2010年

11月

 

11/28

・お疲れさまです あまりいい写真がないです ブレブレ済まぬ

11/27

・君を秘密に隠そうか  それとも秘密に君ってささやこうか  命が僕に送るモールス信号を 解読出来ないまま その痛みを楽しむ 伝染する 遠隔操作のサミシサ 死の瞬間まで描き切る 壮大な願望が 重くて仕方がない 


微睡みが罪のように思えて 
朝を泳げない 
寝返りを打っても 
腐敗は腹部に重く 
生体ノイズのようやく静まりかけた薄明にしか 
股間の意思を感知できぬ日々が流れていく 

汚れ切った肉に住み着いた純情の分離手術は 
均等な死滅を残すだけだ 
汚れた方がキレイってこと 
少なくとも君の綺麗事よりはね 

漂流した原罪をカワヤに流そう 
朝ももう 汚れてしまったみたいだしね

・恋よりももっと原始的な 

11/25

 

 

・愛したいという願望が それでも僕を生かそうとしている

+++

・身体中を感度にするんだ  即席なんて有り得ない 四六時中詩人をけしかけて 正常を保てとは お気楽な要求だこと  いつも 綱渡りで生きているんだ  サーカスには 道化師が いや 全て重いだけさ

 

・沢山 言葉を見殺しにした  
脳裏を時々流れ落ちる 
真珠の雫のような詩情を  
書き留められない純情が 
儚さだけに宿る透明を汚すほど 
生々しさ持てなかった  

なくていいと思った  
僕も 世界も 

いろんなもの 
秋から冬にかけて 
僕を憂鬱にするいろんなものが 
実は大好きな虚無だとか 
神聖な哀愁だとか 
そんなものを含んでいるのを 
面白く見つめている

サミシサと見つめ合い 
絶望と腰を振る 

晩年は 神の描いた残酷の具象だ

いつか 冬の夜明け前  
飛び方を思い出して 
朝を探しに泳いでいけるだろうか

メロディーも言葉も

何も残さないで

透明に戻る

ほら 君ってコトバ繰り返して
 
君を痛がらせることも

もうしないで

11/23

・朝は潤んでしまい 僕は想いをティッシュにからめて ため息みたいにトイレに流した  本当の静寂みたいに 朝は潤んでしまった

11/20


ひ弱な空の蒼 
冬の入り口 
抱き合っても消えない孤独を 
それでも温めようと  
そんな引力に素直な人々の  

帰り道 
詠み人知らず 
こころを捨てる 
コンビニのゴミ箱  
温かい冷たさはいつも 
売り切れで  
意味を怖がる 
君が言葉を恥辱していた  

今も美しい昔の仲間入りができるだろうか  
夕暮れの終わりと夜の切り取り線の隙間に  
君が隠れている気がして  

僕は 
透明を抱き寄せていた

・朝は 首をすくめた 

・発情を恋と書いても 恋を発情で描いても 埋まらないんだ たぶん それが君

・しあわせは少しカナシイのかもしれない 

11/18

・アイシテルの鮮度 サヨナラの純度 

・しあわせは ここにあったと 朝の風呂

11/16

 

 


自由ってチケットさ
孤独を探す旅へのね

とてもとても遠い場所に
深くて
でも柔らかいホンモノが
ある ラ シ イ 
 んだけど

ジョバンニなみの自由を
僕らはまだ
手にしちゃいないみたいで


とてもとても素敵な場所さ
命の意味だって
問うことの重さもないくらいに
なんというか
そう
メ イ ハ ク

そんなね

自由ってチケットさ
孤独を探す旅へのね

 

・もっと言えば 詩人とはある種の病 なのです

・優しさは好きさ ヤサシサゴッコが嫌いなだけ  希望は好きさ キボウモドキがイヤなだけ  へそ曲がりなんて大嫌い 天の邪鬼っぽいの 嫌いじゃないけどさ

+++

・春に君を置いた 恋の寸前でいい そうしなけりゃ 世界が寂し過ぎるからね

・木の葉も死に化粧

・甘美は 腐敗の後ろ姿さ

・朝は ひとつの 純情だ

11/15

・毎年のことだけど 取り立てて理由もなくエネルギー低下  隠れ鬱  すべてが気怠い感じ  元気だけどあんまり VFK J1復帰にも うれしいが なにかこう 命の起爆剤ってのにはならない

