黒石市内町 御幸公園内             秋田雨雀  みつばちの巣ばこにわれは耳あてゝはるかにもきく春のおとずれ    誕生70年記念 歌 黒石市内町 御幸公園内                鳴海要吉(うらぶる) 諦めの旅ではあった磯の先の白い燈台に日が映して居た    S.32.11.17  詩 黒石市京町寺町11 来迎寺境内          鳴海要吉  なに思ふこどもも遊ぶあそべとて春のよい夜の橋がかわくに      1971.11.17  詩 黒石市山形町82 法眼寺 秋田家墓域       川上三太郎 友だちのうしろ姿の有難味                     S.9.8.26   川 黒石市山形町82 法眼寺境内 鐘楼横       秋田雨雀  手を拡げて小さき実をこぼす初霰                  碑陰なし   句 黒石市山形町82 法眼寺境内 鐘楼内の梵鐘  棟方志功  諸行無常 仏画 寂滅為楽 仏画                   S.38.8.吉   詞  黒石市南中野黒森下84-3 浄仙寺裏山       秋田雨雀  ひとさしをわが手のひらにおしあてて文字を教えし父のなつかし    1962.6.    歌 黒石市南中野黒森下84-3 浄仙寺裏山          鳴海要吉  いのちあって迷はぬものはどこにあるあれあのとおり雲さえまよう   1962.6.    詩 黒石市南中野黒森下84-3 浄仙寺裏山          丹羽洋岳  山寺の庫裡のうしろの栗胡桃栗鼠にまかせて人影もなし 黒石市沖浦青荷沢滝の上1-7 青荷温泉 滝近く  丹羽洋岳  水上の櫛ケ峰早やも雪白みとらへし岩魚さびて細りぬ 黒石市板留 板留温泉 路傍              大町桂月  一椀の芋を分かちて君と吾うき世の外の月を見るかな         S.13.8.15   歌 黒石市板留温泉 中野神社 不動橋のたもと  大町桂月  ひとしおの木の葉は散りて散り残る楓の山の美しきかな 黒石市前町 神明宮  秋田雨雀  土用波さかまく海の底深く流れてやまぬあわれ黒潮  鳴海要吉  なに思ふこどもも遊ぶあそべとて春のよい夜の橋がかわくに 平川市尾上町猿賀石林175 猿賀神社境内    高浜虚子  代馬は大きく津軽富士小さし                    S.37.9.8   句 平川市碇ケ関 三笠山中腹          葛西善蔵  椎の若葉に光あれ親愛なる椎の若葉よ君の光の幾部分かを僕に恵め   S.31.7.23   詩 平川市平賀町温川 「温川山荘」横        吉川英治  ぬる川や湯やら霧やら月見草 南津軽郡大鰐町 茶臼山公園内  高浜虚子  手古奈母お萩に新茶添えたばす                   S.51.10.10  句 十和田市奥瀬休屋16 「十和田荘」前 石川啄木   夕雲に丹摺はあせぬ湖ちかき草舎くさはら人しづかなり         S.48.8.26   歌 十和田市奥瀬休屋 十和田湖畔 裸像のそば  高村光太郎 「十和田湖畔の裸像に与ふ」   十和田市奥入瀬 銚子大滝近く      佐藤春夫  「奥入瀬渓谷の賦」                        碑陰なし   詩 十和田市奥瀬蔦野湯1 蔦温泉 池畔      大町桂月  世の人の命をからむ蔦の山湯のわく處水清きところ          S.49.6.10   歌 十和田市奥瀬蔦野湯1 蔦温泉  大町桂月  沼に舟うけ姫鱒釣って風呂で月見る山の中 十和田市奥瀬蔦野湯1 蔦温泉 お風呂脱衣所の庭  大町桂月  こころよさ何にたとへん湯の瀧に肩をうたせて冬の月見る 十和田市奥瀬蔦野湯1 蔦温泉  大町桂月  十年あまり五とせ前に見しわらや今こそ玉のうたてなりけれ             十和田市奥瀬蔦野湯 蔦 国有林  大町芸月  極楽へこゆる峠のひとやすみ蔦のいで湯に身をばきよめて 十和田市焼山 奥入瀬観光センター前  大町桂月  住まば日の本遊ばば十和田歩きゃ奥入瀬三里半 十和田市 花鳥渓谷 バラ園文学散歩道  鹿児島寿蔵 奥入瀬の川の中洲に水風のおのづから吹きたわむ秋くさ 十和田市 花鳥渓谷 バラ園文学散歩道  斎藤茂吉  現身に沁むしづけさや旅ながら十和田の湖にわれは来にけり 十和田市 花鳥渓谷 バラ園文学散歩道  高野素十  どろの木といふまっすぐの夏木あり 十和田市 花鳥渓谷 バラ園文学散歩道  山口青邨  橡咲くや霧わたる音の原始林 十和田市 花鳥渓谷 バラ園文学散歩道  高浜虚子  みねかけて谷かけて咲く花りんご 十和田市 花鳥渓谷 バラ園文学散歩道  九条武子  琅?