2006年

8

8/30

・明日を待てずに肌はとろけ始める。粘膜より感じやすい場所は今はまだ僕しか知らない。

・失ったのは言葉ではなく、聖なる暗黒だった。

・内包した振動が逃げ場を失って窒息しそうな時間。許されるはずもない神秘との共存。自由なんてひ弱なもんさ。指先の気配だけで腐りはじめる果実みたいにね。

8/29

^^^

・人肌でも火傷はする。

・幕切れの感傷を生け捕りにしても、神聖は住み着かない。永遠に辿り着けない美しいだけの季節。黄泉の世界の底辺には、そんな想い達の屍が沢山眠っている。時間の美化作用に騙されないように今を目に焼き付けるのさ。肉眼は時に盲目さ。注意深く、疑り深く、罪深く、思慮深く。また呼吸を奏でよう。性懲りもなくね。

・あまりモノ達が残りモノの山を手荒く物色している。捨てなければ手に入らないモノを持て余した両手にまだ引っ掛けようとしている。選択ではなく独占なのだろうとね。大切はしまっておいて、もっと不思議なおもちゃを欲しがっている。不思議って遠くで眺めるべきものさ。不思議のままにしたいならね。

・自分さえまだまともに救えない僕には、いっしょに溺れるか、見殺しにするかの選択肢しかない。鏡にはなれても魔法にはなれない。魂は自分で洗うしかない。「気付く」ということ。自分の足で立つということ。前を向くということ。傷口から目を背けぬこと。疲れたら休み、加熱したら冷やす。怨んでもいい。生きなさい。

8/28

・いい具合に眠い。今年の夏はどうにか背泳ぎが出来るようになった。ノーズクリップなしでも50mいけた。もっと泳ぎたいな。想うだけだけどね。

・真夜中に生きられない月を見送っては、やり過ごした歳月を想う。可能性は殺してあげた方がいい。だって苦しがってるだろ。虫の音が虫の息の夏の調べを奏でている。しがみつくのはどんな種類の美学にも属さない。書かないのと想わないのは全く別物さ。書けないぐらい惨憺たる感情を投げつけていた。耳も澄まさずに酔ってなんになる。なんになるってんだ。

・青春のミイラに水を注いでも無駄だね。そっとしておけば無惨な様でも残るのに。

8/25

・触れれば萎びるのさ。感じなよ。

^^^

・朝も少しずつ遅くなっている。

8/24

・孤独は刃物にもなる。

^^^

・僕はいつも最期の夏を探しているのかもしれない。(今夜は練習)

・しばらく更新をお休みすることにした。期限は設けない。でも、書くことは書いておこうと思う。誰の為でもなく僕だけの為に。

8/12

・僕は黙ればいいけれど、僕の言葉を待っている人はどうすればいいと思いますか。しばらくネットから離れてみたらいかがでしょう。ネットは麻薬です。コントロール出来なければ自滅の道を歩むことになりますよ。最期の自由を失ったらmgjhkl;あ:」:Sds

 

・恋を殺すのに刃物はいらない。

・全ての出会いを恋に翻訳しようなんて思っちゃいないさ。でも恋は触れずにはらんでしまうもの。気付いた時にはもう手遅れな露地物。意識して育てたらひ弱になってしまう。いまだ僕らは恋の無菌栽培に成功してはいない。太陽に灼かれ、雨に腐り、霜に凍え、虫に食われてもなお生き延びる生命力。ほんのりと甘く、密やかに苦く。鮮度を失えば毒にしかならない。はやく食べてしまって、追憶にしてあげるのが一番の供養なのかもしれない。どん欲にそれでも人は求める。愚かさは恋には水になる。

・新鮮がひとつもなくても楽しい?懐かしいと抱きしめたいの隙間に隠れて君の横顔を見つめていた。期間限定の楽園の終わりの残酷を、僕はもうイメージ出来てしまう。

・呪いは自分で掛けた。力に満ちた真空の中で浮かぶことしか出来ずにいる。見えない力が強過ぎて、魔性を帯びてしまう僕の言葉。昨日の悪夢は単純過ぎて、推理する楽しみさえなく犯人は白日に晒される。君のことなんて1mmも混じってはいなかった。

