2008年

9月になればゴンタは

9/30

例えばそこに 仮に会心の一編があったとしよう
一瞬の恍惚の後 次を模索する触手が もう空白を彷徨いはじめる
昨日詩人が僕の中にいたとしても 今 詩が流れないなら 詩人ではいられない
こんな凡庸しか書けないなら

会話はいつも即興だろ?
考える前に口走る衝動じゃないか
そこに聞き耳を立ててくれる君が捏造できないなら
僕は

普通になってしまうよ

あ 

平和じゃん!

・1mmの萌芽 生まれたてと消滅の刹那が 一番凶暴な  有ると無いとに間の あるのにないから ないのにすこしの極大値  夕暮れの儀式は 雲に隠されるだろうけど  既朔

・流れれば狂気 枯渇すれば絶望  忙しいヤツさ

・探してさがしてサガシテ探して そして振り出しに戻る また僕にもどる  僕を捜すことは 君をさがすことで 僕に触れることは 世界に繋がることだった  情報過多の悪しき側面を 大脳皮質の溝に刻み付けたら 疲弊してジンジンする意識で インチキなロシアンルーレットを演じてしまおう こめたのはたしか致命へのキスだったはずさ  引き金に怯える指よりも 破裂した未来の予感にドキドキさせたい誰かの心持ちがあって  そんなオオカミ少年の絶叫を 君はただ一笑に付せばいいんだ 簡単なころだろ?

9/29

・なぜこんなに早寝早起きになっちまったんだろう 思考は停止した 何も聞こえやしない 今夜は詩人廃業だ 

・予定は未定の僕達に 過程は露呈の見えぬ心月  雲を透かしても空にはなく 朝のどこかに隠れている  消えることはない でも君は証拠が欲しいと駄々をこねるのだろうか  むしろ雄達より 感情にも 月にも 敏感なはずなのにね   アイシテルを普段着におろしたら 最愛は名前を失ってしまうよ  調和はいつか 混濁に染められるさ  だから僕は 最初のつぼみを 摘み取ってきてしまった 何もない真夜中の 静かに繰り返す風景を  無意識を持て余しながら 想いの波を送り続ける  暗号に見えても 単純なのさ 解読なんてしないままで 飲み干してくれればいい  未定が予定な僕達に 長月の雨も

・首相 あわび え? ああ 首相 おわび   ...なんか重症

9/28

援交相辞任 自民議員から怒り

ニュースサイトの小さなフォントに
僕の眼球は幻惑された
え?あのジジイ そんなことまで
いやまて もしかしたら別の誰かか?
わずか数秒間の混乱と妄想の後
含み笑いとイタズラな露出狂の心が交差した
老眼の美少年 睾丸の脊髄反射
欲求未満の無意識の断罪

国交相辞任 自民議員から怒り
嘘が付けない反射神経に
オイラは怒り そして和んだ
のではある

わ〜い

・その声を聞く権利を1500円出して買った あの歌に頬ずりしたくて 送料無料にする為になんとなく映画のDVDを買った VFKの敗戦試合を挟んで昨日見た 「パリ、テキサス」公開された時、珍しく映画館で見て、テレビでも一回見た気がする  そう、確かおすぎさん(?)が絶賛してたから 貧乏学生の僕だったけど 見にいったんだった  昨日の僕は 素面と酔っぱらいの両極で ライ・クーダのスライドギターを聴いた  だけど不思議なことに 数度目の映像が記憶とシンクロしていない テレビではかなりのカットがあったとしても    僕は一体何を見ていたんだろうと 何を感じていたんだろうと  じんわりと良くて どっさりと重かった   映像もいいよねって 物語もいいよねって 演技とかもいいかもねって  どちらかといえば嫌いなアメリカって国もいとしいよねって  言葉にならない感触を沢山手に入れたんだ  共有できる魂は 隣りにはいないけれど  未来とか 昨日とか 夜の奥とか 命の向こうとか この時空のどこかに  ううん?  うん!

・吐き出してから飲み込む 飲み込んでから吐き出す 僕というフィルターが 僕という存在のすべてなんだ 発見だ!

