南佐久郡南牧村野辺山 JR野辺山駅前すぐ近く 銀河公園内  若山牧水  わが行くや見る限りなる霜の野のすすき枯れ伏し真しろき野辺を    H.6.5.吉   歌        わが袖の触れつつ落つる路ばたのすすきの霜は音立てにけり        人いまだゆかぬ枯野の今朝の霜を踏みてわがゆくひたに真直に        野末なる山に雪見ゆ冬枯の荒野を越ゆとうち出でて来れば        はりはりとわが踏み裂くやうちわたす枯野がなかの路の氷を        枯れて立つ野辺のすすきに結べるは氷にまがふあららけき霜        大空の深きもなかに聳えたる峰のたかきに雪降りにけり 南佐久郡南牧村市場 海ノ口市場跡  若山牧水  見よ下にはるかに見えて流れたる千曲の川ぞ音も聞えぬ        H.6.5.吉   歌 南佐久郡南牧村海尻638-1 基幹集落センター横 自宅前  いではく  「北国の春」 南佐久郡小海町松原湖 長湖の南岸        鷹野つぎ  信濃の春は短い、と私は思ふ。だが深い。そして非常に清新である。… 南佐久郡川上村樋沢 石梨の下          若山牧水  入りゆかむ千曲の川のみなかみの峰仰ぎみればはるけかりけり     S.60.11.   歌 南佐久郡川上村大深山 馬頭尊の横         若山牧水  泥草鞋踏み入れて其処に酒をわかすこの国の囲炉裡なつかしきかな   S.60.11.   歌 南佐久郡川上村梓山 金峰山神社境内        若山牧水  この国の寒さを強み家のうちに馬引き入れてともに寝起す       S.60.11.   歌 南佐久郡川上村秋山 町田市民自然村 入口  若山牧水  見よ下にはるかに見えて流れたる千曲の川ぞ音も聞えぬ        H.2.4.吉   歌 南佐久郡川上村秋山 諏訪神社参道  佐藤春夫  「深山少女を歌える」                       H.2.3.    詩 南佐久郡川上村御所平 JR信濃川上駅前  佐佐木信綱 千くまあがた川上郷は川原も山たかはらも月見ぐさの国        H.元.1.    歌 南佐久郡川上村御所平 公民館前  尾崎喜八  「御所平」 南佐久郡川上村原 多目的研修センター脇  浅井 洌  朝よひに都にひなにふみくはるはゆまつかひの往来たえせぬ 諏訪市元町5-6 角間赤彦遊園地内        島木赤彦  山を下った良寛様は村の子どもと毬ついてゐたが…          S.31.9.    童 諏訪市湖岸通り5丁目 石の公園内          島木赤彦  夕焼空焦げきはまれる下にして氷らんとする湖の静けさ        S.53.12.   歌 諏訪市湖岸通り5丁目 石の公園内            長塚 節  うれしくもわけこしものか遥々に松虫草のさきつゝく山        碑陰なし   歌 諏訪市湖岸通り5-12-18 諏訪市立図書館庭内   新田次郎  こぶし咲く白い谷間や童歌[わらべうた] 諏訪市 諏訪湖畔 公園花時計前          水原秋桜子 四つ手網ならふ落暉の夏柳                     S.43.6.    句 諏訪市 諏訪湖畔 百景園内(ヨットハーバー隣)      藤森成吉   山川のたぎつ瀬見れば飽くことを知らざるこゝろ山の子のわれ      S.59.5. 吉   歌 諏訪市 諏訪湖畔 百景園内         角川照子  打止めの花火にへこむ山の湖                    S.61.3. 吉  句 諏訪市 諏訪湖畔 百景園内        大坪草二郎 信濃路はあかとき寒き湖沿に花櫚(かりん)の花の白く咲きたる      S.53.11.25   歌 諏訪市諏訪2-13-1 高島小学校正門内       土田耕平  むかし見し高島校を今見れば木垂るさくらも年古りにけり       S.30.     歌 諏訪市大和1-11-17 寿量院境内           土田耕平  黄水仙開かむとするふくらみにあしたの露のしとゞなる哉       S.59.4.    歌 諏訪市岡村1-15-3 正願寺墓地 新田家墓域          新田次郎  春風や次郎の夢のまだつづく                    碑陰なし   墓 諏訪市岡村2 地蔵堂上の塚本園  島木赤彦  みず湖の氷はとけてなほさむし三日月の影波にうつろふ 諏訪市 霧ケ峰高原 薙鎌神社入口右側       長塚 節  うれしくもわけこしものか遥々に松虫草のさきつゝく山        S.14.9.10   歌 諏訪市 霧ケ峰高原 霧鐘塔内側          平林たい子 鐘がものをいふ霧だ霧だと鐘がものをいふ生きろ生きろと――     碑陰なし   詞 諏訪市 霧ケ峰高原 霧鐘塔近く  藤原咲平  草に臥て青空みれば天と地と我との外に何物もなし (副碑S.51.7.26) S.36.10.15 歌 諏訪市 霧ケ峰高原 「霧ケ峰ホテル」玄関脇     角川源義  残雪や狩くら神の泉鳴る                      S.56.6.    句 諏訪市 霧ケ峰高原 八嶋湿原園地         横井 弘  「あざみの唄」 諏訪市中州福島5019 平林たい子記念館前     平林たい子 私は生きる                            S.48.4.    記 諏訪市中洲中金子3320-2 小泉寺(しょうせんじ)境内  岩波茂雄  低處高思 諏訪市四賀桑原3175 四賀小学校玄関前      四賀光子  只一人ゆく砂はまの一歩/\われみづからの作りゆく道        S.57.     歌 諏訪市四賀桑原4373 佛法寺境内 築山池畔         五味保義  夕山にたつさはり来つ年々に願へることはかくしづかなる 諏訪市四賀神戸3433 頼重院本堂西側 諏訪頼重供養塔 新田次郎  陽炎[かげろう]や頼重[よりしげ]の無念ゆらゆらと 諏訪市上諏訪茶臼山9556 手長神社境内      松井芒人  いただきはさはるものなき秋日影みずうみのおも照りかへりつつ    S.40.6.    歌 諏訪市小和田(島崎川河川敷) 文学の道公園           平林たい子 「秘密」より                           (H.元.11.24) 文 諏訪市小和田(島崎川河川敷) 文学の道公園              新田次郎  「武田信玄」                           (H.元.11.24) 文 諏訪市小和田(島崎川河川敷) 文学の道公園             藤森成吉  「何が彼女をさうさせたか」                    (H.元.11.24) 文 諏訪市小和田(島崎川河川敷) 文学の道公園             森山汀川  きさらきの七日古墳を見あるきて陽のやはらきにかせはさむしも    (H.元.11.24) 文 諏訪市小和田(島崎川河川敷) 文学の道公園           四賀光子  不二を正座に八つと甲斐駒侍して雲のどん帳しつかに下りくる     (H.元.11.24) 歌 諏訪市小和田(島崎川河川敷) 文学の道公園              土田耕平  「八ノ字山」                           (H.元.11.24) 詩 諏訪市小和田(島崎川河川敷) 文学の道公園            島木赤彦  「諏訪の殿様」                          (H.元.11.24) 詩 諏訪市湯の脇 温泉寺本堂裏 有賀家墓地     カールブッセ 山のあなたの空遠く 幸住むと人の云う …