2010年

月さ 満月なんていらないだろ?

2/28

・だめ 言葉神がお休み

・神様は残忍で 彼のサッカー人生を奪い去ったのだろうか 骨肉腫で会見した彼のニュースが じんわりと重く心に充満していた 真正面に受け止めるのは重たいから 無意識に目をそらして でも 何かの拍子に浮かび上がってきては 切なさを思考停止で中和したりしていた  ふっと 違った側面が浮かび上がる もし彼がメディカルチェックを受けるような立場にいなかったら 命さえ危うかったかもしれないと なんてこった なんてこった  宿命としてのガンがそこにあったとして 苦渋の選択を神もしていたのだろうか 

・凝集し損ねた詩情未満 拡散してモヤのように カスミのように 胸ぐら辺りを息苦しくさせている 

・明日までの数センチ 絵の具としては出来損ないの僕の言葉があって モノクロで描く季節には 季語としての色が足りない

・魔性も眠れば 神聖に生まれ変わる

2/27



夜月春妄
人は恋

問うは戯れ
肌は野暮

すべては痛み
我独り

夜月春妄
人に恋

・春自体が 軽い熱病ですから

・いい小説は詩情を内包していて 素敵な詩もまた物語を暗喩している 誰かの魂に吸収され再構築されれば それは感触であり体験であるのだ 

^^^

・受容体トクベツ

ギザギザな凹凸の
ある独特な類型があって
アレルゲンに反応する
抗体の過敏反応のように

無意識から溢れ出すある種の感傷の

受容体トクベツ

微熱と朦朧と涙と
過剰な特別の噛み合ってしまう
ほぼ完治不能な

受容体トクベツ

恋なら殺せるのに

愛なら葬れるのに

発症したが最後
生涯を官能し続けるという

受容体トクベツ

狂おしい魂の
受容体トクベツ

・ノーコントロール! 言語中枢!

・キレイ過ぎるモノにも 汚れ過ぎたモノにも 真実を感じないのは 悪い癖だろうか

・月は迷い 星は導き 背反二律の真ん中で 夜は呼吸している


夜を探すのにも言い訳が必要なんだ

月とか
キミの薫りとか
予感とか

雨とか
アノコロとか
ほろ酔いとか

・伝えようとすると 詩情なんだ


切り取ったものに 
すでに詩情はなく  
残り香を心に浮かべて 
感傷を共有しているだけなのだろう

いや
共有さえ 
甘い錯覚なのかもしれない

 

・コロイドの見た夢


目覚めてすぐの純情が 
インスタントコーヒーで
少し濁ってしまった朝 

僕はあわててこころを探した
  
詩人なんて信用しちゃいけない
背中を隠すから 
不用心な横顔で 
人を惑わすからさ  

この褐色に濁った液体が
透明を取り戻すまでの刹那に
僕らは人生を浪費してしまうのだろう

明日から振り向いたら
僕はボクを許すだろうか
冷めた泥水に白濁とままよを隠して
飲み干してしまう

今日も

命も



微睡む前の沈殿のクチビルが
サイレントでサミシイをなぞってしまうのは
もう血のような透明だよと
抱きしめてくれるだろう?

ところでキミはだれ?
夜? 
眠り? 
終末?
それとも...

目覚める前から混濁さ
大丈夫
安心しなよ

 