・無意味なノイズしか 思考と共存できない  そっか 静寂も雑音のひとつだったんだ ちょっとまってよ するってえと 雑音も透明の一部なのかい?

・夢がひとつ終わって そして次の感触が生まれる  無数の望み未満のつぼみを 無意識に踏みつぶして歩いていく 強い命だけが夢見る権利を得る そして夢見るのはまだ スタートラインでしかない  時間なんてはじめから足りないんだ 効率よく無駄遣いして 哀しみのエキスでこころを濡らそうよ  こころはろ紙だったんだよ 純粋な哀しみの結晶が 一番美しいんだよ  涙はいつも流れたがっていたんだ

9/27

・開口一番の空 青地に白の小さなひとりぼっち さみしいんじゃないよ 満ち足りてもいないけれども 張りつめない生命の自然体 過去形じゃないアイシテルみたいなもの  開口一番の笑顔で 空に会釈したんだ  時候の枕詞なんて やっぱりいらないよね  いきなりこころに挿入したいんだよ だって僕らは感じたがるイキモノじゃない? 四六時中 泣きたがって 笑いたがって キスが欲しくて 抱きしめられたいイキモノじゃない? 開口一番の空 死の前の あの柔らかな静寂みたいな  僕は白紙のままのノートの表紙に 幸福論って イタズラ書きしてみたのさ

・ああ、来た来た おかえりなせい

・もうね 飽きたね 巨乳とか 全然萌えない オーラが出てなけりゃ 感じない 一応眺めるよ もちろん男子だから だがしかし 武器じゃないよね 野心も願望もない脂肪の付着だけじゃ 色香にさえ辿り着けない がんばれ巨乳 まけるな微乳 めざそう美乳  乳房のそのもっと奥から 鼓動は生まれてくる 生きているという波動が 君を色付かせたら 恋は降り注いで 愛が溢れ出すだろうから

9/26

・願望だけが妄想の源泉だった 錯覚に 幻視に わかりやすい隠匿の根元を知る  こころは確かにそこに存在していた  幻想に体温をください 寝息にハーモニーを重ねてください どうぞ せめてすべてを

・難しいことを難解に書く 難しいことをやさしく書く 簡単なことを難解に書く 簡単なことを簡単にやさしく書く

粛々と夜は舞い降りて
僕らはまた別の闇を分け合っている
何度聞いても飽きない声で
華奢なこころに抱かれた錯覚に酔っている

・伝わっているという触覚 伝わるかもしれないという控えめでも強い願望 隔離された感覚世界を世界と繋ぐのには僕のテレパシーじゃまだ弱過ぎて ファンタジーとシンパシー エントロピーとエンドルフィン  拡散しながら増大するような 希薄だからこそ強くなる本能の奥の普遍性のような  同じモンゴロイドとしての  ミトコンドリア・イブの末裔としての   宇宙や深海の神秘より 僕らの闇の共通項を嗅ぎ付ける作業の方が 面白いと思わないかい? ラブソングの底辺に流れる素朴な欲情のような薫り 溢れてしまった想いが揮発をおそれて だけどテレパシーにもなれなくて染み付いたような   声は露出したこころだったんだ 僕らは服を着た露出狂だったってわけさ (思考だけが発散しますね)

・携帯小説ですか 正直馬鹿にしてましたが 今日は暑いですね 目から沢山汗が流れました 

まじ意味不なんだけど

みたいな (アタシ彼女

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嘘なくして真実は暴かれるのか
夜の判決はいつも 静寂だった

9/25

・ビールを開けて今夜を殺そう 冒険を 不埒を 求愛を 泣き言さえも

・そして願望が掃除機を振り回す夢を見る 集めるより捨てる方が骨が折れる 想い出は せめて有価物に区分してあげたい 再利用されたら 誰かの幸せの一部になれるかもしれないのだから

・探し物は見つからない 見えてしまうのはあからさまなホコリの堆積 そして錯乱の散乱  捨てられないのは 大事にしていることとは別物だね 整理して 決断して 忘れ去る 消去しなければ 大切も未来も 同じホコリにまみれることになる

