2010年

そして九月が

9/30

・尿道に残った涙を朝に捨てる 濡れないこころに 雨がまとわりついてくる 

9/28


僕の愛した君が愛した街と空気だもの
僕の愛した君が愛したその人だもの
素敵じゃなけりゃおかしい

恋は痛みだよ
あっても
なくてもね

痛まないのは
ミイラみたいな悟りみたいな
ヘンテコなもの
ある訳ないじゃない
命なんだから

夢とか 夢とか 夢とか 夢とか
見るとか 諦めるとか 見るとか 諦めるとか
もう まったく くだらないよ
だって鼓動のことじゃない

生きるってことは死を見つめるってことでさ
そこに美学を持ち込んじゃいけないんじゃないかってね
いや なんか 
心臓のモールス信号を解読してみた
ゆらぎの中の永遠?
いや
ただの
ドクドク

ドキドキっ

 

天使は名乗らないんだよ 

悪魔は名乗るけどね




 夜を濡らす雨 
僕を濡らす君 

物語の始まりと終わりは 
 雨がいい 
こんな痛みのような雨が

  

9/27

・悲劇は孤独とは別の場所に踊る

・裸はときどき厚着だったりする

9/26

・メロディーが二つ  いろいろはしゃぎ過ぎて 乳酸と仲良し あ 寝よ

・ささやく言葉もない  なにか ナニカ たぶんどこかに引っ掛かっていて  糸口さえ掴めれば 流れ出してきそうなんだけど  まるで君の為に言葉を選んでいるようで  愛撫だよな やっぱ

9/25

・爪を立ててあげる そのこころに

9/24

9/23

・昨日の車中の酔っぱらい

まだ 光が肌に食いつく感触が嬉しい
だけど昼過ぎの太陽の
斜に構えたベクトルが
正常な季節の落とし所を示していた

空気はメスみたいに
呆れるような嘘をつく
愚鈍な光にさえ
オスが値しないは
言わぬが華の
公然なる秘め事だ

 


永遠より少し向こう  
夜より深い黒  
クチビルのいらないキス  
肌のない体温 

 
心臓の近くのどこか  
時々空虚が痛んだりする 
その場所のことなんだろう 
僕が羅列する君ってやつの正体は  

好きと嫌いを箇条書きにして 
自分を裸にしたと思い込めるなら 
どんなに楽だろう 

せっかく好きになった雨が 
トタン屋根を叩くその雨音が  
シアワセとは反対側の 
僕の扉をノックし続けている

・キレイという絵の具だけでは 綺麗は描けなかったね 

・美しい夕暮れだけを望むなんて馬鹿げてる 

9/22


この夜のどこかに 
君がいること  
いや 
君がいると思うこと 
それだけで僕は

今夜も
月光浴の散歩道  
季節が消えて 
まるで温度を感じないんだ
  
この肉に流れる求愛をすべて 
発情に置き換えても 
少し残る何かを 

涙のように 
祈りのように   

君がいないのは知っている 

だって君は君って名前じゃないから  
名前を呼ばなけりゃ届かないくらいの想いなら 
いっそ生け贄にしてしまおうか 
残酷な恋の女神に  
僕をそそのかす詩情の悪魔に


この夜のどこかに
確かに僕はいるよ
誰も信じなくても
月が見ている

 

・詩人は消えない ただ眠るだけだ

9/21

・ひとりってのも季節の一種でね (だから?って言わない約束だったろ)

9/19

・さて 今日は忙しいぞい

9/18



夜が乱反射したら
足りないものが何なのか
見えてくるでしょうか

まだ誰も知らないご機嫌な僕を
やっぱり見つけたいのですよ
月光の力を借りてね


+++

・月と二人きり  

夜間飛行の光の点滅が 
微かな音を引きずって 
空を汚している  

堪えるから
ため息なのだろう
我知らず
堪えちまうのさ

何もないのは財産なんじゃないだろうか
チラ見した月のクチビルが
音のない文字をなぞっていた
独り言は聞こえるように吐き出されるもので

歌っているのか泣いているのか
間にはさまった宇宙が
僕らの想いを試すみたいに
意味深な煌めきをまき散らしている

世界に月と二人きり
名月だとおだてられる前の
白い肌に

宇宙に月と二人きり
閉じ込められてもいい
望んでくれるのなら

 

