諏訪郡富士見町落合富里11100 富士見高原病院前庭 正木不如丘 雨空を翔ける鳥あり木の實植う                   S.32.10.   句 諏訪郡富士見町 富士見高原 原の茶屋       伊藤左千夫 寂志左乃極尓堪弖天地丹寄寸留命乎都久都久止思布          T.11.5.    歌      (寂しさの極に堪えて天地に寄する命をつくつくと思ふ) 諏訪郡富士見町 富士見高原 原の茶屋  島木赤彦  水海之冰者等家計而尚寒志三日月乃影波爾映呂布           S.12.10. 歌        (水海の氷はとけて尚寒し三日月の影波に映ろふ) 諏訪郡富士見町 富士見高原 原の茶屋  斎藤茂吉  高原尓足乎留而目守良無加飛騨乃左加比乃雲比曽武山         S.40.10.17 歌        (高原に足をとどめてまもらむか飛騨のさかひの雲ひそむ山) 諏訪郡富士見町 富士見高原 原の茶屋  森山汀川  郭公者国乃最中弥鳴機里而赤羅比久火能未陀沈萬寸        (郭公は国の最中に鳴きをりて赤らひく日の未た沈ます) 諏訪郡富士見町富士見3010-12 「白林荘」庭内   斎藤茂吉  八千くさの朝なゆふなに咲きにほふふじ美が原に我は来にけり    S.甲辰(39).夏日 歌 諏訪郡富士見町富士見9854 富士見高原中学校内高原の森 尾崎喜八  「富士見に生きて」                        S.55.8.31   詩 諏訪郡富士見町落合 神代公民館上の天狗社西方の墓地 森山汀川   子規左千夫赤彦にまみえよき友と携はり来て老にいりたる 諏訪郡下諏訪町高木 津島神社境内        斎藤茂吉  諏訪のうみに遠白く立つ流波つばらつばらに見んと思へど       S.63.11.吉  歌 諏訪郡下諏訪町高木 津島神社境内            伊藤左千夫 夕日さし虹も立ちぬと舟出せばまた時雨くる諏訪の湖         H.4.12.5 歌 諏訪郡下諏訪町高木 津島神社境外        島木赤彦  高槻の木末にありて頬白のさへつる春となりにけるかも        S.29.5.    歌 諏訪郡下諏訪町高木 島木赤彦旧居庭内       島木赤彦  湖の氷はとけてなほさむし三日月の影波にうつろふ          S.61.3.23   歌 諏訪郡下諏訪町高木 島木赤彦旧居庭内           久保田不二子 天つ日は時雨の雲のあひだよりひかりわかれて湖をてらせり     S.61.3.22   歌 諏訪郡下諏訪町高浜6588-8 旧下諏訪町立博物館前 松本たかし 雪嶺に三日月の匕首とべりけり                   S.40.8.8   句 諏訪郡下諏訪町高浜6588-8 旧下諏訪町立博物館前       島木赤彦  信濃路はいつ春にならむ夕づく日入りてしまらく黄なる空のいろ    S.60.3.27   歌 諏訪郡下諏訪町高浜6588-8 旧下諏訪町立博物館前         島木赤彦  島木赤彦像                            1983.10.15  記 諏訪郡下諏訪町高浜 諏訪湖畔 ポケットパーク  今井邦子  高山の雲のうこきはつねなけれこゝろにとめてわれはさひしむ     S.63.10.吉  歌 諏訪郡下諏訪町 諏訪湖畔 時の科学館 像堂前  島木赤彦  電灯に照らされてゐる朝顔の紺いろの花暁近づけり 諏訪郡下諏訪町「ありがや」前  横井 弘  「あざみの唄」 諏訪郡下諏訪町 水月園 第一配水池上        島木赤彦  はる雨の雲のあひたより現るゝ山の頂は雪真白なり          碑陰なし   歌 諏訪郡下諏訪町 水月園の中           正岡子規  信濃路や宿借る家の蚕棚                      M.40.3.19   句 諏訪郡下諏訪町 水月園の中           中塚一碧楼 夏めくこゝろあり水平なれば家郷のごとし              S.25.10.   句 諏訪郡下諏訪町 水月園の中           中塚たづ子 それゆへに湖の水にうつしてはゆく赤とんぼ             S.41.4.    句 諏訪郡下諏訪町天白(花見新道) 路傍高台            今井邦子  真木ふかき谷よりいつる山水の常あたらしきいのちあらしめ      S.25.4.    歌 諏訪郡下諏訪町萩倉 木落しの松前        島木赤彦  萩倉の丘の上なる双松いく代までにか年の経ぬらむ          S.63.10.吉  歌 茅野市玉川3661-1 玉川小学校正門玄関前          島木赤彦  寂しめる下心さへおのつからむなしくなりて明し暮しつ        S.29.10.   歌 茅野市玉川神之原 玉川地区センター敷地内             金原省吾  山鳩乃古恵伎久時者遠遠志父乃美霊乎在梨止肆想波无         S.47.8.6   歌        (山鳩のこゑきく時は遠々し父のみ霊をありとし想はむ) 茅野市玉川神之原3040-1 サンライフ敷地内  島木赤彦  「禰牟庵跡碑」                          S.47.4. 記 茅野市豊平 下古田公民館庭内  島木赤彦  赤彦生誕之碑                           S.37.10. 記 茅野市豊平 下古田 市立八ケ岳総合博物館 西側の丘上  島木赤彦   おく山の谷間の栂の木かくりに水沫とはして行く水の音 茅野市ちの上原1753 頼岳寺門前          島木赤彦  ひとつ蝉鳴きやみて遠き蝉聞ゆ山門そとの赤松はやし         S.50.8.    歌 茅野市ちの上原1753 頼岳寺門前            森山汀川  おのつから安住の地と寺山に鳥群かれるさまをしも言ふ        碑陰なし   歌 茅野市北山蓼科 「蓼科観光ホテル」前       高浜虚子  山々のをとこぶり見よ甲斐の秋  やまの日は暑しといへど秋の風   S.15.9.    句        はゝをよぶ娘や高原の秋すみて           茅野市北山蓼科 親湯丘上            伊藤左千夫 信濃には八十の群山ありといへと女の神山の蓼科われは        S.14.10.   歌        我か庵をいつくにせんと思ひつゝ見つゝもとほる天の花原              歌 茅野市北山湯川1014 篠原圓平(志都児孫)氏宅庭内   伊藤左千夫 「長歌」 茅野市北山湯川1014 篠原圓平氏宅庭内   島木赤彦  なつかしき湯川の里に一夜ねて盆のうた聞かぬ盆の夜さひし        君と二人物かたり居れは窓先のくは畠ゆすり秋の風吹く 茅野市北山蓼科 親湯入口            篠原志都児 蓼科の出湯の谷間末遠く雪の御岳今日さやに見ゆ           S.15.9.    歌        こゝにして見放くる空に雲もなく秀嶺雪山天にきほへり               歌 茅野市北山奥蓼科 明治温泉入口近くの路傍    柳原白蓮  かくりよと神代うつし世つらぬける一筋のみちよわれを生かしめ    (S.55.6.)   歌 茅野市北山奥蓼科4734 「明治温泉旅館」前     伊藤柏翠  瀧しぶき瀧の面テを逆のぼる                    S.56.8.    句 茅野市宮川 坂室の観音山の観音堂横       長塚 節  秋の田のゆたかにめぐる諏訪のうみ霧ほがらかに山の晴れゆく 茅野市北大塩 米沢支所前  北原白秋  「米澤村村歌」