2010年

4月 

来年ばかり思っている  今だけ感じる特別を 

不思議な空白とか

色付きの透明とか

 

 

 

 

4/30


これは春じゃない
長い長い秋と
もっと長い冬だ
どんなに言い聞かせても
自転車越しに押し寄せる
この剥き出しの緑の空気よ
眼球に流れる朝のドキュメンタリーには
なぜか僕の声で
とつとつとナレーションが寄り添っている

数日前に 誰か心ない土足が踏み荒らしていった
あのサイクリングロードの脇のジャーマンアマリリスに蕾が

不自然な春でも河川敷は精一杯の黄緑が
名前の知らない花の挨拶も
三日目から投げキッスに感じる不思議があって

流れ去る景色が言葉に翻訳されて
聞こえ そして 忘れ去られる
忘却の過程が また描写されていく
書き留めたい衝動と
消え去るという美学が
絡み合う絶世の朝


橋の上の殺伐とした喧噪と交差しながら
本当に必要な化石燃料の数倍を無意識に浪費する
人間というシステムの
どうしょうもない不完全が迫ってくる

効率的命
損益分岐点のココロ
人類というこの不自然が
根拠の希薄な偽善エコで
また汚い金儲けを企んでいるとか
そこは笑うところだろう
ホントは

不条理を大上段に構え断罪する思考の影の
隠し事に気付きながらも
楽しまないと決めた春にも
密やかにほころぶそれを
僕は許して
脂肪を少し燃焼させていた

4/29

・エーテルの出口  (モーテルの入り口じゃない)

抱え込んだ魂の振動
こんこんと溢れ続けるその暗闇に
エーテルは窒息している
声も出さずに
光も知らない体液のように
命の気配だけを宿したドロドロのまま

邪悪も神聖も
欲も純情も
みんなみんな
流れ出したい衝動を
ただ噛み殺している

命の作法を
正しいココロとやらを
震えながらカンニングして
答案用紙には99.9%同じDNAが並んでいる

崇拝すれば敗北から逃げられるさ
神話にしてしまえばね
でも知ってるかい?
名前を冠した瞬間に
神は空虚な入れ物に成り下がるんだ

破裂か圧死か
いずれにしても命である限り
祈りか狂気か
永遠の眠りしかないのさ
産声のように最期を飛ばないか


雨 時々 春

雨 時々 雨

天気予報はキミ
夕焼け小焼けの僕

甘美 時々 風
脱力 のち 忘却

心象前線が通過する午後の

詩情予想は凪ぎ
永遠の静寂がいい

あめ ところによって はる

はる どきどき確率 37%

4/28

・雨 時々 春

4/27

・salyu先生関連でリリィ・シュシュのすべてってのを買って見たのさ 予想はしていたけど 沢山残るんだよね  僕は悲しい未来にも 少し違った物語を描きたいんだなって   物語になりそこねて 詩のような断片ばかり羅列してしまうけどさ




なんでも言ってねって
どういう意味さ

なんでも言ってねと 
いわれてさ 
リップサービスさと笑いながら
言えないことばかりが浮かび上がるんだ  

眠る前の甘い胸元とか 
朝という 目覚めという孤独に 
重ねたい寝息のハーモニーとか  

静寂の共有  
午前二時の抱擁 
発情のシンクロ
体臭の混濁

沢山の欲しいものが溢れたんだ
言えないけどね
隠し事は少し湿っていてさ
それでもいいけど
カビないようにって

風を当ててあげた方がいいね
長持ちさせたいんだよ
永遠みたいに

ねえ
ただ
そこにいてよ

 

・魔法



魔法を捨てながら
ボクラは時を刻んでいた
妖精だったことを
老人は忘れてしまうんだよ

少女も 少年も
女も 男さえも
魂のまとったある種の魔法だったんだね

それじゃぁあまりに悲し過ぎるよね
最期があまりに無惨になっちまうよ
詩人って魔法なら世界にかけられるかもしれないと
僕は少しあがいてみるのさ

恋じゃなくても
雨じゃなくても
春じゃなくても
月じゃなくても

この感覚を 
キミの感傷へと接続する
そんな呪文を
僕は時々手に入れるんだ
時々だけどね


信じなくていいよ
感じるはずだからさ


・終わってから 恋だったと気付くような  楽しいが ダイスキのの前で口ごもる ボクラの無邪気  意識したら汚れる?  それでも気になるキミの視線が 誰かの姿を無心に追いかけていて  うつむいた視線が運命線を彷徨っていた  気が付けば 雨を好きになっていた  