^^^

・一行の後の守られぬ沈黙

真夜中はもう 僕らを繋がない





それでも春で
命は残酷な夢を見る
泣いてるような笑顔で

真夜中はもう 僕らを繋がない
なのに
僕らはまだ 真夜中を探している
僕らはまた 真夜中に溺れている

2/26

・真夜中はもう 僕らを繋がない



しあわせは才能だろうか

感じるのは罪なのだろうか

聞こえるのは病なのだろうか

でも夜は罰じゃないよ 

・みんな光ればいいんだ

・老いらくの純情

・詩情を探したりしたらお終いだ

・ウッドベースが鳴ってる気がするんです いい感じです ビオリンとかウッドとか魂柱を持つ木の楽器は かなり鳴りが変化しますね このオリエンテは買った時は4弦の鳴りがイマイチだったんですが 今はいいバランス いいえ あんまり練習らしい練習はしていません でもね スタンドに立ててるのと 部屋のほぼ中央を占拠しているので 毎日少しは触ります っていうか それは発情とか スキンシップにも似ていて おはようとか おやすみに近いものですね  ボロンボロンって触れると なにか説得力のようなものがあるので 思わずブルースジャズもどきのラインが指先から踊り出します もちろん グルービーとは別の次元の人間っぽいモタリ加減で それが僕っぽさといえるのかどうか プレーヤーになり切れない僕の 限界への言い訳でしょうか イメージが表現出来れば まあいいっていうね その向こうにも沢山の冒険はあるのでしょうけど 僕には残り時間が溢れる程ある訳でもなし  作曲もどきや執筆もどきへの欲望も尽きることはなさそうですし  ああ ビオリンも抱いてあげなくてはね こっちもいい音で鳴らすポイントが ほんのちょっとわかりかけて来た感じですが ああ 人生がもう100年くらい待ってってくれれば 一人オーケストラでも多重録音でやってやるのになんて  ああ 春なんですね そんなこと思うのもね

2/26

・真夜中だって魔法の一部だろう?

・出されない恋文は 遺言って呼ばれる 呼吸しない僕は 言葉にしがみつかないだろう 全部いらない 

2/25


背中合わせも抱擁なのかな 
すると満員電車は発情だらけでさ 
雄弁な背中が求愛に震えていたりするのかな 

僕は詩集を背中に広げて 
誰かは履歴書を  
あ あの走り書きはシナリオになりそうだし 
水彩の筆が踊り出してる人もいて

背中合わせはいいよね
最初から少しさみしいから
あとは温かくなるだけだし

言葉がいらないんだ
ねえ 知ってた?
嘘のほとんどは言葉に紛れ込んでるんだって
背中合わせの世論調査で判ったんだってさ
猫背新聞に載ってたから確かさ

背中合わせも抱擁なのかな 
すると僕らはさみしい求愛ってことじゃないか
背中合わせが抱擁なのかな

・春ってただのソワソワだ

・感動だけが僕らを踊らす

・きっと 僕らが 夢になる (何かのコピーみたいだが...、なんなんだ!?)

2/23

・僕らはただ呼び合っていた そしてただ呼び合っていく

・いつか届くよ だってこれは必然なのだから

・平日の昼間って ある意味 真夜中に似ている

・キミだけしか感じない言葉を探している

・死の反対に生はない 
だって冬の隣りは春じゃないか

・新しい特別を探すチマナコと キミの中に探す特別に似て非なるものの やじろべえは永遠を待たない 命が燃え尽きるまでには


肩から首筋にかけた痛みが
うつむいて歩く男の姿を
実感として僕に教えていた
だけど
この背中のブルースは僕だけに寡黙なんだ

いつもね 

陶酔が悪臭を放っているか否か
哀愁が熟し切っちまう
その前に


キミの背中のリリックに
口笛が寄り添いたくなるのは
なぜだろう?

ねえ

隠した素直は
隠し過ぎたから
背中ににじんじまうんだ
だから愛しいのさ
だからね

自己愛が僕らのブルースを溶かして
背中から逃げようと 
明日に
前のめりな明日に逃げ込もうとしている

愛なんて問わなくていい
抱きしめてしまえれば

 

2/22

・優しさは隠蔽された致命だ

・そっか 詩人って性欲なんだ いや性欲が詩人なのかもしれん

・傷になればいい 傷になってしまえば

・僕の背中のブルースは僕だけに寡黙になる 君の背中のリリックに口笛で寄り添いたくなるのは 

・明日を知らないから生きていける

・光はリアリストだ

2/21

全部見せるか 

一切隠し通すか  

半端なリアリティーほど
無惨なものはない


どうしようもない詩情でい続けること

くちびるを見失ったキスが
逃げ場を言葉にと流れ

君とは呼べないキミへの
生涯をかけたラブソングは
回り続ける

親愛なんて綺麗ごとさ

純情だけど欲望
劣情だけど透明

最上級はもう誰にもあげないんだ
さっき決めたのさ

たったひとつだったんだ
そんな
そんな
僕の命の 

光の 証明

・雄はコメディ

^^^

・男ってコンフュージョン

・非通知の三秒 声は届いたのかな

・女ってノンフィクション

2/20

・蒸留された一滴の たった一滴の純情であれ   命懸けで捨てろよ 言葉を

・頭痛薬はいつも半分(って題名!)

