・例えば ふらりと 旅に出て 気まぐれに入った喫茶店とかで めっちゃかわいい女子に一目惚れして 一言の言葉もないままの気まぐれが頻発する日々を過ごすとか  夏を食べ尽くしたら そんな秋もいいかなって 

・僕の箇条書きは堕落した 

・3Dって こころを濡らすの?

7/22

・明け方 シンクロ 

夜明け前の淡い夢 
迷い込んだのは君
いや そんな気配
二度寝の肌の露骨
純潔は 時代遅れの純潔は
黄ばんだままの白紙
ほんの微かなシンクロ

出会い頭 作為に満ちた

ある種の触覚にだけ感応する
暗号はコントロール不能

想い 時々 風
吐息 一時 投げキス

言葉はもはやない
あるのは余韻だけだ
 

・対話 悟りについて

対話には 時に気付きが混じることがある
普段 真面目な会話などしない僕は それが例え取引先であったとしても
おちゃらけた下ネタに逃げるか シュールな呪文系で惑わせるか
決して 本性を 晒すことはないのだが
今日の相手は 少し奇妙で 少し僕に似ていたのだろうか
僕の呪文は逆手に取られ 笑い話に落とす平和を 見つけ出せずにいたんだ

結局 囚人のジレンマだよね 誰も勝者はいないゲームを みんな続けているんだ
明るい未来の気配がこれっぽっちもないのは 誰の目にも明らかなのにさ
今あるちっぽけなシアワセの噛み締め方を 思い出せるか否か なんだろうね
サミシサを楽しみ 絶望を抱きしめるような そんな ね

ああ...
ある種のサトリ ですね わかります

いや そんなに まともに返されても 困るって サトリなんて 
そんな高尚なもんじゃないさ
でもね
百歩譲って それがサトリだとしてもだ そこで終わっちゃだめなんだってさ
サトリにも段階があってね  サトリを その境地を 広めなきゃ アレ なんだって

そこまでいくと ある種 宗教ですね

そうだね 微妙なところだよね カミ様持ち出すと引く人も多いだろうからね

かみさまに依らない 柔らかな境地の伝え方か と 僕はしばし 思考を巡らせ
非常に奇妙な石ころにつまずいた

神聖を振りかざさず ココロの本質に直接触れようという 非常に思い上がった行為を
僕は毎晩続けているのだった 
なぜ 書くのか なぜ 書きたいのか 
自分なりの答えは 幼少期に起因する 若干の愛情実感不足と その補填への
病的な衝動 なのだが 
確かに そんな大それた無意識も 関与していたかもしれないと 
まあ 面白がってみるのである
新しい自分を いや 秘事としての 自分の恥部や思い上がりを 笑っちゃうこと
それは 結構素敵なことだと 僕は 自己肯定してしまうのである

※よい子のみんなは 自分深堀は慣れないと痛いので あんま真似しないように
では

7/21

・毎夏感じる例の感覚 そう 体脂肪率増加に伴うこの浮力の増加よ  水の中でも 肌の焦げる感覚が感じ取れる恐ろしさ オゾン層は本当に大丈夫なのだろうかと 無抵抗な仰向けで 空を眺めていた 遠近法も因果律も見失って その曲線だけを眼球は追いかける ロジックから遠く 本能に近い場所が  昨日の海水より生温い真水の中を 泳いだと言い訳している  リスクを負わない冒険に溺れて 火遊びじゃ済まない明日を夢見ている そろそろ 出会ってもいいはずだと 予感ゼロの夏に愚痴をこぼしてみる  散文をかき集めて 落とし所を 蹴散らしてもいいだろうか  詩作する詐欺師は 眠くて返事もしないよ 散文的にナツ  ただ散文的にさ

