丹波市柏原町沖田 「おさんの森」内の祠の裏    松瀬青々  山べわたり茂兵衛を鳴くや時鳥 丹波市柏原町沖田「おさんの森」          川口松太郎書 おさん茂兵衛を偲ぶ 丹波市青垣町桧倉514 高源寺境内        松瀬青々  黄落に見る中峰の筆のもの 丹波市青垣町桧倉514 高源寺入口        野村泊月  涼しともいさぎよしとも額の花 丹波市青垣町東芦田2283 高座神社境内      細見綾子  でで虫が桑で吹かるる秋の風 丹波市春日町上三井庄             深尾須磨子 生誕地 丹波市春日町野村84 万松寺(ばんしょうじ)境内     野村泊月  春雨のあかりゆく野の光かな 丹波市春日町黒井 兵主神社            野村泊月  神鏡の青みて桜葉となりぬ 丹波市春日町 国領墓地 玉島謙郎墓石 左右両面        高浜虚子  春愁に常にありたる人逝きぬ  辛夷散る下に眠れる佛かな 丹波市市島町中竹田1003 石像寺 句碑の庭     西山泊雲  酒の燗する火色なきつゝじ哉                    S.22.     句 丹波市市島町中竹田1003 石像寺 句碑の庭       高浜虚子  丹波路も草紅葉して時雨哉                     S.47.11.8   句  高浜年尾  鯉も老いこの寺も古り幾秋ぞ                           句  星野立子  時雨来ぬまづ出て見よや雑木山                          句 丹波市市島町中竹田1003 石像寺 裏庭       小川芋銭  鷹鳴て蘭若の秋の晴に坐す                     碑陰なし   句 丹波市市島町中竹田1003 石像寺 裏の磐座    高浜虚子  目の下に竹田村あり茸山 丹波市市島町中竹田1171 西山酒造場前      小川芋銭  新しき酒かもせりと丹波路や竹田の里に竹たてし家          S.丁巳(52).  歌 丹波市市島町中竹田1171 西山酒造場庭内     高浜虚子  山あひの霧の小村に人となり 丹波市市島町中竹田1171 西山酒造場庭内      西山泊雲  □唄(こしきうた)につゝくくだかけ寒造  一砕の手枕に妻が蚊遣かな 丹波市市島町中竹田1171 西山酒造場庭内      野村泊月  月すでに十日となりぬ旅立たん 丹波市市島町中竹田1171 西山酒造場 三三庵庭前 平福百穂   佐加槽乎滴梨落留迩伊志保里伽久毛響伎弖遠知来流毛乃可         (さかふねにしたたりおつるにいしぼりかくもひびきておちくるものか) 丹波市市島町上竹田 堀秀政氏宅庭内       西山泊雲  入営を送りし足で初戎 豊岡市立野 廃川跡 児童公園内  高浜虚子  廃川に何釣る人ぞ秋の風                      碑陰なし   句 豊岡市赤石 玄武洞 渡船場入口  伊丹三樹彦 日も月も星も古びず玄武洞 豊岡市赤石 玄武洞 渡船場入口  伊丹公子  こうのとり睡る青田の端濃くして 豊岡市出石町柳13 「五萬石本店」前  山口誓子  新蕎麦を刻む人間業ならず                     S.63.5.   句 豊岡市出石町内59 勝林寺境内  伊丹三樹彦 人佳けれ寺への日傘時雨傘        出石はつなつ磁器からとびたつこうのとり 豊岡市出石町  願成寺門前  草柳大蔵  旅に出た日に私に逢った 逢った私に華がふる 豊岡市城崎町湯島 JR城崎駅前         島崎藤村  「山陰土産」                           S.56.11.3   文 豊岡市城崎町湯島796 地蔵湯前         白鳥省吾  雪の城崎あの子の髪に溶ける淡雪わがこゝろ             碑陰なし   民 豊岡市城崎町湯島647 柳湯前          富田砕花  城崎のいでゆのまちの秋まひる青くして散る柳はらはら        碑陰なし   歌 豊岡市城崎町湯島415 一の湯前         與謝野寛  ひと夜のみねて城の崎の湯の香にも清くほのかに染むこゝろかな    碑陰なし   歌 豊岡市城崎町湯島415 一の湯前            与謝野晶子 日没を円山川に見てもなほ夜明めきたり城の崎これは         碑陰なし   歌 豊岡市城崎町湯島373 「ゆとうや旅館」庭内    松瀬青々  一の湯の上に眺むる花の雨                     碑陰なし   句 豊岡市城崎町湯島373「ゆとうや旅館」浴場への廊下 吉井 勇  城の崎の湯に浴むときはうつし世の愁ひかなしみすへてわするゝ    碑陰なし   歌 豊岡市城崎町湯島373「ゆとうや旅館」  有島武郎  浜坂の遠き砂丘の中にして佗ひしき我れを見出でつるかな 豊岡市城崎町湯島485「つたや」前       司馬遼太郎 往昔、当地は但馬国城崎郡湯島村といい畿内貴顕…          碑陰なし   文 豊岡市城崎町湯島485「つたや別館」前     藤井重夫  よきひとよ、地上のものは切なくもはかなからずや          碑陰なし   文 豊岡市城崎町湯島565 まんだら湯前       吉井 勇  曼陀羅湯の名さえかしこしありがたき佛の慈悲に浴むとおもへば    碑陰なし   歌 豊岡市城崎町湯島 城崎文芸館前 (温泉寺山ロープウエイ昇り口前にあったもの)  志賀直哉   「城の崎にて」                           S.39.錦秋の日 文 豊岡市城崎町湯島 温泉寺下 薬師堂前       有島武郎  浜坂の遠き砂丘の中にして佗ひしき我れを見出てつるかな       碑陰なし   歌 豊岡市城崎町湯島 温泉寺 多宝塔下        山口誓子  観音の千手を今年竹も持つ                     碑陰なし   句 豊岡市城崎町湯島足切1075 「つたや晴嵐亭」前 田中冬二   「城崎温泉」                            碑陰なし    詩