2007年

10月なんだね

 

・詩みたいなものを書くから詩人じゃないんだ。感じる部分そのものが詩人なんだ。(朦朧詩人

・突然、歌声が聞こえた。 仕事場の裏の細い道辺りで。恥じらいもなく張り上げた声だから小学生かなとか一瞬思ったけれども、歌のサビのフレーズがスピッツのヒット曲だったので不思議に思った。 見ると女子高生とおぼしき姿が夕方の空気を自転車で切り裂いていった。そして僕は一緒に歌いたい衝動を覚え、実際にハモって歌ってしまっている光景を妄想の中に見つけていた。 よくは見えなかったけれど、甘酸っぱい歌詞が突発的に聞こえ、そして声さえ出してしまった彼女は少女らしい恋をしているのだろうなとか勝手に想像して、微笑みのまま少し立ち止まってしまった。 歌い出したい、踊り出したい。そんな衝動をコントロールしながら僕らは大人になった。 僕の野性は今ではせいぜい窓を閉め切った車の中でしか解放されない。 軽やかに羞恥を超越してしまった魂が羨ましくて、さっきの妄想の余韻と少しだけ遊んでしまった僕がいた。 恋したら皆詩人さ。 溢れて溢れて止まらなくなる。 幼稚な恋は隠蔽をあまり知らないから美しいのだろうか。 いじわるな僕は彼女の恋が成就しないようにと願った。 口にさえ出せないまま終わる最初の切なさの記憶はきっと墓場まで連れていけるかけがえのない財産だからね。(第一波の眠気の畔にて)

・感じる 感じない 感じられる 感じさせられる

・幸せが欲しいから幸せをあげたくなる。愛して欲しいから愛を投げかけている。

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・肌でしか癒せない場所がある (今夜はアレね)

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・最後まで出さないままパンツを上げるような気持ち悪さで今宵はこれまで。

・過ちを繰り返すのは、過ちだと思っていないからだろう。どこかにそれでもいいとたかをくくっている部分がやっぱりあるんだ。

・流れを追いかければ海に辿り着ける。眠気を追いかけても君には辿り着けない。

・欠けるのが速いなって君を見つめる。僕は今夜くらいの君に艶を感じるんだ。それに高く昇り過ぎないのがいい。首がさ、疲れちゃうんだよ。でも欠けるのが速過ぎだよ。君は老けないけど僕は老けちゃうんだ。もっとゆっくり楽しませておくれよ。

・下書きはしません。推敲もあんまり。だって面倒臭いんだもん。今も全然しゃべりださない脳味噌のまま書きはじめてします。ウォームアップだけで疲れちゃいます。毎日満塁ホームランなんて打てないんです。白状すると打とうとはしています。今日は短いです。明日スタジオで合わせる新曲と格闘しなければなりません。いえ、いつも短いですかね。

・明日は君の足元からしか生まれない

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・眠気さえ宇宙の一部さ

・さっき変な動きをする人工衛星なのか飛行機なのかわからない点滅する光を夜空に見つけたんですが。ヒューって動いたと思ったら止まったりするんです。変だなって思いましてね。ええ?証人?ああ、トラ君がいます...よ。いますったらぁ。

・心身ともに充実した時の限界じゃなきゃ意味はないとね。命をかけるべき場面はそうそうありゃしないし。まあ、止まらないだろうけど。

・悟りを開くべく生きるでもあるまいに。僕は愚かさに磨きをかけ、あわよくば熟成させようなどと企んでいるのでR。

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・抱き合うと温かいらしいよ。

・足元を掘り起こしたら古くさい価値観が沢山出てきてしまうさ。(空中浮遊だ)

・そうそう、今朝はなぜかAM4:07に一度目を覚ましたのです。(状況証拠として)

