2010年

6月さ 雨には物語が隠れていて 

予感のまま枯れた想いが

水滴で夢に浮き上がる

雨さえ楽しもう

6/30

・水無月の惜別

六月よ おやすみ  
僕はしあわせだったよ 

6月よ さよなら 
結構 濃い日々だったな

June, So long
so so long

水無月よ バイバイ
また逢う日まで

もうじき思考のシャッターが落ちて
投げキスも手遅れになっちまうから

雨を楽しめたなんて
怪我の功名だ

割りとしあわせな放心と
予感ひとつ落ちてない
日々にも祈りを

 

6/29


呟かないこころを呟く

そわそわがくだを巻いて
内燃機関は感情をエナジーに変えられずにいる
外部から注ぐメロディーが
愛おしいのに
聞き惚れることが出来ない
捜索願が創作を邪魔して
焦燥が短い命を長い苦痛に焦がしてしまう

わかりやすい引力に
流されればいい
打ちやすいど真ん中の
優しさに満ちた柔らかい軌道を
見逃してしまう時に零れる

 あっ

ていう

あの吐息が

今夜?
少し怖いよ
好き過ぎて
アイシテルが目詰まりしちゃうみたいに
強欲だけど
日本的美学なんて
お預けがいい

ああ
そわそわっ

 

 

・ボツだな


恋は醒めたりもする 
もう一滴の新しい陶酔が胃壁に沁みて 
こころまで届くまで  
色付いた愛情に寄り添って  
僕は一秒先さえ誓わずに 
時間の終着駅の景色を眺めている  

不安だから誓いにすがり
契約を持ち出す
キスを人質にして
牢屋から
透明な鎖に繋がれたまま

何度でも好きを見つけよう
情に流れず
それでも(未完

6/28

・まあ なんていうか 邪気じゃない方の アッチ系とのアクセスが増えている感じ 妖精とか天使とか見えたなんて口走ったら 幽霊見えましたより 心配されそうです はい!

・偶然 時々 不思議 

・ひとりを楽しめないのに ふたりが楽しめる訳がない

6/27

・つぼみレジスタンス

 この頃は草花の感情がわかったりする いや ただそんな気がするだけなのだが
今朝も 雨の中 カッパ+自慢のハンドル固定装置に装着した傘+長靴という出で立ちで
颯爽(さっそうって漢字カッコいい!)とチャリンコで出掛ける時に 雨に濡れた庭先の
緑を眺めて あ こいつら 喜んでやがる とか 感じた 確かに感じた 言い張るだけなら
簡単だが よくわからない感覚器官のがっしりとしたリアリズムがあって
まあ そんなことは ゴンタ通な皆様には あまり驚きでもないとは思うのだが
会社近くの歩道の雨に打たれ散った名も知らぬ白い花を踏みにじる刹那に
聞こえた 今度は聞こえた 聞こえたように感じた いや そいつはちょっと違うな
聞こえたことにすると ものすごく面白くて奇妙な回想が 数秒で いや もっと短かったか
そのある種の感覚の後の静かな余韻の中で もやの奥から浮き上がってくる現実を 
目を凝らしてゆっくり確認していく過程のように 丸め込まれた現象が 湯気を吸って
時間軸に展開されていくみたいな妙な感覚があって そのお話とかを帰ったら忘れないで
書き記そうと はて さて
 
 「咲くなんてくだらない! 咲くなんてくだらないよ!」

 「え?」
 「なに?」
 「だれよ?」
 
 「だから 咲くなんてくだらないって言ったんだ!」

 さて 僕は困った 確かに聞こえた いや 脳味噌には響いた と言った方が
いいかもしれない でも そいつが空気を振動させた音とか声とかとは異質なもの
であることも即座に理解してしまった 異質なものとの多少のコミュニケーションには 
まあ ちょっとは慣れているし 驚きではないけれど この手のは はじめて だって 
やつは植物だもの それもたぶん つぼみ そう 蕾が喋ってやがる 独り言なのか 
僕を選んでの叫びなのかわからない たぶん チャンネルが 波長が偶然合って
しまった系の事故みたいなものだろう