冷たくてどす黒いサミシサという大地に
先に辿り着いた僕は淡々と耕している
何ができるということもない大地さ
でも耕したいんだ
キミがここに立つまでに
少しだけヤワラカサってやつが根付くように
サミシサって案外悪くないって
最初の一歩が感じるように

薄暗い大地さ
それにまだ誰も見かけないんだ
みんなここに戻ってくるはずなのにね
希望なんて枯れちまう
明日なんて芽を出さない
そんな大地だけども

居心地のいい静寂に
できるかもしれない
できるかもしれないとね

・ハイライトに戻るよ 余命半年とか言われたら

・青春って 呪いだろ?

・少年って 熱病の一種さ

わかることの半分以上は
それでも出来ないことなんだ

・愛の前で  恐れるな 愚かを

^^^

・予感だけが恋の純度だった

2/19

・少女って魔法の名前さ

 

・眠りは平等な盲目だ

2/18

・最後で最期の雪

この雪が最後なのか言い切るのは難しい
そして
この雪が最期なのかと感じるのは

・推定一筆書き

 
胸いっぱい 
いろんなものがね 
無理すれば言葉にできるよ 
無理すればね  

でも胸いっぱい 
色のない何かが  
形も色もないモノを 
どんな風に描いたらいいんだろう  

また夜が来て 
月も垣間見えて 
いろいろ 
イロイロ  

無理しない命でいいよね 
透明は透明なんだよね 

胸いっぱいなんだよ
なんだか

2/17

・真夜中に一滴 何をって もちろん僕さ  ミュートを外したスネアの 意外といい響きの残り方が 嬉しいこの頃 最近 僕の家の隣りの工場が解体されるらしくて たまに重機が五月蝿く騒ぎ出すのだが そんな時は お部屋ドラムのミュートと手加減を外して 少しだけ冒険をする 手や足が いや体全体がグルーブを歌い出さないもどかしさが やはりあって  全てを自前で調達してやろう計画を心細くさせてしまう 歌い出さないのは心の方で 太陽の光を忘れてしまいそうな日々が続いているから 春を疑いたくなってしまうんだ   沢山の抑圧が もうじき いや 少しだけしか なんだろうけど   ため息のように死の朝を望んでしまう僕がいて それを口走ることでふたり占めの秘事に昇格させてしまおうとか  愛情を望まない命は 明日さえ望まないのだろう  喋り言葉に混じる天使 詩と日常の混濁 詩情を抱きしめて生きる痛々しさ  捨てたはずの誰かの 口笛に似た ため息に似た 想いみたいなモノタチを 吸い寄せて言葉に翻訳して 空に帰す日々に   不幸でも痛みでも才能でさえないのだろう いたこの口寄せみたいなものなのだろうから

2/16

・ピンクのネクタイに 心の曇天を隠した朝

・イチゴオレのほのかな甘みは
そう  その懐かしさは
母乳のそれだったんだ

ところで母乳は甘かったのだろうか
記憶には  その痕跡さえ残っちゃいないのに
確信に近いものがある
あのママの味ってコピーのあめ玉のせいだろうか

もう少し欲しかった
いつも足りなかった
そんな感触が
胸の中で寝返りを打った

キスしてよ
そこからでいいから


・孤独を見つめてごらん 僕らが浮かび上がるから

2/15

・あれほどの乾きも 何度もこみ上げてくるような焼けるような乾きも 今は昔  僕の魔法を中和して 眠らせる力を キミだけが持っているという どうしょうもない事実の前にいる  もうじき いや もしかしたらの未来に見える その横顔の 生々しく体温も体臭も毛穴さえ持ち合わせた その横顔の 愛しさが見せる愛しさが どんな風に 怠惰に 露骨で下品な雌に落ちぶれるのか それとも何処かでバランスするのか 底辺に置いた引力を隠して  どうしてもどうしても見えてしまう 明後日の記憶がある  見えることは恐怖さ 見えないことより  取り越し苦労の皮算用には  いつも詩情というほろ酔いにも似た境地に逃げ込む 僕の ひ弱な僕の 最も打算的な孤独が含まれている  