・なぜ飽きてくれないんだろうとね。静かな残酷に優しい残酷で対峙してみるのさ。証拠も反応もない夜にだってささやけるよ。思いの外に素直なラブソングをね。

・美学の終末は残酷な滑稽だったりする。喜劇でもいい。いやむしろ喜劇の方が難易度は高い。(ヤケ食いで苦しいのです)

・非通知じゃわかりませんよ

・説明出来ないけれど、やっぱり土曜日の匂いがする雨の午後。土曜のこの時間が一番幸せだったなと子供帰りも0.5秒。

・抱擁の先には、いまだ求愛しか見つかっていない。(とのことです。:消息筋の話によると)

・真実ばかり欲しがるから世界が嘘つきに見えるんだ。僕は素敵な嘘を採集しては、醗酵させてみるんだよ。沈殿したヘドロの中に微かに光るアレを見つけては、全てを飲み干す夢ばかりみている。

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・嘘つきなクチビルからしか真実は零れない。

・まともに使うこともない言葉達は新品のまま古びた時代遅れに落ちぶれてしまうから、誰彼構わず愛してるの枕詞達を投げつけている。内側にだけ生まれて未消化のまま腐敗するなんて不憫じゃないか。喋り言葉として使われてはじめて昇華する想いがある。受け取らなくていいんだ。笑ってくれればいい。 巡り巡って言葉はまた僕に降ってくる。少しずついい感じの洗いざらしになりながら。

・光沢もない夜さ。見上げた空にはわずかに君の輪郭が見えただけだった。想いは体温を超えないのさ。僕は体温さえ腐らせてしまうけれど。 それでも天上の寡黙な光のように雲間から洩れてしまう想いでいようとね。今は2007年10月26日金曜日午後9時29分47秒。10秒間だけ送ってみる。疼く肩の辺りに、そっと。

・君が痛むと僕も痛くなるのですよ。

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・選択した上でそこにいるんだよ。(また明日)

・肩もシンクロしてしまうのだろうか。痛みを吸い取り、静かに空に返そう。

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・孤独大の夜に孤独小の月がひとつ

・予告:明日の夜は練習(10/25の夜)

・飲み干しても飲み干しても満ちてくる陶酔。杯を捨てなければ宴は終わらないのだろう。ひと思いに砕いた杯は、でも大地をも酔わせて、終わらない夜のはじまりを刺激してしまった。陣痛のようなリズムで迫りくる内壁への誘惑よ。待ち焦がれた祭りの中心はイケニエの垂れ流した鮮赤だった。罪を流すのも別の罪なのだと気の早い夜風が笑い飛ばしていた黄昏時の記憶、そして...。流しても流しても満ちてしまう昏睡。秒読みで命を数えたら懺悔なんて蒸発しちまうさ。(あんまり意味は無い)

・売れ残りには売れ残る理由があるのさ。

・この余裕はなんだ!

・美味しいところだけ食べられても、美味しいところだけ再生産致します。品質は保証出来ませんが、もっと美味しい可能性も少しはあります。

・一番大事なのは終わらせ方なんだろうね。臆病な僕らはソフトなそれを求めて傷だらけになるのだけれど。

・大きな振動だったんだね。なんて微かな罪悪感と優越感を手のひらで転がしている。

・爪が少し伸びただけで、こんな指じゃ触れられないと思ってしまう。

・例えば、例えばだよ。一過性の発作的衝動だと思い込めば楽に過てる。あやまてる?謝ってる?まあいい。ご飯ができた。

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・待ち合わせした場所にはいつも無情が置いてあった。そして僕はいつかねじれた強さを会得していった。夜に浮かんでいるのは不自然な愛してるだった。短く強く深くまで届く言葉をいつも求めていた。抱かれたいのは魂の方さ。いつも君は反対しか愛撫してくれないけど。僕は若造みたいに加減もわからず夢中で掻き回すから、恍惚なのか苦痛なのか感じることもできずにいるのさ。

・眺めるでもなく想う月。絶望を全部知りたくてここにいる。知り過ぎた後に、真実の微笑みをひとつ零したくて。眺めるでもなく抱きしめる月。まだ今夜には時間があるさ。

・生まれる前でさえ静寂ではなかった。

・沈黙は平和だ。

・沈黙は恐怖だ。

・はじまりもおわりもなく、はじまりもおわりも通り過ぎた。

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・仕込まれた茶番への反応さえ仕込まれている 気付かない人はいないけれど みんなやさしいから だまされてあげている

・堕落した方が安心するのだろうか?