今日の火傷現場

昨日の夢

7/20

・ココロというクオリティーで 基準は それだけでいい

・雌は恋して女に化ける 雄は恋して 夏に溺れる

・盛夏の極点

昼下がりの静寂
強い光と
乱反射する白
そして
碧く遠い薄情の
威圧的な沈黙が溢れている

存在がすべて
静かにホワイトアウトしていく
ただ熱いだけの真空

昨日の夜ふいに
この意識に迷い込んだ
視覚的啓示とでもいうべきか
それとも深層の記憶の散乱なのか


孤独色の絵の具がいらない孤独
肌より先に焦げ付いたココロの残骸

盛夏の極点を
知りたがる心臓の
鼓動のリズムに挟まれた
ほんの短い絶望の中で
神を見下せよと
夏の禁断が
動脈を締め付けていた



(海を目指す電車とほろ酔いの中で走り書き)

((予感通りに その視覚的イメージの景色に 確かに遭遇しました 驚きはありませんでした だって必然だと 感じていたので))

・第三志望の7;17発で往復8時間 海本体を30分な旅を まあ 日帰りの家出を 終えてきた 13;10宇佐美発の電車までの 数十分の紫外線の方が くっきりと肌に タンクトップの形跡を残してしまった 衝動に押し流されてみる自分に酔う夏 各駅停車の自意識過剰 生足の膝の裏あたりからのソックスも含めた曲線で ご飯ならお茶碗3杯 短編なら 2〜3個の物語が溢れそうな 梅雨明け十日の魔法 もちろん 形容はただの痛々しい文学的デフォルメだが  文章本体は いひいひ  明日は明日で この土方焼けの修正を 小瀬の屋外プールで  あれ? 土方とかって 差別語だっけ?

+++***---***+++

・5;22 甲府発 9;23 宇佐美着 駅から徒歩5分とか  ああ 火傷しに行きたい

7/19


呆気なく切って落とされた雲の幕の
イントロには出来過ぎな夜の川辺を滑る
シナリオには書かれない
混濁して馬鹿みたいな力だけを持った気配が
この闇の底に沈殿している

サヨナラを用意して
夏に抱かれにいく
晩夏のあのサミシサも含めて
夏が好きなのだから

切なさも覚悟して
恋の風に吹かれる
痛みを求める本能が
詩人を刺激するのさ

呆気ない空に 控えめな月が半分
星の光が緩やかなクレッシェンドで
いつか僕らを装飾していた

7/17

 

・涙って 神様だった

・好きって 痛みだろ?

・ このページの下部の(前月へ)というリンクが間違っていて 
2006.12月へと短い旅に出ていた 
過去ログの中の僕は 何か今よりも枯れて透明な絶望をまとっていて 
暫しみとれてしまっていた  
 ここに置いておく限りは もう誰も眺めないだろう男の後ろ姿を 
どこが腐敗したのか 無様な異臭を放つ今が 
衝動的に 世界にばらまきたくなるのを 抑えることができない 
 
 だれか みつけるだろうかって 
僕は未来のために できるだけ飾らない新しい過去形を記し続ける  
遺言長編 エンドレス独り語り ラブレターとしても 自己紹介としても 
もう破綻している文字列の 偏った乱数的配列  
どうしてこんなに胸が苦しいのか  その苦しみをも楽しみながら


 アイスコーヒーに浮かべた氷の 

  グラスをくすぐる その調べの中に 

    
     夏は眠っている

 

・朝には 可能性の吐息が混じる

・アスタリスクを使う自由がここにある ふぅ〜

 *** *** *** *** 

・聞かせたいと思うこと それが僕の恋の純度だ 

・ああ セックスしたい (言ってもすっきりしない)

・最悪な時こそ 最高が見つかる時

・しょうがないじゃない 見えちゃうんだから  僕はなにも悪くない

・なにか 書きたいことがあったんだが 

+++

・呪いは僕自身がかけた 

7/16

・夏のイデア

生身の季節に勝ち目はない
だってみんなの中に
太陽の季節のイデアはあって
記憶は捏造され
入道雲と蝉時雨に装飾された
夏の絶対は輝き続ける

あと何度 胸いっぱいに夏色を感じられるだろう
花火よりスイカより麦わら帽子より
足りないのは君なんだと
僕は目をほそめた

待ち合わせたのはどこだったのか
いつも思い出せずに

夏のイデア
キスの一滴

 

・焼け石に水虫 (かあさん これはたぶん事件なんだ!)

