2011年

8月

4/14

・自分でキュンとしないなら 
君をキュンって出来る訳ない

書きながら洗い
洗いながら少し汚す
そんな日々に

1/不思議
1/僕ら

分母を抽象化してみたら
意味から解放された感覚だけが残った

(僕ら/僕)×未知X=僕ら
 君+僕=夜
 僕-月=君
 涙-嘘=歌

なんか新しい感じが
うん 雨の夜だからね
・どんなに正しい魂も 日々夜に迷い込む どんなに邪悪な精神も 日々朝に洗われる 美しいか否かなんて問いただすことに意味はない 生とはただ 真摯に生であるだけなのだ
・1/fのゆらぎ の「f」を考えてみた 最初に 1/不思議 うん なんかヨサゲ 次に 1/ふしだら まあ! 1/不安神経症 おや 1/富士山 なんだ! 1/fは結構遊べるじょ!
・全てである必要もない

4/13

・最初に爆発があって そして余韻は永遠になった そう 過去形にしてしまえば 永遠も名前を失ってしまうんだね そして すべてをなくした暗闇が夜と名乗る頃 また世界のどこかで 終わることを恐れない振動が目覚はじめる 引き金の在り処を求める指先が 動き出すまで瞬きのスローモーションに 無数の導火線にささやき続ける 静かでも狂おしい魂で 僕はありたい
・恋は刹那の脈動さ
一秒毎に堕落する危険を孕んでいるんだから
剥製にした切なさに見とれてみたって
イデアに祭り上げてしまえば
体温さえ忘れてしまうんだ

・改善から革命は生まれない
・5時55分の風
5時55分の解放は
でも気怠い今日を含んでしまうね
グレースケールに世界が染まっていく
こんな薄汚れた時間はさ

喧噪にまみれながら
でも静寂の足音が聞こえてしまうのは
きっと 生という致命の病の
稀ではない病状のひとつだろうか
どこかで聞いた気がするよ
きっとそうさと
僕は信じたフリをしてみるんだ

自分勝手にシンクロした
ただそれだけの感傷を
車窓をくぐり抜けた風が
馬鹿だねと笑っていたんだだってさ

せめて 君を濡らす
一陣の風でありたい
むしろ こころも濡らす
無意味な透明でありたい



静寂のささやきが聞こえたんだよ
聞こえただけなんだからね

4/12

・美学は逃げ場だ
・諦めないと 実はこっそりあきらめてしまっていることと  あきらめたよって 実は秘かに諦められないことと  残りのふたつよりも圧倒的に構成比は高いんだろうなってね 
・叶わぬ夢を持つ人はしあわせである
生涯夢を失うことがないのだから
・伝えてごらんよ
自分にも伝わるから
・近づき過ぎず 遠過ぎず 想い過ぎず 軽過ぎず 優し過ぎず 冷た過ぎない  多過ぎず 少な過ぎで 謎過ぎず 意味過ぎない 愛過ぎず 愛に過ぎず 出逢い過ぎず 出会い頭で  弱過ぎる電波を 感じ過ぎるアンテナで  ノイズのような 柔さ加減で  痛がる肌の 信号待ちで 隣り合わせた奇跡を微笑む これはただの言葉に過ぎず  君色で感じてくれればいい
4/11

・むしろ すべてを含んだ透明を一滴
18禁せんちめんたる(蛍の一種らしい
淫靡に隠した求愛も
劣情を隠した指先も
夜の前に等しく
薄明の前に虚しい

キスだけが嘘をつかない
いや、そのキスこそが...

飢えたこころが
肌を欲しがる
粘膜を潤ませて
肌を欲しがる

夜は見逃してくれるだろうか
18金せんちめんたる
18禁センチメンタル
純度を薄めたら
罪は許されるだろうか
(うふぉっ!
- - - 
エデンは遥か遠く
花もまた散り時を知っている

隠した求愛をひとつ
満面な春に返したら
咲き方も少しは
思い出せるかもしれないね
・君の作った隙間は
君でしか埋められないのさ
・所詮スケッチブックへの走り書きさ 
ためらうこと自体が 
自意識をカジョウ書きさせちまう 
未完成のまま放置すれば 
眠ったままの君の想像力を 
揺り起こす微かな可能性が残るからね 
  