・自らを信じてあげられなくて どうするよ

4/26


魔法を捨てながら
シワを刻んでいる
妖精だったことを
老人は忘れてしまうんだ

それじゃぁあまりに悲し過ぎるから
詩人って魔法を世界にかけようとね
少しあがいてみる

恋じゃなくても

 


嘘で固めたよ
何もかも すべて
春はかすんで
山の端が
ほろ酔いのようだ

ひ弱な高揚をなだめたら
ため息みたいな
薄味の落胆が目覚めた
きみの根本はどこだい?なんて
力ない声が響いたんだ

自分も上手に感じられない僕が
世界の隅々を感じ切れる訳がないよね
噛み締めるって
結構骨が折れるし

ピピってするように
こね回さないんだ
決断って根拠なんて必要としないもんさ

・さよならをひとつ だいすきをひとつ  口ごもる重さを こころの天秤に掛けて   眺める自由しか そこには眺める自由しか

4/25

・何かが入っていた  出てくる時って 何かが入っているんだ  だからたぐり出せば流れはじめる  今夜だってそうだった  だけど 血液が胃に集中してしまうと もう朦朧しか残らない 

4/23

・指先で こころを愛撫できるとはおもわない

・こころを脱ぐってのも 特技に入りますか? (バナナはおやつに入りますか?)

・思いっきり



思いっきり想いなよ
思いっきり感じなよ
思いっきり溢れなよ
思いっきりのキミでいいよ

思いっきり投げるんだ
思いっきり力一杯
後先なんて考えちゃダメさ
思いっきりが汚れちゃうもの

思いっきりのダメの後で
思いっきり洗い流せばいいさ
思いっきりが世界に響いて
時々ボクラはシンクロしてきたじゃない?


思いっきり想いなよ
思いっきり感じなよ
思いっきり溢れなよ
思いっきりのキミがいいよ

 

4/22

前略 キミヘ

お元気ですか?
雨ですね
こんな日は無性に手紙が書きたくなるのだけど
なぜか僕は
まだ誰なのか知らないキミへ
言葉を紡いでいます
手紙は出せませんね
住所も名前も
存在か否かも
知らないのですから

ただキミ宛に書きたいと
そんな欲求がね
きっとわかりたくもない何かの代用品として
無意識と超自我の痛み分けた折衷案として...

自前の闇の深読みは もっと元気な時にしましょうかね


キミはもしかしたら夜なのか
言葉というインクを吸い取る便箋なのか
僕にはわかりません

でも
雨がくれた柔らかなアンニュイが
少し痛くて気持ちいいですね
始まることのない物語が
見つめ合う永遠を信じますか?