7/15

・聞こえないものが届くとは思えない

・長い文字列が眼球から心に落ちていかない時ってあるよね  核心を手短に なんて でも絶対落第  ビジネスマンゴッコじゃないんだから  ギリギリを一息で  そうありたいものです なかなか さてはて

7/14

・いちゃあなんだけど この頃スランプかもしれない  だって少し推敲しちゃったりするし  自分じゃあわかんないけど クオリティーもどうなんだろう  週間予報の晴れが続く季節  庭の紫陽花の痛々しい最期  肌も心も火傷したがっている  やっぱり 見るだけでもいい 海を感じたいな 

・予感の方が 純度は高い2

ギターを持てばギターに降りて
夕暮れを滑れば雲を踊らせる
まるで恋のはじめのように
全身が感受性になてしまったようだ

これが詩情という季節なのか
文字を水彩に溶いて
その淡いグラデーションを
必ず描き出せると
信じてやまない力が拍動する

予感の方が 純度は高い
憧憬はいつもため息が濁らせるだろ?
予感の方が 純度は高い
外れてもなぜか
小さな安堵が迎えてくれるから

それは祈りで
祈りとはため息で
言葉がない分素直な完結で


願望が自己矛盾を露呈しても
フリーズは許されない僕らの
従順な僕らの鼓膜に
聞こえてしまう足音のような
ほんの微かなもの

予感の方が 純度は高い
だけど
予感の方が 





7/13

・神聖ギリギリの淫美の中に浮かぶ詩情でいたい つまりは色気でありたいということだ 

・時々 そう 時々 物語なんだけど ほとんど詩 いや 省略が多過ぎて  あらすじなんて 想像力次第  でも 数ヶ月に一回くらい歌が聞こえる そんなモノが作りたい いや もう全部区別なく僕の一部なんだけど  完結しない自己紹介を 死の床までも持ち込みそうな勢いで  愛を欲しがる愚か者  生きるって簡単 生きるって苦しくて気持ちいい  笑いながら泣くのと 泣きながら笑うのでは どっちが偉いか そんな余興も含めて  詩小説 僕 時々僕ら  愛じゃなくても感じていい  もの言わぬ目撃者さん 共犯 ですよ

 

・夕暮れインスタント

とても静かなサミシサが
西の空辺りで光をまとっている
僕はボクというカビ臭い詩集から
短い一編を選んで
ティーカップの中
ふやけるのを眺めていた

即席の物語が少し朱色に染まったら
僕はその舞台の中を泳ぐ夢を見る
空想なのに残酷が混じって
素足の冒険は多少の怪我も覚悟の上だ

恋で埋めるべき空白が
恋以外を拒絶するのに
恋と発情の分離に成功しない僕は
空白を楽しんだフリを自分に続けている

さっき気が付いたんだ
完璧な子供時代なんて誰にもなくて
みんな傷だらけの子供を内側に隠しているんだって

サミシサの正体
明日を祈るココロのひとひら
サイコロの向こう側に
雲のサヨナラが見えた気がしたんだ

 

・赤ん坊って ゼロで生まれてきた訳じゃない

・笑顔の天才  生まれながらに誰もが等しく持ち合わせている 数少ない才能  君は笑顔の天才 ただ 忘れてるだけ

 

・予感の方が 純度は高い

ギターを持てばギターに降りて
夕暮れを滑れば雲を踊らせる
まるで恋のはじめのように
全身が感受性になてしまったようだ

これが詩情という季節なのか
文字を水彩に溶いて
その淡いグラデーションを
必ず描き出せると
信じてやまない力が拍動する

予感の方が 純度は高い
憧憬はいつもため息が濁らせる
予感の方が 純度は高い
外れてもなぜか
小さな安堵が迎えてくれるから

願望が矛盾しても
フリーズは許されない僕らの
従順な僕らの鼓膜に
聞こえてしまう足音のような
ほんの微かなもの

 