11/14

・根拠のない未来 理由のない今 薄いピンクの 例えばそんな 例えばそんな

11/12

・時間貸しの頬 触れてもいい時限爆弾 命懸けの恋歌も タイマーを止める力を持たない 月にむせて涙ぐむ夜 

・人生のある季節に 封印し損なった  生涯詩人であるって 拷問みたいなものだね  サミシサを 哀しみを召喚して 言葉に封じ込めようと呪文を唱える儀式さ 即興の鮮度って ジューシーなココロの断面なんだもの 

・2004.4月 きれいな僕がいた 恋だったんだね 想って 届けようとしてた  

11/9


一番きれいな夜明け寸前を描きたくて 
一番残酷な黒が欲しくて仕方ない
悪趣味だけど素直な引力なんだ
 
手に入れた黒の鮮度で 
一度だけ 
世界を切り裂いて 
そして 
跡形もなく消える  

だって 
命の方が上手だからね

薄命な黒の輝きでしか描けない
命の微睡み
気付きへの決壊
明日への暴発を含んだ
光への予感
そして
絶筆の解放

ああ
なんて素敵な夢想

いつかの夜の
死に絶える

その

刹那に


 

11/8

・世界はアイシテルで出来ていた 架空に命を吹き込む魔法の鍵は 君に渡してある 僕の九割はアイシテルだった

11/7


1mmの月
0.0mmの肌
独り占めできないのなら
もう欲しくないと
劣化したプライドが
突沸した

誰も見つけない
今夜の肌を
一番最初に汚す
そんな視線でありたいと

1mmの月
0.0mmの肌
恋を孕んだのは
僕の方だったのか

産み方も流し方も知らずに
肥大していく濁った妄想を

破水する夢
彷徨いながら
腐敗していく胎盤を
また夜に隠すのだろう

下品な満月より
ひ弱な光の弓の
微かに湿った

 


もっと静かに 
もっと優しく 
耳元でラブソングを歌うから 
とろけるような耳たぶで 
僕の吐息をすくい取って欲しい 

溢れ出した投げキスの残骸が 
排水溝で加速して 
すべて 君に集約するだろう 
必然の紅の引力のイタズラで

瞼 心臓 子宮  
君を狂わせる全ての震源に 
僕はなりたくて 
グルーブが魂から湧き上がる  

演技じゃないステップ 
我知らず絡めた指  
恋を知らずに 
愛に触れられるだろうか  

生まれる前の月の 
一番強い黒の輝く 
この夜に浮かべた  
時雨のような声
  
亜空間を聞く 
まるでこの耳の特別 
ねえ


・言葉であっても 魔法にはなれない 混ぜ方 書きたてほやほやの見分け方  永遠にわかんないんだろうね  さて 今まで詩集ってものは想定していなかったんだが  少しだけ 検討してみます  っていうか自選って微妙 第三者の目って 必要なのかなって思う それは甘えなんだろうか  管理とか 整理とか 退屈じゃん  書き散らかす方が楽だものね

・47です はい

11/6

木漏れ日
日だまり
秋はサナトリウム

最期の微睡みの向こうの
昏睡より深いしあわせ

呼吸が重くて
思わずサボってしまって
少し痺れて
ふわりと浮かんだ気がした

肉体が重力より強く
縛り付けていた魂の
何度目かに感じる自由との抱擁

車椅子と見つめる午後の浸食
イメージとして脳裏にこびり付いた
色褪せた写像の記憶

残酷なゼロを裏返しても
優しいだけのゼロ


・高揚とは少し違う解放がここにある  演奏は そう 久しぶりに 機材トラブルもあり ほぼ人生最悪 ここまでくれば 笑うしかないくらいに  一曲だけ歌ったけれど 桜座はモニターがよく聞こえて 歌が気持ちよかった 普段の練習の時より 歌だけは気持ちよかった  ほかのバンドが結構素敵で 否定はしたけれど やはりそれは高揚で 幸せだったんだろう やっぱりね

11月6日(土)やまなし県民文化祭第2回ロックフェスティバル

OPEN: 13:30/START: 14:00

場所:桜座(甲府市中央1-1-7)

14:00〜14:30 deLmo cLass
14:40〜14:55 OH!-By-To-Lee!!
15:05〜15:35 大菩薩
15:45〜16:15 Stevens Jealousy
16:25〜16:55 Wild Wives'
17:05〜17:35 Sheep Controller
17:45〜18:15 Bトラクターズ