9/24

・透明は腐敗しない

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・人生の秘密なんて知ってるよ ただ思い出せないだけさ

・老いらくのラブソング か

・静かで柔らかな沈黙 僕らの間に そいつが存在し得たとき いいだろうな 

・啓示を含んだ最小限

・はじめてを濡れさせる はじめてを濡らす月になりたい 恥じらいを脱がせたら はじめての頬に触れたい

・書きながら 日付を超えるのは 久しぶりだ 

9/23

・微睡みは 宝の闇だ 帰ってこられさえすればだけど

・書き始めると 思考が動き出す

・すれ違っちゃう時は すれ違いにまかせる いつか 出会い頭のしっぽを 捕まえられるさ

・インパクトは 強さじゃなく 速さなんだ(これじゃない)

見つかりましたか?
僕はここにいますよ
いつでも
たったひとつが真実じゃないんです
僕という謎の核心は
僕には永遠に描けないんですよ
だから
こうやって書き続けます
塗りつぶした後に残る痕跡を
眺める為にね
シルエットを反転して
輪郭に囲まれた闇を想像します
生涯をかけて
想像したいんです
生涯をかけて
愛を証明するみたいにね

・なにかすごいことをおもいついたのだけど おもいだせない

9/22

・恋は探検 愛は再発見 (僕は眠気に寄り倒しの黒星な下弦)

・こころは馴れ馴れしいものさ だって触れるのも抱き合うのも同じ重さなんだから

・感覚世界と実世界の共存は綱渡りなんだぴよ  それをバランスしようだぴよぴよ それが僕の 僕らの最善なのだから ぴーよぴよ(ぴよの法則)

・感覚世界と実世界の共存は綱渡りなんだ  それをバランスしよう それが僕の 僕らの最善なのだから

・夜と君の声 それしかいらない

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・名前は 代名詞 で  しかない

9/21

・僕らの秘密は 止まったままで 幼稚を承知の 時計で隠した  延命治療を拒んだアノコロ  いいよ 見つからない迷子は泣き声さえ殺してしまえるんだから  命乞いより 命の恋 今に明日の痛みをはらます

・感受性の発情 別名 恋 (ひゅーひゅ〜)

・充満した心が生み出したがっている そして 願望が強過ぎて何も落とせないで立ちすくむ 至上を欲して だけど堕落が怖くて 呂律がもつれたまま 指先のダンスは続く 強烈と微弱の間の無限を 僕の言葉は描けるだろうか 全てと無実の隙間を こころは自白するだろうか  問い詰めるまでもない明白な動悸が ここにひとつ   

9/20

・え? 僕の方がビックリだよん

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朦朧はほろ酔いに似ている
意識の壁の融解する
危うくも心地よい陶酔がそこにある

いずれにしても
眠りという枕が
僕を崩壊から守ってくれるから
真夜中のテロリストは
無責任な毒針を
言葉に混ぜ合わせる

言葉も酒の一種なのだろう
すると僕というラベルのボトルは
癖のある悪酔いを好む物好きに...

君はアル中だったのか

・朦朧はほろ酔いに似ている

9/19

・5cmまで大人しかった魂が 3cmで騒ぎ出して 1cmに暴発する  抱擁だけでは済まない純情を解き放って そしてまた抱擁の前に 僕らは集合する  恐る恐るの力加減に気を使って トキメキよりも真実を探る心臓の鼓動  僕にとっては 愛は畏れなのさ この期に及んでもね  個の尊厳 思う存分の引力 拒絶と忍耐を検出するその刹那まで ひとつの肉体に融合できるかもしれないと 僕の腕は君の背中を侵略を試みている 魂の整合性 受容体としてのこころのくぼみ  曖昧な共存を許さない僕の馬鹿正直が デリバリーな小鳥を ドアの外に解放して そしてひとり言の愛をささやき出す  灰色の黄昏と 下半身の直訴状が 僕をいつも不安定にしてくれやがる 有り難過ぎて 痺れちまうんだ  

