野外科学の継承と日本の“げんき”づくり

ソフト技術・ノウハウの研究・開発業務

 8)「意見相場」の形成法

 合意形成を促進する中核的なソフト技術です。

 「意見地図」や「イラストアイデア地図」をもとに、関係者にどこが重要か、どこから取組んでいくべきかなど評価基準を定めて投票してもらい、投票結果を集計することで衆目の見るところの重要点が浮かび上がってきます。この結果、「意見の相場」が形成されます。

 「相場」という表現は株式や商品の取引きなどの場面で使われるが、相場が見えると互いに判断・決断・行動へと進むことができます。意見の場合も同様で、「意見相場」が形成されると互いに行動へ踏みだすことができます。これにより合意形成が促進されてきます。

 技術的には、関係者が一同に会することができれば「投票方式」をとります。広く意見の相場を形成する必要がある場合は、「アンケート方式」を採用しています。

 9)じゃんけん方式(別称:フォト・イラスト語メソッド)

 内発的な地域づくりの手法として、国土交通省の離島地域を元気にする調査・研究・実戦のプロジェクトのなかで実戦的に形作ってきた方法です。現在、和歌山県の参詣道と水土里むら機能再生支援事業のプロジェクトのなかで実戦的に適用し、更なる手法の研究・開発を進めています。

 じゃんけんの「グー・チョキ・パー」の順序を組み替えて「じゃんけん準備・チョキ・グー・パー」の順番にワークショップを進める方法です。

 ❶じゃんけん準備(第1回ワークショップ):住民の問題意識の形成
 ❷チョキ:住民自ら地元を写真取材(写真にシーンを切りとるところからチョキ)
 ❸グー(第2回ワークショップ):写真分析法を用いて住民自ら地元の実態を把握(地域の姿を掌握するところからグー)
 ❹パー(第3回ワークショップ):実態把握を踏まえイラストアイデアを住民が持ち寄り、解決のアイデア地図を描き出す(アイデアを無限に広げるところからパー)

 ここに「意見相場」の形成法を重ね、合意形成を促進する手立てを講じています。

 なおこのシステムは、地域だけではなく企業のボトムアップ型職場改善でも適用し、提供しています。

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