僕のささやきは雨の中を泳いで
凍えて溺れて消えていくんです
これまでも これからも
取り留めもない感傷を鼻歌のように歌って
独りで相づちを打ったりしながらね

僕の難解な言葉を
或いは わかりやすい隠蔽を
感じて 静かに頷いてくれる魂をね
探していました
恥じらいながらもね

悲しいとか 寂しいとかとは
少し違うような気がします
でも上手く言えなくて
歯痒くて
イタ気持ちいいですね

え? 気持ち悪いですか?
変態なのかなぁ

やっぱり黙っていましょうかね


雨ですね

伝えたいことがなんなのか じゃなくて
伝えたい人は誰なのか なんですよね

そうでしょ

ねぇ



また書きますね

この前のは
届いていますか

キミが誰かに伝えたがったナニカが

僕の送った手紙 なんですよ




4/21

・それでも消えないナニカがあって それでも伝えたいナニカが残っている

・永遠は恋の中でしか生きられないのさ

4/20

・気になっていたsalyu選手と 思い出したジャニス・イアン選手 アマゾンから届いて数日 やっと聞いた  日常に少し余裕  もう絶望に溺れたりしない  未来には老化以外に確実に光があるってこと  車の免許にあこがれていた高校生の頃の甘酸っぱさで 海までのドライブを夢見る アノコロみたいに助手席のキミを想像する恥じらいを なぞれたらいいね  ってことは 今年は受験には追われずに純情なニキビ顔の季節をなぞれるって訳か  すれ違う通学中の女子高生とかを クラスメイトに置き換えての青春ごっこも 脳味噌の中だけなら許されるだろう  今なら少しは上手に話せるだろうか  掟破りだけどギターとかの腕前(いくらなんでも高校生よりは引けるぜ)も封印しないで 進みつつある老眼だけはひた隠しにして  羞恥心さえ超越すれば 殺し文句は詩人の十八番  妄想も暴走中 

・ホントを隠すなら嘘の中 僕を隠すなら僕の中 

+++

・自己紹介に 核心が混じることはない

・僕以上なんて存在しない  もちろん 僕以下もね

・甘くても毒だよ これは

4/18

・僕が 季節に呪いをかけた 春も夏もなくていいと 微かに でも本気で願ってしまった 春が熟さないのは 僕のせいかもしれないと  僕は呪いだったのだろうか きみにとっても  季節よ 流れなさい 美しい流転でありなさい せめて せめて

・今 ポトリと 未来の源流 (思い付いた直後にこける)

・残りは341日らしい  もうあんま 気にならなくなってきた

・実は 数日前の明け方の夢に 君が出てきて  取りあえずの精神的昇華作業が終わった模様です  なんかキュンとするよな内容じゃなくて ニコニコしながら近況を聞いてきて 僕は 大丈夫 死なないから とか 答えていた   自己分析出来過ぎて嫌になるな ああ 眠い

4/16

4/14

・夜に話しかけても  キミは答えないよね   僕を感じるかい? 僕はまだここにいる  ようやくわかりはじめた 命の振動の意味を 書き写せるかもしれないと この黒いキャンバスに筆を走らせている  愛撫に似ていても仕方ないよ そんな微かなタッチが僕のリアリズムなんだから   徘徊した深夜の街には トキメキも嗚咽も何もなかった それは自転車と車のスピードの違いじゃなく この街に 言い換えれば僕の中に 何も なにも ないってことで  なぜ 明日が怖いんだろうと 渾身でありたいこころの 投げ場が見えない   嫌なのは 命か 自分か 世界か 全てか    これからの余生の その深まっていく諸行無常も 淡々と虚空に歌えるさ 誰かの波動を 感じていらせさえすればね

4/13

・エレアコベース用に買ったソフトケースに アコギを忍ばせて チャリンコで 夜に漕ぎ出したい衝動が 睾丸の奥の方から湧き上がってくる  千の言葉で愛を乞うより かすれた声の即興の方が 僕を描写するような気がして仕方がない さて  ソフトケースはどこにしまったんだっけな

・天使は残酷な夢に溺れていた  狡猾に自分を売り込みのし上がる そんな部類の人間が 詩人を内包させ続けるなど ほとんど奇跡みたいなもんだ 

4/12

・ストイックに魂を研ぎ澄まして  壊れるぐらい 自滅するぐらい  そうしたら愛されるかもしれないと どこか胸の奥の方から   さみしさでしか分り合えないなんて それこそさみし過ぎるよ 

・雨を楽しめた  この前買った 自転車のハンドルに傘を固定する金具が かなりの効果を  不思議な高揚だった 僕は口笛やら鼻歌やらで ひとりぼっちの大騒ぎさ  まるで既存の価値観から脱落した自由人のように 雨の夜の帰り道の車窓を 気の毒そうに覗き込んでやったみたいに  だけどどうしょうもない欠落が この胸の中の底なしの暗闇が  ねえ 僕はまた 長い永い手紙を 書き続けるはめになった  読まれることはない キミ宛の手紙さ  最初の一行でサヨナラを 最後の一行でダイスキを  その間に 女々しい泣き言も愚痴も 体液も泪も 全部隠さずに流し込んで  垂れ流して 垂れ流して 命を見送っていく   こころごと抱き合えたら もう生まれてこれなくてもいいかな  詩人より 女の方が嘘つきだよ ねえ そうだろ?

