四国中央市川滝町下山1894 椿堂常福寺境内     酒井黙禅  小てゝむし大でゝむしに塀長く                   S.39.10.   句 四国中央市川滝町下山1894 椿堂常福寺境内       柳原極堂  秋の暮かとに風呂焚く山家哉                    碑陰なし   句 四国中央市川滝町下山1894 椿堂常福寺境内        正岡子規  寒椿黒き佛に手向けはや                      碑陰なし   句 四国中央市川滝町下山1894 椿堂常福寺境内        高浜虚子  風鈴の一つ鳴りたる涼しさよ                    S.41.     句 四国中央市川滝町下山1894 椿堂常福寺境内        今井つる女 箒目の美しかりし花の影                      碑陰なし   句 四国中央市金田町半田 深川家墓域         高浜虚子  肌寒も残る暑さも身一つ                      S.38.秋    句 四国中央市川之江町 川之江城址 西北隅           河東碧梧洞 川之江 釣舟見れば鱚のつりたく波足洗ふ              S.62.6.    句 四国中央市川之江町 川之江城址 城山公園          與謝野晶子 姫が嶽海に身投ぐるいやはても馬して入りぬ大名の娘は        S.54.3.    歌 四国中央市川之江町2567塩谷 川之江八幡神社境内 若山牧水  みねの上にまきたてる雲の紅ゐのあせゆくなべに秋の風ふく      碑陰なし   歌 四国中央市川之江町2567塩谷 川之江八幡神社境内        與謝野寛  燧灘はるかに秋の沖はれて水脈わかれたり紺青と白          碑陰なし   歌  与謝野晶子 川之江の港の成りぬ波風にまたも破れじ百船の夢                  歌 四国中央市川之江町2567塩谷 川之江八幡神社境内        河東碧梧桐 子を歩せて下枝々々のさくら咲く方へ行く              S.54.12.   句 四国中央市川之江町2567塩谷 川之江八幡神社境内        柳原極堂  神の國みつほのくにや秋祭                     S.50.5.吉   句 四国中央市馬場2区 八将神社参道脇(金光教会裏)  與謝野寛   空を見て峠を行けばおもふかな金生川もその空に鳴る          H.2.(1990)   歌  与謝野晶子 うつくしき秋の木の葉のこゝちする伊豫の小嶋の浮ぶ海かな             歌 四国中央市上分町「老人保健アイリス」前庭        山口誓子  瑞気とはこれ初釜の湯気昇る 四国中央市富郷町津根山藤原 子安観音 柏の大樹の傍  酒井黙禅  名木に灯る里の良夜かな 四国中央市富郷町津根山藤原 熊野神社  酒井黙禅  春月や天王の嶺壁を為す 四国中央市富郷町津根山藤原107 曽我部毅氏宅庭内  酒井黙禅  遠き祖の遺愛の庭や竹の花 四国中央市富郷町津根山藤原 合田隆治氏宅 大石楠の下  酒井黙禅  年々に古りゆく祠紅椿 四国中央市富郷町津根山 富郷渓谷  正岡子規  世の人は四国猿とぞ笑ふなる四国の猿の子猿ぞわれは 四国中央市富郷町中尾 戻り崖渓谷  前田伍健  絶壁の水が経よむ観世音 四国中央市中曽根町 三島公園入口 駐車場横  前田伍健  考えを直せばふっと出る笑ひ 四国中央市中曽根町 三島公園 老人保養センター隣  山口誓子  愛の媛のかんざし桃の花咲かす 四国中央市中曽根町2628-3 曽我峯男氏宅玄関前  山口誓子  法皇の瀧に氷柱の落ちしきる                    S.61.9.吉  句 四国中央市中曽根町生石1686-1 桂利夫氏宅玄関前  山口誓子  見てあれば青嶺の裏の山河見ゆ                   S.51.11.3  句  山口波津女 つくり滝青き山脈見ゆる家 四国中央市寒川町1815大倉 永野秀久(医師)氏宅庭内  山口波津女 醫を継ぎて五代桜も咲きつづく                   S.52.3.29 句 四国中央市寒川町1815大倉 永野秀久(医師)氏宅庭内  山口誓子  高嶺より見しは慈愛のこの桜                   S.51.11.3 句 四国中央市寒川町3214 新長谷寺本堂前  山口誓子  登り来し佛の天に花辛夷                      S.51.11.3 句 四国中央市寒川町江之元1093-4 青木茂氏宅前(魚友)  山口誓子  松の蕊群立つ燧灘を前                       S.53.6. 句 四国中央市宮川1-10 大西榮氏宅庭内  山口誓子  榮ありし家に青嶺屏風立つ                     S.51.11.3 句 四国中央市宮川1-10 大西榮氏宅庭内  山口波津女 廣き庭數ある松の手入れされ                    S.丁巳(52).春 句 四国中央市宮川4-8-57 市立図書館前  山口誓子  伊豫の山蜜柑の実る大斜面                     H.3.4.29 句 四国中央市中央5-5-8 井上力(整形外科)氏宅 車庫前  山口誓子  峡隔て高嶺と桜咲く高嶺                      S.61.12.吉  句 四国中央市中央4-3-21 真鍋友一氏宅庭内  山口誓子  春潮を抱く左右の崎伸ばし                     S.61.9.吉  句 四国中央市中央3-14-5 「三島第一ホテル」前  山口誓子  高楼は青嶺内海見よと聳つ                     H.元.1.31  句 四国中央市村松町340-1 佐々木二六(二六窯)氏宅前  与謝野晶子 四阪なる銅の煙におとらめや伊豫の二六のすゑものゝかま       碑陰なし   歌 四国中央市金砂町 翠波高原 大段山(ワシントン桜の園)  山口誓子  この櫻見よと高嶺に花咲かす 四国中央市金砂町上小川 小川橋北詰  前田伍健  金砂湖にきこう寿永と今むかし 四国中央市金砂町柳瀬 柳瀬ダム入口  酒井黙禅  千仭の飛瀑とよもし時鳥 四国中央市上柏町柱尾 銅山川発電所  酒井黙禅  仲秋やくはしく立てる発電所 四国中央市土居町中村892 土居高校玄関前  種田山頭火 湧いては消えては山の高さの雲の                  H.元.5.吉  句 四国中央市土居町入野 土居神社境内  山上次郎  人麿の入野の歌を誦しをれば飄々として一茶あらはる 四国中央市土居町天満 八雲神社境内  山上次郎  八雲琴の音はわが祖父がみ社に寄進のひろき石橋にしむ        背負はれつみ手にひかれつ詣でたる母のうぶすな吾の守護神 四国中央市土居町天満 仏崎上広場  高浜虚子  戻り来て瀬戸の夏海絵の如し 四国中央市土居町小林 三島神社  山上次郎  大山祇三島の宮の老松のかげに幾千代光る鏡石 四国中央市新宮町金藤 銅山川の畔(旧金藤小学校前)  サトウ・ハチロー このくりかへしこそ大切なんだ。