岡崎市鴨田町広元5-1 大樹寺境内         松本たかし 松蝉の松の下草深き寺                       S.37.1.    句 岡崎市鴨田町広元5-1 大樹寺境内            佐藤佐太郎 大樹寺の八代の墓そがひなる春たかむらの光しづけし         碑陰なし   歌 岡崎市鴨田町広元5-1 大樹寺境内            能村登四郎 睦みあふごとし雨中の松さくら 岡崎市康生町 岡崎公園 天守閣前        山岡荘八  神州の大気ぞ菊に添う葵                      S.51.11.   詞 岡崎市中町東丸根36 大泉寺境内          松本たかし 水鶏鳴く月の白さやこの庵                     S.55. 夏   句 岡崎市丸山町ハザマ4-1 美川中学校玄関      尾崎士郎  故山白雲盡くるときなし 岡崎市細川町窪地 三交北斗台古墳公園内         山口誓子  矢車の増えてきらめく北斗川 岡崎市中町北野東20 甲山中学校校庭        武者小路實篤 いかなるときにも自分は思うもう一歩、今がいちばん大事なときだもう一歩     天に星 地に花 人に愛 岡崎市中町北野東20 甲山中学校校庭          正岡子規  いつ見ても蜻蛉の一つ竹の先 岡崎市中町北野東20 甲山中学校校庭             正岡子規  藤なみの花をし見れば紫の絵の具取り出て写さむと思ふ 岡崎市中町北野東20 甲山中学校校庭            與謝野晶子 金色の小さき鳥のかたちした銀杏ちるなり夕陽の丘に 岡崎市中町北野東20 甲山中学校校庭  高村光太郎 僕の前に道はない僕の後ろに道はできる 岡崎市中町北野東20 甲山中学校校庭  高村光太郎 「道程」 岡崎市中町北野東20 甲山中学校校庭  星野立子  葉桜に並木つづけり曲りても 岡崎市中町北野東20 甲山中学校校庭  高野素十  朴の花しばらくありて風渡る 岡崎市中町北野東20 甲山中学校校庭  大須賀乙字 初夏や棕梠の葉鳴の涼しけれ 岡崎市中町北野東20 甲山中学校校庭  斎藤茂吉  夕やみに風たちぬればほの/\とつゝじの花は散りにけるかも 岡崎市中町北野東20 甲山中学校校庭  高浜虚子  映りたるつつじに緋鯉現れし 岡崎市中町北野東20 甲山中学校校庭  高浜虚子  春風や闘志抱きて丘に立つ 岡崎市明大寺町栗林48-1 滝海中学校校庭       与謝野晶子 金色の小さき鳥のかたちしたいちょうちるなり夕陽の丘に 岡崎市明大寺町栗林48-1 滝海中学校校庭  長塚 節  松の葉を吹き込む風の涼しきに咽びてわれはさめにけらしも 岡崎市明大寺町栗林48-1 滝海中学校校庭  水原秋桜子 まなび舎の春惜しまるる花壇哉 岡崎市明大寺町栗林48-1 滝海中学校校庭  北原白秋  夏の日はなつかしきかな心よくくちなしの花汗もちて散る 岡崎市下青野町東新居71 都築末二氏宅庭内    種田山頭火 水があふれて水が音たてゝしづか        石段のぼりつくしてほっと水をいただく 岡崎市 稲吉佳晶氏宅庭内          川上三太郎   子供は風の子天の子地の子 岡崎市中島町 浄光寺  高野素十  日盛りの一客伊達三太楼  松本たかし 俳僧のいつもの紺衣着ぶくれて 岡崎市 岡崎高校  尾崎士郎  「人生劇場」 岡崎市中之郷町元山乙 大聖寺 山崎延吉句碑側面  種田山頭火 松はみな枝たれて南無観世音  空へ若竹のなやみなし 岡崎市額田町石原 くらがり渓谷 「くらがり山荘」前  (碑陰に8首)  依田秋圃  ゐろり火に添ふるたきぎの音たてて燃ゆるに山の夜は更けにけり 岡崎市額田町宮崎 野外教育センター内  依田秋圃  遠くにて子を呼ぶ聲す山かげに母もわらびを祈りてゐるらし 額田郡幸田町深溝 本光寺境内  伊藤柏翠  仮の世に仮に紫陽花寺と呼ぶ 安城市赤松大北103 県立安城高校庭内      新美南吉  生[ア]れいでて舞ふ蝸牛[デデムシ]の触角[ツノ]のごとしづくの音に驚かむ…  S.23.11.20 詩 安城市桜町18-28 市民会館裏 文学の散歩道     新美南吉  「牛」                              碑陰なし   詩 安城市桜町18-28 市民会館裏 