8/11

・やばい、目が覚めちまった。

・やばい、睡魔が。

・不眠、体調不良、気分の乱高下、不安と孤独感、etc...。その年代にある障害群なのか、あるいは不定愁訴とか。よくわからないけど、一度医師に診てもらった方がいいと思いますよ。婦人科とか心療内科とか。いや、ほんとに。

8/10

・雲の様子が不思議で、少しだけ眺めていた灼熱の白昼。夏の中心には、もう夏は存在しなかったよ。先走った初秋の雲が見慣れない造形を描き出していた。球児達の夏が終われば、みな気付き始める夏の終焉はもうすでにここにあったんだ。僕は驚いて息をのんだ。だけどそんな空の異変に反応する人なんて、どこにもいなかった。ほんとにどこにもいなかった。
さて幸せや悲しみの、そして恋の中心には、もうその核は存在していない。全ては移ろいやすく淡いだけの幻影さ。認め難いものこそ抱きしめるべきものなのかもしれないね。僕が問いつめるのは抽象的な君の心象風景ではなくて、まさにそんな君の明白なのさ。理解を超えるモノってのは実はね、拒絶している君の影なんだぜ。
世界の様子が不思議で、いつも我を忘れて眺めてしまう僕さ。冷たく笑ったっていいんだよ。
ねえ、ひとつだけ教えてあげるよ。「愛してる」の意味はまだ誰も理解しちゃいないんだよ。秘密だけどもね。

8/9

・眠くなったアルヨ。

^^^

・求めすぎるからつかめない。

・光は、時に明白を隠す。

8/8

・えも言われぬ夕暮れ時の目撃者になった。あんなに壮大な景色に見とれていたのは僕だけだった。ほんとはね、僕だってうっとりと見つめ続けていた訳じゃない。忙しさの中でほんのひと時だけ、眼球と素肌で感じていただけだけど。台風の影響だろうね。透明の中にインクを垂らしたような、ある種物理的な幻灯のようだった。様々な理(ことわり)は時に神の存在を匂わせてしまう。神秘とは仲良しでも宗教とは疎遠な僕は神の名前を知らない。素直に感じることと盲目的信じ込むことの間には、いつの間にか大きな隔たりが出来てしまっていた。信じてしまえば感じることへの嗅覚や考えることへの触覚を封印してしまえる。そいつがどれだけ素敵なのかは想像でしかわかんないけど。太古の昔、神秘は神聖でいられた。それがどうだい、今の惨状は。神秘も神聖も地に落ちてしまってるじゃないか。まあ、奇異で近寄りがたい存在である為には役立っているかもしれないけれど。ああ、何を書いていたかわかんなくなってきた。まあ、いいか。

・フライングしちゃった!

・ひとことの為に、たったひとことの為に。見つける為に百の凡庸をまき散らす。たったひとことの為だけに。

^^^

・眠たさを言い訳にして夜の架空と抱き合う。溶けるように深く。

・おはようとおやすみの間より、おやすみとおはようの間で。

8/7

・あんなに赤く妖しかった月が、今夜は手のひらを返したように普段の顔色に戻っている。この季節には珍しく風が雲を追いやった後に、久しぶりの星も顔を出した。満たされる前の君は昨日の事など知らぬフリで、空から世界を眺めているね。一体僕の魂は君にはどんな風に映っているんだろうね。秘すれば妖艶。黙すれば珠玉。こんな夜を独り占めにして、君は満足げな寡黙を守っている。おしゃべりな僕は語り過ぎて、いつも重厚を失ってしまう。日付が変わる前に今夜の愛に辿り着けるだろうか。

・絶望は意外に優しい

8/6

・ほら、アッチで頑張るとコッチがおろそかになっちゃうんだな、これが。

・どうすれば輝くのかなんて人に聞いても無駄だよね。いつの間にか光ってしまうのが一番きれいなんだし。

・言葉が多いときは調子が悪いんですって。みんなしていじめるので僕がかわいそうですよ。

・今帰宅でありんす。なんか、忙しくて濃い夜になりそうな悪寒。

8/5

・それは消せるけれども、二度と消さないでくださいな。あそこは僕にとってはある意味聖域でね。真剣勝負の場所なんですよ。よほどひどい業者さんの書き込みでもない限り削除したことなんてないんです。綺麗事を書けっていっているんではありません。後悔がない人なんていません。僕なんて生まれたことを後悔していますもの。(嘘) でも出来心で書いてしまったものって本物ですよ。祈りは神聖でしょ?どんな言葉でもね。それは時間がかかっても対峙しますよ。例え毒を含んでしまってもね。