・すべてを進めたくて すべてを凍り付かせる だって優先順位はみんな一番 僕自身だけがいつも二番目に落ちぶれるのさ 

・カーペンターズに癒される日々。王道過ぎて降伏する日々。

・歪んだ世界の崩壊点は、いつも最下層だ。それでも輝いていたのは世界に予感があったからだ。今、予感の居場所がなくなりつつあるように思う。予感が未来を創る。畏怖が想像力を骨抜きにする。心は柔らかでいたい。

・平和でいられるのはほんの僅かな時間だけさ。すぐに汚れたくなっちまう。惰性でもなく 証明もいらない場所を僕は持ち合わせていない。

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・隠れ家はここ。隠れ家はそこ。(失礼しちゃうわ!)

・視界に飛び込む些細な誘惑達。さて想像さえ罪にされるなら。都合のいい脳内変換が得意なら、人並みの今を生きているのだろうと。それが素晴らしく素敵かと問われれば、わからないと答えるけれど。分散すれば希薄になる。使用済みの殺し文句の普遍性を僕は認めていないのだ。

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・小首を傾げた月 うつむいた僕 不毛な悲しみが受話器の向こうでわかりやすいSOSを放っている NOだって痛いんだよ YESだって幸せじゃない 断ち切れぬ情念がどんな明日を描くのか、僕は嫌というほど知り尽くしてしまっているのに うつむいた月 瞬きする僕 濁った夜 ヘドロのような僕の優しさとかいう汚物 子守唄のように残酷な愛ならあげよう

・恋は腐敗して滑稽になる

・優しいのだって罪

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・人肌の

人肌の宵
甘き薫りほのかに
沈黙の体温が伝う言葉以上
甘美な微睡みの後
ささやくような息と息との
重なり合う満たされし虚空なる調べあり
永遠の闇の中で寝息が指を絡めあう
たとえ二度と朝は来なくとも
畏れはすでにここになく
ひとつの完結に辿り着きし世界の片隅

人肌の夜更け
鏡の中の優しい僕は
そんな悲しい物語を爪弾いていた
シトシトと星の降る
何もない夜を
独り占めして生きていく

何もない

何もないね
やっぱり

・そっか、この行為は愛撫の代替えなんだな。前戯の次が恋う戯。愛だはなし。

・さっき、あんなに聞こえた言葉が、今は聞こえない。(そうだビールに行こう)

・もって二年、恋は短命。情が死ぬのがもう二年。惰性に飽きるのも二年。孤独に慣れるのも二年。いえ、なんとなくそう思ったあるよ。(ニーハォ)

・ゴミの中の石ころはゴミみたいな夢を見る

・一恋毎にシワは深まる。

・孤独は才能だろうか。

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・罪さえ犯せない共犯さ。

・睡魔は一番強い正義なんだろう。

・よく遊びよく叫べ。

・無音が少し怖い。脳味噌の活性の中心は今、音欲の辺りにあって、言葉的雑念は少ない。

・それでもまだ静かなラブソングが聞こえる。古くて新しい僕の歌が聞こえる。

・雨の降る日はあの歌も濡れる。

・邪念は午後に捨てた。残ったのは雨だけだった。

・凛々しさは美の一部である。

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・ないのではない。見えないだけだ。

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・昨日は酔って早くに寝てしまったんだが、久しぶりに霊的臭いのする金縛りにあった。誰かアレかなとか思いながら、今夜は練習なのです。