 「咲くなんて もう儀式になりさがっている 生殖としての様式を 義務のように
こなすことに意味があるのか  生殖自体は 種の継続性については 僕らはむしろ 
地下茎によっているじゃないか 咲くというエネルギーが 命の無駄遣いだってことを 
なぜ皆は叫ばないんだ 咲くなんてくだらない 僕は断固拒否する 絶対に咲いて
やるもんか...」

 血気盛んな若人らしい 正論だけが世界を動かせると信じてやまないのだろう 
勝手に騒ぐがいい 僕には関係ない つぼみがひとつ 咲かずに枯れることを選んだとして 
美談どころか笑い話にさえなれない 僕はそんな愚かな若さが嫌いで そして嫌いという
ひねくれた大好きなんだろう どこにいるのか見えないけど もう二度とアクセス出来ない
だろうけど 
 なあ ほんとは咲きたいんだろう? 夢中で咲きたいんだろう? 咲けばいいじゃないか
無駄に愛を叫べばいい 見苦しく求めればいいさ みんなそうさ ほんとはみんな...

 僕は何かを振り払うようにペダルを踏んだ 

  雨に散る花でもいい 

   咲いてこそ命

    そう 咲いてこそ


とか

 あの刹那には 結構詰まってた 面白いけど あんま しょっちゅう聞きたくはない
仕事中ニヤニヤしちゃうのでね








6/26

・別にいつものことだけど 何度も何度も ネットのスポーツ系ニュースサイトを徘徊して その記事を噛み締めるように眺める あの瞬間は歓びっていうより変な感じ 妙な感じだったのだけど 時間をかけてジワジワとこみ上げてくる そいつを反芻するように 気を抜けば涙として零れてしまうそいつを   熱病はたぶん2002年の夏から あの横浜の夜から続いていた  今ではもう 時効なんだろうけど 僕は大金を忍ばせて 新横浜の駅前にいた  得体の知れない燃え残り感が気持ち悪くて もしかしたら 決勝の気配 歓声だけでもスタジアムのそばで感じられたら 何かを昇華させられるような気がしていた 彷徨って さまよって チケットがないと 近づくことさえできないことに 愕然として また 駅前で ぼんやりしていた  その ボールを蹴っ飛ばすシンプルなスポーツ競技には なにか魔法のようなものが混じっていて  みながそれぞれに 自己を 過去を 未来を 投影して歓喜し涙していた たぶんメディアの長い時間かけた洗脳が効き過ぎてしまっただけなのかもしれない もしかしたら もう一生 そいつを生で感じるなんて できないのかもしれないと 周りではまぬけなヤツらが ギブミーチケット とか 下品な英語を書き記した恥辱のような紙切れを晒している (中略)

キックオフ寸前 僕は ゴール裏上段の席に滑り込んだ 悩んだ末に日本のユニを着た 右側にはドイツ人 左側にはブラジル人   手負いのカーンに リバウドの鮮やか過ぎるスルー そしてとどめのロナウドの2点目 その刹那は残酷で美しく 僕は歓喜と落胆を同時に左右に感じながら その時間を必死にこころに刻み付けていた

 カフーがそのトロフィーに最愛のキスをして 花火といっしょに何千何万の折り鶴がスタジアムに待った カーンはまだ ゴール前にうずくまったままだった なぜか血が逆流した 熱病は収まるどころか 命に刻まれてしまった 

 それから僕は 地元の二部のチームと連敗記録とか解散の危機とかを一緒に戦った (手前味噌だが小瀬の一体感はかなりヤバイレベル) ジーコなんて記憶にないし 本番前のボロボロの期待感を2ちゃんの「ひたすらポジティブに語るスレ」で補填した  しかし この物語に終わりも落ちもないのだな  ところで 明け方の夢は 共有できた  ああ 一億強の歓喜とか 世界の驚嘆とかを 少し夢見る 今に許されし 数少ない自由   ああ 終わり方が変