可能性の大部分は 
可能性のまま終わるんだよ 
でもそれを受け入れた時 
静かなしあわせが約束されているのさ 
  
省略は 隙間を埋め 
文字だけは 声を捏造する 
声だけなら姿になり 
モノクロは原色の夢を見る 
映像の後に体温を求め 
温もりはまた 
省略の間のココロとかに帰着するのさ 
  
絶望に辿り着けば 
もう絶望じゃなくなるんだ 
絶望を畏れるこころこそが 
恐怖を増大させるんだ 
さて 自由だから不安なんだ 
不安だから自由だ!
  
不安バンザイ!
・死によって得られるものは 意外に少ない 
ぽっかりと春に浮かびたい
こんなうららかな
怠惰のように優しい
春の陽だまりに君と

密やかで猟奇的な夢の
自己分析を棚に上げて

二度寝より卑怯な
真昼前のお散歩と洒落込もうか
10m毎に見つけた刹那達と
言葉より野暮の少ない挨拶を交わしながら
・ときどき シンクロしちゃう 不安定って 結構パワフルなんだぜ まだ もう 金輪際 いろんな魂が飛び交っている 春だからね
・少し眠ったら 愛をひとさじ  血が流れただけじゃ 傷だとは言えないさ 宿せぬ想いを下血してきたんだね 沢山 タクサン
・透明と 透けて見えることの  うん 存在としての 無   夢    霧 
・雑草も野性の側面さ 
・潔白を混ぜても 透明は生まれない

4/10


まだ見ぬ誰かの面影を捏造して 
またこの夜の深度に
想いをはべらそう 
風に散るのも花の意地だと 
春の孤独を反芻するのもまたいい 

楽しんでも痛み 
はにかんでも愚かしいだけなら 
夜に狂うことを恥じたって
意味はないよね  

身動きできない僕だから 
ブレない視線が見つけてしまうことがあるんだ 
心ならずもね  

探り合う舌先で 
シャッターチャンスを飲み込む頻度を確かめたよ 
何度も言いそびれたアイシテルが 
ためらった唾液に 
そんなにも滲んでしまうんだよ
もしかしたら
僕の醸し出す味覚だったのかもしれないけど  

隠しながら知ろうとするのは 
礼儀に背くことになるだろ? 
見せびらかした不自然を 
僕が脱げるようになるまで
見せられるギリギリでいてくれればいい 
  
記憶に少し細工したら 
もう僕らは春に飲み込まれてしまっているのさ
取り返しはつかないんだってば
 

・恋は記憶の中にしか
 しあわせを刻まない

4/9
・妖艶は容易く

妖艶を容易く振り回しては
君はやっぱり傷を負う

使い慣れない仮面の下の
能面に似たスッピンが
下手な不感症ゴッコを
続けようともがいている

欲望を無闇に振り回して
僕もやっぱり怪我をする

無難にやり過ごせば
またいつものため息に
辿り着けるさ

大丈夫 こころにはキスはしないよ

・口唇愛期の渇望が 青春に影を落として 血まみれの臆病が 不完全治癒して年老いていく 引きずった足よりも 傷跡よりも 隠しながら生きる様こそが 醜さの根源なのだろう 
・和式トイレじゃ 詩作ができない!

真夜中と春と月

役者が揃った午前二時の微かな秒針
無垢な狂気が芽吹きはじめるのに
野暮な太陽は邪魔でしかないんだね

不埒な夜と聖者の朝の間に
僕らはいつも
ふしぎな物語ばかりを探してしまうけれど
見つかる訳はないのさ
そこにはいないのだから

ありえない君を想って
おとぎ話の体温に頬ずりしながら

ピアニシモで忍び寄る朝が
陳腐な笑い話に変えてしまう前に

嫌悪と純白
作為と空白
気配と純潔
遺恨と潔癖

投げやりな深層が
やはり導いてしまうのは
不発のまま眠り続ける
1mgぐらい残った
あの真実の脈動だろうか
4/8

・結局 どちらに転んでもしあわせなはずが 違っていたということで  ない場所で探しまわるフリをして 自分をなぐさめていただけだったのか 春だね 世界が愛しいよ
4/7

