甲府市貢川1-5-35 山梨県立文学館 庭園内 みるじゃんの丘   飯田蛇笏   芋の露連山影を正しうす                       S.38.10.    句 甲府市中央5丁目 西教寺墓地 小尾家墓側面     土井晩翠  天上の白玉楼に筆揮ふ君の影見る秋の夜の夢 甲府市武田1-4-34 法華寺境内          篠原春雨  川柳や江戸紫に八文字                       碑陰なし   川 甲府市武田1-4-34 法華寺境内              篠原春雨  春雨辞世 門口[かどくち]へ出てもお礼は述べきれず         S.18.春彼岸  川 甲府市下飯田4-1-1 県立甲府西高校 中庭     小川正子  夫と妻の親とその子が生き別る悲しき病世に無からしめ        S.39.4.29   歌 甲府市相生3-5-7 東本願寺甲府別院 光沢寺 宮下家墓域 石川啄木   我にはいつにても起つことを得る準備あり 甲府市幸町22-11 古守病院庭内         荻原井泉水 土はくろし生出でてあおし、光なり 甲府市元紺屋町83 妙遠寺墓地 古川家墓域 望月百合子墓石 中村星湖   若き日に見て飽かさりし甲斐の根を老いも死も越えて見ましと百合いふ 碑陰なし    歌  望月百合子 万人の幸ねがひきて得しはたゞわれら二人の小さきしあわせ             歌 甲府市 愛宕山山頂 「解放戦士の碑」側面     藤森成吉  うるわしき甲府平を見はるかし尊き魂らここに安ろう 甲府市朝日5-8-11 竹居医院専用駐車場(旧居跡)前 太宰 治   太宰治僑居跡                            H.元.6.    記 甲府市朝日3-8-38 慶長院墓地 井上家墓域          井上政次  「大和古寺」序文の一節より                  S.50.7回忌(12.17) 文 甲府市(中道) 左右口(うばぐち)町 民芸館前  山崎方代  桑の実が熟れてゐる石が笑ってゐる七覚川がつぶやいてゐる 甲府市(中道) 左右口町 中道町スポーツ広場  山崎方代  ふるさとの左右口郷(むら)は骨壷の底にゆられてわが帰る村 甲府市(中道) 左右口町 中道町スポーツ広場  山崎方代  こんなにも湯呑茶碗はあたゝかくしどろもどろに吾れはおるなり 甲府市(中道) 左右口町 中道町スポーツ広場  山崎方代  ひっそりと坐っていると月が出て畳のへりを照らして去った 甲府市(中道) 左右口町 中道町スポーツ広場  山崎方代  まっ黒く澄みたる馬の目の中に釜無川が流れている 甲府市(中道) 左右口町 中道町スポーツ広場  山崎方代  わからなくなれば夜霧に垂れさがる黒きのれんを分けて出でゆく 甲府市(中道) 左右口町 中道町スポーツ広場  山崎方代  雲雀子よ早く孵せよこの麦も少し早いが刈らねばならぬ 甲府市(中道)左右口町 中道町スポーツ広場  山崎方代  担ぎたこ取れし今でももの見れば一度はかついでみたくなるよ 笛吹市春日居町桑戸292 仏念寺墓地 小川家墓域 小川正子  ゆふふしの山いたゝきは紅の雲ふきたてゝかせたつらしも       S.19.7.13   歌 笛吹市春日居町寺本170-1 春日居町郷土館前   小川正子  小川正子女史記念碑                        H.3.11.吉   記        生きてゆく日に愛と正義の十字路に立たば必ず愛の道に就け 笛吹市八代町南796 八代郷土館前  長塚 節  甲斐の人の石臼たてゝ粉に砕く唐黍か此の見ゆる山は         S.51.10.15  歌 笛吹市境川町藤垈 智光寺墓地 桑原家墓域  飯田蛇笏  ききとむや世はさだめなきつゆの音 笛吹市境川町大黒坂 上嶽の山林  深沢七郎  「楢山節考」 笛吹市御坂町上黒駒 若宮 黒駒勝蔵碑  米山愛紫  「武田節」                            S.41.4.10 詩 山梨市牧丘町隼 諏訪神社入口         岡 千里  のきしつくおほまかさひをおちゆらく秋海棠に灯をともしけり     S.34.秋彼岸  歌 山梨市牧丘町室伏785 加田幸治氏宅庭内    山崎方代  しののめの下界に降りて来たる時石の笑を耳にはさみぬ 山梨市三富川浦広瀬 西沢・東沢渓谷入口(西沢山荘)横  田部重治  笛吹川を遡る 見よ 笛吹川の渓谷は 狭り合って上流の方へ… 山梨市日下部 差出の磯 塔の山  窪田空穂  兄かはに並ふ弟川ほそ/\と青山峡を流れてくたる          S.29.10.9   歌 山梨市万力1830 山梨市民会館前  前田 晁  一人の心は万人の心文化の根源はここにある             S.34.11.1 詞 山梨市 万力公園内 根津像の前  尾崎行雄  善悪の標準  自他の幸福をます事は善事 それをへらす事は悪事    S.23.7. 詞 甲州市勝沼町下岩崎1740 「宮光園」 内      窪田空穂  峡川の笛吹川を越え来ればこの高はらは皆ぶどうなり         S.30.9.10 歌   甲斐のくに南に傾くたか原にうるゝ葡萄の房の長きかも (他3首)     甲州市勝沼町下岩崎1740「宮光園」内        巌谷小波  天の露地に玉敷く葡萄かな                     碑陰なし   句 甲州市勝沼町下岩崎1740「宮光園」内        藤森成吉  信玄に似かよふブドウ園主かな                   碑陰なし   句 甲州市小屋敷上於曽2026 向嶽寺境内          大村主計  「花かげ」                            1957.10.5   童 甲州市塩山藤木2438 放光寺前庭           水原秋桜子 御佛も凍りたまへり梅月夜                     碑陰なし   句 甲州市塩山藤木2438 放光寺 山門前          伊藤左千夫 天人の笛吹川に名も立てる岸の栗原色づきにけり           S.63.11.12  歌        笛吹の川のかけ橋鍛冶や橋栗の黄葉の秋は見るべし                 歌        笛吹の岸の木原の栗黄葉時雨に過ぎて心ともしも                  歌 甲州市中萩原352 慈雲寺境内          樋口一葉  「一葉女史碑」                          T.11.7.    記 甲州市上萩原2680 雲峰寺庭内          川合玉堂  やまひとつこゆればやがて甲斐のくに甲斐きおるなりやまがつのつま 甲州市 大菩薩峠                中里介山  上求菩提 下化衆生   介山居士 名作発想の地  中里介山先生作… 大月市初狩町下初狩307 奥脇賢吾氏宅前     山本周五郎 山本周五郎生誕之地                        S.54.6.22   記 大月市大月町真木6188「旅館金の森山荘」             堤俳一佳  とどまれば旅馴れし身に秋の風