2/14

しあわせは少し退屈だよね

さっき拾った面白い模様の小石が
ありふれた言葉を組み合わせただけの神秘だったのだけど
ポッケにもこころにも
どこにも見当たらなくてさ


そんな
そんな喪失を積み重ねて
大切の捕まえ方を覚えるのなら
放し飼いの輝きの
口笛のウインクの
誰にもできない綱渡りをさ

懐かしくて新しい
次の鼻唄にできるだろうか


シンプルのバランスした
奇跡みたいなナニカ

2/13


書き留め切れない
流れるように
脳裏に振ってくる
光のような
透明のような

すでに完成したまま
掬い取るだけで
美しい涙として
輝き始めるもの

書き留め切れない
いつもあまりにも突然で

流れた
流れ去ったのだと
微かな痕跡を指でなぞって
無様なニセモノにしがみつく

思い出せるのは
感触だけで
似たような言葉を並べても
あの奇跡の再構築には
いつも素直が足りないんだ

2/11



春を含んだ雨
キミを孕んだボク

加速度が抵抗とバランスする
自由落下の綱渡りで
見つめあえるさ
刹那だから感じるものがあるんだ

春を含んだ雨
ボクを孕んだキミ

まるで破滅を願うように
とろける前の雪を願う
クチビルに留まって
キスと呼ばれるのは哀しみだろうか

・自由って 孤独の別名だよ



^^^

・ささやかなけりゃ伝わらないんですか?  いや ささやいても伝わらないんですね  だから僕らはいつも黙り込んでしまうんですよね  信じるって言葉 大好きなんでしょ? ねえ  僕は少しだけ好きですけど

2/10

・ないことを楽しもう

2/9


気持ちのいい衝動を 
こころいっぱいに吸い込んで  
堪え切れずに漏らしてしまった

ため息なのか
吐息だったのか
その違いを探してみるのさ
たわいもなくね
 
吐息の方が少しだけチャーミングかな
艶も微かに
とか


探さなくなった時
君はウゴメキ出すんだろう?
忘れるってさ
少しため息に似てないかい?

いいよ
答えなくてさ


気持ちのいい衝動を 
こころいっぱいに吸い込んで  
堪え切れずに漏らしてしまった

見つからないように
夜に隠したから
見つけても
知らんぷりの風でいてくれるだろ?

 

・カユいのに届かないんじゃない 届かないからカユいんだ!

・咲かない草

 意識的窒息による死を もう何度試したかわからない 今朝も儚い夢は僕に手を貸さなかった

 身体中が いつも鈍く痛い  動かないのだから 動かせないのだから仕方ないのだが いつも鈍く痛いのだ  見舞いにくる声が たまに「しあわせそうに眠ってるね」とかささやくと 怒りを通り越して 可笑しくなってくる 生きていると最低限定義された肉体に縛り付けられた意識のしあわせと残酷 人間とは 結局何も見えずに笑っている生き物なのだと

 僕に接触する歩き回る草達は 僕の脳味噌も 言い換えれば意識の部分も すでに草のように変化してしまっていると信じて疑わないようだ  僕でさえ この思考とやらを転がしている部分が 脳味噌なのか 意識なのか はたまた あの謎めいて忌まわしい魂とかという部分なのか 全く見当がつかない  それ自体は もう僕にとって さして重要な問題でもないのだが
 この鈍痛さえ静まれば このいわば肉体という羊水に捕われた状態も悪くはない 人間には驚異的適応力があるってことだ さて 僕が人間なのか草なのか 非常に微妙な問題ではあるところだが

 指一本 瞼のひとつも動かせない そんな僕に 自発的呼吸の意識的停止とその出来得る限りの継続など 出来るはずはない 百も承知で 僕は真の自由へのジャンプを試みているのだ この期に及んでやっと気が付いた沢山の感慨が 命を 魂を解放し得るに値するのではないかと 多少の高揚も手伝って 悲壮ではない 何かにチャレンジしているという状態を自分に伝えることで 自己というモノの最後の尊厳を満足させようとしているのかもしれない


 彼らもまた草なのだと思う 僕の周りの歩き回る彼らも 僕もかつては歩き回り 自由は手の中にあると 思い込んでいた 人間という社会的生き物は 社会を失っては生きていけないひ弱な生き物には 自由など 実はほとんどないのだ  手錠とか 電源コードが見えないだけで  例えば突発的衝動が 彼や彼女らに 街の真ん中で踊り狂え 歌い叫べと命じたところで    ふっと 気ままに行方不明に そう 気が済むまで  それに伴う社会的リスクを飛び越えられる可能性は残っているさ 確かに  残っているという気休めは 残酷に僕らに迫ってきて 内的世界に妄想として解き放たれる野獣は 飼い殺されるのを待っているだけだ  そう まさに今の僕と同じじゃないか 