9/18

・朦朧と戦っている 負けそうだけど 勝ち過ぎても困るのだ

・見えない月が心の中に忍び込む 見えない方が妄想は深化する  進化ではあっても神化ではない

・交差し得る時間軸と空間軸の作り出す今  存在したってことさえ奇跡の一部で さて それが次の奇跡の起点となる

・100の奇跡 1000の作為

9/17

・最近 僕らの散歩道に 恋人達の抱擁があって    まだ幼さの残る体育着達の ベタついた空気が 微笑ましくもあり 危うくもあり  見ないフリもなにも 隠れる物陰さえない道沿いのジャリの駐車場でなんか いちゃいちゃすんなよと 不自然に曲げた首のまま トラと歩く  ねえ どう思う あれ?  さあね 僕には関係ないし  だってさ もっと上手くチュッチュしないとさ   だからそれは君が意識し過ぎなんだよ  えー そんなこたぁないよ  いやいや大アリだね ホントは悔しいんでしょ?  うっ そりゃ 自意識過剰な少年時代だったけどさ   そんな会話が あったりなかったり  まあしかし 大きな発情と小さな発情がそこにあって 彼らにとっては 恍惚の時間で(避妊はしっかりしなさい!)

・時間差で認知する 血液泥棒の憎らしさよ 哀れ蚊に殺意なし 我に殺意あり

・3Dの虫の音が充満している 散乱した恋歌の競演は 揺らぎながら 絶妙な即興の今を 更新し続けている  今は秋 いつか春 あの日の生 その日の永遠  すべてが再現不可能な 相似形の愛情なんだ

・ひとつの変化が 静かに普遍の実体を置き換えていく 生き長らえることに もはや大きな意味はない  選択をしないという選択を 最もか弱く卑怯な選択を 守り続けることにも あまり意味はない 

・付加価値としての愛情

9/16

・ぶつ切りの声の散乱するこの部屋 ゴミと宝の区別なんてできない 汚くても宝で きれいでもゴミ屑で 散文の心に埋もれて ガレキも山師のにぎわいでござる(山師に自信がなかったので調べていたら 山本勘助に辿り着く夜)

・挑発し続ける魂でありたい

・自らを辱めるリスクを犯しても 無意識を発掘し続けるということ  だって面白くね? 未知の自分に出会うってさ

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・未熟を言い訳にしてもいいよ ウリにさえしなければね

・マスは死んだ とうの昔に

9/15

詩人は時々真実も吐き出す
だから時々血も流す
慌ててついた言の葉の隙間に
月は残酷な媚薬を流し込んでしまうというのに

未完の恋の送り火を
だらしなく燃やし続けることの恍惚が
ある種の様式美に結実してしまえば
壊し去ることの禁断でしか
もはや月を濡らすことができない

尊ばれぬ真円は
だけど昨日と同じ神秘で
僕らを惑わし続けてしまうのさ

多数決では狂気が選ばれちまうんだよ
正義とやらは詩人よりも
少し嘘が上手いだけだろうにね
だから
詩人は時々真実も吐き出し
だけど
世界はいつでも血に飢えてしまうのさ

・ボロ儲けが好きな世界が 大風呂敷を広げて 絞り尽くしたボロ雑巾で 自らの痴態を拭く恥辱に至る喜劇 金が幸せへの手段のひとつの方便から ただ単に目的になった時 命も美学も愛も欲望も暴落の一途を雪崩落ちた 換金できる幸福の 鮮度落ちの素早さの 諸行無常 実体のない造形の美の 時間に容易く剥がされる化けの皮の如く 愛即是空 空即是恋

9/14

・月は少し呪いだった

9/13

いやなんとなく、精神の振動とそれが運良く露出した状態をイメージしてみた 言葉で説明するのは恐ろしく面倒に思えて 図にしてみたけど、非常に汚いな っまあ それはいいとして 赤いところが外に飛び出した部分 言葉とか歌とか 表現の部分  で それ以外でも常時こころは活動していて いろんな面白いことを企んでいるのだろうと  だが、ほとんどは見えないまま 暗闇に沈んじゃう  もっと出すには 溢れるように出すにはと考察する 精神の興奮レベルを全体に上げるのがひとつ もうひとつは 真ん中の横線を下げるという方法で これを考え出したら結構面白い さて横線はなんだろう それは宿題ね 表現者としての 詩人としての特異性が 見えた?