9/17

・月と二人きり  夜間飛行の光の点滅が 微かな音を引きずって 空を汚している  

 

9/16


雨が洗い流した夏の気配
予感から余韻に変わるマジックの
タネを探って微睡みに襲われる

夢だ すべては
追っても捨てても 分け前は半分
月のすべてを見渡そうとして
最大値が50%だと認めようとしないみたいに

発情と詩情のよく似ているのを
言いかけて眠るのは罪深いだろうか

当たらないのを知っていて
だけど宝くじを買うのは愚かだけど
キュート

30枚でも100枚でもない
たった10枚

現実から逃げ出したい感触を
甘い妄想に混ぜ合わせてしまう儀式

9/14



粘性を失った時間が
蒼い空の下で風になびいている
季節は温度じゃないんだなって僕は
新しい確信にココロを奪われた

いやそんなはずはない
狂言 誇張 過剰な装飾
願望 無からの伝聞
嘘によく似ているというウソ
汗が乾く加速度
真昼が一番嘘つきだ
やっぱりね

美しい時間 美しい人々
美しい街並
家族とか 恋人とか 愛人とか
そして
美しい体液は流れる
聞こえているよね
もちろん

粘性を失った時間が
蒼い空の下でたなびいている
力を抜いた眼球でさえ
引力の核心を見つけられずにいるよ

冷たくても温かくても
快感としての肌がそこにさ

ねえ
致命傷で包んでよ
言葉を殺すからさ

 

9/13

・何か書きたいんだが 胃袋の内容物が思考を妨害するんだ 

痛みのまま排泄するってのは
誰にでもできることじゃない
血まみれは伝染しながら
ある種の浄化作用を持つんだよ
いつか自分まで漂白できるかもしれないだろ

選択肢の先には同じ宿命

9/12

・今日に向き合う
 明日の五分前   

何も明日になくても 
やっぱり迎えにいく  
何かの種は 
いつも 
ここにあるから

昨日と抱き合う
今日の三分前

9/11

・命はラブソングだったんだ 

 命がラブソングだったんだ 

・祈るようにこっそり

まだ こんなに暑いけど 
秋は僕に囁く 
秋の言葉で  

美しい収束 
哀しみの柔らかさ  

選び取った今のまっただ中 
僕はもがくように溺れたふりで  
見えないことと見たくないことの分別を 
零してしまったため息と一緒に 
途方に暮れたりしながら眺めた 

捨てるには整理が必要で 
整理には現状認識が不可欠で 
痛みを伴う非生産的な単純作業を 
好んで片付けるヤツなんていない  
ひとつしか 
ひとつづつしか処理できない  
作りたい内圧と 
ぼんやりしたい心象が混ざって  
静かな混沌の向こうに 
微かな焦燥が匂っている 

秋はそんな季節だろうか  
秋もそんな季節だろうか 

君にそんな感触が届く奇跡を 
今夜に囁いた 
祈るようにこっそり

・迷うことは楽しむことなのか 君には  僕には呪縛なのに

9/10

9/9

・秋が降る夜


秋が降る夜
ようやく違和感が消え
足早な河原の夜に
秋が舞い降りてきた

夜の加速度
温度の吸心性
3Dの虫けらの歌
静かな浮遊感

いつもと同じ帰り道が
時間軸から外れて
ひとしきりの思考の翼の自由時間が
流れ出した

あと何度
こんな季節の暗転を見つめるのだろう
今流行りの二次元でさえない
想いの捨て場所
体温なんて忘れた君と

秋に溺れたら
その時はその時
舞い降りたのは
舞い降りたのは
一体

9/8

・シアワセ草


どんな呼び方をしても 
死を待つ時間なのにはかわりはない  
精一杯ってやっぱ擦り切れる  
のんべんだらりんだって重くなる
  
しあわせそうって 
苦い毒草なのかもしれない  
社会的羨望とか 
全然対極 だよね   

長いな 遠過ぎる  
高揚と不安をかき混ぜても 
平凡には辿り着けない  
不自然な混濁が新しい安定を求めて
胸ぐらの中をうごめいている  

敗戦処理でも三振を取りにいく 
そんな美学にしがみつけば 
眠りは少し優しいから

 

