僕の半分は

僕の半分は偽善です。
残りの半分で赤い舌を出していたりします。
その残りの半分で赤い舌を断罪します。
そのまた半分はもうわかりません。
薄いカーテンに隠された最後の砦を暴いたら
僕はきっと壊れてしまいます。
しかし今更知らぬフリは出来そうにありません。
カーテン越しに抱きしめて、うごめく何かを感じてみます。
どこかにまだ真っさらな僕が残っていて欲しい。
もう どこにも真っさらな僕など残っていないかもしれない。

自分にさえ見せられない惨たらしい心の真実。

最後のカーテンは開けようとしてはいけません。
最後のカーテンは開けなくてもわかるときがきます。

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