 交信を試みている 神への? いや 不幸で愛すべき魂への 生という呪縛に気付きもしていない魂への交信を 前に読んだことがあるんだ 2ちゃんに霊魂がカキコしたってスレ 題名は忘れたな 幽霊だけど何か質問ある?みたいなやつ 節穴さんを何度しても 存在しないIPからのカキコで面白かった まだどこかのまとめサイトにのこってるんだろうけどさ そんな風にこの魂から直に もしキミが読んだと感じているのなら交信は成功だ でも それははじまりでしかない 隠蔽されたままの問題が キミの前に無惨に明示されただけだもの 革命とか騒ぐなよ馬鹿らしい そんなものは新しいだけの拘束なんだから 

 まだ歩き回っていた草の頃の記憶がない 愛していたのか 愛されていたのか 自由を求めたのか 自由に溺れていたのか  もし今 そのチャンスがもう一度訪れたら?  もちろん キミと同じになるだろう 外的世界はね  キミはかわらないだろ? でも振動ぐらいしたかな

 さてまた 呼吸じゃなくて 意識を浮遊させる方法を試してみるか 踏みつぶしてもキリがない程の時間が 僕とベッドを共にしているんだもの さて 集中した方がいいのか 拡散した方がいいのか 

 あ じゃあ  また いつか









2/8

・書きかけなんて 全部放置 


普段着のDNAの 
偏愛した  

まるで煮詰まった現代音楽の 
突き当たった 

難解なフリの空虚  
シュールが超越と逃避を掻きむしる

普段着のDNAの 
偏愛した  


温かい孤独
冷たい抱擁

どっち付かずのぬるま湯に
ふやけたこころが

温かい孤独
冷たい抱擁

カラフルなモノクロに
もうじき暗転する

温かい悲壮
冷たい微睡み

三分待ってない
ハリボテのヒーローに

温かい孤独
冷たい抱擁

理路整然とした
支離滅裂みたいだろ

2/7

・想いで 包み込むということ 包まれるということ  あったっけ さあ  しあわせによく似ていたっけ

・ラブソングなんて歌わない

求愛の作法を知っていたんだ
なぜ歌いたいのか
やっとわかったんだよ
歌は求愛なんだ

ラブレターはね
書くことより
出しちゃう方が
重要!

書くだけだったら
wsでfrtghyじゅいこいlp;!

だから恥ずかしくても
歌わなきゃダメなんだ
だって僕は
年中無休で貧愛症

足りないんだよ
いつも全然

「ラブソングなんて歌わない」っていう
ベタベタなラブソングなんて作ってさ
変装して歌うんだよ


そんなことより
この詩をアップする方が
恥ずかしいかもしれない

ホント
キツい
ワーイ!



言葉はもう 
捨てないのですか 
 
そう 少し 
うん 少しだけね 
さみしいんですよ
やっぱり

ねえ  

ことばはもう 
すてないのですか

2/6

・崩れ落ちる場所 

どんなに強気でも 
いや 
強気だからこそ  
触れた途端に 
崩壊する
そんな場所があるんだろうな 
ってさ 
自分のその場所を 
腫れ物に触るように探りながら 
うん 
類推するんだ  
痛い場所なはずのその場所は 
触れた途端に 
僕とキミを 
特別なナニカに変えてしまう 
何度かあるよ 
無意識に辿り着いてしまうんだ
  
いや 
そういう体質なんだろう  
僕のそのボタンは 
探してもっらえる気配もない 
もう 
ヒントとか出し尽くしたよ 
いいよ 
時間切れだから

・ゴメン 大好きで さ

・伝えるべきナニカ 感じるべきナニカ

・空と宇宙の間 
夜と僕らの境界線 

人工衛星と夜間飛行の飛行機に汚されて 
かえって大切なモノが浮かび上がる
  
逃げ出したい 
この街からも 
僕からも 

そしてそれが叶わぬことも
知っている 
自分への自然な愛  
あの欠落と
アノコロの正体と 

彷徨いを楽しめない 
だって 
望みは抱擁の日常なのだもの   

空と宇宙の間 
夜と僕らの境界線 


その完成が 
その研ぎ澄まされた完結が 
美しい死の透明 
みたいだね 

冬の最期を看取ってあげようよ

^^^


近似値で僕を描く
永遠っていう時間単位を費やせば
描き切れるんだ
神様が言ってたもの

同じ時間でさ
僕らなら
愛情のイデアを
完成させられるんだって
僕らならね

ふう〜っ


ノイズが混じった
僕がぼやけちまう

 