・予感の方が 純度は高い

 

7/10

・僕にとって人生はまだ冒険なのです

 

・亜夏の絶対値


どのくらいの人が僕を感じただろう
どのくらいの無関心が僕を踏みにじっただろう
どのくらいの無駄話が僕の肌から飛び散って

だけど
たった一つの恋文の
宛を探し続ける旅は少し永過ぎるから
それを近似値的に永遠とよんでも
詭弁だとは言わないで欲しいのさ

ため息と空白だけで
一文字もいらないスキを書き上げる前に
命は朽ち果てそうさ

夏と雨の間にはさまった乾いた青空が
僕が亜夏と名前を付けたあの青空が
今年は今終わっちまったみたい

儚さ 弱さ
しあわせとかなしみの絶対値
乾いた切なさの光る場所
そんなこころの番外地を
また
君って呼んでも
いいかなぁ

 

7/9

・いや 詩人ってのは ある種の風景のことなんだ

・雨ざんざん 

・・
やさしい物語にしよう
微笑みあう日々を縦軸にして
セリフなんて あんまいらない


・この頃の僕は映画三昧
なんか光テレビとかいっちゃって
二ヶ月無料とか キュートな声の
早口な乙女にダマされて

いや別にスカパーでいいし
J2はスカパーだけだし
だけどビデオってのが割りといいね
オンラインでDVDって感じが
ご飯休憩もトイレ休憩もあり
おかげで昨日は4本 今夜一本
タイトルがまたビミョーな感じで
タダなので下品にがっつれてさ

B型ノンフィクション
B級でもいい コイツはオリジナルなノンフィクション僕
記し切れないドラマに満ちた

7/8



優しい風でありたい
気付かれないくらいの風でありたい
いつの間に涙を乾かすだけの
静かな風でありたい

優しい風でありたい
ひ弱な風でありたい
間抜けな風でありたい
その頬を撫でていたい

今 わかりやすい優しさが
キミの肩に触れやがった
そんなにワザとらしい触感に
染まってしまった頬を
でも僕は見つめるだけしかできない

またいつか涙を思い出した時にだけ
微かな風になって
精一杯の0dBで囁く
どんな言葉が欲しいかなんて
僕にわかるハズもない
間抜けな風は間抜けなりに
優しいだけの風を演じるのさ

優しい風でありたい
気付かれちゃ風さえ失格さ
堪え切れなくても
雨にだけはなっちゃいけないんだ
雨にだけはね

感じさせないのが
一番上等なんだぜ

ねえ
そうだろう?

優しい風でありたい
気付かれないくらいの風でありたい
いつの間に涙を乾かすだけの
静かで間抜けな風でありたい

7/7

優しさには慣れてない
もちろん親愛にも

7/6

・恋よ急げ


夢想は無料
見放題
でも電車の網棚に
忘れたのか捨てたのか
いつも溢れて

人畜無害
無色無臭

・夏の蛹

この雲に閉ざされた世界が
じめついて
でもエネルギーに満ちたこの世界が
サナギなんだって
また
ふっと思い付いて
僕はにやけた

夏という虫けらは
今年はどんな羽虫になるのか
脈動する世界の胎動の中に
僕らは暮らしているんだという
幻覚にも近い感覚が
僕をドキドキさせている

もしかしたら僕もキミも
サナギの中のサナギなのかもしれない
年老いてひねたサナギ
羽ばたく夢を忘れて
眠ってばかりいる

何度でも
変態を繰り返し
知らない自分を生き直すみたいな

夏のサナギを思ってみる
太陽よ
痛いくらいの夏にしてくれよ



・発情にさえ言い訳を考えてしまう まったく 詩人ってヤツは

・詩人で愛撫するということ

すべてが輝ける場所が
あるかもしれない

命が許される場所が
架空でないと
信じてしまうように

生涯を無駄遣いしても
いいと思うんだよ
そう思えさえすれば
予定調和をはみ出した冒険の扉が開く

嘘を嫌えば無口な偽善者が出来上がるよ

幼い子宮が感じ取った
言葉以前や
善悪以前や
いろいろを
いろいろをさ

伝えたがっている魂を
僕はひとつ知っている

うん
確かにね


 

