呉市蒲刈町宮盛 上蒲刈島 小松島          江見水蔭  岩燕さかづき覗く島あそび 呉市倉橋町 桂ケ浜 万葉植物公園内      香川 進  いにしへはなつかしきかなわだつみに浮寝したりしうたひとありぬ 呉市幸町4-6 入船山記念館           正岡子規  大船や波あたたかに鴎浮く 呉市宮原通6丁目 道路傍              正岡子規  呉港 呉かあらぬ春の裾山灯をともす                S.戊戌(33).12. 句 呉市警固屋8丁目 音戸の瀬戸公園内        吉川英治  君よ今昔の感如何                         (S.38.5.3)  文 呉市警固屋8丁目 音戸の瀬戸公園内             山口誓子  天耕の峯に達して峯を越す                     碑陰なし   句 呉市警固屋8丁目 音戸の瀬戸公園内             橋本多佳子 寒港を見るや軍港下敷に                      碑陰なし   句 呉市警固屋8丁目 音戸の瀬戸公園内             葛原 繁  夕空のもともろともにしつまれり瀬戸に見さくるにし東の海        瀬戸いてて落ちあふ潮は夕凪の海にうこきて渦ひろけゆく 呉市宮原5丁目 歴史の見える丘公園内       渡辺直己  ほそぼそと虧けたる月に対ひつつ戦は竟に寂しきものか 呉市川尻町 女猫島 巨岩の上  前田曙山  春の虹女猫の瀬戸に消え残る 竹原市忠海町 黒滝山登山口  巌谷小波  たゞ頼む大悲の山や五月晴 三原市東町4965 松寿寺境内           岸本水府  仕込桶三原よいとこ冷でよし                    S.28.3.1   川 三原市東町4965 松寿寺境内              石丸梧平  青年よ観自在菩薩たれ自由とは悟達の生活である           碑陰なし   詞 三原市東町4965 松寿寺境内              武者小路實篤 「私は松である…」 三原市東町409 故松本正喜氏宅庭内        青木月斗  春酒満醉尚も許さず鯛茶漬                     碑陰なし   句 三原市高坂町許山1 仏通寺境内池畔       種田山頭火 あけはなつや満山のみどり                     S.49.4.    句 三原市西野町2143 西福寺境内           種田山頭火 音はしくれか 三原市宮浦2-1-2 市民文化会館前(平和の森)  武内俊子  「かもめのすいへいさん」 尾道市東久保町12-1 尾道東高校 校門内      林芙美子  巷に来れば憩ひあり人間みな吾を慰めて煩悩滅除を歌ふなり      S.32.6.28   詞 尾道市東御所町3-11 伊予銀行尾道支店前      林芙美子  海が見えた海が見える五年振りに見る尾道の海はなつかしい      1984.7.22   文 尾道市土堂 うず潮通り入口           林芙美子 林芙美子が多感な青春時代を過ごし林文学の芽生えをはぐくんだ家の跡です S.39.11.吉 記 尾道市土堂 千光寺山中腹 尾道市文学公園内    林芙美子  放浪記                              (1986.3.)   文 尾道市土堂 千光寺山中腹 尾道市文学公園内       倉田百三  「光り合ういのち」                        (1986.3.)   文 尾道市土堂 千光寺山中腹 尾道市文学公園内       志賀直哉  暗夜行路                             碑陰なし   記 尾道市土堂 千光寺山中腹 旧居跡        中村憲吉  千光寺に夜もすからなる時の鐘耳にまちかく寝ねかてにける      S.31.11.3   歌 尾道市土堂 千光寺山中腹 文学の小みち       正岡子規  のどかさや小山つゝきに塔二つ                   碑陰なし   句 尾道市土堂 千光寺山中腹 文学の小みち        金田一京助 かけとものをのみちの宿のこよなきにたひのつかれを忘れていこへり  碑陰なし   歌 尾道市土堂 千光寺山中腹 文学の小みち         志賀直哉  「暗夜行路」より                         碑陰なし   文 尾道市土堂 千光寺山中腹 文学の小みち          林芙美子  「放浪記」より                          碑陰なし   文 尾道市土堂 千光寺山中腹 文学の小みち          巌谷小波  大屋根はみな寺にして風薫る                    碑陰なし   句 尾道市土堂 千光寺山中腹 文学の小みち          柳原白蓮  ちゝ母の声かときこゆ瀬戸海にみ寺のかねのなりひゝくとき      碑陰なし   歌 尾道市土堂 千光寺山中腹 文学の小みち          河東碧梧桐 □紅(えいこう)の碑あるあり四山眠れるに              碑陰なし   句 尾道市土堂 千光寺山中腹 文学の小みち          吉井 勇  千光寺の御堂へのほる石段はわか旅よりも長かりしかな        碑陰なし   歌 尾道市土堂 千光寺山中腹 文学の小みち          山口誓子  寒暁に鳴る指弾せしかの鐘か                    碑陰なし   句 尾道市土堂 千光寺山中腹 文学の小みち          江見水蔭  覚えきれぬ島々の名や夏がすみ                   碑陰なし   句 尾道市土堂 千光寺山中腹 文学の小みち          前田曙山  浜焼きをむしりつゝ春惜しむなり                  碑陰なし   句 尾道市土堂 千光寺山中腹 文学の小みち          小杉放庵  岩のまに古きほとけのすみたまふ千光寺山かすみたりけり       碑陰なし   歌 尾道市土堂 千光寺山中腹 文学の小みち  野口雨情  春の三月猫でもなけよ 備後尾道梅日和 尾道市土堂 千光寺山 越智まじめ翁碑      永田青嵐  傀儡師波の淡路の訛かな                      S.15.10.吉  記 尾道市 海岸通り  小野十三郎  「車窓で」 尾道市 海岸通り  木下夕爾  碑面不明 尾道市瀬戸田町瀬戸田57 向上寺 三重塔そば  松野自得  花酣九輪の巨匠現れ出でよ                     碑陰なし   句 尾道市瀬戸田町瀬戸田57 向上寺 三重塔そば  松野加寿女 塔の朱に海光はゆる朝さくら                    碑陰なし   句 尾道市瀬戸田町瀬戸田57 向上寺 三重塔そば  江見水蔭  向上の極に達して四方拝                      碑陰なし   句 尾道市瀬戸田町瀬戸田57 向上寺 山頂近く  河東碧梧桐 汐のよい船脚をせとの鴎はかもめ連れ                碑蔭なし   句