hideさんか、少し懐かしい。彼の死が自殺だったのか、あるいは事故死だったのか...。いろいろな憶測が駆け巡っていたっけ。でも彼が死んだ後のマスコミの反応とかがどうにも気に入らなかったな。生きていたときには認められなかったゴッホが、死んでから認められたってことが気に入らないみたいにね。上手く説明できないけど...。Xはあまり好きではなかった。Xが解散してhideさんが何か元気なバンドやってるらしいなんて聞いても興味なかった。でもいろんなところからから流れてきた彼らの曲は結構好きだった。hide&・・・。名前さえ覚えていないけど。思い切りはしゃいで好きなことやってる感じがわかった。「格好いいな、しゃくにさわるけど...」ってへそ曲がりに思ってた。「何にもナイってこと、そりゃあ、何でもアリってこと〜♪」だったかな?そんな歌詞がなぜか頭の中をグルグルまわっていた。なんでもアリだから、なんにもナイんだよな、なんて思った。僕も目の前の何でもアリに漠然とした不安をいつも感じていた。 僕もまた、何にも手に入りはしないという諦めを受け入れつつある。永遠に思える死の輝き。死といつも対になるモノの存在。そんなことよくわからないし疲れちゃうから、「無駄な抵抗」とか「悪あがき」なんて自分を茶化しながら、「負け惜しみの滑稽な歌」で世界を埋めたいと思った。ああ今日もゴンタ3号はゴンタ3号だな。 |