新居浜市一宮町1-3-1 一宮神社境内　　　　　
　富安風生　　かゞやきて神ながらなる樟若葉　　　　　　　　　　　　　　　　　　　S.28.5.10 　　句

新居浜市一宮町1-3-1 一宮神社境内　　　　　　　　　
　酒井黙禅　　百千鳥江湖に名有る樟の宮　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　S.35.文(7).吉 句

新居浜市一宮町1-3-1 一宮神社境内　　　　　　　　　
　前田伍健　　遠会釈人うつくしく誰れだろう　　　　　　　　　　　　　　　　　　　S.35.3. 吉　　川

新居浜市一宮町1-3-1 一宮神社境内　　　　　　　　　
　正岡子規　　童らの蝉さしにくる社かな　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　S.41. 仲秋　　句
　夏目漱石　　風に聞け何れか先に散る木の葉　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　句
　柳原極堂　　樟千年神さびをはす宮の秋　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　句

新居浜市八雲町10-13 宗像神社境内　　　　　
　佐佐木信綱　別子のや雪のいたゝきほから／＼初春の日のかゝやけり見ゆ　　　　　　S.38.8.28 　　歌
　　　　　　　宗像の夜の森ゆ続く新居浜の町のともしひ海の燈火　　　　　　　　　　　　　　　　　歌

新居浜市八雲町10-13 宗像神社境内　　　　　　　　　　
　佐佐木信綱　万葉の道の一道生きのきはみふみもて行かむ心つゝしみ　　　　　　　　S.60. 夏　　　歌

新居浜市八雲町10-13 宗像神社境内　　　　　　　　　
　川田　順　　石鎚も赤石も皆しろしめす八雲の神の宮つかさにて　　　　　　　　　　S.60. 夏　　　歌

新居浜市八雲町10-13 宗像神社境内
　山上次郎　　宗像の宮居にたてば百鳥の神なからなるこゑのふりくる

新居浜市八雲町10-13 宗像神社境内 参集殿南側 
　酒井黙禅　　文机や宗像神社冬ぬくき

新居浜市滝の宮町 滝の宮公園内 　　　　　　
　前田伍健　　ここの景小鳥も水も木も語り　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　S.34.5. 吉　　川

新居浜市滝の宮町 滝の宮公園内 　　　　　　　　　　
　柳原極堂　　いつまでも忘れじ秋のこの旅を　　　　　　　　　　　　　　　　　　　S.34.9.21 　　句

新居浜市西の土居町2-1 慈光園(老人ホーム)前庭　　　　　　
　柳原極堂　　老の春晴れかましくも九十一　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　S.35. 正　　　句

新居浜市新田町1-2-11 神野豊氏宅庭内 　　　　
　柳原極堂　　手をかざす金子城址や秋くもり　　　　　　　　　　　　　　　　　　　S.33.秋9.　　 句

新居浜市新田町1-2-11 神野豊氏宅庭内 　　　　　　　　
　酒井黙禅　　白百合や一辨刎てまだ蕾　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　S.35.5. 吉　　句

新居浜市新田町1-7 新田自治会館外苑 　
  酒井黙禅 　 俳諧を育てゝ東風の館かな 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 S.41.5. 吉 　 句

新居浜市泉池町 銀天街公園 　　　　　　　　
　椙元紋太　　両足をうごかし母の背がたのし　　　　　　　　　　　　　　　　　　　S.34.3. 　　　川

新居浜市泉池町 銀天街公園 　　　　　　　　　　　
　三条東洋樹　云い勝てば父の白髪が眼に残り　　　　　　　　　　　　　　　　　　　S.42.4. 　　　川

新居浜市西原町3-5-3 住友金属鉱山別子事業所本事務所 前 　
  山口誓子 　 大露頭赭くてそこは雪積まず 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 S.34.4.1 　　 句