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・言葉はむしろ想いを隠す。

・口説き文句はない。必要ははないと思うから。いや邪魔かもしれない。セロニアス・モンク(ジャズのピアノ弾き)は嫌いではない。たどたどしい指先で本心を探しているようなこころに真摯な態度が好きである。(スタンダードのラウンド・ミッドナイトとか有名)

・命のように抱きしめたい

・そうか、酔いにはノイズを消し去るっていう効能もあるんだね。

・2杯目の恍惚でブレーキは掛からない

・これからは無意識の独り舞台(予測値)

・130%のyes。

・思考の糸をたぐり寄せる。ほろ酔いを遥かに超えた僕に、糸は容易く断絶した。過分に口走るのは危険な夜なのである。

・恋を隠すなら恋の中

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・グッナイ、ムーン

・月には何度でも恋します。(月にではない!)

・僕はドアを叩いたけれど、扉を開けたのは君なんだ。

・朝と夜で違った意味に見える言葉があって。昨日のアンバランスは平凡な夜が解決してしまって。詩人になれない夜があってもいいんだなって思ったとたん、脳味噌は囁き出すんだよ。隠しているのはとてもシンプルなこと。今更の言葉をえぐり出す指。君にだってSは宿っているんだろうね。

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・疾走感も狂おしい暴走もない。暗闇というぬるいスープを自我の柄杓でかき混ぜるだけだね。模様は違っても味は毎日同じ。わかってるんだ自分でも。

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・甘いものと僕は別腹で

・野蛮な念は内側をかき回し、かきむしり、禁句を欲しがる。閃いた第三の選択肢には平安だけはある。

・あってもなくてもせつないもの

暴走への抑圧を解いたとたん
暴走は力を失う
だけどそれからが大変なんだ
巧妙に自分を騙すことに集中する
欲望と肉棒に火を付ける為に
ダラダラとヨダレは垂れはじめるけど
充血未満はひ弱な猫のように
甘ったれた衰弱をもてあそんでいる
いらついた別の体温が
愛に見せかけた荒々しさで
感情さえも萎えさせてくれると
ようやく僕は安心できて
情けない夜を受け入れるのさ

・大丈夫、ちゃんと汚れてみせるさ。

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・睾丸に溜まったアンバランス。それは愛って呼べるだろうか。枯れない今言えないなら落第だよね。

・一行で殺してから千行の鎮魂の詩を垂れ流す

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・余韻の中に毒を一滴

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・許容範囲は絶対的受容です。

・そこは心臓じゃない

・ハロー、CQCQ

ハードディスクのささやきを聴くだけの夜
静寂の前にも耳鳴りが横たわっているだけだった
目を瞑っても世界は消えないで僕らを包む
喜怒哀楽とは別の次元で
ただ揺るぎない存在として

くじ引きで選ばれた未来は祝福されるだろうか
迷っても手をあげてしまった方がよかったのかもしれない
歩いているフリの足踏みは退屈な疲労しかくれなかった
このまま何もしないで眠くなるなんて耐えられない
耐えられないんだよ
ささくれ立った心壁が乾いて硬化しちまう前に
不感症になった官能基を君で
君で埋め尽くしてしまおう


振動は音になり
やがて声に変わるかもしれない
ハロー、CQCQ
聞こえますか
ハロー、CQCQ
感じますか

・想いで抱きしめるということ

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・愛してるは懺悔の言葉だった。

・恋は欲しい。君は欲しがらない。君は欲しい。恋ならいらない。スケッチブックに言色。溶いたシュールのパステル。あの日と同じように邪念のままの邪念を写す。新しい絵の具はあまりない。いいさ、水と脳味噌があれば。明暗の自画像。自画自賛。次回作は自作自演。ジ・エンド。