文学の散歩道       野口雨情  日本デンマーク三河の安城町にゃメロンの花が咲く          碑陰なし   民 安城市緑町2-2-7 雙樹寺境内          種田山頭火 蒲団ふうわりふる郷の夢  好きな僕ちゃんそのまゝ寝ちまった        久しぶり逢った秋のふぐと汁 安城市尾崎町東屋敷 鈴木文雄氏宅庭内  皆吉爽雨  木のぼりの子に道を問ひ村遅日 安城市新田町 新田小学校 図書館  新美南吉  「百姓屋」 安城市 (旧安城高女)桜町小学校 校門の横  新美南吉  「ごん」と「兵十」の石像 知立市山町御林 旧東海道松並木「池鯉鮒宿 馬市之趾碑」  星野麦人  蝶乙鳥(つばめ)馬市たてしあととめて        杜若名に八ツ橋のなつかしく 知立市八橋町高道8-1 在原寺境内        種田山頭火 むかし男ありけりという松が青く  はこべ花さく旅のある日のすなほにも        枯草にかすかな風がある旅で  知立市谷田町西ノ割54 山本のぼる氏宅庭内  橋本鶏二  業平の歌の夏野をはだし人 刈谷市東刈谷3丁目(野田町字大脇93) 稲垣氏所有 田圃の中         釈 迢空  くずばなは散りやますけりこゝすぎていふすきのむらを望まむとすも  S.43.12.   歌  依田秋圃  青角髪依綱原(あおみづらよさみのはら)はさみとりの夏うるはしく既に来ぬらむ     歌 刈谷市神田町2丁目 刈谷駅前方のガード下                宮城道雄  「春の海」 刈谷市野田町馬池21-1 稲垣道場庭内       種田山頭火 青麦ひろ/\ひらける心  花ぐもりの無電塔はがっちりとして 刈谷市野田町馬池21-1 稲垣道場庭内           種田山頭火 シダ活けて五十二の春を迎へた  蕗のうまさもふるさとの春ふかうなり 刈谷市野田町馬池21-1 稲垣道場庭内           種田山頭火 北朗作るところの壷の水仙みんなひらいた  尾崎放哉  咳をしても一人 刈谷市野田町馬池21-1 稲垣道場庭内           種田山頭火 いちぢく若葉となりふたたび逢へたよろこび        家内むつまじくばらの蕾に傘さしかけてある 刈谷市野田町馬池21-1 稲垣道場庭内            種田山頭火 ほんによか昭和八年七月九日  木村緑平  碑面不明 刈谷市野田町馬池21-1 稲垣道場庭内          種田山頭火 東漂西泊 花開草枯 自性本然 歩々仏土 刈谷市野田町馬池21-1 稲垣道場庭内          種田山頭火 さてどちらへ行かう風が吹く 刈谷市野田町馬池21-1 稲垣道場庭内  尾崎放哉  落葉たく煙の中の顔である 刈谷市野田町馬池21-1 稲垣道場庭内  大橋裸木  宵月の水車小屋の米が白くなったら 刈谷市野田町馬池21-1 稲垣道場庭内  相馬御風  大御宝すめらみつちを耕すときはみすがたぞ神ながらなる 刈谷市野田町馬池21-1 稲垣道場庭内  荻原井泉水 豊年の存分供出した跡のしらぎく 刈谷市野田町東屋敷76 稲垣恒夫氏宅庭内      種田山頭火 逢うて菜の花わかれて菜の花さかり        うらうらやうやうたづねあてた 刈谷市野田町東屋敷46 稲垣恒夫氏宅庭内           種田山頭火 北朗作るところの壷があって花が咲いて        北朗作のさかづきに酒がなみなみ        茶碗は北朗徳利も酒盃も酔ふ 刈谷市野田町大脇 稲垣光子氏宅庭内        種田山頭火 旅も一人の春風に吹きまくられ        麦に穂が出るふるさとへいそぐ        旅もいつしかおたまじゃくしが泳いでいる 刈谷市小垣江町地内41 長沢勝典氏宅別邸      種田山頭火 これがおわかれのたんぽぽひらいて  吹きつめて行きどころがない風 刈谷市小垣江町北竜6 竜江寺 家畜供養塔  種田山頭火 卵を産んだと鳴る鶏の聲が秋空(他4句) 刈谷市小垣江町北竜6 竜江寺境内         種田山頭火 生死の中の雪ふりしきる (他9句) 刈谷市司町8-52 市原稲荷神社境内  種田山頭火 波の音の菜の花ざかり  逢うて菜の花わかれて菜の花ざかり        いちめんの菜の花の花ざかりをゆく 大府市大府町長根10-45 広橋臣一(青遊子)氏宅庭内   高野素十  梅の花明かに蕋明かに