6/25

うん 眠かったんだ(回想

6/24


孤独を見つめてごらん
絶望に触れてごらんよ

春はもう
夢の向こうだよね
でも鼓動はまだ続いているよ

僕を見つめてごらんよ
君が浮かび上がるからさ

中庸は神様しか知らないのさ
だから僕らは揺らめくしかできないんだ

恍惚と嘔吐の間のどこかに
存在しているの
ただそれだけのことじゃないか

孤独を見つめてごらんよ
食いつきゃしないってば

孤独を見つめてごらん
僕らが浮かび上がるから

いつか

たぶん
いつか


いや

絶対さ

6/23


満腹に詩情なし
詩人にクチナシ
食い過ぎの夜に詩人なし

6/22


キミの波動の欠片が 
底なしに溢れるような 
その神聖な振動の残骸が 
この世界の 
言ってみれば薄汚れた極地にいる
僕の足元にまで届いて
腐敗した指先を忘れて
求めてしまいそうになる

神と愛は乱用したくないんだ
僕は汚く堕落させてしまいがちだから
大いなるナニカのメッセージなんて
沁みているよ

この場所からしか暴けない真実を
描けない迫真を
邪悪も神聖も分離し得ない
命の鼓動の表裏だということを

恋を積み重ねても
交尾にしか辿り着けない僕らの
羊水に眠る夢のように

波動には波動でお返し

明日は未来のゆりかごさ

 


今夜も殺し文句は完成しない
惰性みたいに生きて
夜みたいに眠るだけだ
僕は吐き捨てた

窒息しそうな暗鬱を
奴が笑う
思うツボは
撫でても押しても
ハマルの枕詞に成り下がったままだ

この一人芝居に飽きちまったのは
誰あろうこの僕だってことだ
とどの詰まりの大ボラを
常套句じゃない極上のヤツを
嗚呼

こころみたいな贋作を
百年後にようやくバレるみたいな
ご機嫌な冗句を
そんな気概だけが
闇に沈殿していた

雨の歌を
雨の季節のうちに

去年もそんなことを思った気がする
その核心に埋める一粒の毒が

今夜も殺し文句は完成しない

 

・世界に繋がる(改

世界に繋がっても
僕には繋がらないこの部屋から
僕の中から
世界へ繋がる道へ

風は夏の予感
夏は僕らの記憶

今日の予定表には
記憶喪失と書いておいた

除草剤に汚されない
馬鹿みたいな雑草の原野
またそれを踏み荒らす
重機の荘厳

橋の上を渡る風
今生と黄泉を繋ぐ
車道の喧噪と僕の幻想

さて
僕は森を探している
森は一体どこだろう
あそこに見えていても
全然近づいてこない

降りてきたのは
吟遊詩人?
さあ
それはどうかわからないな
飛び切りのペテン師かもしれない

それにつけても
僕はこんなにウキウキしてるのに
すれ違う誰もが
誰一人として
今日を楽しんじゃいないんだなぁ
まったく
なんてさ

さて
曲がり角は
気の向いた方へ
お〜っと
ここから坂道が始まるってわけかい...

そんな風に
僕の冒険は始まった

 

+++

・月へ (最短記録!

6/21



その後の僕には僕が残って
キミに残ったのは一体

曲がり角の先の景色と
振り向く気配の微塵もない後ろ姿と

その後の僕は似て非なる日々を噛み締める
怯えながら加速度と安全装置の均衡を見つめるなんて
前提が不自然なまま
そう
全く鮮やかに不自然なまま
前世からののび切った呪縛を
古くからの悪友との腐れ縁さと
笑い飛ばす余裕さえある