9/7

・こころを込めなきゃいけない ココロを込め過ぎちゃいけない

・運命じゃない人を見てぶっ飛んだところです   創作意欲 3%アップ  脚本出演撮影音楽 主題歌だって全部 ひとりで やりたい そんな妄想をひとしきり iPhoneだけでやる  ああ 脚本書こう

・夜の中でしか 季節は見つからないんだ

・言葉じゃない 僕の背中がリリックなんだ

・次に生まれ変わって また見つけ合うまで  そんな雲を掴むような  時間だって距離に置き換えられる  そんな呼吸をお休みした後の未来まで  心の貞操を守れる自信なんてない  特別って 引力ってことだもの 

・あの物語の設定を少しいじったら 脳味噌が喜んだ  魔法使いの弟子はさえないストリートミュージシャン 元魔女の悪魔見習いは指名の取れないデリヘル嬢 う〜ん 素敵!

・君が探るのはいつも心の本能側だね 僕は魂側の心の下の方が疼いてるんだけど いつも言えない  

 


言わないよ 
壊れちゃいそうだからね  
でも 触れさせてね 
その痛みが 君の道標になるから 

優しいから むごいのか 
冷たいから 真実なのか 
僕には未だ わからないけど   

言わないよ 
僕の残酷がそうさせるんだ

 

・なぜ装飾をやめないの? 美しくぼやけるだけなのにさ

・欲しい答えしか拾えないんだよ

9/6


リアリティーだけが持ち合わせている
あの質感としての重さ
精一杯の筆が夢中の情熱だけで突っ走り
誇張を知らない純情しか切り取れない物語は流れ始める
時間を忘れた夜の片隅で
寝不足が致命傷になるお年頃を忘れて
読みふけってしまう引力があって
心地いい涙で命をちょっと洗ってしまった
 
優し過ぎちゃダメなんだよ ホントは 
でも そうしかできないこともある  
人生を棒に振っても 
命は消えちゃくれない  
この魂の落とし所を 
大好きな夜と 
神聖な夜明け前の間に探す 
眠気に伴う朦朧が 
いい感じの妄想を連れて踊り出す頃
僕はいつも夢と抱き合ってしまうんだ

発情と求愛のアンバランスが致命的で
自虐のポエムごっこに逃げ込んだまま
帰り道を見失っちまっただけさ

虫ケラ達の儚い命の中に宿るバランスに嫉妬する
ああ もう
アイシテルが 宇宙語みたいにしか感じられないんだ 

俺の後ろに何かいる と 部屋が女の溜まり場になっている とか読みあさり 

 

9/5

・ストリートに出てます  震えながら ギターをかき鳴らしています  スイッチを入れる為に コンビニでビールを補給して  ウォームアップのグルービーなカッティングでココロに火を付けるんです 中途半端にプレーヤーなところを 駆使しないでいられますか 禁断のアコギスラップだって繰り出します  一音一音が届いていないって感じます  折角なので図太く開き直るまで続けます  前回は ヤルコト だけで満足していましたが 今度は ちゃんと伝えたいんです  今度のiPhoneで録画しました 変なオヤジでした 動画の扱いがイマイチわからないですが そうのうちユウツベかニコニコにでもうpします ユーストリームってのも更にわかりませんが そのうちやらしていただきます  届けます 必ず 待っていてください 君のままで  僕はどう転んでも僕で 死ぬまで やらかしていなけりゃ気が済まないのです きっと

・僕の中から 君と僕らを抹殺したら 僕は生きてはいけない  逃げ場所として そこにいて欲しい  決して 迷惑は掛けない  サヨナラ ボクラ  なんて残酷な響きだろう  サヨナラ ボクラ  悪魔じみた指先が 愛撫されてるみたいだ

・サヨナラ ボクラ

9/3

 

・夜でも見えるもの 夜だから見えるもの

・夜も呼吸している

・生きるってリアリティーだもん

・核心を書かなきゃだめだ 核心を外さなきゃだめだ

・一番の暑さを その瞬間に知るものはない 

9/1

 

・伝えるって力なんだ

・眺めるのにもエネルギーがいる 自分の中を眺めるのにはもっと 

・魔法使い見習いと悪魔修行中の元魔女のお話が脳味噌の中にある 長くなるかも まあ わからん

・諸事情により 夏は無期限延長になりました  夏休みは増えません ってかそいつはココロの問題です  夏休み 言い換えれば 冒険の季節 四六時中 そう 僕の発情と同じ

 

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