の珠を溶かしていまだ足らずなに秘めたるやこの湖のいろ 十和田市奥瀬字堰道39-1 道の駅「奥入瀬」  大町桂月  鶯や脚下積雪雲の海        かすみたる下界を四方に見下して我れひとりたつ堅雪の山   十和田市西二十一番町14-38(三本木金崎) 森下内科医院  寺山修司  マッチ擦るつかのま海に霧ふかし身捨つるほどの祖国はありや        ころがりしカンカン帽を追うごとくふるさとの道駈けて帰らむ 十和田市西十一番町 北園小学校校庭  福士幸次郎 「太陽の子」 上北郡野辺地町寺ノ沢 愛宕公園内        石川啄木  潮かをる北の濱辺の砂山のかの濱薔薇よ今年も咲けるや        S.37.5.4   歌 上北郡東北町浦野館 小川原湖 中央桟橋前 大塚理兵衛碑裏面    大塚甲山  「我は何ぞや…」 上北郡東北町上野南谷地31-1290  大塚甲山  句碑 上北郡東北町家の下タ39-5 日本中央の碑歴史公園内  近藤芳美  「日本中央」とてみちのくに碑を残す壷の石ぶみ何かを知らず 上北郡東北町家の下タ39-5 日本中央の碑歴史公園内  大町桂月  よしやいま石文なくも坪のさとますらたけおのしのばるるかな 上北郡東北町家の下タ39-5 日本中央の碑歴史公園内  金子兜太  日本中央とあり大手鞠小手鞠 上北郡横浜町雲雀平 国道79号沿い  幸田露伴  「易心後語」 上北郡横浜町雲雀平 国道79号沿い  大町桂月  一沼に馬群れ十里尾花かな 三沢市大字三沢字淋代平 小田内沼展望台             寺山修司  一粒の向日葵の種まきしのみに広野をわれは処女地と呼びき                        マッチ擦るつかのま海の霧ふかし身を捨つるほどの祖国はありや                       君のため一つの声とわれならん失いし日を歌わんがために 三沢市小牧    中河与一  年ごとの河童祭は楽しけれ世外の人の集る二日 下北郡佐井村 仏ケ浦 地蔵堂の下             大町桂月  神のわざ鬼の手づくり佛宇陀は人の世ならぬ處なりけり 下北郡佐井村矢越 がんかけ岩の下          鳴海要吉  あそこにもみちはあるのだ頭垂れひとひとりゆく猿がなく浜        (英文も刻む) 下北郡東通村尻屋 尻屋崎灯台前         鳴海要吉  諦めの旅ではあった磯の先の白い燈台に日が映して居た 下北郡東通村田代 田代中学校前  鳴海要吉  里の子が胡桃の皮のらっぱ吹き牛と山からかえる日のくれ 下北郡風間浦村下風呂 海峡いさりび公園内        井上 靖  「アカエリヒレアシシギ」 下北郡風間浦村下風呂 海峡いさりび公園内  新嶋 襄  寄港記念碑 下北郡大間町大間 西吹付山山頂         大町桂月  空と海の間に長き蝦夷が島消えてかはりぬ漁火の影 下北郡大間町 大間温泉 海峡保養センター前  吉村 昭  「魚影の群れ」(木碑) 下北郡大間町(本州最北端) 大間崎  石川啄木  東海の小島の磯の白砂にわれ泣きぬれて蟹とたはむる        大といふ字を百あまり砂に書き死ぬことをやめて帰り来れり        大海にむかひて一人七八日泣きなむとすと家を出でにき むつ市川内町 野平高原 交流センター前  時実新子  君は日の子われは月の子顔上げよ むつ市脇野沢九艘泊 猿の住む海浜公園内  サトウハチロー 「猿は友達」 八戸市内丸1-1-1 市公会堂横の庭(旧八戸小学校跡地)  三浦哲郎  「一尾の鮎」より 八戸市三日町 13番地の歩道(まちの駅)  三浦哲郎  三浦哲郎生誕の碑 三戸郡三戸町 城山公園  三浦哲郎  「繭子の像」