・衝動的に聞きたくなる 脳裏に浮かんだあの曲を  僕のマックのiTunesのライブラリーには 重大な欠落があって まだCDが生まれる前の 例えば高校の頃によく聞いていた曲とか 僕の音楽的人生の大切な部分  そこが欠落してる その頃はお小遣いも少なかったし 月に1枚LPを買えたら幸せは方だったのに  今よりよっぽど大切に音楽を聴いていた  友達が勧めるアルバムは まず借りて聞いて 良かったらカセットに録った 改めて買い直すなんて 貧乏な学生の僕には考えられなかった  そして衝動的にランディー・ヴァンウォーマーの邦題アメリカンモーニングが聞きたくなって アマゾンで注文 数日前に 小さなパッケージに収まった彼が 僕のところに帰ってきた  擦り切れるくらい聞いていたテープの音より透明感は増していて だけど輝きはアノコロを冷凍保存したように 鮮度は落ちていない  悲しいのに透明で なのに染み込んでくる 時間が証明したのは 第一印象のほとんどの部分 まだ世界を立体視していた頃 まだ恋に恋していた頃  まだ恥垢にまみれたままの毎夜の欲望だった頃  恋はしていた記憶はあっても 誰にだったかぼやけてしまうくらいな

・昨日はひどく身体が重かった 疲れでは 疲れとは別次元の 例の重さである 連れてきた 連れてきちまったんだろう ろくでもないやつを  嫌な重さは 朝にも消えない  消えないのに言うのもなんだが 少し思ったことがある 昔はよく部屋に居座られたものだが 最近は そういったことがない  その訳を 少し考えた  詩作という行為は 特に 僕のような薄明の朝の孤独とその受容を記した詩を書き続ける行為は 祈りに近いのではないのかとね  まあ 色即是空を口語訳しているようなもので まだ意味は手探り状態のままなのだろうけど  背中にまとわりついた影に告ぐ  僕は感じるだけで理解を放棄している  呪いのように現世に執着する限り 君の苦しみは浄化し得ないのさ  僕は救えない 救いもしない 救おうとも思わない   自分を救うのは神や仏や念仏や祈祷の類いではない 君自身が空を見つめて 死という今を諦めるとき 呪縛は解ける  そしてそれは 皮肉なもので まだ生命活動を維持している僕らにもいえることで    ついでなので言っておこうか  伝えたい魂なんて腐るほどいる 伝えたい内容なんて さしてかわらない普遍で 気まぐれで盛り上がるだけのひ弱では 続きはしない 今の大地を見つめ ため息をひとつ落としてしまえばいいんだ  選ばれた才能なんてない  作り続けなければ生きられない魂だけが 苦しみ続ける権利を持っているんだよ 僕かい? 僕ぁ ため息なんて 夜に隠しちゃってるから

9/11

・あの日から 世界はどんな風に変わっただろう 愛のふりした偽善は 世界を救ったかい? 真実なんて知らないよ だけど 勧善懲悪な未来は来ないことだけは学んだと思うんだ  一瞬の惨劇より もの言わぬ悲劇が多くの魂から肉体を奪い続けている 三行で済まされる 僕らには取るに足らない狂気が 正義を名乗り続けているんだぜ

・季節が 虫の音に追いついてしまった  真昼の言うことなんて 信じちゃだめだよ  真夜中もまた 嘘つきだけどね 月が一番信用ならないけどさ  でも   感じた月ほどセクシーなものは ないよね

・見つめないでもシンクロできるかい?

・盗み見の誰かの 抜き足差し足の聞こえぬ足音を 忍ばずの指先が なぞってみせる 次のラブソングは 新しい誰かに捧げるだろう僕の プルトップを開ける前の 小さくて確かな予感が    貪欲な胃袋が欲しがるのは 恋目の薄味だろう

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・願望はむしろ 苦しみを産み続ける 

・月が潤むとき 星も潤んでいる

・もっと奇妙な何か もっと不思議なナニカ 自分でも面白がるような 我知らずの世間知らず  ソイツをいつも求めている 手探りで痛点を探すこと 未完の告白の次の白紙の項に 自動書記の指先を踊らせながらね もっとキセキな何か もっと不可思議なナニカ 君が思わず飛び上がるような詠み人知らずの恥知らず  そんななにかををいつも求めている 