その後の僕には
でも僕が残っている
未来へとのばした指先に
見えないナニカが触れたのを感じたんだ
確かに

キミに残したアンニュイよりも
もっとご機嫌な

ゴメン
わざとじゃないから

悪しからずっ

6/20

6/19

・空白が一番美味しいのに 

誤解とか 
妄想とか 
共有とか 
秘事ごっことか   

題名だけの長編小説とか 
上下巻とも 
白紙が200ページとか  
ジョン・ケージの「4分33秒」の文学版 
読者のイマジネーションが問われるので 
アレだが

絵のない絵コンテとか

詩作の様式とか
詩であるか否かとか
もう全部ひっくり返して

発散した思考の奏でた
きわどい不協和音
断片
無意味という禅問答

そう
これは思考の逃避

  

無欲な青

ジャパンブルーより無欲な青が
朝の曇天から覗いていた
あれほど嫌いな強欲な祈りを
僕らは胸に

さっ

 

・絶望は 大概 寡黙だ

6/18

・たぶん夢中ってこと以外に 時間をジャンプする方法なんてないんだ

・さて 

6/16


仄白いロマンティックが
夜の端っこにへばりついていた
五日目の月とあれは金星なのかな
夏の予感がこの夜の入り口には溢れている

その向こうの明日には現実があくびをしていて
僕もキミも
真面目くさった顔をしながら
パンの為にうつむいて過ごす
夢だけじゃ腹が減り
パンだけじゃ味気ない

そんな風に思って宇宙を覗く
欠落に手を当てて
こころを膨らませて埋めてみる

僕の中心はキミで
キミは僕の幻想の化身で
それを愛のイデアで置き換えたくて
生まれたんだっけ
いや思い出せないな
とかね

仄白いロマンティックが
僕の端っこにへばりついていた
五日目の月とあれは金星なのかな
夏の予感がこの夜の入り口には溢れている

月とおじさんが
月とじいさんになっちまうんだなぁ
 

 

・最初はみんな馬鹿げた夢として生まれるんだ


飾らないこと
少し飾ること

自然であること
自然を忘れること

微笑むこと
涙ぐむこと

望まぬこと
望んでしまうこと

流すこと
込めること

みんなできたら

そしたらたぶん
天使は見えてくるよ

もしも万が一
見えちゃったら
そしたら一緒に
病院に行こう

 


生きるってナマモノだ


時間は傷だらけの僕らを作り
だけど
くすんだと
濁ったと
ガラス細工の万華鏡を罵ったんだろ
こころは痛いのが嫌いだからね

水晶体が濁る前に
混濁は実は始まっていて
生温い体液の底で
腐敗未満の悪臭が
ヘドロの吐露を
メタンでささやいているのさ
ほら
爆発寸前じゃないか


かき混ぜちまいなよ
曇りガラス越しの明日を
それでもみんな夢見ている

かき混ぜちまいなよ
混沌越しの想いに
やっぱりみんなしがみついている

いいじゃない
ナマモノだもの

 

 

6/15



世界にどのくらいの素敵が眠っているのか
今日の帰り道にどのくらいの驚きが隠れていたのか

約束なんてない待ち合わせ場所で
着飾った運命を探しているのは誰?

たいそうな衣装も綺麗事の自己紹介も
疑い出せばすべて色を失うさ

普段着の背中が
キミの横顔に一瞬で魅せられて
だけど普段着の無口のまま通り過ぎたのを
風だとしか思わないだろ?

蒸留を尽くしても
100%の純度に辿り着けないから
僕らはほろ酔いの幻想を楽しめる

素敵に溢れた世界は
キミが目覚めるのを待っているのさ
いつまでも静かにね

 

