洲本市宇原 文学の森内             高田蝶衣  しけ前の海ふくれをり蘆の花                    碑陰なし   句 洲本市宇原 文学の森内              杉浦翠子  霊魂のありやなしやもしりかたく天地の悠久にうまれては死す     碑陰なし   歌 洲本市宇原 文学の森内                野口雨情  旅の青空涯さへ知れぬ 啼いてゆくのは渡り鳥             碑陰なし   民 洲本市宇原 文学の森内                高浜虚子  渚なる轍のあとや冬の浜                      碑陰なし   句 洲本市宇原 文学の森内  高浜虚子  春風にぬぎし草履の主なりぬ 洲本市宇原 文学の森内                柳原白蓮  したゝりのこのひとしつく数千年の祖の血汐もなかしてやなほ     碑陰なし   歌 洲本市宇原 文学の森内                川路柳虹  「洲本小唄」                           碑陰なし   民 洲本市宇原 文学の森内                 川路柳虹  口開けて笑ふは誰ぞ木の実熟して地に落つる秋            碑陰なし   詩 洲本市宇原 文学の森内                 川路柳虹  夏の河原のかわせみよ憩いの羽も涼しなみてる岸にたたずむよき人 洲本市宇原 文学の森内                河東碧梧桐 春かけて旅すればしら紙の残りなくもう               碑陰なし   句 洲本市宇原 文学の森内                 河東碧梧桐 袖ふれておのれを菊を客の顧み                   碑陰なし   句 洲本市宇原 文学の森内                保高徳蔵  一つの蕾はいちどしか開かない                   1977     記  白川 渥  鳥翔んで鳥の如く雲逝いて雲の如し                        詞 洲本市宇原 文学の森内                生田長江  「一の信絛」                           碑陰なし   文 洲本市宇原 文学の森内                北原白秋  川端千枝追悼歌(7首)                      碑陰なし   歌 洲本市宇原 文学の森内                 北原白秋 円けくて肉色の月おぼろなる白南風あけの茅蜩(かなかな)のこゑ(他1首)碑陰なし   歌 洲本市宇原 文学の森内                 北原白秋  碓氷ねをそれてすきゆく雲のかけふもと木原に大きくうこく      碑陰なし   歌 洲本市宇原 文学の森内                前田夕暮  向日葵は金の油を身にあびてゆらりとたかし日のちいささよ      碑陰なし   歌 洲本市宇原 文学の森内                 前田夕暮  木のもとに子供ちかよりうっとりとみてゐる花は泰山木のはな     碑陰なし   歌 洲本市宇原 文学の森内                吉屋信子  この旅のおもかげに立つ千鳥かな                  碑陰なし   句 洲本市宇原 文学の森内                青木月斗  菊の花茶話黄昏に到りけり                     碑陰なし   句 洲本市宇原 文学の森内                中山晋平  かみにねがーひをララかけませうか                 碑陰なし   曲 洲本市宇原 文学の森内                香川 進  あはじしままだ明けずしてうすあかりなぎさにいでし人はうごかぬ 洲本市宇原 文学の森内                西東三鬼  水枕ガバリと寒い海がある 洲本市宇原 文学の森内  西東三鬼  子規語る庵主梅雨に欠びなし 洲本市宇原 文学の森内  山岡荘八  山茶花やとます貧せず陽のあたり 洲本市宇原 文学の森内  川端千枝  かくはしく若くゆきにしひとのため手向けむ花か白菊のはな 洲本市宇原 文学の森内  斎藤茂吉  あさ明けて鏡にうつるくれなゐの山茶花のはなみらくしたのし 洲本市宇原 文学の森内  杉浦翠子  清らなる死像をおもへ水仙のつめたき花を机上にかざりて 洲本市宇原 文学の森内  會津八一  かまつかのしたたるまどにひぢつきてよをあざけらむとこごろもなし 洲本市宇原 文学の森内  永田青嵐  牡丹咲いて旧主の忌日忘れめや 洲本市宇原 文学の森内  与謝野寛  つねはやすものならなくにみつみつとみどりかゞやく八つ手のわかば 洲本市宇原 文学の森内  中村汀女  春泥にふり返る子が兄らしや 洲本市宇原 文学の森内  藤井紫影  行春の薮静せ臨川寺 洲本市宇原 文学の森内  長谷川かな女 花しぐれ由良のしら浪忘れめや 洲本市宇原 文学の森内  大内兵衛  白雲幽石 加古郡稲美町国安 稲美町郷土資料館裏 「万葉の森」 香川 進   みづのへに森うつれるはうすみどり稲美のまほらしづけくぞ燃ゆ     碑陰なし    歌 加古川市加古川北在家424 鶴林寺境内      五十嵐播水 太子会の人出の中を蝶飛べる                    S.60.9.吉   句 加古川市 永福寺境内  永田耕衣  メモリアル記念碑 高砂市高砂東宮190 高砂神社境内        五十嵐播水 枯庭を歩きて匂ふもののあり                    S.61.4.吉   句  五十嵐八重 朴落葉掃かず一枚づつ拾う                            句 高砂市松陽4-623「播州山頭火句碑の園」内  種田山頭火 32基(36句)の句碑 高砂市松陽4-623「播州山頭火句碑の園」内「追悼碑の庭」内  種田山頭火 13基の句碑 相生市矢野町瓜生523 芳賀医院前庭内      青木月斗  くろ/\と山の囲める夜長かな                   S.30.10.   句 相生市那波大島山 児童公園頂上 善光寺前     石井直三郎 おほそらにたゝよふくものしらくものさひしき秋になりにけるかな   碑陰なし   歌 相生市那波南本町11 市立図書館近く       佐多稲子  「素足の娘」より                         1983.10.   文 相生市那波南本町11 市立図書館前        野口雨情  相生の港はなつかし港 軒の下まて船かつく              S.58.1.30   民  野口雨情  雲の蔭から雨ふり月は 濱の小舟の中のそく                     民 相生市那波大島山頂上 児童公園内          野口雨情  那波の大島椿の花は 春の桜の中に咲く                S.60.4.7   民 相生市那波南本町 中央公園内 文学碑の森  丸山海道  魚眼には球体を駈けペーロン船 相生市那波南本町 中央公園内 文学碑の森  水守亀之助 野火燃不尽 春風吹又生 相生市若狭野町下土井  水守亀之助 「小さな菜畑」