・美学は省略の中にある。だけど、逆が真とは限らない。

・核心に近くて核心を誤摩化すものってナ〜ンダ?  下ネタ

・アルバムとか詩集の題名には事欠かない。題名だけだけどね。

・理解しようとすることが感覚を殺してしまっている。

・僕は思春期後遺症

・口に出してはいけないことは結構あります。口に出しては野暮なことも数多あります。そこを踏み出すのなら血まみれになる覚悟がいるんです。ね。詩人が繊細だなんて嘘ですよ。血まみれを楽しんでいるんですから。静かに想うというのは、ホントに静かに想うことに真摯でいることですよ。余ったからといって、簡単に零してはいけないんです。痛みを楽しめるようになるまで、じっと想いを見つめるんです。1gくらいは届いているはずですから。

・小さくありがとうを置いておきます。

・言葉だけじゃ足りないんだよ。言葉だけじゃ届かないんだ。

・君を汚す最後の雄になろうと思ったんだ。

^^^

・お帰り、ただいま。なかなか楽しかったよ。そしておやすみ。

8/4

・右手の指の繊細は左手の緻密が産み出している。

・ランダムな未来に身を任す。かき混ぜても終着点は、さして変わりはしないもんさ。あがいても漂っても...、僕らはやがて宇宙に帰る。

・ただ優しく包容してください。そうすれば無駄な言葉はいらなくなる。僕は眠るように目を閉じて、ようやく重い鎧を脱ぐことが出来るはずさ。ふんわりと抱きしめてください。ほのかな君の薫りにつつまれたら、ひ弱な素直に戻れる気がするから。

・少し眠い朝。意味もなく未来が楽しみな朝。きっと何もない余生なのはわかっているのに。きっと何もない人生だったと呟いて天に召されるのだろうに。無性に未来が恋しい。無性にまだ知らぬ君が恋しい。無性にトワに知ることのない君が恋しい。

8/3

・今さら明日の衣装はどうしようかと悩む。今夜は眠くならなければ衣装合わせの夜になる予定。ストックの使い回しにも飽きたし、真夜中のドンキあたりを彷徨うかも。

・詩人と名乗るのに四十二年。

8/2

・沢山幸せをあげられた人が一番シアワセ

・全然平気。全然妬いてない。

8/1

・愛って薄味。

・いとも容易く震え出す場所は君に直結した場所さ。見せかけの安定なんてもろいものだね。君が触れれば...眠くなってきたアルヨ。

・距離感がわからない僕は、間近でささやく君の感情を理解出来ない。どこまでが表面でどこからが本性なのか。心を測る為の視線は恥ずかしくて外してしまう。そして透明で薄いバリヤーで官能の触覚を覆ってしまうんだ。ひとしきり視線を彷徨わせたら、肩を触れ合わせない微妙な距離をおいて、呟きはじめるんだけどさ。その声は近過ぎて君には聞こえないんだよ、いつもね。聞こえないフリをしていてくれるのかもしれないけれど、僕にはもう何もわからなくなるんだ。だからまた、ここに逃げ込んでは、その時のつぶやきを反芻してみるって訳。今度あったら言えるかな?にじませるだけじゃダメだって横顔がサインを送っていたっけ。テレパシーより露骨で汚れた僕の言葉を僕の声でね。(って誰に言うんだ〜!?)

・また忘れた。

・言葉が落ちてくるんじゃなくて、想いが落ちてくるんだね。そいつはプルプルした感触のなんとも表現のしようのない感覚なんだ。僕は一番言葉が得意なので、少ないボキャブラリーの中で近いヤツを慎重に、でも瞬間に選び取っては書き留めてみる。たまにね、溢れて困る時がある。でもね、書いてないと休眠しちゃうみたいだね。さっき溢れそうになったんだけど、上手く日本語に翻訳出来なかった。あ、少し思い出してきたかも。

 前月へ

 

戻る?

お家に帰ろうね