・世界のどこかに それでも浮遊している  日常に雑多な情報を吸い取っては 日々忘れ続けている  消化するなんておこがましい ただ下痢のように 直通の奈落へ 捨てて捨てて捨て続けて それでも引っ掛かってしまうものが こころに刺激として吸い込まれる 少し時間を置かなければ 自分の言葉になんてならない だけど似通うことを恐れていちゃ 何も話しかけられないよ   ゼロから生まれるものは もうほとんど生まれ切ってしまっている  新しいには 古くさい新鮮が詰まっている 常套句をサ変活用したら 同じ風景を別の匂いで描けるだろうか  沢山吸収して 衝動を歌う それしか 僕らの真実へ繋がる術はないんだよね (サ変活用って懐かしくて新鮮だ!)

9/10

・発生させた乱数が 恋文を紡ぎ出す微かな確率で 無意味と秩序の断絶を反証してしまおう チンパンジーの指が シェークスピアをタイプするまでの 気の遠くなるほどの永遠に 僕らは何を織り上げようか すれ違った一瞥が 僕を詩人と認めるまで 僕は魂の露出狂でいなきゃりゃならないなんて  ああ ビールだ ビールだ

・夜半身が君を欲しがる (発明?!

・愛のない語らいは 人生を疲弊させるだけだよ  目的じゃなく手段を自慢する滑稽が 肩書きの無意味に多い名刺の汚さと同じに感じてしまう 今夜の僕なのさ

・平凡な夕暮れと共存する月 薄汚れた朱色が それでも精一杯のアンニュイで 夜の入り口を飾っていた  色めき立つ特別はそこになく  でも思いの外に早足な暗転を 平凡に感じながら歩いたんだ  そんな時間を だけど僕は悪くないと思い直す  普段着の愛情で 世界を愛撫したって罪にはならないんだね

・素晴らしいから認められるんじゃないんだな 認めさせることが出来たから素晴らしいんだ

9/9

・缶ビールのプルトップは微妙なスイッチでさ 開けたら今夜の冒険は放棄したことになる (飲酒運転反対!

書いても書いても埋まらない空白が
吐いても吐いても消えない嗚咽を求めていた
詰まるところ 書き切ったという満足感など
有り得ないのだ

生きる限り 消えない苦役のように
苦痛でありながら解放でもある日々の手淫を

今夜もまた

意志でも思考でもない
無意識の音色を書き写しているだけの文字列さ
無意味だと笑うがいい
大あくびの後の泪目から
いつか そのこころに染み込んでみせるから

・信じなくても 愛は存在する  信じなくても 月が存在するみたいにね

・下書きのままの僕は 下着に残した染みにさえ無頓着で 下見した不透明な未来を 舌足らずな色彩で描き続ける ひた隠しにしてきた見え透いた願望が  額の皺を不器用に走り書きしたら 期待はずれの明日の時報が  痛々しくも滑稽に ひたむきな衝動を羽交い締めにしてしまう  北の空には  異端の星が  (題をつけるなら 踏み外した夜への韻美テーションとか)

・月はむしろ 感じるものなのかもしれない

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・高原の朝が降りてきた タオルケットにくるまったつま先が 柔らかな体温を恋しがる朝だ  世界が動き出す前だけに流れる あの希有な浮遊感に包まれて 僕は今夜の冒険の計画を いつもの妄想の中で書き上げる  結末はやっぱり共作にしたくて 書きかけのまま 朝に泳ぎ出す そんな 予感より優しい空気の 素敵な朝だよ

9/8

・夜半球は発明でしょうか? ググルのがちと怖い (盗作にもなれない模様:9140件ヒット〜orz)

・蛍光灯に浮かび上がるくわえ煙草の 紫煙の奏でる夜というひとつの音色がささやいている  本当の静寂も完全なる闇も イデアの中のみの存在に成り下がり むしろ 呼び水としての沈黙でしか 誰かの薄暗がりを震えさせることが出来ない  言わぬが花をシカバネとしての世界に手向けて 祈りという姿の懺悔を 暗黒の天使へと粛々と垂れ流し続ける  予感達は湾曲した地平のその先の未来に隠れている  青々とした黒が今 世界の夜半球を舐め回している  愛撫と恥辱は どうしても少し似てしまうものなのだろうか 蛍光灯に浮かび上がるくわえ煙草の 紫煙の奏でる夜というひとつの音色が そんな奇妙をささやいていた そんなノイズを爪弾いていた 

