2012



2

予感だけじゃない よね



------------------------------------------------


2/28


豚野郎の歌デモの途中


2/25



時々僕は 狂気です

だけど愛してください

ただ愛してください


時々僕は 発情です

だけど愛してください

ただ愛してください


時々僕は 暗闇です

だけど愛してください

ただ愛してください


時々僕は 剥き出しです

だけど愛してください

ただ愛してください


だから愛してください

こっそり愛してください


傷綱




想いを捨てる場所

カサブタを脱いで眠る夢


逃げ込んだ子宮で

見えないへその緒と窒息する

イビツで血まみれな




・言葉に悪酔いした 己が言葉に


2/23

生まれたばかりの朝は すぐに年老いて

生まれたばかりの気持ちも 見殺しにされてしまう運命にある

生まれたばかりのこころが 今 まさに感知した

生まれる前の こころより前の !(ビックリ)を

書き留めたくて この指先は走る

つまずいたら消えるナニカの

微かな余韻だけでもいい

書き留めておきたくて


それままるで

天使に会ったんだと言い張る虚言癖の子供の

白い羽根を一枚だけ欲しがるのと同じ

掴んだと思った手のひらを

まだ小さくて汗ばむほどに力んだ その手のひらを

開く前のオソルオソル


言い訳は用意したさ

子供らしさをまとっただけの魔物がほくそ笑んだ

ないんじゃないんだ

見えないだけだよ

君には


そして

僕にも だけどさ

っと

小さく舌打ち


神様はいるのかなぁ

朝は どこに消えちゃうのかなぁ


生まれたばかりの朝は いま あくびをしている

生まれたばかりのこの鼓動を 生け捕りにしたいんだよ

あのね

生まれたばかりの ボクラという鼓動をさ





2/20





僕がまだ僕だった頃 

僕はまだ僕を知らなかった


君はまだ君のままなのに

君はもう君を忘れてしまったみたいだね


僕がまだ僕だった頃 

僕はまだ僕を知らなかった


そんな書き出しの物語が

僕の中に溢れ出すんだ


落ちもない有り触れた笑い話が

静かに老け込んでいくだけのヤツさ


少し彩りが欲しくて

恋の真似事を書き足してみるけれど


この指先はいつも

同じような間違いを書きなぐる


ヒロインはいつも君に似て

意地悪でイタズラ好き


ひ弱な僕は

わかりきった結末まで

描ききる根性がないんだ


だからさ


僕がまだ僕のうちに 

僕はまた僕を探し出して


君のままの君にだけ

届けたい歌を歌う


聞こえるまで歌う

時間切れまで歌うさ


聞いちゃダメだよ

呪いの歌だもの


 

・僕がまだ僕だった頃 僕はまだ僕を知らなかった

・128√e980


・無名でいるのに 疲れました



2/18



・錆びた魔法


願望はさっき殺したよ

世界は今とても静かだ

僕さえも理解できない暗号を

誰にも聞こえない声で歌ったんだ

ほんとさ


確かに伝わった気がしてたのは

混線した記憶と妄想の落とした

奇妙で綺麗な結晶のせいだろう


何も聞こえないこころに

魔法を掛けようか

もう何も

もうナニもいらないと


錆びた魔法は僕に

またどこかの真夜中辺りで

汚物まみれの優しさや

禁断に濁った純情を落とすだろう


このサミシサという平凡に

特別という色を落としたいなんて

殺したはずの身勝手な願望を

満たすためにさ



・僕のほとんどは発情だ


・夢のほとんどは痛みだ


・時間なんか嫌いだ


・夜の方が優しい



気配が錯綜する

優しくて凶暴な気配が


空虚なこころの抜け殻が

まだ命の余韻を残して

ここにある


微睡みを噛み締めれば

意味は容易く氷解し

瞼を閉じなければ見えぬ光の

見えぬ光の


世界と繋がりたくてこころを泳ぐ

この暗闇の秘密を暴かなければ

暴かなければと


2/13


気配が錯綜する

優しくて凶暴な気配が


空虚なこころの抜け殻が

まだ命の余韻を残して

ここにある


微睡みを噛み締めれば

意味は容易く氷解し

瞼を閉じなければ見えぬ光の


---未完

2/11

静かで優しい絶望が

この夜に降り積る

柔らかくて残酷な欠乏が

この心を浸食していく


肌からしか補給できない愛情のようなものや

想いでしか補充できない体温のようなものが

詩人という寡黙な狂気を目覚めさせ

殺気にまみれた言の葉を

言の葉とやらを

誰彼構わず投げつけたい衝動が

甘くて苦い衝動が

僕を

くちびるを

指先を


ああぁ



静かで優しい絶望を

君の夜に少しだけ

柔らかくて残酷な欠乏も

その心にひとしずく


致命のキスでいい

朝までにたったひとつで

 