入場無料ですよ。
ご家族ご親戚ご近所ご友人ご○人お誘い合わせの上
ご来場くださいね。
お待ち申し上げております。

11/5

11/4


ブスだね


ココロがさ

 

 

11/3


この夜に漕ぎ出そう
スケッチブックは記憶喪失で溢れかえるさ
きっと

肉体からはみ出したのは
気配だろうか
引力だろうか

何も見えなくていいよ
ミエナイが見えれば上出来さ

キコエナイが沢山聞こえて
カンジナイが心を濡らす頃には
大地の独り言が世界を満たすかもしれない
想像してごらんよ
とってもキュートじゃないか

だからさ
この夜に漕ぎ出そうよ
心からは
結局 逃げられそうもないんだからさ

 

 


書き逃げ犯は現場に戻り
名無しの文責は心とIPアドレスに刻まれ続ける
逆上はすぐに糞尿まみれの天井に張り付くけれど
正論同士の飛ばした唾は
モザイク模様の世界を模すだけで
血の流れない解法を求めるロジックは
デッドエンドの手前で
無限ループの思考停止に逃げ込むだけだ

言い切れば嘘
口ごもれば卑怯
消せない恐怖と
消さない強がりの
描き出した僕らという混沌

箱庭に見えた苦痛は
命の至近距離にあり
時代遅れの精神科学の
被験者と鏡像は
自らを占う易者の滑稽をなぞってしまう

痛みも高揚も
相殺すれば限りなくゼロに近い微かに
揺れるだけなものを


言葉に依存し 人に依存し
アイシテルに依存し 抱擁に依存する僕らの

この場所に偶然辿り着いた訳でもあるまい
魂はきっと同じ場所でつまずき
脊髄反射だけが前世と繋がっていたのだろう

11/2


ようやく見えた秋のキレイ
スポーツ公園に集う
毒を抜いた季節のミニチュアが染まっている

踏みにじられた雑草の枕元の
空蝉は静かな土に帰れただろうか

碧さを思い出した空の
それでも淡く白を含んでしまう

そんな

そんな


美しい終末ばかり夢見る

命は惨劇なのか


トイレに見つけた ポツリ ということ

ほかに気配もないとき人は
存在してもいい という感触を
必死で思い出そうと
アノコロという架空に逃げ込んだりする

見えることが伝わることじゃなくて
暑いのか寒いのか
痛いのか痒いのか
そんな至近距離を
共振出来ないもどかしさが
言葉なんて魔物を孕ませたんだろう

ミトコンドリアイブの末裔が
遺伝子に染み付いた
サミシイを叫び続ける朝

綺麗なだけの嘘に体温を宿らせたいと
残酷な絵の具を欲しがる指先が
少しかじかんでいる

 

11/1

 

・夜は詩人より嘘が少ない

もっといろんなカラフルで
君の黒を描きたいんだけど
こんな透明の真似事は
僕にはまだ無理みたいさ

一人称単数に
もう迷うことはない僕がいて
遠い街の灯や
人工衛星の濁った点滅や
体液とか求愛とか
いろんな空耳が聞こえていて
静寂が楽しくて仕方ない

聞こえもしないサイレンが
ブルーノートをくすぐるような
終わらないブルースを
僕はまた夜に返す

カナシイやアイシテルを
羅列した流行歌が
言葉を偽物にしてしまう前に
ひとりの詩人を殺そう
詩人がまた 
生まれ直すことを祈りながら

・僕は新しい詩集を作ろうと思った

ノイズにまみれたコントロール不能な詩集を

風に 空に 月に 夜に
まるで発情のような詩情に
その挑発に
僕は返詩し連歌し続けてきた

爪を立てたのは
もちろん粘膜だ

迫真に持ち込まない限り
一体 共犯者は血を流してくれるだろうか

リハーサルなどない
ここが舞台だ
今の全てが本番だ

パンツを脱げ
恥部を晒せ
見苦しく叫べ
惨たらしい涙を流せ

その全てが
名無しの詩集の一部なのだから

 

・望んだのは 何も求めぬ心  

 拾ったのは すべて欲しがる指先

・孤独すら愛せないのか お前は

 

 前月へ

 

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