・キミの前で歌い出したい衝動を解放する強さだ 僕に必要なのは 

・ 
感じたいと願わなければ
 
捧げられる訳がない
 

・バニラセンチメンタル

キミに触れられないなら 
この命に価値があるだろうか 
一体 

時限爆弾を胸ぐらに忍ばせて生きるような  
爆発限界を時間に邪魔されて 
濃縮された野性が 
骨抜きにされていくみたいに 

キミに触れられないなら 
この命に価値があるだろうか

バニラセンチメンタル

皮肉も毒も涙も衝動も
がちゃがちゃにかき混ぜて
投げつけてしまいたい

そんな
バニラセンチメンタルを
一粒

 

2/5

・あの子の涙を 真夜中の夢に見た  あの地獄を繰り返す苦々しさがこみ上げてきて 眠ったまま目覚める  瞼は閉じたまま反射的にフロイト的夢判断を  そう 泣いていたのは僕で 今の屈折率の全てが その中に投影されていた 反証可能性を持たない古典心理学に正義はない 感じたい解釈を選択して 僕は途方に暮れたがっている  単純で素直で小さな衝動 キミを感じたい 明日を待ち切れずに キミを感じたい

2/4

・月明けだ 東の山の端 探し物の月が 山の向こうで 夜空を仄かに照らしていた 月明け? 夜明けじゃないし 呼び名がない 夜中に昇りはじめる月ののぞきバナ 月明け 辞書には載ってなかった いいよ 発明してやった 今から使えばいいんだ みんな 月明けって言うんだ

・妄想アダージョ(全く唐突に なにか使えそう 題名とか ナニカ)

・恍惚

たとえ言葉にできなくても
詩情はうごめいている

欠落という名の君にささやきたくて
いろんな曲線の艶めいた様を
思い出しては
光にとろけてみるんだ

横顔を覗き込む小さな自由が
甘くて痛いよ

下品ギリギリの豊満でいいじゃない
違いはおへその奥にあるんだから
上品ギリギリの堕落でもいいじゃない


これはスケッチで
文字で描いた近似値で
だけどふわっと目の前に広がった心象を
もやもやと割り切れない流体を
書き取っている時の僕は

恍惚なんだよな

・(ええ これも 意味が わからない のです)

まるで偽りの悲しみの
その舌の根の乾くまで

いっそ戯れの秘め事の
その温もりの後ろ姿を

春の前のさざ波が
マリッジブルーのごと

光に比例するのは
衝動だろうか
光に比例するのは
衝動だけだろうか

2/3

・夜は海 僕は一行のラブソングを瓶に詰めて 今夜も暗黒に流してみる  声が届く奇跡より それが自分宛のだと気付く奇跡を祈りたい 空っぽの瓶には キュンってやつを閉じ込めて流して欲しい 共有できたら素敵じゃないか

・生きることは 単に目的ではないはずだ

・魔法使い

時々 ホントに時々
魔法が混ざる
どうすれば魔法になるか
知らない
教えて欲しいくらいだ

修行とか修練とかじゃない
ナニカを集中して
何かを脱力して
なにかを祈るような
再現性のない奇妙な偶発

歩くように書き続ければ
また出会えるだろうという
過信はある

魔法は魔法だから
奇跡も起こせるけど
突き刺さる恐怖も
いや
突き刺してしまう可能性としての
危うさを孕み
三割のリスクに
責任放棄のまま飛び込まなければ
び込まなければ...

暗闇に透明
一面のガラスか氷か
それとも空気か
確かめもせず
ビードロの玉を力任せに

恐怖 疲弊 恍惚 逃避

魔法使い?
うん
悪趣味だよ

 

・必要とかじゃない

必然だからよ

・恵方巻きとか 風習ないし でももしやと 西南西を向く 願い事? アイシテルに決まってるだろ それ以外何があるってんだ!

・春は光だ

2/2

・(意味に落とせなかった...無念)


世間知らずの
親知らず

詠み人知らずの
我知らず

知らず知らずの
恥知らず

身の程知らずに
つゆ知らず


天井知らずの
裁きは御白州

怖いも知らぬが
仏の喉元

2/1

・思い付いたメロディーの どこかで聞いたことがあるかもしれない感が 少し怖い

・気配が胸ぐら辺りに蠢いているのに 吐き出せない感じが 少々 う〜んと うん 便秘感

言葉をなくせた時
しあわせは完結するんだと思う

 前月へ

 

戻る?

お家に帰ろうね