・半分過ぎだってみんなは言うけど 僕には半分にしか見えない 車窓の横を寄り添うように  僕は君を感じながら家路を急いだ  昨日の雷を知ってる? 僕はまた雷様ごっこをやったんだよ  いい風が夜の入り口を掃除していた  真夏の情熱とは違った愛し方で 僕はこの日々を静かに愛し続ける  ヴァンフォーレはいよいよ厳しくなってきたけど 可能性があるうちは夢を見続けよう 破れたら またいつかの夢を追いかければいいだけだね  まだ空にいるよね もう少しで散歩に出掛けるから  今夜はみとれてもいいよね  無言の投げキスを幾つ拾えるのかな 素敵に平凡な こんな夜にさ

9/7

・そわそわしたこころ ビールは ドライ 黒 そしてプレミアム のたった3本 1050mlの 混ぜ合わせた酔いどれ  省略も過ぎれば勘違いも同時多発多発 面白い魂を探して 自分に戻る  その前に 誰かの影につまずいて喜ぶ僕  勘違いしても この際、笑って前へ  苦し紛れの求愛で 明日を祈ろう  奇跡は乱発されないという事実を知るというキセキ  特別? 今から捏造してください

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・何もない休日の朝 午前3時の目覚ましは優し過ぎて 僕を起こしたのは太陽と僕の体臭だけだった  心地のいい目覚めとはいかなかった  すぐに見過ごした事実が意識に浮かび上がる 結果を求める焦燥と逃した落胆と 少しだが嫌な予感もある つけっぱなしのテレビジョンからは 酷い試合の後の あのよそよそしさもあった  テレビのチャンネルを替えるより スリープしただけのマックに触れてみる マウスを握る手が少し怯えている  事実のいい部分だけをニュースの見出しは語る 限られた文字数には 快勝やら激闘やら とにかく試合の内容を匂わす文字と書き手のパッションが足りなかった 危なかったのか 薄氷なのか 糞な内容か  とにかく勝ち点3の事実はそこにあるらしい  ともかく 僕はちょうどいい内圧に踊らされてギターを手にした  ひとしきりの高揚 グルーブと即興を織り交ぜて 十年来歌詞の決まらないまま放置している「浮気なあの子」とかいう曲をシャウト もちろん姿見で 己のファンキー具合をチェックすることも忘れない  演じながら入り込むのか トリップしたまま演技も混ぜるのか  まあ、とある朝の誰かの部屋の中で 奇妙な独演会が行われたことは確かではある  そして透明な君というオーディエンスを放置したまま 最近気に入っている解放弦を駆使した新しい曲(?)の展開について試行錯誤と考察が始まるわけで  僕の場合、練習をするという概念があまりなくて  すぐ遊びと創作と思いつきと妄想が入り乱れた 取り留めもない空間が流れる  ある種の高揚の中で 脳味噌の時間軸は歪み  伝えるべき感情さえ混沌の海に放置されることになる  それを創作に取り組んだ行為であったかと問えば  う〜ん、少しはそうだったのだろうと言えるのだろうけれども  始まらない僕の中の物語の いくつもの断面が その中に見えてしまうので  僕はやっぱり僕のままでいられるのだと そんな朝に思ったり浮かんだりなんだ

9/6

・夢破れて山河あり 

・今年の僕は生類憐れみの令なのだ 電子蚊取りのスイッチをとうとう入れないまま終わりそうだ だけど今夜は 結構刺されるのだ  ビールはまだなのだ  真夜中過ぎに起きられるかが問題なのだ 午前三時過ぎにサッカーなのだ

・冒険は若さにだけ許された特権ではない  土曜の夜は恋人達だけのものではない 

・何を送ってるの?