7/5

7/4


夏の空だけがまとうことを許された深い碧が 
雲間から朝を覗いていた

白い積乱雲の造形は
眩しく秘かな爆発なのだと
秘事も疼きも皆無な今の平安を嘆くかわりに呟く

特別な季節を
僕もまだ投げ出しちゃいない
むせ返る湿気に溢れた熱気を
肺臓いっぱいに吸い込んで
暑くなることを祈ってしまう

塩素臭くて生温い羊水に揺られるだけの
僕の夏よ

想い出だけを透かす光と
最上級を過ぎれば
急に淋しさのにじみ出す昼下がりに

そうか
みんな何か宿題を忘れたままの
後ろめたさみたいなものを
断ち切れないまま
太陽を感じているんだ

どうしようもない深い碧が
雲間から世界を覗いていた

 

7/3


ふやけた願望の断面が
コマ送りの愛撫のように

逢いたいのじゃない
すれ違いたいんだ
聴かせたいんじゃない
聞かれたいんだ

打ち合わせ通りの偶然に
絡み合った引力が加速する
サヨナラを待てない唇が
ため息を共有した
そんな景色が
見えたものだから

クロッキー帳には
淫美な純情がいっぱいだ
僕のクロッキー帳には

脳味噌に隠したよ
あまりにもリアルだからさ

 


好きだけでは辿り着けない場所があって

僕は君を満たせるとは思っていなかった
だから触れられなかったのかもしれない
人生のほんの一部だとしても
花には大事な時間なのだろうから

啓示のように降りてくるのは
なぜだろうね

波のようなリズムで
こころが呼吸している


海が見たい
無性に海が

 


ゴールネットが静かに揺れている 
スローモーションのまま 
凍り付いた時間が
爆発寸前の静寂の満たされた世界の前に
横たわっている
伝わるってそんなことかなって
ふと思った

デフォルメした感情が
そんな感傷をフリーズさせて
脳裏に焼き付いた残像を
実現不能なその荒唐無稽を
指先はなぞるように
中空を踊っている

官能は触覚だけじゃ辿り着けない
美学だけじゃ...と言いかけて
誰に向けた言葉だろって
僕はボクにウインクをした
むろんため息も混ぜてね

日記帳には結果論だけが踊る
例えば詩集ぶったりしたら
この交換日記に
返詩がもらえるだろうか

4-3-2-1の守備的なカウントダウンで
タンクトップ2シャドーの
夏に待ち焦がれてみよう

 

 

・長い余白

その後の余白が少し黄ばんでしまって
胸焼けするよな悪酔いしか残さないのは
やっぱりちょっとさみしいから

一滴のインクの暗号で
画鋲のように空白を突き刺してみた

語れば野暮

触れねばなお
愛撫の最上級とは

消えてしまうのはしゃくだけど
風にはためくだけの自由は
残したよ

インクが紫外線に殺される頃
僕も その後の長い余白も
美しい沈黙に埋もれていられるだろう

・探し過ぎると 見えなくなるんだ

 

7/2

 

・なんか入ってる時ってあって 滑り出したが最後 一気にって感じのそれ  でもさ 満腹は眠いよね 微睡みは嘘の少ない幸福だよね 僕の最後の禁断まで書けそうな そんな夜なのに ただ乳飲み子のように 胸元に甘えたいだけの僕しか残らないんだ 

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・覗かれても平気 エッチぃものは全部 頭の中に隠してあるから

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