2011年

8月



4/30

今夜に残った
たった一滴分のエナジーを
僕は迷わず空に放つ
誰かに
まだ知らぬ誰かに
届くかもしれないなんて
お気楽な夢想をしながらね

光ってごらんよ
一度だけでいいから
輝き続けなくてもいいんだ

光り方は忘れないみたいだからさ
・生きるとは 酩酊なのかもしれない
4/29

・何も出来ないのは 何もしないからだ 何も出来ないのは なんでもしたがるからだ
・花は美学に酔うのかい?
・絶望は君を殺さない
4/28



・キュンっとする瞬間は 少なくともシアワセなんだろうね


ひとつに冷静
暴発し続けるニューロンを
クールダウンするんだ
深呼吸 
そして
無への瞑想

絶望と高揚のジェットコースターは
身体にもこころにも
優しくはないということ

安定しないと見えないこともある
安住は堕落とは限らないんだ

言葉は君を救わない
でも僕は言葉でしか救えない

だから呟くんだ

頑張れ
がんばるな
ガンバレ

でも がんばるなっ


負けたっていいじゃない
惨めならダメなのかい?

選ばれし者だけが辿り着ける救いなら
僕は神秘を愛さないよ
残りの僕らが笑えないなら
未来なんて言葉は
なんて空虚なんだろう


深呼吸 
そして
無への瞑想

自分への深読みは
少し封印しなきゃだめだよ


・想いが濁れば言葉も濁る
^^^
・洗っても洗っても 最初の白には戻れない それはわかっている でも 洗って洗って 普段着の汗を吸い取るくらいの 洗いざらしのくすみくらいにはなりたい なくしても探されないけど あれば 少ししあわせって程度のね  その瞬間の 誰にも見せたくない涙の 証拠隠滅の 共犯者に 僕はなりたいんだ

4/27

・宿したのは僕の半分だよ 身籠ったのは君の半分さ
・よく出来た詭弁は真実に似ている 甘みが強いけどね
・そこに無条件の抱擁があれば 命は色付く ほんの少しだけは
・ジム・ホール

彼のギターが急に
脳味噌の中で聞こえてきた
もう とうの昔に悟り切った地平を
まだ磨き続けているような
彼のギターが

ストイックに自分を追い詰めるような
力んだ不自然さは微塵もない
羅列されただけの音列は存在しない
ただあるべくしてある
そんな音色がじわりと
ただじわりと

ホントは
素晴らしいものは沢山あって
感じようともがくアンテナに付けた
懇願のように野蛮なブースターが
ゴーストを生み出し
こころを盲目にするのだと

野暮な言葉を捨てて
呟くだけの柔らかな魂なのか

ただギターが聞こえた
今も聞こえている

行間さえ省いて
妄想に火を付けさせる
受け取ったハートの数だけ
物語を僕は隠したんだ
描写でさえない断片は
フリーズドライのままさ
どうか君の体液で
命を吹き込んで欲しい

一行に真意はいらない

それはすべての集約なのだから
・寒さは 春の中の寒さは 少しさみしさに似ている
^^^
・灰皿に君を隠した朝

4/26

・不本意ながら 年中無休で 無所属新 (散歩道で拾った 
・名無しの電波 キャッチせり
・予言書通りに
なるようにしかならない明日に 
1gだけ悪あがきする 

イメージを持ち 
こつこつと 
諦めないで 
とか 

わかるけど
どうしても出来ないから 
今がある 
みんなが強い訳じゃない

冗談じゃないって 
知らんぷりを
まだ蹴り上げて 
内緒に 
秘密に 
こっそりと
1mmだけ 

生まれ方が悪かったのか
こんなにもかへそ曲がりに
固まっちまった
それでも 
悔しくてね
しゃくに触るのさ
だから 

うん  

誇大妄想と
矮小自己評価の
両極の間に 
ニュートラルな
ぽつねんとして  
闇の中の邪悪を召喚して
たった一粒の綺麗な黒が手に入れば
デスマスクに笑みを浮かべられる 