・1550mlの麦ジュース(アルコール入り)がもたらしたグダグダな今日にも

目覚めても夢ではないしあわせが生きていました

それはたぶん熱病のような


この指止まれ 祈り達よ



さてさて

 --------------

・眠れね〜

・ああ あああ 

6/14

さて すべてを 
それでも いのる  
まえのめりに 
いのちをすりへらせ  

シンクロする 
たましいのワンピースして 
よろこびもかなしみも 
きょうしんしてみせる 
そのいっしゅんの 
共犯者として  

さて すべてを 
それでも いのる

さて すべてを 
それでも それでも


淡々と雨 
ひょうひょうと僕 

功利主義な夢と 
現世利益の祈りと 
隣りとの 
息づかいの輪唱

淡々と雨 
ひょうひょうと僕

噛み殺した願いの
にじみ出す涙のごと
せめて優しい眠りであれ
いっそ冷たい雨であれよと

 

  

6/12

・あのねのラブソング(もう疲れました


あのね キミが好きさ  そのね やっぱりスキさ
でもね 内緒でスキさ  そのね なんでもないさ

あのね キミが好きさ  そのね ほんのり好きさ
でもね 秘密で好きさ  ねのね るるるるるらーららー

 投げキスなら風に笑われる から
 口笛にさ 絡めて隠した う〜××〜

あのね 知らんぷりだね  そのね 聞こえないよね
でもね 横目でそっと   キミの 視線追うのさ
---++++ +- - - - - - + - + - + + - - -- 
  風に 追い抜かれた夢も    雨が 洗い流した薫りも
  みんな 放課後の奇跡に    あああ なんか 胸が苦しい

あのね キミが好きさ  そのね ほんのり好きさ
でもね 秘密で好きさ  ねのね るるるるるらーららー

 気付かぬフリ してくれるキミの
 残酷過ぎる優しさに甘え

 サヨナラにさえ 辿り着けそに ない 
 笑い話が なぜか潤むのさ えrctvyぶん〜

あのね キミが好きさ  そのね ほんのり好きさ
でもね 秘密で好きさ  ねのね るるるるるらーら

あのね キミが好きさ  そのね こっそりスキさ
胸の 奥に眠った    恋の 棘抜けるまで

ららら らららららららぁ  るるる るるるるるるるぅ
ららら らららららららぁ  あのね ホントに好きさ
 

・代用不能性か 
妥協でも 
空気でも 
堕落にはかわりないんだ  

好き好んで 
甘酸っぱい痛みばかり欲しがるから 
世間様には 
白い目で見られるのさ  
全く困ったもんだ

恋は祈りに辿り着けると思う?  
演技は 
まあ お化粧みたいなもんだね 
ほどほどのマナー 
素顔がいいなんて 
頭から信じちゃいけないよ  
僕は素顔が好きだけどさ

その接点が線になり 
歴史に熟成したら 
僕は何度でもキミの中に 
新しい恋を見つけられるさ
古い匂いがする新しい駄作を歌い続けたい

永遠は誓わない
誓わないけど永遠にする
知らない鼻歌を嗅ぎ付けたら
こっそり恋を見つめてみてよ

  

・魂のリアリズム 日本人なので 裏に入れる手拍子にも 納豆のような粘りとかぬめりとかをまぜましょう 魂のネバリズム ハートのヌメリズム

・松井と俊輔がゴール 初戦は2-1で勝ちます (夢では) 俊輔は後半 FKじゃなくて ゴール右45° 25m辺りからの アーリクロスに見せかけて(?)実はシュート 緩やかに弧を描き キーパーの手袋上空 ゴールのやや右寄りの上部に吸い込まれます  あれっ 入っちゃったよって感じでした (あくまで 夢の中では) 

・ドキュメントとして 時間軸に記述された 詩 みたいなもの と それを書き続ける奇妙な魂の ノンフィクションとして その間の黒い沈黙ごと 一体この人格が社会的生活を維持出来ているのだろうかと 呆れたり ハラハラしたりしながら  それと並行して走る自分の時間もからめて楽しむのが 正解に近いかなと   ま 正解じゃなくてもいいのですが  なにぶん魂が同じなので 根本的には同じ内容だなと思いましてね  え? そんなこと言われる前にわかってるって? それは失礼いたしまひた!

 

 

・沈黙にポトリと静寂

雄弁は弱さだよね
言い訳は沢山溢れるじゃない?

