尾花沢市銀山温泉 白銀公園内 河鹿橋畔      斎藤茂吉  蝉のこゑひゝかふころに文珠谷吾もわたりて古へおもほゆ       碑陰なし   歌 尾花沢市梺(ふもと)町 諏訪神社            斎藤茂吉   封建の代の奴踊がをどり居る進み居る尾花沢往還のうへ 尾花沢市尾花沢横町4206-2 石沢芳雄氏宅前庭      種田山頭火 分け入っても分け入っても青い山                  S.53.10.   句 新庄市小田島町4丁目 郵便局隣 井上松太郎氏宅庭内 横光利一  石ぬれて廻りかねたる秋の庭                    碑陰なし   句 酒田市浜田1-7-29 藤井治康氏宅庭内      斎藤茂吉  魚くひて安らかなりし朝めざめ藤井康夫の庭に下りたつ        碑陰なし   歌 酒田市南新町1-7-16 日和山公園内         斎藤茂吉  おほきなる流となればためらはず酒田のうみにそそがむとする     S.37.10.   歌 酒田市南新町1-7-16 日和山公園内             斎藤茂吉  ゆたかなる最上川口ふりさけて光が丘にたてるけふかも        (S.59.秋)   歌 酒田市南新町1-7-16 日和山公園内            井上 靖  「氷壁より」                           (S.59.秋)   文 酒田市南新町1-7-16 日和山公園内            結城哀草果 日本海に帯なす雲の棚引きて朱き夕日を抱きたるかなや        (S.59.秋)   歌 酒田市南新町1-7-16 日和山公園内           竹久夢二  おばこ心持山王の山よ 外に木はない松ばかり             (S.59.秋)   民 酒田市南新町1-7-16 日和山公園内            幸田露伴  「遊行雑記より」                         (S.59.秋)   文 酒田市南新町1-7-16 日和山公園内            田山花袋  「羽後の海岸より」                        (S.59.秋)   文 酒田市南新町1-7-16 日和山公園内           鹿児島寿蔵 大川の夕凪どきのやすらぎをハンコタンナの其の面に見つ       (S.59.秋)   歌 酒田市南新町1-7-16 日和山公園内            若山牧水  砂山の蔭に早やなりぬ何やらむ別れの惜しき酒田の港         (S.59.秋)   歌 酒田市南新町1-7-16 日和山公園内           野口雨情  米ぢゃ庄内港ぢゃ酒田 日和山まで船が来る              (S.59.秋)   民 酒田市南新町1-7-16 日和山公園内            時雨音羽  「時雨音羽詩集「酒田港」より」                  (S.59.秋)   詩 酒田市南新町1-7-16 日和山公園内            正岡子規  鳥海にかたまる雲や秋日和                     (S.59.秋)   句 酒田市南新町1-7-16 日和山公園内 光丘神社展望台   正岡子規   夕涼み山に茶屋あり松もあり                     (S.59.秋)   句 酒田市宮野浦 九木原公園内           阿波野青畝 さかのほる卯浪を見よや最上川                   H.元.7.9   句 酒田市飛島勝浦甲84 「飛島旅館」前        鹿児島寿蔵 鳥海山の山すそかすむ海のうへかぎりも知らに秀波たちみゆ 酒田市松山町山寺見初沢154 宝蔵寺境内     阿部次郎  天なるや星の瞬きしづまらず木枯吹けどやまぬ瀬の音         S.46. 秋   歌 酒田市松山町土淵大平1-59 外山(とやま)ロッジ    阿部次郎   まさに海に入らうとする最上河とその周囲に発達せる平野は鳥海山や… 鶴岡市堅苔沢 自治会公民館  斎藤茂吉  もえぎ空はつかに見ゆるひるつかた鳥海山は裾より晴れぬ 鶴岡市馬場町9-25 鶴岡公園内           高山樗牛  吾人は須らく現代を超越せざるべからず               碑陰なし   詞 鶴岡市馬場町9-25 鶴岡公園内               高山樗牛  文は是に至りて畢竟人なり命なり人生也               S.24.11.3   詞 鶴岡市本町1丁目 川端通             田澤稲舟  田澤稲舟文学記念碑 稲舟生誕の地 人は知らねどほととぎすなれのみ… S.44.2.3   記 鶴岡市本町1丁目 川端通               田澤稲舟  明治の女流作家田澤稲舟の像;田澤稲舟の生涯            S.46.5.4   記 鶴岡市神明町9-31 春日神社境内          三矢重松  價なき珠をいだきてしらざりしたとひおほゆる日の本の人 鶴岡市湯田川 由豆佐売(ゆづさめ)神社境内       三矢重松  わがおもふ田川をとめにかざさせて見ましくそおもふ堅香子の花 鶴岡市湯田川 乙-13 「ホテルみやご」       種田山頭火 みちのくはガザさいて秋兎死うたふ  朝蝉夕蝉なぜあなたは来ない 鶴岡市湯田川 湯田川中学校 校舎の片隅  藤沢周平  「半生の記」より  花合歓や畦に溢るゝ雨後の水 鶴岡市西目(由良海岸) (山口公民館 東源寺)  横光利一  「夜の靴」 鶴岡市青龍寺(しょうりゅうじ)金峰1 金峰神社 中の宮境内 結城健三  ふり鳴らす鈴が堂ぬちにこもる音神のみこゑときゝてかしこむ 鶴岡市大東町15-1 本鏡寺境内           佐々木邦  見知り顔の万才老いて来りけり 鶴岡市温海町温海温泉 葉月橋畔  与謝野晶子 さみだれの出羽の谷間の朝市に傘してうるはおおむね女       (S.45.12.) 歌 鶴岡市(朝日)大網中台92 注連寺境内  森  敦  月山 すべての吹きの寄するところこれ月山なり          S.56.8.28 文  鶴岡市(朝日)田麦俣六十里山 湯殿山神社 本宮前  齋藤茂吉  いつしかも月の光はさし居りてこの谷まよりたつ雲もなし       S.43.8. 歌 鶴岡市(朝日)田麦俣六十里山 湯殿山神社 本宮前  齋藤茂吉  わが父も母もいまさぬ頃よりぞ湯殿の山に湯はわき賜ふ        S.57.10.12  歌 鶴岡市(朝日)田麦俣六十里山 湯殿山神社 本宮参道口  結城健三  湯殿の神います谿間に下りゆく掛念仏のこゑを追ひつつ 鶴岡市羽黒町手向(とうげ)羽黒山南谷  石川桂郎  万緑や神畏の経躓きつつ 鶴岡市羽黒町手向 国宝五重塔近く  西條八十  五十路の夏にわけのほる羽黒の峰の梅雨雲や…            S.54.11. 詩 鶴岡市羽黒町手向 出羽三山神社 神社近くの参道脇  野口雨情  出羽の三山羽黒の杉は 露にまかれて夜は寝る            S.54.7.20   民 鶴岡市羽黒町手向 出羽三山神社 手洗場近く  高浜虚子  俳諧を守りの神のすゞしさよ                    碑陰なし   句 鶴岡市羽黒町手向 出羽三山神社 手洗場近く  高浜年尾  月山の裏に表に残る雪                       碑陰なし   句 鶴岡市羽黒町手向 出羽三山神社 手洗場近く  稲垣汀子  なつかしやここに縁のつるでまり 鶴岡市羽黒町手向 出羽三山神社 手洗場近く  河野静雲  伊勢の神威羽黒の霊威杉の露                    S.60.10.20  句