上野原市上野原3400 保福寺山門前 　
　中里介山　　三身萬徳　月見寺　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　S.53.9. 　　　文




南都留郡道志村和出 蜂塚公園内 　　　　　　
　柳原白蓮　　いと小さき蜂といふにそなみたおつ栄光の死はこゝにもありし　　　　　S.32.11.17　　歌

南都留郡道志村東神地9241 観光農園入口 　　
　柳田國男　　意[こころ]を残す邑[むら]　　 　　　　　　　　　　　　　　　　　　 S.56.5.7 　　 記

南都留郡富士河口湖町 産屋ケ崎 　　　　　　　　
　中村星湖　　熔岩[ﾗﾊﾞ]のくずれの富士の裾はじつに広漠たる眺めである 　　　 　　 S.32.5.　　　 文

南都留郡富士河口湖町 産屋ケ崎 　　　　　　　　　　
　岡田紅陽　　「頌紅陽」　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　S.31.4.29 　　記

南都留郡富士河口湖町浅川51 ｢河口湖倶楽部｣(ﾎﾃﾙ)前
  中村星湖　　「百景園の記」

南都留郡富士河口湖町河口160 河口善応寺墓地 中村家墓域　
  中村星湖 　 故里や古き軒端に梅咲けばありしながらの父恋しけれ

南都留郡富士河口湖町河口160 河口善応寺墓地 中村家墓域
　中村星湖　　秋風や大海原の水底にしづかに眠るわが子し偲ばゆ　　　　　　　　　　S.58.10.　　　歌

南都留郡富士河口湖町河口160 河口善応寺境内 鐘楼横
　中村星湖　　拈下山上花 善応寺辺墳 雖世変生動 子孫代々転　　　　　(S.43.8.書)　碑陰なし　　　漢

南都留郡富士河口湖町河口 御坂峠 　　　　　　　
　太宰　治　　富士には月見草がよく似合ふ　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　S.28. 秋　　　詞

南都留郡富士河口湖町大石 日本原子力産業会館 菅記念研修館前
  菅　裸馬　　歳月は空行く天馬雲の秋

南都留郡富士河口湖町 天上山公園 愛宕山大権現社横 木立の中
  巌谷小波 　 秋晴や富士明に水鏡

南都留郡富士河口湖町 天上山中腹
　太宰　治　　惚れたが悪いか

南都留郡富士河口湖町船津6713-22 ｢ﾛｲﾔﾙﾎﾃﾙ河口湖｣入口 
  楠本憲吉 　 ホテルみな白しホテルは何充つ城

南都留郡富士河口湖町小立692 妙法寺境内　　　　
　新田次郎　　富士を背にみどりしたたる妙法寺　　　　　　　　　　　　　　　　　　S.63.6.12　　 句

南都留郡富士河口湖町小立692 妙法寺境内　　　　　　
　大村主計　　「花かげ」　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　H.5.4.25　　　詩

南都留郡富士河口湖町勝山 河口湖畔
　田中冬二　　朝の食卓に近い窓いっぱいに富士 目近く見る富士は意外に小さい…

南都留郡富士河口湖町勝山 河口湖畔
　谷崎潤一郎　「細雪」より

南都留郡富士河口湖町(上九一色)本栖128 「本栖館」前
　与謝野晶子　本栖湖をかこめる山は静かにて烏帽子が岳に富士おろし吹く

南都留郡富士河口湖町(上九一色)精進 精進湖畔　
　与謝野晶子　秋の雨精進の船の上を打ち富士ほのぼのと浮かぶ空かな

南都留郡山中湖村平野147 寿徳寺墓地　　　　
　三浦　環　　聲　うたひめはつよき愛国心を持たされは真の芸術家とはなり得まし　　碑陰なし　　　墓

南都留郡山中湖村平野147 寿徳寺境内　　　　
　富安風生　　赤富士に露滂沱たる四辺かな　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　S.52.8. 吉　　句

南都留郡山中湖村平野157 ｢かじや荘｣前　　　　
　富安風生　　馬に敷く褥草にも萩桔梗　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　S.50. 　　　　句

南都留郡山中湖村平野「文学の森」遊歩道
　高浜虚子　　選集の選みしよりの山の秋

南都留郡山中湖村山中11 諏訪神社境内 　　　　
　富安風生　　女とは母とは安産まつりかな　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　S.48.9. 吉　　句

南都留郡山中湖村山中1360-82 ｢ﾎﾃﾙﾏｳﾝﾄ富士｣中庭 
　富安風生　　庭として花野を湖へかたむくる　　　　　　　　　　　　　　　　　　　S.45.9.5　　　句

南都留郡山中湖村山中3-13 中野山荘 庭内　　　
　高浜虚子　　選集を選みしよりの山の秋　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　碑陰不明　　　句

南都留郡山中湖村旭ケ丘506-1 名古屋銀行｢山中寮｣庭内
  富安風生 　 露涼し朝富士の縞豪放に 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 S.32.8.16　　 句

南都留郡山中湖村旭ケ丘 旅館｢撫岳荘｣裏山 　　
　富安風生　　湖うかびすゝきに沈む荘の屋根　　　　　　　　　　　　　　　　　　　S.35.5.8　　　句

南都留郡山中湖村字出口道下 簡易保険保養ｾﾝﾀｰ前庭 　
　富安風生　　あはあはと富士容あり炎天下　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　S.55.3.23 　　句