西脇市坂本455 西林寺境内　　　　　　　　　
　高浜虚子　　この池の生々流転蝌蚪の紐　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　S.34. 仲秋　　句

西脇市坂本455 西林寺境内　　　　　　　　　　　　
　阿波野青畝　十六夜のきのふともなく照しけり　　　　　　　　　　　　　　　　　　S.30乙未.初冬 句

西脇市坂本455 西林寺境内　　　　　　　　　　　　
　五十嵐播水　皇子の妃の針もまじりて針供養　　　　　　　　　　　　　　　　　　　S.38.2.8　　　句

西脇市坂本455 西林寺境内　　　　　　　　　　　　
　富田砕花　　西海の五島は遠し都麻びとはうつつに聴くや鐘の梵音　　　　　　　　　S.56.4.21 　　歌

西脇市坂本455 西林寺境内 あじさい園内　　　　　
　伊丹三樹彦　あじさいに降り有彩の雨の糸　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　S.61.6.22 　　句

西脇市上比延町 緯度橋下 へそ公園内　　　　
　阿波野青畝　日本の臍と定まる枯野哉　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　S.58.10.10　　句




神崎郡福崎町西治1169 観音寺鐘楼脇 　　　　
　井上通泰　　うふすなの杜のやまもゝふる里ははかなきこともこひしかりけり　　　　S.40.5. 　　　歌

神崎郡福崎町東田原1035 柳田國男記念館庭内 
　柳田國男　　をさな名を人に呼はるるふるさとは昔にかへるここちこそすれ　　　　　S.50.3. 　　　歌

神崎郡福崎町高岡板坂1912 応聖寺(おうしょうじ)境内
  大橋敦子　　沙羅落花大地に梵字こぼすかな　　　　　　　　　　　　　　　　　　　碑陰なし　　　句

神崎郡福崎町高岡板坂1912 応聖寺境内 　　　　　　
　初井しづ枝　1971年初夏　ぜんまいの葉かげにおもく袋垂り命をつつむモリアオ蛙　　碑陰なし　　　歌

神崎郡福崎町高岡板坂1912 応聖寺境内　　　　　　
　初井しづ枝　咲ききりてちりゆくはなのさひしさも知りつゝ沙羅の木下にをりぬ　　　碑陰なし　　　歌

神崎郡福崎町高岡板坂1912 応聖寺境内　　　　　
　伊丹三樹彦　沙羅仰ぐ口端自ずと花白の語　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　碑陰なし　　　句

神崎郡福崎町高岡板坂1912 応聖寺 第二詩歌碑林 　
　伊丹三樹彦　一の夢二の夢三の夢にも沙羅　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　碑陰なし　　　句

神崎郡福崎町高岡板坂1912 応聖寺 第二詩歌碑林
　伊丹三樹彦　碑面不明

神崎郡福崎町高岡板坂1912 応聖寺境内
　斎藤茂吉　　いにしへも今のうつつも悲しくて沙羅雙樹の花散りにけるかも

神崎郡福崎町高岡板坂1912 応聖寺境内
　伊丹公子　　天界へ咲きつぐ沙羅の花の色




加東市東条町横谷 段々畑の中 　　　　　　　
　坂本　遼　　「春」

加東市東条町新定851 安国寺境内　　　　　　
　藤原　優　　ほのほのと明けゆくものはをさなわか心なく見しふるさとの空

加東市東条町新定851 安国寺境内
　藤原　優　　あとさしに妻が寝ており五十年われにそいきてくたびれしつま

加東市東条町新定851 安国寺「足利義教首塚由来記」裏面
　藤原　優　　法筐印塔たったひとつの梵字さへこけにされて畫みえがてに

加東市滝野町下滝野1274 播磨中央公園内 石碑の丘
  初井しづ枝　杉ひの木厚く立並む山々を出で来し秋の水鳴りてあり  　(説明板設置H.2.12) 碑陰なし 歌

加東市滝野町下滝野1274 播磨中央公園内 石碑の丘　
　藤原　優　　雲　新墾田にうれいねそよく高原の空ゆるやかにわたるゆき雲 (　同　) S.61.10.　　　歌

加東市滝野町下滝野1274 播磨中央公園内 石碑の丘　
　椙元紋太　　大志を抱け平凡を愛すいい勝負　　　　　　　　　　　　　　 (　同　) 碑陰なし　　　川

加東市滝野町下滝野1274 播磨中央公園内 石碑の丘　
　三条東洋樹　子と暮す月日の中の春惜しむ　　　　　　　　　　　　　　　 (　同　) S.63.4.吉 　　川

加東市滝野町下滝野1274 播磨中央公園内 石碑の丘　
　阪本　勝　　いつしかに一期一會のことわりを知りそめてより人となのにき (　同　) 碑陰なし　　　歌

加東市滝野町下滝野1274 播磨中央公園内 石碑の丘
　尾上柴舟　　ゆうもやはあをく木立をつつみたり思へば今日はやすかりしかな

加東市滝野町下滝野1274 播磨中央公園内 石碑の丘
　富田砕花　　「兵庫讃歌」

加東市社町平木 清水寺境内
　藤原　優　　宝塔の九輪が深くさすところ天のも中か逝く雲もなし(他31首)




多可郡多可町清水313 清水公民館　　　　　　
　山口茂吉　　春の雪峰降りしつつ寒からむわがふるさとの村を思へば

多可郡多可町熊野部491 細田直俊氏宅門前 　　　
　鹿児島寿蔵　熊野部の柴山もみぢ過ぎかたの清けくもあるか師走のなかば




三田市広野 中内神アートガーデン 　　　　　
　武者小路実篤　バンゴッホよ

三田市広野 中内神アートガーデン 　　　　　　　　　
　佐藤春夫　　狂画人ゴッホよ

三田市三田町34 妙三寺境内　　　　　　　
　三好達治　　柿の花狭筵に散る春の日の少年の日も人を恋ひゐし　　　　　　　　　　碑陰なし　　　詩　

三田市南が丘2-13 三田学園高校 校舎前 　　　　　　　
　萩原井泉水　月は珠雲の白竜これをとる　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　1969.　　　　 句　

三田市南が丘2-13 三田学園高校 校舎前
　荻原井泉水　師の影は踏まず離れず月を見る　　　　　　　　　　　　　　　　　　　S.44.10.      句
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　



養父市八鹿町浅間1257 伊佐小学校校庭 　　　
　湯川秀樹　　真理は一つ　世界は一つ

養父市八鹿町石原 名草神社 三重塔前
　富田砕花　　妙見の雪に埋れてひっそりといきづけるかに塔はあるもの