2007年

1

1/31

・今夜は練習といいながら今月も終わるのであった。

1/30

・宿題を5分で済まして遊びほうける。ベースの弦が既に瀕死のでくの坊なのだよ。

・時は有限で命にも限りがある。ミニチュアな春を解放して、精神のリソースだけをシートベルトに縛り付けただけの緩やかな午後。人生のほとんどはそんな浪費なのだと閉塞した宇宙がただ笑っていた。落とし所を探せば霞んだ遥かな山の稜線が目を細める。あまりにも小さな存在としての君と僕は。君と僕はニューロンの興奮をテキストに閉じ込めようと悪あがきを続けている。いつまでだろう。どこまでたどろう。儚きモノへ、か弱き僕らから。伝えるべき何かを探し続けて、結局その過程しか伝えられない。いいよね、それでさ。

・死ぬまで生きてやる。(ってか、当たり前?)

・詩心を垂れ流しているだけでは生きていけない。

1/29

・朝方の鈍い頭痛が午後の集約と増幅を経て、妙な汗と瀕死の苦痛に収束した。額に浮かんだ冷たい汗を拭うハンケチが左横のちゃぶ台に存在していることは知っているのに手が動かせない。頭の傍の電話の子機で内線SOSを発信するのにどのくらいの苦悶と格闘しただろう。頭痛は火照りと悪寒と弱い吐き気を呼び起こして僕を脅迫した。欲しがった愛と苦痛からの解放のいずれかを選び取れと悪魔がに足下を見たように囁く。僕は迷わず解放を抱きしめた。踏みにじった君のイデアの上で射精よりも愛おしい平凡に肛門を捧げた。吐き気をこらえてバナナを半分とナロンエースを一錠、命のような水で流し込む。与えられたごわごわのタオルで不愉快な冷たい汗を僕の存在もろとも拭き取ろうと力任せに何度も擦り付けた。解放は静かな微睡みの後に舞い降りた。世界はまた暗闇に沈んでしまっていた。夜の罪深さの一端はやはり僕に責任があるんだろう。今君に僕は懺悔しなければならない。そして僕は神様にも悪魔にも背いて、平凡な愛を呟くだろう。飽きもしないでね。

1/27

・僕を知らないまま生きるなんて、大きな損害だよ。

・似通ってもいいんだね。この瞬間の真実ならば。

・予感なのか余韻なのか。口づけを欲しがっては星空を見上げるのさ。寒い夜のメロディーはきっと銀色なんだろうなっとか思いながらね。

・単純に溶け合うということ。夜はいつも僕を狂わせるけれど、ね。

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・愛してるフリは下手糞さ。

・汚れた体温でかき混ぜたシーツに寂しさという言い訳めいた気配だけを残しておいた 容易い肌より未来永劫の断絶の方が少しは優しいのかもと、僕はうたた寝の隅で神様の懺悔を聴いていた 証拠はすでに僕らの肌にさえ残っていない 退屈しのぎの紫煙が愛のない暗闇にゆっくりと溶け込んでいった ドラマチックな冷淡で余韻の息の根を締め上げたら どんな顔の明日を演じればいいかわかるかもしれない

1/25

・目標の半分。集約の1/2。僕らの片割れ。間の手の一人芝居。ただ共振ばかり欲しがるけれど、君が震え出せば僕は黙り込んでしまう。皮肉の縁側。ふたなりのこころ。水蒸気の天日干し。出会ったのではなく、前世からの再会をしたまでで。自己愛の吐血したような紅くだらしのないくちびる。苦い鉄の味の接吻の後で、食い尽くされるように僕らに戻る。死のように瞼を閉じる。それは朝を求める儀式なんだ。(つまりは寝る)

・僕の指先は言葉を生まない。ただ空間に散らばった得体の知れないエナジーの先端に選ばれてしまっただけだ。殺気を一点に込めたまばゆいばかりの風情が脳味噌を通り越して。まあ、今夜は違うけれども。

・最も冷淡な季節の最も神聖な時間に

1/24

・幽か過ぎる変化さえ敏感に吸い取る。夜と月が共存した滑らかな時間の空白。儚過ぎると野暮になるから、僕は少し発情を見せびらかして春を待っている。何色の恋を見つけようか。どちらにしてもまた君色なのだろうけどね。(今夜は練習)

・血も痛みも真実も含まない声は

1/23

・落ちてこないんじゃなくて、散乱していても拾わないって感じ。

1/22

・最新の僕はいつも空白で、下血した内臓を持て余した枯渇だけが生命維持装置の冷たいダイナモを振動させている。交尾を求める以外の方法でどうやって愛を表現すればいい?