・君の今夜に 僕はまだ間に合うだろうか

売り切れてしまった誰かの温もり 
失うだけの空虚に
寂しさと安堵が交差する春の宵ではある 

本当は四六時中発情していて 
そのタガを外さないだけの僕らは 
非常口の前に積み上げられた 
沢山の肩書きの前で
呆然と立ち尽くしてしまうんだよね

指ひとつ触れないことが正義だと 
誰かが 
確かに誰かが教えてくれたんだ 
でもその誰かって 
一体誰だったんだろう  

問い詰める春に 
夜は窒息したフリをしている 
いつだってね
・消えない痛みであること
永遠に消えない痛みであること

そんな風にしか愛を感じられないんだ

まだ僕はね

・優しい絶望は しあわせによく似ている
^^^
・忘れられないことは 忘れなくてもいいことなんだ ホントはね
4/6



十日過ぎの月は見つめていてくれる 
僕を 
僕らに染めながら 

罪深くても迷子でも 
誰の暗闇でも
祈りのように 
愛のように 
優しい嘘のように
 

役立たずのか弱い光として 
何も与えず 
何も奪わず
何も囁かず

ただ見つめていてくれる
意味など求めず
ただ
・影は殺せないよ
・月に映したのは 隠した願望かな 素直よりもっと遠くの アンタッチャブル 
・禁断でいてください
 欲しがってみせますから

・美しいことは それだけで罪深い妖艶の一要素です

・しあわせは 時々痛みさ
 生きることが 時々 疼きであるみたいにね

 ・ハッピーエンドの後の
 退屈なホームドラマを
 飽きもせず見つめ続けるような

・降り積もった光に
 埋もれながら春

・愛しているの囁き方を
 僕は忘れてしまった
・うなずいてあげる ただ君を感じてうなずいてあげる それ以上はいらないよね だから うん

4/5


・安っぽい求愛の後 僕らは曖昧を含んだまま 言葉をなくした  どこまでが真実なのか 知りたがるのも 畏れるのも 自分なんだと微笑んで 微睡みに遊ぼうか  君がくれたしあわせが時限爆弾に変わるのは いつも こんな夜だった
∧^^^
・君という詩集の 最後を汚す 優しい棘でありたい
4/X
4/3

・優しいだけじゃ 感じない癖に
・肌も 少しこころです
・夜は暗転に過ぎない
^^^
・隠せば 直りは遅くなる
^^^
・こころだけだって 不自然さは同じさ からだだけとね
4/2

・暴走なさいな 苦しかったんでしょ?
・言葉に詰まったら 詰まったままでいいんだよ
 
振り向くなと人は言うけれど
前向きが 前向きだけが正義だと世間は言うけれど
「人」も「世間」も自分が捏造した虚空なのだと

正しいことばかり選べない
あの日の迷子はまだ君の中に眠っていて
泣きべそな夢にうなされているだけさ

弱くていいよ
醜くてもいいんだ

ゼロから生まれ ゼロに死する魂が
平均値ゼロの魂が
輝こうともがくから
美しいんじゃないのかい?



寝る前に歯は磨くこと!

以上っ

柔らかな午後の
しあわせな微睡みの境界線で
淡い水色と
たおやかな光が
憂鬱を飲み込んでしまって
どうしようもなく春が充満している

眠りに落ちるまさにその瞬間を
リアルタイムには描写し得ないように...(ここで寝ちゃった
4/1


・濁りの中でしか 純粋は生きられない
・「ホントだよ」 と 「ウソだよ」 は どっちも嘘なんだよね 混じったらウソなの   うふっ
・みんな嘘にされたんじゃ 詩人はお手上げだ 
今夜も沢山夜をスケッチしたんだ
雲に迷い込む五日過ぎの月の妖艶とか
山々の間の扇状地に
水の流れみたいに煌めいている
ささやくような家々の灯りとか

十二時までにつく嘘を見つけられずに
思いの外に澄んだ空気と
静かなこころ重ねてみる

落ちもない問わず語りは
どんな夜にも溢れているのさ
耳をすませば
みんな聞こえるはずなんだ
 

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