違った道筋でもいつか出会える 
貰い物じゃない最期のことばで
自分の中で生まれた最後の声で 
世界にトドメを刺してみせるさ

予言書通りにね



4/25
・落ちるように眠る新月の夜

・迷うから恋
・憎しみを憎むということも憎しみの一部なのだよ
・祈りを発明したい 短くてすべてであるような

世界は君を殺さない 
ただ見つめるだけだ 

世界は君を救わない 
それでも見つめ続ける  

もう世界を背負い込まないでもいい 

闇は僕が引き受けるから 

4/24



帰り道に染み付いた君との遠い記憶  
遠回りしても噛み締めたくて 
夜が生まれ落ちる国道を流れた
 
歳を重ねても幼稚に退行するこころの一部が 
リアリストを浸食しながら 
孤独を寂しさにすり替えてしまうのか 

陳腐な文字の集合体が
刺激しようと企むのは
無惨なまま壊死した思春期の残骸
甘ったるい青春とかいう言葉で
描かれなかった
恋という暗闇

それぞれの過ごした
それぞれの壮絶を
救えもせず
見殺しにもできず
ミディアムレアの残酷を
ただもう一度と

帰り道に揺れていた僕の漂泊
恋を忘れたケダモノは
どんな後ろ姿を探すのだろうか 
4/23


・幸せはニュースにならない

幸せはニュースにならない
もちろん小さなニュースにはなるけれど
幸せはニュースになれない
不幸しか僕らは叫ばないのだから

薄暗い事件の点がやがて線になって
せち辛い空気が僕らを支配してしまうなら

少し足りないぐらいの日常を
艶やかに歌う強さで

ほろ酔いで止められる衝動に
予感のまま眠り続ける恋の若芽に
予習できない明日に
飛び切りのキャッチコピーを
トッピングしてしまおうか

幸せはニュースにならない
僕らもいつか
ニュースじゃなくなれるのさ

・射精は結果でしかない
・窓を開ければ世界 ドアを出たら宇宙 


根掘り葉掘りの爪先が
粘膜を容易く痛めつける
自分のすべてを語り得る人を
僕はまだ知らない
履歴書には真実は記されないものだね
自己紹介なんて
君という命の枕詞でしかないんだよ
ホントはさ

どうしても感じて欲しいナニカの前で
人は少しはにかんで立ち止まる

まだ柔らかい粘膜は
何度もナンドも痛くされて
いつか恐がりになってしまった
でもまだ潤んだ温もりを欲しがっている

その無言の中にそんな振動を感じて
僕は無言だけで答えてみる
どこか遠くを 焦点も合わさずに
まるでアノコロを探すみたいな横顔で
君が零れ落ちるのを
待つとはなく噛み締めている
そう それは
まるで僕が溢れ出すまでの
振動に似ているから

嘘を混ぜない共感は
キスより優しい
嘘が混ざらない共鳴は
もう抱擁と同じなんだ

立ち止まったままでもいいんだよ
それでさえ感じてみせるさ
僕はその為に生まれてきたんだからね

いかめしい イタ飯屋が さだめし さだまさし とて
いかがわしい イケメンが 炒めし 朝飯前の
愛おしい お通しの 痛めし おすまし顔よ
ダルメシアンの 求めし アルデンテの いとをかしきかな

4/22

・遠い街の喧噪が 
やけに聞こえてくる 
車は走り回り 
サイレンも 
誰かの危機を連呼していた 
世界はまだ生きていた

短い散歩道の暗がりの
自販機の灯りが 
レンズ越しに描き出した孤独がある  
ホットとクールのボタンの前で 
僕らは季節をはかっていたと
季語を記号にすり替えながら
今夜も詩人のフリをしてみる僕さ

こんな夜には 
遥か彼方の誰かの想いが 
聞こえてきてしまいそうだねなんて 
さて
誰に告げたのだろう 
こんな暗い道の真ん中でさ 

その想いの方角を 
恥ずかし気もなく見つめるほどの 
無邪気を忘れながら 
僕は大人になったのだろうか  

うん 
でも
お腹が空いたぞ
・頭痛になる寸前の 脳細胞の疲弊感 乳酸を代謝し切れない肝臓のひ弱さも手伝って 僕の辞書に存在しないはずの疲労という言葉が浮かび上がる ほんのりと   願望と義務感が入り乱れて 素直が見つからない夜かな 取材に行きましょ 夜のお散歩に すぐ眠くなったらゴメン
・いかめしい イタ飯屋が さだめし さだまさし とて
いかがわしい イケメンが 炒めし 朝飯前の
愛おしい お通しの 痛めし おすまし顔よ
ダルメシアンの 求めし アルデンテの いとをかしきかな

