2011年

7月 ゴメン

7/28

・夢にまでみた免許あり生活  それは絞り出したような渇望 結局 一年と四ヶ月の悶絶  オヤジの遺品のミラターボが 馬鹿みたいに速くて bBは廃車にしてしまった 若葉マーク 久しぶりの徘徊  行きたかった場所が何処だったのか 僕は思い出せないでいる   もう随分長い間「君」という言葉に命が吹き込めずにいる サイドブレーキを軽く掛けたまま恋という呪文を唱える 魔法が消えても隣りで笑ってくれる魂よ  ああ 眠くなった

・気配を感じるということは 気配を感じようとした ということだ  捏造の気配でもいい  体温は 僕が植え付けるから

//

・迷うことが目的だった

・夏はどこへいった

7/26

・ヌードな夜 忘れたことさえ忘れて その平凡にみとれていたい  じわりと愛して  後ろ姿を感じてほしい 無口でわがままな僕の 専用のほっぺでいてほしい

7/25

・僕を捜して! 僕を忘れて...

7/24

・呆気なく夢が現実に溶けて 喜び勇む暇もなく日常に紛れ込む  高揚の後の疲弊を 高揚の第二波が飲み込んで 僕は言葉を忘れてしまう 滑走路で迷うだけの日々 飛び立つのはいつになるのか  まだ何か吐き出せる そんな予感だけが 僕を生かし続けている

7/22

免許が戻ったナウ

7/21

・天使は天使を演じない

7/17



 美に触れた指先が痛む
 わかりきった禁断におびえる
 衝動の突沸が言い訳を突き抜けるまで
 僕はまた第三希望の君に吐息を預ける

 研ぎ澄ましたはずの鋭角が
 一度だけの覚悟で狙った
 いや 狙うはずだったホンモノが
 放物線の解を描き出す前に滑稽に色褪せた
 安心したんだよ 実は

 感じたフリでも怪我はする
 無論 笑ったフリでもね

 腐乱を蒸留した一滴の豊潤
 ああ なんという甘美で陳腐な想像だろう
 僕はわくわくしながらひからびていく

 フリーズドライな心象は
 熱く感じやすい体液にしか憑依できない
 凍らせて 窒息させるんだ
 もっと強く 
 もっと静かに

 


起き抜けの朝
顔を洗っただけの世界
起き抜けの朝 
あるいはそんな空気
あくびと夏の前で
僕らはいつも平等だ

贔屓のチームの
ある種奇跡的な勝利を
2ちゃんにたむろする馬鹿どもと
肩を叩き合って喜んだ後のぽっかり

共鳴に酔いたくて震源にしがみつく
爆心の声になれぬぬるま湯は
指先以外もふやけさせてしまう

匿名で剥き出しになる牙など
普段着で隠せる訳もなく
社会性という外皮を
名無しで容易く失ってしまえるこころが
むしろ羨ましくもある

露骨な激昂とか
お値打ちな社交辞令... とか

もう君の名前が痛みではなくなってしまった
そんな心を見つける
見つけてしまったことが軽い痛みになる

そんな
起き抜けの朝

 

7/16



 美に触れた指先が痛む
 わかりきった禁断におびえる
 衝動の突沸が言い訳を突き抜けるまで
 僕はまた第三希望の君に吐息を預ける

 研ぎ澄ましたはずの鋭角が
 一度だけの覚悟で狙った
 いや 狙うはずだったホンモノが
 放物線の解を描き出す前に滑稽に色褪せた
 安心したんだ 実は

 感じたフリでも怪我はする
 無論 笑ったフリでもね

 腐乱を蒸留した一滴の豊潤
 ああ なんという甘美な陳腐

 

・白状いたしましょう 2ちゃん 詩・ポエム板で 「容疑は詩人未遂」の1(秒速5mmの1)をやってますが(以前の「嘘つきは詩人のはじまり」がサバ落ちで飛んだので) 最近からんできてる名無しさんが なかなか手強い っていうか かなりのホンモノ  喜ばしいかぎりでございます  結構貴重です  名乗る人は多いけど 呼びたくなる人はホントに 少ないですから

 さて ポッカリ空いた時間  (たぶん)彼との魂の戦いでも いたしましょうか

・それにつけても夏


それにつけても夏
蝉が鳴きはじめる前の眩しい真空

それにつけても夏
寝坊にも多少の解放

それにつけても夏
睾丸にも野望の気配

欲求と期待とモチベが幾分
焦燥と疲弊と老眼を押さえ込む

優先順位じゃなく衝動で
距離感じゃなく汗ばんだ肌で

さみしさが言い訳になってもかまわない

それにつけても夏

だってナツ 

だって 夏 

だもの

7/15

今夜はキングラットでライブですよ

7/13

・明日は消えない ただ死んでいくだけだ

 

7/10

・サムシィング スペシャル

予感が確信に変わり
畏怖が優越に成り下がる日々
コントロール可能な狂気を
発狂寸前で振り回し
臨界は暴発にむせぶ夢を見る

牧神が酔ったのと同じ午後の微睡みの中で
神秘と日常の境界線の
オブラートのような細胞膜がふいに蕩けた

その刹那に

神によく似た風が
心臓の隅をすり抜ける

僕はまたひとつ 新しくて古い何かに気付き
それが無意識の闇で繋がった僕らの
共有し得る ある種の感覚への覚醒を
こちょこちょと刺激できると直感する

そして夢中で描写する

世界に溶け帰る
ただそれだけの為に


 



 

7/6


夏枕

素敵な夕暮れ時や
夜明け前の神秘や

真夜中の冒険や
真昼の真空や

君を言い訳に踊る
僕の静かな詩情は


あまつさえ
途方に暮れて夏枕
アイシテイルよを過去形にして


ひとりで雲にみとれる滑稽を
見えないロープで引きずってくれよ

残酷じゃないカナシミがにじむ
僕のアンテナが
君の体臭を探し続けている


 

・残酷だよね 半端な やさしさってさ

7/3

・2000年5月に トラの記述があって  夜の散歩道の感慨が ゴンタのあばら屋の背骨だったのだ  正直冬期鬱もどきの時は 散歩もきつかったんだけれども

 前月へ

 

戻る?

お家に帰ろうね