スイッチは 

この朝のどこかに隠れている


探そうとした指先が

我知らずこころの粘膜に触れようとした

けど

驚いて手を引っ込めてしまったね


見ちゃったんだ


いや


嘘だけどもね



痛いよ きっと 

でも痛くない

思ってるほど 

もう痛くはないんだ


痛くなんてないんだ


ないんだってばぁ



スイッチは 

この朝のどこかに隠れている


知ってるよね


きっとみんながさ




・スイッチは この朝のどこかに隠れている



2/8


綺麗はいつも 少し悲しくて

サミシサゴッコのの帰り道に

いつも探し続けている口笛が

みんな誰かさんの面影にさ

吸い込まれてしまうんだ

馬鹿みたいだろ


夢とか未来とか

光とか希望とか

そんな浮ついた汚物に濁らない魔法がさ

使えたらって思う

空白ほど卑怯じゃなくて

ため息ほどひ弱じゃなくてさ

 

まるで恋だと意識する前の

胸ぐら辺りにうずくまるあいつ

もやもやした得体の知れない気持ちの塊

心臓の周りをうごめく感情以前

吐き出した瞬間に壊死してしまうような

そんな そんな ね そんなやつを


妖精を生け捕りにできると思う?

僕は言葉で

この言葉で浮かび上がらせたいんだ

歯痒いけれど

少なくとも嘘ではないナニカかを

一つ一つココロに聞く

見ず知らずの魂とでさえ

いや だからこそ

共振し合えると

信じているから


ねえ 感じる?


ねえ いい月だよ



2/6



真夜中にある狂気

平凡ないつもの不眠症

発散した乱数

1/fを踏み外した奈落へと

用意周到なパラシュートを抱きしめて踊る

暗号など含まないノイズの

邪気も精霊もごった煮のパーティーの中で


浮遊し拡散するタナトスは

若さの持つあの青臭さと同じ

才能じゃない

ただの季節なんだと


紫煙の記憶が染み付いたシーツに

唾液に似た夢の途中がへばりついていた


つつつ つーつーつー つつつっ

ツツツ ツーツーツー ツツツッ


子宮と癒着した心象がまだ

発作的に突沸する激情が今


つつつ つーつーつー つつつっ

ツツツ ツーツーツー ツツツッ


つつつ つーつーつー つつつっ

ツツツ ツーツー .. . ..  . 

2/3



・一番最初に感じて欲しい 一番最後を蔑んで欲しいs

・過度の優しさは 物静かなだけの凶器である

・ペコチャンとペチャンコは 少し似ている

静寂だけが音もなく降る夜

犯せもしない罪を懺悔して

綺麗事の羽根をまた手に入れた


毒を垂らした妄想の海を翔ぶ

使い捨てのおとぎ話をひとつ

不慣れな出来心の投げキスが

ダーツのど真ん中を貫くぐらいの

そりゃぁ素敵な確率で

君を羅列してみたんだ

飽きもせずね


えぐるのは 眼球か

それとも心臓か

同じ痛みでバランスしたという記憶も

その後の朦朧も

全部

ZENNBU


僕には月を 空には無常を


悪いけど僕の時計はまた狂いはじめたんだよ

夢にまでみた残酷な未来へとね


君には星を 帰り道の温もりも少しだけ


それは限りなく発情に近い幻想の共有 

共鳴が共振になり 

やがて制御不能の暴走に至るのを

その加速度を畏れる心の言い訳として


  あの頃 


って言葉の汚らしい存在価値がある 


・夢は 免罪符ではない



 前月へ



 



戻る?



お家に帰ろうね