・このバランスを壊すのは僕だろう。いや僕であって欲しい。

・ビールは導火線のように

・構え過ぎて書きにくい。意識し過ぎて固くなる。

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・左肩にこびり付いた君と右肩に染み付いた僕ら。興奮は伝染するんだ。だってば。

・半分の想いしか欲しがらない影に、はみ出さないように注意深く美味しいところの中心を分断して投げる。多くても少なくてもいけないんだって。

・地上数センチのセンチメンタル


地上数センチのセンチメンタル
痴情スレスレのファンダメンタル

浮かんでいるとしても
放電もできやしない
もがいても
進むでもなく
流れ出せば
止めるものもない

滑るような恍惚は
ギリギリの恐怖を連れて
垣間みる地面の肌の
ロココの鎖骨辺りが
反吐が出るほど
愛おしくて仕方がない

地上数センチのセンチメンタル
痴情スレスレのファンダメンタル

私情をはらんだ下腹部辺りが
至上の恋へのヴィブラートに汚れている

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・コントロール出来ない妄想は無力です。

・世界の下でアクビをした。世界は舌を出した。僕は涙目であかんベーした。止まる寸前の思考がそう命令したからさ。素直な僕らはまだ凝視している。へばりついた大地は世界だけど世界の全てじゃない。

・微睡みをまとい、闇と戯れる。バランスは無意識の中で流れて、自分の欠落より世界の空虚を優先してしまう。誰も触れない禁断の場所だから僕は触れたい。自然に生きて異端に見えるなら、それも仕方のないことさ。顔の見えない暗闇に話しかけるいつもの今夜。昨日死んだ月は明日また生まれるらしい。無尽蔵な振動を吐き尽くせば命は救われるだろうか。これが業だとしたら、僕は悪魔を祝福しなけりゃならない。暗闇を身にまとい微睡みとダンスできるだろうか、また明日も。

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・流線型の未来は血まみれの世界に置き換わってしまった。情報は幸福を連れて来なかった。科学は貧富の歪みを更に増大させただけだった。欲望は記号化され愛は遺伝子で語られようとしている。医学が設計し薬学が実行した高揚は恋を置き換えるだろうか。僕は僕を記号に翻訳する。文字列で出来た肉体で結合する夢を見る。

・隠しても一夜。

・今夜は不作の予感。

・連想ゲーム 人生ゲーム 遺伝子ゲノム 異端児ヤコブ パブロフの夜更け 神経衰弱 不屈の腹痛 メトロポリタンナポリタン メルトダウンするメロンソーダ 発泡スチールウール 思考は断絶した 思想は断食した ラマダンラフマニノフ ポカリーズポルポトスープ ポップアート引っ越し引越し! 絶叫にらめっこ ラッコプルーン フルムーンレインボー ボーイングボーリング ウォークドント暗い

・帳尻合わせではない何か

・幸せを祈るより、今を祈ろう。僕の中にだって幸せは息づいているのだから。いや、むしろ祈りを祈ろう。不変な永遠は死と同じなんだ。まだ、変化する有限を楽しんでもバチは当たらないさ。君が見つけた不思議なオモチャは色褪せる前に脱皮し続けている。(変態にヘンタイしてさあ大変だい)

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・夜は夢のはじまりで、夢は迷路の入り口で、迷路は帰り道を探す過程で。振り出しに戻るだけの双六の夢幻ループを抜け出して、人生ゲームを残忍に笑うのさ。歩かなくても彷徨える。帰り道を隠したら僕らの夜は動き出すんだ。

・暴走もまた楽しい。

・思考の底辺にうごめくものあり。

・1%くらいSがあります。自覚はありません。

・隠しても恋

・久しぶりに二日間ほど身に付けた例のサイケなスウォッチ君は、しっかり遅れてくれました。なんか安心するのがおかしな感じです。何を出しているんでしょうか。ええ、これもきっとその病気の顕著な症状なんでしょう。