優しいびっくりマークを一個だけ
電気のように世界に

同時に感電できたらいい
神経が電気で
精神も電気なら
地球はでっかい電線だから

こころを裸足にすればいいだけだ
そうなんだ

  !  


全然沈黙でも静寂でもないけど
そんな想像が
すごく楽しいよ

どう? 

 

・花を憎める人は少ない

 - - - - - -

・・セックスから始まるセックスレスセックスフレンド (なんだそれは!/聞こえたので我慢出来なかった

6/11

 

 

・その妖艶

なぜだろう
その妖艶
美なのに哀しみで
笑顔なのに涙の予感で

なぜだろう
その妖艶
柔らかいのに強くて
絶望なのに未来なんだ

体温とか体臭とか体液とか
キミが妖精じゃない証明が必要で
そして物語は汚れながら生まれ続けるのさ
湿った部屋の片隅でね

なぜだろう
その妖艶
なぜだろう
その妖精

 

・指先

たどたどしい指先
口下手な指先
浮気な指先
ペテン師な指先

指先にみとれるキミの
横顔にみとれる僕の

どんな指先にダマされて
どんな指先に感じたのか

触感は伝えずに
体温だけ注ぐような
そんな


僕の指先はいつも
汚れたままで踊っていてさ
夢遊病だと言い訳をして
引力を覗き見しようか

立ち止まった指先の
震えた眼差しの向こうに
ため息みたいな
視線があればいいな

言葉なんか超える指先で
見つめ合えるだろうか

僕を
感じて

6/10

・おやすみなさいの因数分解


忘れたんじゃない 
また 闇に戻っただけだ

沢山の高揚が言葉に化け 声に化け
記憶以前の例の 
たぶん流れ出すさっていう過信みたいなものが
襲ってきた睡魔の前で路頭に迷っている

忘れたんじゃない
また 闇に戻っただけだ
忘れたんじゃない
また 僕に戻っただけだ

這い上がれ またいつか
書き留めてやる 命懸けで

・弱音ピアニッシモ

吐いちまえよ 一粒だけでいい
吐いちまえよ 僕のせいにしていいから
吐いちまえよ 隠してないで
吐いちまえよ 弱音ってやつをさ

気高く死ぬくらいなら
惨めでも生きて欲しい
その後の物語を
飛び切りの喜劇にしてあげるさ

吐いちまえよ 堪えてないで
吐いちまえよ 楽になるぜ
吐いちまえよ プライドもろとも
吐いちまえよ 吐いてもいいんだぜ

6/9

・偶然にも 何%かの魔法が混ざっている(朝7;30の交差点で拾った)

 



僕は惜しみなくキミにそそぐ

しあわせ未満も

サミシサゴッコも

すべてみんなコトバに変えて

僕は惜しみなくキミにそそぐ

僕は惜しみなく夜のように
 
 

6/8

・マイクスタンドが何本も乱立し ケーブルがカルボナーラを奏でる部屋で 僕は途方に暮れる ドラムなんて打ち込んだ方がクオリティーは高い しかし 病気かな (マイクは5本なのでかわいい方だ)