4/10

イーグルスのデスペラード (ならず者)が頭の中を流れている フリーダム? ハートのクィーン 孤独によく似た自由とやらを踊ってくるよ

---

 研がなくても アンテナを張らなくとも この閉じられた内的世界に 他人事の声は響いている  憎んでも抱きしめても  詩人は殺せないものだと  前世の因果さとか鼻で笑って春を見上げる  ため息さえ 陶酔の一部だった   恋なんて 都市伝説だよって おどけてみせる  誰に ピエロを演じてみせたいのか  少なくとも もう君じゃないことは 嘘つきな僕の 小さな真実で  そんな些細は サヨナラの代用品になるだろうか

4/7

・ホントに求めたら キミは壊れちゃうだろ?

・2ちゃんが規制で あそこで反撃できないので...

上等な恥辱には
それなりの敬意をもって対峙しよう

名乗ったから詩人って訳じゃない

純粋を気取れもしない陳腐な幼稚が
書き逃げの痛みを背負えるとは思わない



落書きは せめて血で書け 便所虫

4/5

・封印していたiPhone音楽垂れ流し走行を 昨日の帰り道で試した 危険だった ずっとペダルを漕いでいたくなった iPhoneのスピーカーの絶妙なひ弱感が その愛撫が届きそうで届かない 昇天することのない快感のまま  脳内麻薬 密売します

・なんだろう この違和感は  書き始めると過剰に流れ出すこの感覚は  指先とキーボードを介して 感触を この古くさい電脳に流し込んでいる感じ  書かない時は ほとんど思っていない あるいは 潜在領域に潜んでいるものたちが 一気に 羅列されていく とうとうと流るる 大河の混濁のように 

 さて 

・思考のある領域だけの自由は 自分以外に縛らせない 例えば今日の雨を楽しもうと 僕は素敵な傘を探し続けている

・スローモーションな未来が
今という特異点で破裂して
猛スピードで過去に疾走していく
その感覚がいとおしくてさ

・自虐M性なのか 自己帰着S性なのか ようやく慣れてきた太ももの筋肉に 少し過剰な負荷をかけたい感覚が疼いている トライアスロン? いやいや ひ弱な心肺機能もろとも 健康になってしまうのは この罰の欠点だろう

・残り353日 それでも約1/30を過ごした  なんだか電動アシスト自転車が欲しくなってきて 車絶対主義的感覚が薄まっていくのを感じている 重くて沢山の荷物がある時以外   そう 例えば 生涯視力を失うとか そんなレベルじゃなし この一年を それなりに楽しめばいいのだろう 夏とか 冬とか 雨とか 君とか  それどころじゃないので キミも君も ほとんど思考上に浮かんでこない 素敵なことじゃないか 

・僕はこころの表層に
ポカリと浮かんだ透明な泡を
ただココロの透明なキャンバスの上に描いている
数秒の放心で忘れ去られるブクブクは
消えることを望んでいるんだ
ホントはね

・薄味の春 楽しもうなんて これっぽっちも思っちゃいない 薄味の 水墨の春  それでも それでも 睾丸の奥から 見捨てられた躍動が 弱々しく振動してしまうのを 僕は殺してあげさえしないのさ  薄味の春 だよね

4/1

・それどころじゃないんだが 4/10にライブ 甲府 カズー あ"〜

・東京なら 何の問題もない んだよなぁ

・サイクリングロードを駆け抜ける日々 いや 帰り道は車より速かったりする 片道約8キロ 朝は35分 帰りは30分

普通のこころになる
過敏を装飾したり
増幅したり
それはやはり少し不自然だから

さっき感じたナニカを
忘れても痛まないような

・あっという間の一年にする為に アッとの素を捜索中 もう1/52は経過したのだが

・罰金70万円 免許取り消し(1年) ホントのことは今日話そう もう ある意味元気 というか 平気 うん

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