 - -
ひ弱と繊細の境界線
無と空の地平線
君と誰かの融点に
小さな特別があったらいいね
4/21

・感じるだけの夜に

感じるだけの夜に 浮かんでいる
さっきつねられた肩が 
君の存在を証明したのかに
興味はあまりない
そう思えたことが
僕のこころを教えてくれた
ただ それだけの事実が
ここにあればいい

夢を切り売りしても
暗闇を恫喝しても
予言の通りに眠気は挨拶に来て
僕自身が解読出来ないままで
羅列してしまおうと
ビールもそんな誘惑に加勢している

書いても書いても満足はない
そんな病をなんと呼ぼうか
スペシウム光線も
ライダーキックも
繰り出せない夜

詩人にさえ変身出来ないなら
それでも
拡散した思考の飛び散る中に
何が見えるか
時代遅れの精神分析的に
解釈してくれてもいい
フロイトもユングも
ジュラ紀の化石と同じじゃないか

上がったらブレーキを少し
下がったらアクセルを少し
僕が知り得る処方箋は
チチンプイプイと同じくらいの
気休めでしかないのに

愛 少し 夜 月
君 僕ら 優しい 孤独
欲望 本能 透明 刹那
あの頃 夢 光 闇

よこはま たそがれと
同じ手法で
僕はいくらでも捏造出来る
でも捏造してなんいなる?
睡魔に逆らって
ああ 限界!



^^^

・あ、本屋に行くの忘れた

4/20

・世界中でまだ君しか知らない僕がそこにいて 胸のポケットの奥に まだ僕しか気付いていない君が やっぱりいるということ
・探し物は君です
・四捨五入して しあわせ
4/19


・己ひとりを救えぬくせに 
君を救えるはずがない 
あなたひとりを救えなくて 
世界を救える訳がない 

ひ弱な僕らをただひとつ 
強くさせ得る魔法のことを 
きっと愛とか呼ぶんだろうよ
 
でっちあげの呪文を叫ぼう 
暗がりの邪気をかき集めてしまっても 
一筆書きで君を描こう 
こころは容易く汚れないのだから
・苦情はもちろん善意だよ 同じ数だけ素晴らしいを伝えていればね
・三分で出来る美味しい詩人の作り方

リラックスします テレビや音楽は少しだけ我慢しましょう
(3分だけですから)
冷蔵庫から妄想の種を取り出します 
なければ連想で代用してもかまいませんよ
妄想の種は閉店前のスーパーなどで よく安売りしていますので
買いだめしておくと便利ですね

さて
種をミルクで飲み込んでください
この時、噛み砕かない方がいい味が出るようです
お酒もありですが 少しブレーキが甘くなる傾向になるので
出来るだけ控えましょう
「下らない!」とか 「恥ずかしいな!」とか感じる何かに出くわしたら
出来上がり間近ですよ
優しく型崩れしないようにお皿に取ります
最初は気取らないお皿がいいでしょう
でも、どうしても見たくない部分があるでしょうから
そこはパセリとかミニトマトで隠しちゃって結構ですよ

電子レンジで30秒ほど他人事のように温めます
最後にお好みでお塩を少々

恥ずかしいので 誰にも見つからないように
素早く食べちゃうのがポイントです

どうぞ お試しあれっ!

・詩人である瞬間は シャッターチャンスを感知する指先に似ている 
・朝の幸福論
しあわせ?と問われたら 
うん と答える  
淋しい?と聞かれたら 
ううん とは答えられない 

そんな日々に  
僕らが永遠だった頃を想う 
気が付く前に過ぎていく幸福を 
僕は 今と呼び直して 
やっぱり見送るんだ  

抱きしめても 見過ごしても 
苦しんでも 溺れても  

あの加速度の描く高揚の
野暮な魔法に頼らないで 
今を見つめたいんだよ
僕は

もちろん 
君とね
4/18

・指先から遥か彼方へと 
誰もが享受している
発信としてのこの手段は 
伝えるということにおいて 
すでにテレパシーを超えているのだと 
夜の中で見つけて
そして愕然としたんだ 