・今日のオイタ

・盲目は罪ではない 業なのだ

・特別な感情

特別な感情がひとつ
こころからはみ出しそうだ
欲望によく似ているけど
愛だなんて逃げのような気がしてね
口が裂けても言えない

特別な感情がひとつ
まるで潤んでいるみたいに
僕は感じ過ぎなんだと
先回りした月からの伝言がさ
さっき こころに落ちてきた

名刺は持ち合わせていないよ
もちろん詩人とか書いてない
背中に書いてあるだろ?
「触るな危険! 発情中」ってさ


特別な感情がひとつ
こころからはみ出しそうだ
甘いお菓子の食べカスで
世界がベタベタになっちゃえばいい
うん それがいい

6/7

・夏はあの季節の

夏はあの季節の入り口だ
土手沿いの草むらの
鉄道草の泡立ったような白い花のまだ向こうに
庭先の紫陽花の変わり果てた残酷の縁辺りに

夏のどこかに
アノキセツへと通ずる秘密の扉が

迷子のままの僕のアノコロは
まだ麦わら帽子のままで
彷徨い続けていて
キミは飽きもせず
ひまわりの花園で
永遠の少女を演じ続けている

その核心の二小節で
助けようとして
殺しそうになっちまった
その時の苦しさだけが
存在を証明しているんだろう

むせ返る青臭い夏の
なぜそんなに恋しいのかの訳が
ピピってわかってしまった
にやけた朝だった

書きながら 
ほら また
胸が 反応している

6/6


何も聞こえない日は 
夜の鼓動を感じよう  

なくしたと思っていた
お気に入りのピックが 
キーボードの下から
ふいに顔を出した
その程度の出来事を
しあわせにすり替えてしまおう
インチキな手品師の
あの胡散臭いウインク
みたいにさ

キミが一番欲しい言葉は
痛いほど感じてるさ
でも知らない顔でさ
素知らぬ夜空とか見つめていてあげるのさ

口火は自分で切らなけりゃ
なんにも始まらないもの


ほら 夜はこんなに沢山ささやいている

振動を合わせるんだよ
簡単なことじゃないか

 

・生きてて何が楽しいの?ってさ キミは吐き捨てるようにいうけど 生きてる全てがさって 僕は答えるしかないんだ

6/5

キレイだけじゃ書けないものを

透明だけじゃ描けない色を

光だけじゃ映せない感情を

 

出来心でやった

6/4

 


自然淘汰
強者の証明
儚さの
弱さの生き残ることはない
それが限りなく輝く希有な光であってもだ

進化論の勝者は
生臭い息を吐き
踏みにじんだ蟻の命を
感じ取る繊細など
持ち合わせちゃいない

0.01%の奇異
異端という多様性の濁り江
しぶとく無様な奇形がひとつ
腫瘍のような夢を
血祭りの空に映したいと

 

・シンプル

美はいつもシンプルに宿り
恐がりな僕らは長く入り組んだ物語に逃げ込む

沈黙越しのキスとか
時間越しの愛撫とか

青春前夜の
恋人未満のあの

そんな
こころ越しの命を
ヌードな言葉でさ

一言より短い
ナニカを僕は知ってる

 

・あのねのラブソング作成中 どうせ未完のデモ止まりだが 

 

6/2


痛みなど隠せばよかった
透明を汚すのは一滴の体液で足りるのに

気のせいが伝わって
照り返しが
光よりも夜のように
すべてを隠せない弱さに

恋を望むことが
月を望むことのようにしか
ようにしか

片恋の月
切なさの集約
世界中のキスの源
思考のデッドエンド

断片のギリギリ
自分にさえ解けない暗号を

こころよ 引力であれ 

6/1

・神様はいない

数日前の朝の脳裏に
記憶と呼ぶには少し奇妙な
感触と妄想の混濁した
フラッシュバックが一葉

僕は泪と鼻水にまみれて
その人の足元にすがりついていた

神様 どうかもう一度生まれさせてください
今度はもっと 精一杯生きてみせますから

何度かのキーパーとの一対一を外し
無念のまま神と何度目かの再会をした僕は
自分のあの貧弱を棚にあげ
見境もなく無様に
哀れで汚れた人間の名札を付けて
その人の足元にすがりついていた

その声はやはり
沁み入るように静かで柔らかく
すべての記憶は消えますが
それでいいですか
すべてゼロから始められますか


僕の声は嗚咽に邪魔されて
首だけをただ気が触れたように何度も何度も
縦に振り続けて気を失っていた


破綻した人生の隅の方から
記憶にもない記憶が僕を断罪する

何度生まれても愚かがにじみ出てしまう

神様はいない
今度の泣き真似も
上手に出来るさ
きっと


 前月へ

 

戻る?

お家に帰ろうね