・待ち焦がれていた 待って待って 空を仰ぎ続けていた 焦がれて焦がれ続けて 焦がれる自分に酔ってしまったら ナニを待っていたのか忘れてしまったのさ  だけど もう少し待ってみようかな まだ少し待っていたいな そんな愚かを 夜と分け合うんだ

・僕の武器は 雄の肉体に隠した雌の部分だったんだ

・弓張りの君を捕まえた  いや ただ 追いかけた  幻惑は少し 狂気にはほど遠いくらいの  雨もくぐり抜けて 弓張りの夜に踊る

9/5

・今夜に挫折しちゃお  だって単純にネムネムなんだもの

・しゃべり出さない仮面が 夜の入り口に浮かんでいる 一日一日の余命を削りながら 果たしてそれに値するこころだったかと ひとつしか選択肢のない答えを  

問いただして何になる?  僕を断罪するのも許すのも 僕自身なんだけれどね 

9/4

・奇跡の一枚より 平凡の残像がいい

静寂が虫の音に埋もれている
開き直れば 
不遇もお気楽に名前を変えるのだと
さっき夜が呟いていたよ
聞いちまったものは仕方ない
邪悪なのか精霊の類いかは
僕の責任の外にあるのだし

君には聞こえてるのだろうか
聞こえなきゃ 
その表札は隠した方がいい
ケガが絶えないだけのこころが
泣きを入れてくる前にさ

静寂はこころに埋もれて
聞く耳を持たない僕らは
ただの雑踏を追いかけて年を取るのさ
それも それも素敵じゃない?

・生きる 絶望を受け入れながら 生きる 哀愁を吸い取りながら  君が見えない日々が 夜を静かにさせていて  僕は大人しいフリで 次の冒険の策略を練り続ける  練り過ぎてとろけてしまった衝動を 既成の常識とやらに流し込んではみるのだが 呪いのように粘性が強過ぎて 溢れたり 隙間が空いたりで  まあ 少しおかしな僕が出来上がる  その笑いがスマイルなのか嘲笑なのかは 実は僕のこころ次第なんだよ  なんだってば

^^^

・暑い秋の朝  不幸の横顔が幸せに微笑んだ まだ暑い秋の朝だ

^^^

・ニュースは真夜中過ぎに 悲劇は便器にへばりついて 明け方の夢に触れれば  起き抜けの憂鬱が涙目であくびを噛み殺す 起きたら眠る ある種の感覚を 僕は隠し持って 朝に滑り出そう

最上の時間が
最愛の時間であって欲しいと
最大の期待と
最小の出費をすり合わせる

明日の夜の彷徨いの
予定は未定を下書きして
予想外の展開に
予定調和の想定内が待っている

後悔はいずれにせよ待っている
ならば 飛び出してしまう夜であれたら

ブレーキの壊れたチャリンコで
急な下り坂に突っ込むような

安全パイを少しはみ出した
こころでありたいと

9/3

・今月は歌うか バンドはずるずると休業が続いて 練習再開が来月になりそうなんでね 今月は歌おっかな 道端で

・なんか暑いか?

・助走しながら 滑走路の終点を過ぎてしまうような夜でしょうか 全然飛べそうにありませんな

・即興を計算したり再現したり またしようとしたりすると 大概詰まんなくなる 

・思考がネットで迷子になる 

・この夜空に足りないのは 月と君 そして僕ら

9/2

・「あなたとは違うんです」の構成要素のほとんどは優越感で 実際がどうあれ 美とは程遠い生々しさが   自己の客観など出来るなら 政治屋にはならなかったのではないかと  総合的な損益分岐点を熟慮することと客観は どうなのかねぇ

・疲弊した僕にも夜は降りてくる

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・汚れた僕にも朝は来る

9/1

・恋なら怖い でないなら 寂しい  そんな奇妙な感覚が 産声の前の 陣痛の前の はじめての胎動のように  動き出したら もう止まれないさ 衝動を殺すのには 過分な疲弊が伴うもの  平和な退屈と 争乱の内世界と 似たような夜に 放し飼いの小さな胸騒ぎを

・眠気にさえも勝てない 柔な僕の劣情  今夜も 持て余した求愛を 言葉に吐き出して眠るのか(福田退任か!

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・空耳も 願望なのか

・いつのまに月をまたぐ 音もなく 惜しげもなく 秋は舞い降りてくる 新しい幻想に躊躇しながら  虫の音は でも嘘をつかない  

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