・死とは本能で 愛とは欲で 恋とは発作で 血とは涙で

死になさい 本能のままに
愛しなさい 欲望のままに
生きなさい 惰性のままに
流しなさい 命のままに

全ては夢
儚く狂おしいだけの

命に意味はない
心に価値はない

伝わる可能性にだけ
1gほどのの重さがある
僕はまだそんな風に思っている

全てのお気楽な夢想家を断罪する為に
僕は生き恥を引きずっている

そんな僕もまた夢想家の群れの中にいる
知りながら痛みに微笑む

遺作はまだ手のひらにない

1/21

・衣食住足りて不安を知る。

・それは愛ではない。愛によく似たニセモノだ。

1/19

・言葉に頼る限り詩人には辿り着けない

1/17

・アップルパイが焼き上がる前に空腹は消えてしまった。欲しがった君に触れる前に僕の欲望はいつも萎んでしまうんだ。だからいつも知らない君を探している。新しいは古いの後ろ姿さ。

・予約したはずの未来は混沌だった。

1/16

・脊椎反射で恋に落ちる(怖いよ)

・死とは本能だ。生とは煩悩だ。恋とは反応だ。愛とはオーノーだ!

・次の一言だけが詩人の証なんだ。

・求めるだけじゃ辿り着けないものがある。ため息だけじゃ触れられないものがある。寂しいだけじゃ泣き言にさえなれない。ときめくだけじゃ恋とは呼べない。流れるだけじゃ色は生まれない。ヒントだけで解答は存在しない。漂白と流転と僕らという共存がそこにあるだけだ。

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・指先が目覚める前に今日は終わってしまう。書き留められなくても詩人は詩人である。眠らなきゃ明日が来ない気がして目を閉じる。今日の続きじゃない明日が欲しい。僕は僕のままでいいから。

1/15

・夕暮れ過ぎの山の端にかすかに残る残像のような青白い光に見とれていた。愛を知らない僕は愛を教えられないけれど。

1/14

・神秘には狂気の薫りがほんの少しだけ混ざっている。

・iPHONE発表と2ちゃんねる閉鎖騒動とスカイプが僕の生活を脅かしているのだ。

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・決別の朝を待ち焦がれていても、最期には巡り逢えないさ。踊らされた後の困ぱいと落胆と執着した嫌悪のしっぽだけが見えるだけでね。たいそうな肩書きを捨てられたら、平凡な夜は優しく誘惑してくれるだろう。

1/13

・ビジネスモデルとしての純情。便座に染み込んだ劣情。至近距離にたまたまいた君に口づけを求めてしまった僕の無意識。最近騒がしい周辺が僕を真空にしてしまう。騒動や不毛や崩壊は、他人事に染められやすいこの部屋の喧噪を汚染してしまった。存在しない本心をあぶり出したら統合は失われる。呟いたのは確かにぼやけた僕という人格のへそ。こわばった角質。粋がった確執。メーセージを伝えるはずのRNAは核としての深層を探す長い旅に出たままさ。

1/11

・怒りとは絶対正義から生まれる。絶対正義とは妄信である。

・うらはらから流るるもの すなわち

・何人も狂気から逃れられない。

1/9

・森羅万象は君への道しるべさ。

・道理なんてものは、実はどんな風にだって捏造出来る。白であることと黒くあることは同時に共存する。眠気と思考が混濁し得るみたいにね。

・癒着した皮膚の間に結合した腐敗があるとして、それを洗い流すにはどれくらいの苦痛があるのか想像してごらんよ。癒着が悪だとして剥離が善だとして、でもそこに耐えられない悶絶があるとしてさ。

・おとぎ話には毒が必要さ。

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・いやいや。この頃悶々が蓄積するのが速くて困るのです。何故か加速しているようにさえ思えるんですが。ある意味病気ですね。