不特定多数に 
いとも容易く 
でもそれは想いを伝え得ているのかと
 
乳飲み子と母の引力の 
恋人同士の想い合うシンクロの 
そして
いままさに死出の旅路へ向かう魂から
最愛達へと伝わるサヨナラの純度の

言葉はすべてを伝えない
だから僕はすべてを書こうとはしないのだろうか
省略し過ぎても
まだ多過ぎるから
わずかな文字に
染み込ませたい想いがある

アイシテルさえ無用な地平で
待っていて欲しい
きっと辿り着いてみせるから
きっと きっとね
・探すつもりもない夜道に 星を覗くだけの散歩道に 流れる詩情を聞く 書き留めるのさえ忌まわしく思えて 垂れ流しのまま 今夜を泳いだ
・切なすぎれば 切なさも書けなくなる


夜は 
なにもない夜は 
僕らを映す鏡だね 

笑い話も泣き言も 
嘘にまみれたあの頃も 
みんな薄着のまま浮かび上がってくる

つぎにささやく言葉が本音だよ  
つぎに聞こる感情がね 
大丈夫 
夜の口は固いみたいだからさ 
え? 
僕は風さ 
覗きはしないよ 
だって 
これは君の空耳だからさ 
ぴゅ〜
---
なにひとつ語らないまま
 死んでいくつもりはない
・燐光のように
言葉がうまく流れ出さないときは
そこに流れ出さない理由があるんだろうね
近過ぎて見えない場所を
目を瞑っておそるおそる触れてみる
気付いてしまえば呆気ないくらいの
根本的な例のヤツがいる

こころが動き出さないときは
こころに優しくするといいのかもしれない
書きかけのラブソングが沢山で
僕は歌い出したい衝動を
思い出せなくなってしまっているのかもしれない

エロスを分離したと言い張る求愛を
誠実だと言える訳はないよね
みんな夜に隠すから
僕らの夜はギラギラと騒がしいままさ

きれいな求愛を探し続けて
はにかんだキュートを見失う

燐光のように光ってみせるさ
嘘を吐き尽くせた時にはね

・生きるとは 許していく道程なのかもしれない

・見殺しにするつもりかい? そのこころを

・最初の洗脳を解く為には 別の洗脳がいる ひとつだけ違うのは 呪縛を掛けたのが自分であるという点 少なくとも魔法を解く鍵を探す旅への地図はその手の中にある せめて無意識の横顔であれ  僕はそれも美だとささやいてみせるから
・意識したとたんに 等身大は 着ぐるみになったりする
・雀は きっと ことり♪
黙り込んでも ひとり
屁をしても ひとり
あくびして ひとり
微睡んでも ひとり
想っても ひとり

頭蓋骨の中の小人が
歌っても 話しても 踊っても
泣いても 黄昏れても 眠っても
やはり ひとり

伝えても ひとり
いやむしろ
伝えるから ひとり

強くても ひとり
弱くても ひとり
偽善者も ひとり
正義でも ひとり

愛してるを ひとり
見つめながら ひとり

春も ひとり
世界も ひとり
月は ずっと ひとり
^^^
・僕を捜す影もなく 僕が探す光と等しい 夜は黒い光なのか 万能感の後の 無力感の無重力 
・言葉が起動するまでの空っぽ 取るに足らない汚れた指先 辿り着くまでの永遠 延命処置の恋 青息吐息誘惑 月光夜話 下弦の平衡 暖機する前に奈落に落ちる自意識 拡散した光が 眠りに閉じ込められた時 夢に色が加わる どこで切っても僕 脈略が生まれる前に

+

4/14

・自分でキュンとしないなら 
君をキュンって出来る訳ない

書きながら洗い
洗いながら少し汚す
そんな日々に

1/不思議
1/僕ら

分母を抽象化してみたら
意味から解放された感覚だけが残った

(僕ら/僕)×未知X=僕ら
 君+僕=夜
 僕-月=君
 涙-嘘=歌

なんか新しい感じが
うん 雨の夜だからね
・どんなに正しい魂も 日々夜に迷い込む どんなに邪悪な精神も 日々朝に洗われる 美しいか否かなんて問いただすことに意味はない 生とはただ 真摯に生であるだけなのだ
・1/fのゆらぎ の「f」を考えてみた 最初に 1/不思議 うん なんかヨサゲ 次に 1/ふしだら まあ! 1/不安神経症 おや 1/富士山 なんだ! 1/fは結構遊べるじょ!
・全てである必要もない

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