新居浜市松原町9-48 合田正仁氏宅庭内 　　　　
　柳原極堂　　分け往けば道はありけりすゝき原　　　　　　　　　　　　　　　　　　S.30.3.21 　　句

新居浜市松原町9-48 合田正仁氏宅庭内　　　　
　正岡子規　　蓬莱の松の茂りや鶴百羽　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　S.41. 春　　　句 
　夏目漱石　　釣鐘のうなる許に埜分哉　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　句

新居浜市松原町9-48 合田正仁氏宅庭内 　　　　
　酒井黙禅　　伊予路なる殿下に言上花の窓　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　碑陰なし　　　句

新居浜市松原町9-48 合田正仁氏宅庭内　　　 　　　
　酒井黙禅　　一系庵に車を寄せて五月晴　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　碑陰なし　　　句

新居浜市松原町9-48 合田正仁氏宅庭内 　　　  　　　
　長谷川かな女　羽子板の重きが嬉し突かで立つ　　　　　　　　　　　　　　　　　　S.47.師走 　　句



新居浜市松原町9-48 合田正仁氏宅庭内 　　　                              　　
　長谷川かな女　鶴鳴くや桜はやゝに陽をふくみ　　　　　　　　　　　　　　　　　　S.41.春 　　　句

新居浜市松原町9-48 合田正仁氏宅庭内 　　　　
　柳原極堂　　萩すゝき一系千代子のすがたかな　　　　　　　　　　　　　　　　　　碑陰なし　　　句

新居浜市松原町9-48 合田正仁氏宅庭内 　　　　
　野口雨情　　すめら御国は野中の梅よ 咲いた花から春が来る 　　　　　　　　　　　碑陰なし　　　民

新居浜市松原町9-48 合田正仁氏宅庭内
　高浜虚子　　笹啼が初音になりし頃のこと

新居浜市角野町新田1-13-38 大山祇神社参道(別子記念館西)　　
　川田　順　　地中にてはたらくことは慣れながら皆大山祇に礼して這入る　　　　　　S.34.4.1　　　歌

新居浜市角野町新田1-13-38 大山祇神社 鳥居後ろ　
　正岡子規　　武蔵野に秋風吹けば故郷の新居の郡の芋をしぞ思ふ　　　　　　　　　　S.36.9.19 　　歌

新居浜市立川町 生子橋畔　　　　　　　
　河東碧梧桐　きみを待たしたよ桜散る中を歩く　　　　　　　　　　　　　　　　　　S.36.7. 吉　　句

新居浜市立川町立川山 別子ﾗｲﾝ 鹿森ダム展望台　
　酒井黙禅　　土佐越の遠登志の橋や山桜

新居浜市立川町 立川自治会館公園内
　柳原極堂　　手のひらにいたゝく春の光かな　　　　　　　　　　　　　　　　　　S.丙申(31).初秋 句

新居浜市多喜浜町新田 大蘇鉄(久貢屋敷) 　　　
　酒井黙禅　　浜屋しき西日に映ゆる大蘇鉄　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　S.46.9. 　　　句

新居浜市沢津町1-4-20 池永武義氏宅庭内 　　
　柳原極堂　　草の戸の此処をおもてに松かざり　　　　　　　　　　　　　　　　　　S.43. 　　　　句

新居浜市船木町船木2410 船木神社境内 　　　
　西條八十　　人の世のながき旅路に摘みし花贈られしはなかずかずの…　　　　　　　S.39. 初夏　　詩

新居浜市別子山村肉淵 天王橋近く
　土井晩翠　　玲瓏の心の眼あけ千万の宝秘めたる天地を見よ

新居浜市別子山村保土野 公民館前
　川田　順　　赤石の山ほととぎす落葉松木づたい鳴きて高くわたりぬ

新居浜市別子山村筏津 筏津山荘
　川田　順　　朝山の入坑時刻のざわめきのしばらくにしてほととぎすの聲

新居浜市別子山村筏津 筏津山荘　
　佐佐木信綱　別子のや雪のいたゝきほがら／＼初春の日の輝けり見ゆ