多野郡神流町万場生利 御荷鉾(みかぼ)山麓       尾崎喜八   父不見(ててみえず)御荷鉾も見えず神流川星ばかりなる万場の泊り        「雲と草原」神流川紀行(散文) 多野郡吉井町小暮576 佐藤輝治氏宅庭内     村上鬼城  泉わくやとき/\高く吹上くる                   碑陰なし   句 多野郡吉井町生利 牛臥山山頂            西條八十  「青い山脈」 多野郡神流町(中里)尾附 三沢義信氏宅庭内       相葉有流  こでまりは白し子の髪剪りそろう 館林市堀工(ほりく)町1570 茂林寺境内       巖谷小波   「ぶんぶく茶釜」                          碑陰なし    童 館林市城町 文化会館前 遊歩道         佐藤春夫  遊館林 新雪の山遠し沼ところところ                H.3.3.    記 館林市尾曳町10-1 尾曳稲荷神社境内        田山花袋  田とすかれ畑と打れてよしきりのすますなりたる沼そかなしき     S.22.10.   歌 館林市城町14-37 田山花袋旧居跡             田山花袋  「ふるさと」より                         S.58.3.31   記 館林市城町2-3 館林市第二資料館地内       田山花袋  文豪田山花袋像                          S.58.5.13   記 館林市つつじ町 つつじが岡公園内         田山花袋  「一日の行楽」ー館林の躑躅ーより                 S.59.11.24  文 館林市 多々良沼公園 松林 彫刻の小道       田山花袋  うちつゝく赤松はやしあかゝゝと朝日のかけのさしとほりけり     H.3.3.    歌 館林市 多々良農村公園  佐藤春夫  詩碑(?) 館林市 「城沼つつじ緑道」 文学の小みち      田山花袋  たづね来しわが故郷の浅茅沼月夜になくは雁ばかりかは        碑陰なし   歌 館林市「城沼つつじ緑道」文学の小みち       長谷川かな女 芦芽ぐむ沼の入江の光圓す                    碑陰なし   句 館林市「城沼つつじ緑道」文学の小みち      吉田冬葉  狐火のもゆる尾曳のつつじ哉                    碑陰なし   句 館林市「城沼つつじ緑道」文学の小みち  高浜虚子  盛りなる花曼荼羅の躑躅かな 邑楽郡千代田町赤岩 熊野八幡神社境内      田山花袋  用水にそひゆくあさの路寒しかしこにこゝに梅はさけとも       S.32.4.15   歌 藤岡市三本木377 三名湖(さんなこ)畔        長谷川かな女 むさし野の鳥来る松の芯無限                   S.33.4.29   句 藤岡市藤岡1548 良信寺境内          村上鬼城  うら枯や御門さしたる良信寺                    S.30.11.20  句 藤岡市  相葉有流  涼のとびら洩る日の手影おんむねに 藤岡市鬼石 鬼石墓地入口  長谷川零余子 山水繚乱たり新芋生れけり                    S.25.4.23   句 藤岡市鬼石三波川 桜山  長谷川零余子 鶯や人を怖れて松深く 藤岡市鬼石三波川 桜山  長谷川かな女 竜胆枯れ叩く狐の尾がむらさき 藤岡市鬼石三波川 桜山  長谷川秋子  空と空つなぐ吊橋風光る