・詩人?うん不治の病だね。

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・楽しい祭りは終わって、普通の日々がはじまる。とっても幸せなのにまだ足りなくて、眠くなりながら企みの妄想に遊ぶ僕さ。分別あるどん欲で年を重ねる。キュートなジジイがいい。エロスギリギリのジョークを吐き出してから自分で恥ずかしがるような。

・鬱ってキーワードで検索されて鬱。(それほどでもない)

・磨いても磨いても辿り着けないイデアの向こうの愛情のように、弾いても弾いても触れられないイメージの向こうの音像があって。ストイックに低音と戯れる高揚の後の休日。ステージはドラッグみたいなもんだから、心を装飾しながら心を晒している。意図しない場所に僕の素直は転がっていたはずさ。

・ゼロじゃなく存在でもない。ヴォリュームを絞ったテレヴィジョンの認知はできないが無でもない音の空白。微かな薫りがする。しとやかな雌のそれだ。まるで生々しい人間だとでも言い張るような。距離感がない僕らの存在証明を僕はしこたま肺の奥まで吸い込んだ。陶酔も興奮もないけど許された見えない証拠のような何かがあった。そうか、幸せも哀愁っていう体臭を持っていたんだ。僕ははじめて知ったんだよ。100%じゃ足りないんだね。でも全部で100なんだよ。そんな風に感触をスケッチしたよ。僕は夢見がちなリアリストさ。僕らは、かな。

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・さて、朝だ。

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・準備が進まん!

・不思議と奇妙の断絶。

・影踏みさえひとりじゃ出来ない。

・毎日が奇跡だったら疲れちゃうさ。あまりにも鮮やかなひと刺し。  膀胱の緊迫とロスタイムの誘惑。

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ライヴin神楽坂  

 
十月七日
ぐゎらん堂企画
『目玉狩り、ひとつめ』
狩場:神楽坂デメンジヨン
狩人達(敬称略):恐怖新聞(きょうふしんぶん)/CREA(くれあ)/大菩薩(だいぼさつ)/InnerChild(いんなあちゃいるど)/ぐゎらん堂(がらんどお)
狩場開放:夕方十八時
木戸賃:一五○○圓
呑物代:五○○圓

出番は3番目の模様ですヨ、お嬢さん!

・ご飯食べたら来ちゃった。結構強烈なヤツ。

・書けそうな時ほどヤツの誘惑は強烈だ。

・解放されたとたんに疲労が軽くなる。気のせいなんだけど、お疲れ元気。昨日よりも元気。でもバッファリンは一錠飲んでしまった。

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・願望はちょっと哀しい。切望はも少し切ない。(廊下にいますよ)

・僕らは上書き保存しか出来ないんだよ。記憶の中身はもうあの頃とは別物なんだよ。(使っちゃいました。代用語が思い浮かばなかったもので)

・絶望を上手にねじる。幸せには見えなくても喜劇くらいには出来るさ。コツがいるんだけど。僕もまだよくわからないんだ。

・気配が約一名。今、窓際にいる。

・世界に絶望したら僕は書き始める。今夜も優しく絶望した。(鉄棒は案外得意だった)

・疲れてま〜す。でも元気です。

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・ここは遺書でもある。誤字脱字ばかりのコミカルな遺書だけどね。全てではないけれど、普通の人々が書き切れないくらいの沢山の気持ちがある。その時その時の僕の真実が。真実かな? 真実じゃなくても真実以上ではある。毎夜遺書を書き足す僕って ス・テ・キ!