・沢山の煌めきはほとんどが煌めきのまま消えていく。それは悲しむべきことではないのかもしれない。消えることが許されぬ魂が、あまりにも惨たらしい魂が消え残り苦しみ続ける。賞賛も美辞麗句も救えない絶対的悲劇の中に生き続ける。無意識の境界線からしみ出した誰かの体臭を僕はまだ探し続けている。積れぬ雪はとろけながら溶解熱と世間の幸せを中和していく。微睡みの手前の幸せ未満達よ、柔らかく眠りに抱かれてもいいのさ。今夜くらいはね。

・生まれる時はスッピンだ。

1/8

・美と嫌悪。気楽と真摯。感触と防御。

・言葉が一番容易く、言葉が一番嘘つきだ。言葉は一番汚れやすく、だから僕らは使い古すことで罪を洗い流そうとする。真新しい真っ赤な嘘を僕は探す。誰もまだ懺悔していない罪深さがいい。どうせなら飛び切りの赤がいい。まだ暖かい新鮮な赤がいい。まだ生きているような赤がいい。

・はみ出した波動がどこかを共振させたとしても、この些細な距離を飛び越える力にはならない。僕は君を知ったけれど、君の真実を求めた訳じゃない。僕を突き動かしたのは卑しき股間の疼きでしかなく、それを誤摩化すことにエネルギーを浪費する気力は残っていない。

1/6

・積もればいいと期待しながら溶ければいいと願う。揮発と融解に熱を奪われて氷点の手前で足踏みする夜。遠くであの子のささやく声が聞こえている。その隙間に忍び込む狡猾さもなく僕はひとりタバコをくわえている。明白な答えは素っ気なく流れる。まどろっこしく焦らすような誘導尋問で自白に導かなければ道は開けない。すべて解ってはいる。けれど...。今日が昨日と呼ばれる頃に、今があの頃と美化される頃に。手遅れなサイコロを手のひらの中で転がしているだけの僕が見える。比較としての優しさは絶対的衝動には結びつかない。微睡めば許されるさ。逃げたことさえ忘れられる。

1/5

・舞い降りたのは静寂でも熟成でもなかった。それはただ狂おしく振動する激情だった。振り向くとそこには目を覆いたくなるような惨状があった。ピンポイントで突き刺さった言葉が、決して呟いてはいけない言葉が、血まみれでそこら中に散乱していた。途切れ途切れの記憶と逆上した心の余韻がここにある。僕は悪魔に魅せられてしまった。禁断が欲しくて欲しくて、もっと欲しくて。この指の振動は止むことを知らない。結果なのではない。これはただの枝分かれした可能性の枝の末端なのだ。選んだのではない。迷い込んだのだ。僕は、僕はただ...。断末魔の突端で通り魔にかすめ取られた韻としての殺意。まるで赤ら様に浮ついたプライドが溶解していく。意思はどこにも見つからない。いや、はじめからなかったのかもしれない。三日目に夢に見たのも、四日目にくり貫いた眼球にこびり付いていたのも。まったくもって同じ結末であったのだ。行方不明の冷静を探しながら深く息をした。カーテン越しの薄明かりは、のんきなぬるま湯に浮かんでいる。いっそのことひと思いにと、いやそれはまだだと。この期に及んで些細を気に病む奇妙な僕は、金縛りのような直立不動のままで、致命的な優柔不断を自らの前に晒していた。安全装置は作動しなかった。それは社会という世界という共同責任ではあっても、このまだドクドクと脈を打っている心臓には罪はないのだ。罪などないのだ。むしろこれは僕という存在としての罰なのだ。業なのだ。

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・ユーチューブとVIPに時間を乗っ取られている。だけど春の芽は確実に僕の内部で膨らんでいる。

1/3

・食い過ぎた。なので寝る。

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嘘がそこにあったとして
それが綺麗なだけの嘘だとして

でも嘘はそれだけでは存在し得ない
ただそれだけのことだったんだ

嘘に欲情し求愛し交尾する
それを愛し抱きしめ墓場に引きずり込む

殺意は我にあり
今ここにたったひとつ

1/2

・あ!

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