一人ぽっち

序章 〜ヒトリ〜







「孤独を愛する人間は真の孤独を知らない」



「夢を抱ける人間は幸せだ」



「どん底の日に明るい陽の事を思い出しても何の足しにはならない
  どん底の日にはそれより闇の事を思い出せば良い、それが本質だ」



「知らぬが仏、仏は転じて鬼と化す」



「僕の中の二人の人間が、共に孤独に震えている」



「僕に悪意は無い。ただ行為が人を傷つける。ならば僕は何もできない」



「僕は弱虫だ!でも、皆がそんなに強い訳じゃないだろう!?」



(当時の日記、小説等から抜粋)







常に孤独を感じる僕がいた



常に嘘を吐いている僕がいた



常に笑っている僕がいた



常に人を見下す僕がいた



常に空っぽな僕がいた





この話は、そんな僕の話である




(←前の章へ) (次の章へ→)