・練習さ

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・靴を履いた時、冒険は始まる。

・気配も持たない雨が僕らを包んだ。普通の夜の平穏は誰にも感謝されない。無償の祈りなど存在しない。昨日に生きられる人もいない。またいだ日付の温度差を僕らは検出し得ない。どの一秒にも同じ寂しさが宿っているから。後ろ姿が僕を求めた。痛いくらいの静かな引力だった。飛ばないのは僕の足だ。飛べないのは僕の心だ。

・恋は熟成しない。愛は腐敗しない。

・言葉は真実を語るには不向きだ。

・今日すれ違ったうちの何人が満たされていたか。今夜に眠る何人が優しい眠りを享受しうるか。

・底辺に愛があればいい。

・イントロに負ける主題であってはならない。

・落ちたんじゃない。落ち着いたのさ。今から夜の取材なんだぜ。事件は僕の中で生まれるんだけど。迷宮入りしたら素敵な追憶になれるんだよ。

・邪念のない本心は軽いデフオルメとスマイルで吐露できる。邪念のある核心の発声化は躊躇を伴う。つまずきながらのラブソングの方がキュートだと僕は思うんだけど。スィートでラブリーでビューティフルな君はどう思うだろう。(別にトゥギャザーしなくてもオーるぁイっだよ)

・心の準備だけは出来た。好材料と言ったらそれだけだけど。そんなこといいながらウォームアップしていない脳細胞で書き始めてみる。

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・ところで落ちのない箇条書き屋の僕には打ち止めがない。達成感とか昇天感とか。勝手に終われよ。うん確かに。

・そっちの痛みも想像出来てしまうさ。そりゃみんな想像くらい出来るさ。でも痛みは感じないんじゃないかな。そりゃ買いかぶりだね。

・よくもまあ性懲りもなくだな。どうしてこんな短期間で赤の他人数名に同じセリフを言われるのだろう。バカバカしくて笑えてしまう。日本がダメなのか僕の周りがダメなのか、あるいは僕が呼び込んでいるのか。まあいい。経済学では熱力学の法則は適応しないという学習にはなった。地道に生きよう日本列島。

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・逃亡ではない。もう忘れてしまったけれど、何か重大な使命を帯びてひとり宇宙に飛び出した。決死というにはあまりに静かな永遠の中を泳いでいる。命として地球に戻ることはない。それだけは確かだったことは記憶している。日々になすべきことはあった。今はなすべき内容もその意義も忘れてしまった。僕は外宇宙に一人、小さな窓から暗黒を見つめるだけだ。目覚めて1秒で生に絶望する。生命維持に最低限必要なものは揃っている。最悪なのは生命を自ら断つ手段さえ奪われているということだ。その思考が行動をとろうとした瞬間に僕の思考は遮断される。どんな肉体的改造をなされたかは勿論記憶にはない。数百テラビット程度の人類の遺産は連れてきている。アカデミックも通俗もなんでもありな資料だ。しかしいつ訪れるかしれない自然死を待つだけの僕には知識も芸術も意味をなさない。最近ではその自然死の到来すら疑わしいと思うようになった。日々を数えなくなってどれくらいが断ったのか、もう想像も出来ない。そしてある日、文字を残そうと思った。誰の目にも触れることのない暗闇の中の沈黙の中で。意味ははじめからない。誰に向けたものかなんて知らない。ただ僕は語り口調で書き続けている。誰宛でもない誰かへの言葉さ。この行動は仕込まれたものなんかもしれないが、そんなのおかまいなしで書き綴っている。僕は明日と昨日に話しかける。そしてひとりうなずく。とても安定しながら狂気していっている。じつに奇妙で心地いいんだ。

・感じるのに精一杯なので書き留めることができない。

僕はまだ生きたいと思った
知らないことを吸い取り
誰かを感じたいと思った

知り尽くすことも
書き尽くすことも
感じ切ることも
愛し切ることも

全て果たせないのは知っているけれど

幸せ未満にはすぐに耐性が付く
幸せ以上にも勿論

さて未完のまま消え行く魂が
ここに存在している

そこにもいることを
僕は知っている
感じるんだ

存在したということは
感じたってことなんだろうね

そして

僕はまだ生きたいと思っているよ

 前月へ

 

戻る?

お家に帰ろうね