津市新町3-1-1 県立津高校門内 竹の中      山口誓子  若き日のけふを荒浪にも泳ぐ                    碑陰なし   句 津市新町3-1-1 県立津高校             長谷川素逝 生徒らと五月の朝の窓あけて 津市阿漕町 阿漕浦海岸公園内 (交通公園)     長谷川素逝 遠花火海の彼方にふと消えぬ 津市阿漕町 阿漕浦海岸公園内 (交通公園)      野口雨情  阿漕が浦の舟人は ゆらりゆらりと舟を漕ぐ 津市雲出鋼管町1 NKK津製作所 管理棟前庭  山口誓子  巨き船出でゆき蜃氣樓となる 津市一身田町2819 高田本山専修寺境内 鐘楼後 池畔  山口誓子  佛恩に浸る銀杏の大緑蔭                      S.51.4.    句 津市乙部 寒松院                伊藤柏翠  こののちの幾秋風の松ならん 津市栄町1-111 四天王幼稚園入口        大橋裸木  ふしどの上山が晴れるばかし山の鴬 津市八幡町津100 倉田金十郎氏宅庭内      井上通泰  山のへの御井に代りてなかき世にのこれましみつくにのほまれと 津市高野尾町 豊久寺境内            川端茅舎  ひろびろと露曼陀羅の芭蕉かな 津市美杉村八知5990 旅館「魚九」大浴場の中  長谷川素逝 谷は夕焼け子は湯あがりの髪濡れて 津市美杉村川上山 若宮八幡宮境内  岡野弘彦  ちちははのいまだ若くて朴の木に花ひらく夏われは生れし 鈴鹿市白木本町 白木新港公園  井上 靖  「大黒屋光太夫・讃」 鈴鹿市白子本町2-27 悟真寺境内         山口誓子  舟漕いで海の寒さの中を行く                    S.41.8.    句 鈴鹿市白木本町2-27 悟真寺境内            同 波津女 潮浴びて海なき縣へかへりゆく                   S.41.8.    句 鈴鹿市寺家3-2-12 子安観音寺境内        山口誓子  大きな虹がかかってるふたつ合わした手のように観音さまの…     (S.46.)    詩 鈴鹿市寺家3-2-12 子安観音寺境内             山口誓子  虹の環を以て地上のものかこむ                   碑陰なし   句 鈴鹿市寺家3-2-12 子安観音寺 門前         山口誓子  寺の古び月夜のけふのごときはなし                 S.57.5. 吉  句 鈴鹿市寺家3-4-24 西方寺境内           山口誓子  海に出て木枯帰るところなし                    S.53. 秋   句 鈴鹿市寺家3-10-30 鼓ケ浦海岸通 「舞子館」前    山口誓子  一湾の潮しづもるきりぎりす                    碑陰なし   句 鈴鹿市寺家 鼓ケ浦海岸「武蔵屋」裏 納屋の陰  佐佐木信綱 松千もと立てりをれとも大君のきぬかさの松のみの尊しも 鈴鹿市寺家3丁目 正因寺   山口誓子  本堂のみ佛の燈も雛の宵 鈴鹿市白子町4-17-1 県立白子高校中庭       山口誓子  噴水高揚る水玉が水玉追ひ                     S.57.11.   句 鈴鹿市岸岡町 三交ひばりケ丘 雲雀公園内     山口誓子  揚雲雀この丘佳しと天に告ぐ                    S.51.4.    句 鈴鹿市木田町254-2 光明寺境内            山口誓子  菩提樹の緑有縁に蔭與ふ                      S.54.6. 句 鈴鹿市稲生町7991 鈴鹿ハイツ 第二さくら幼稚園内   山口誓子   天よりもかがやくものは蝶の翅 鈴鹿市稲生町7991 鈴鹿ハイツ 第二さくら幼稚園内            山口誓子  私達には天がある天はきらきら光ってるそこに蝶々がとんでいて… 鈴鹿市石薬師町 石薬師小学校入口        佐佐木信綱 これのふくらよき文庫たれ故郷のさと人のために若人のために     S.40.12.   歌 鈴鹿市石薬師町 佐佐木信綱記念館玄関内                      碑陰なし     佐佐木信綱 うのはなのにほふかきねにほとゝきす早もきなきてしのひ音もらすなつはきぬ    長歌 鈴鹿市石薬師町 佐佐木信綱生家前  佐佐木信綱 目をとづればここに家ありき奥の間の机のもとに常よりし父 鈴鹿市石薬師町2127-2 大木神社          佐佐木信綱 月ごとの朔日の朝父と共にまうでまつりし産土のもり        名におへる森の大木のかけふみてあふぎまつらふ神の恵を 鈴鹿市石薬師町1-32 石薬師寺門前 薄桜脇         佐佐木信綱 ますらおの其名止むる薄桜更にかおらむ八千年の春 鈴鹿市飯野寺家町 市立図書館北側公園内  佐佐木信綱 卯の花の匂う垣根にほととぎすのはやも来鳴きてしのびねもらす夏は来ぬ 鈴鹿市三日市町2-22 寿福院境内           高浜虚子  山寺に線香もゆる春日哉                      S.54.8.5 句 鈴鹿市神戸2-20-8 龍光禅寺 鐘楼横          斎藤緑雨  按ずるに筆は一本也、箸は二本也。衆寡敵せずと知るべし。      H.2.4.13緑雨忌 文 鈴鹿市神戸2-20-8 龍光禅寺 本堂前石段横             山口誓子  寝釈迦像人天蓋の下なるかな                    H.2.6.23   句 鈴鹿市神戸2-20-8 龍光禅寺(りょうこうぜんじ)横門内             種田山頭火 分け入っても分け入っても青い山             (H.2.12.?) 碑陰なし   句 四日市市天カ須賀2-8-32 市川隆三氏宅前     山口誓子  かの雪嶺信濃の国の遠さもて 四日市市水沢町2088-1西 猪熊信行氏宅庭内      山口誓子  小鳥来て聖賢の手の籾食べる 四日市市南小牧 国保康正氏宅入口         山口誓子  螢獲て少年の指みどりなり 四日市市伊坂町501 伊坂ダム畔           山口誓子  八方に向き鴨の向定めなし 四日市市桜町 石川一策氏宅            山口誓子  夕焼と何ある山の彼方には 四日市市桜町 石川醇三氏宅            山口誓子  手を入れて井の噴き上ぐるものに觸る 四日市市東富田町3丁目 一本松脇           山口誓子  町なかの昔の松の春の暮                      S.22.7.    句 四日市市松本5-6-1 九鬼紋十郎氏宅庭内  山口誓子  穂田しづか生きて動ける四日市                   S.39.11.吉  句 四日市市松本5-6-1 九鬼紋十郎氏宅庭内  山口波津女 永き日のなほ永かれと野に遊ぶ                   S.39.11.吉  句 四日市市鵜の森1丁目 鵜の森公園内  丹羽文雄  古里は菜の花もあり父の顔                     S.62.5.吉   句  四日市市日永2-11-6 藤田一司医院庭内  橋本鶏二  歯朶の風涼しく齢高く住む 四日市市富田浜町 小公園(国道沿い)内  巌谷小波  涼しさや松こしに見る伊勢の海                   碑陰なし   句 四日市市小杉町1024 光念寺境内  佐佐木信綱 春こゝに生るゝ朝の日をうけて山川草木皆光あり 四日市市水沢町大谷「少年自然の家」東進入路入口  三好達治  四日市市少年自然の家        風の吹く日のとほくより わが名をよびて…