上高井郡高山村 山田温泉 高井橋脇 小公園内 與謝野晶子 鳳凰が山をおほへるおくしなの山田の溪の秋に逢ふかな        S.29. 初秋   歌 上高井郡高山村 山田温泉3598 「風景館」前 太田水穂  此のゆふへ外山をこゆる秋かせに椎もくぬきも音たてにけり      碑陰なし   歌 上高井郡高山村 山田温泉3598「風景館」前庭 會津八一 かきりなきみそらのはてをゆくゝものいかにかなしきこゝろなるらむ S.庚戌(45).7.上浣 歌 上高井郡高山村 山田温泉 薬師堂横  種田山頭火 霧の底にて啼くは筒鳥 上高井郡高山村 山田温泉 大湯前  種田山頭火 つかれてもなやみもあつい湯にずんぶり 上高井郡小布施町雁田604 岩松院境内      角川源義  花あれば西行の日とおもふべし 上高井郡小布施町雁田604 岩松院境内         角川春樹  いちまいのそらに鴈ある絹の道 上高井郡小布施町雁田604 岩松院 参道右手  由良哲次  大鵬の天翔るかもみすずかる信濃の色をこゝに留めつ 下高井郡野沢温泉村「おぼろ月夜の館」玄関前  高野辰之  「春が来た」 下高井郡野沢温泉村豊郷麻釜 「クアハウスのざわ」前   高野辰之   「朧月夜」                             S.59.6.    詩 下高井郡野沢温泉村豊郷麻釜8714-2 「桐屋旅館」前 島木赤彦   雪残る遠山白し湯の庭の桑の高木に実の熟るゝ頃            S.55. 晩秋   歌 下高井郡山ノ内町志賀高原 東館山自然公園内  三好達治  「雪」                              (1973.9.)   詩 下高井郡山ノ内町 熊の湯 「熊の湯ホテル」 ロビー     與謝野晶子 熊の子のけがして足を洗へるが開祖といひて伝わるいでゆ 下高井郡山ノ内町 志賀高原 澗満滝展望台     若山牧水  「澗満滝」(「草津より渋へ」より)                S.58癸亥.7.盛夏 文 下高井郡山ノ内町 渋峠              若山牧水  「峠にて」 下高井郡山ノ内町渋2034 「小松屋旅館」前     林芙美子  今日吹くは秋の風志賀の山々雪々美しき日本のこゝろ生きて戦はむ    碑陰なし   詩 下高井郡山ノ内町 渋温泉 大湯前  若山牧水  「渋温泉へ」 下高井郡山ノ内町 穂波温泉入口(栄橋袂)     斎藤茂吉  湯田中の川原に立てば北がはははつかに白く妙高の山         S.59.3. 吉  歌 下高井郡山ノ内町平穏(地獄谷) 地獄谷後楽館  富田うしほ 峡宿の粽にこもる湯の香かな 須坂市 臥竜山公園頂上              山口青邨  囀りや三太刀七太刀剣の舞                      S.53.     句 須坂市 臥竜山公園 昇竜坂左側           栗生純夫  田植うるは土にすがれるすがたせり                 S.37.11.11  句 千曲市 八幡姨捨公園入口            高浜虚子  今朝は早薪割る音や月の宿                      S.57.9.22   句 千曲市八幡姥捨4984 長楽寺入口        高浜虚子  更級や姨捨山の月ぞこれ                      S.57.10.1   句 千曲市八幡姨捨4984 長楽寺入口          能村登四郎 枯れ果てゝ信濃路はなほ雪の前                   S.61.4.26   句 千曲市八幡姨捨4984 長楽寺 桂の木の下    伊藤松宇  徐に風ふく月の桂哉                        S.9.5.    記  丸山晩霞  桂花咲くと八幡は朝の靄淡く 千曲市八幡姨捨 月見畑 田毎句碑                伊藤松宇  名月の鏡にむかふ今宵かな 千曲市八幡姨捨 月見畑 田毎句碑  丸山晩霞  空高く山高し月の澄める庭は 千曲市八幡姨捨 下(しも)の踏切 井村荘         荻原井泉水 月は一つ田毎の月の空にあり 千曲市八幡森下3012 武水別神社(おはちまんさん)境内 上水道記念碑 佐藤春夫   月雪花に好き里は 山近くして水澄めり 祖先の恵み手にうけて… 千曲市森2-54 杏の里版画館前  種田山頭火 春の鳥とんできてとんでいった 山ふところに咲いてゐる花は白くて   青く明るく信濃の国はなつかしきかな 千曲市上山田温泉3055 「笹屋ホテル」中庭  四賀光子  竹うゑて石をしきつめてこの庭や清らに朝の雨にぬれゆく       S.41.5.    歌 千曲市上山田温泉 中央公園内       武者小路実篤 こゝに温き泉涌く百万人の人遠方より来たる彼等喜び…       S.37.5.1   詞 千曲市上山田温泉 中央公園内  井上 靖  潮が満ちて来るやうなそんな充たと方で私は私の人生を… 千曲市上山田町 千曲川左岸路傍         津村信夫  「千曲川」                            S.59.6.24   詩 千曲市上山田町 千曲川万葉公園内        若山牧水  秋風の空晴れぬれば千曲川白き河原に出てあそぶかな         碑陰なし   歌        かんがへて飲みはじめたる一合の二合のさけの夏のゆふぐれ             歌 千曲市上山田町 千曲川万葉公園内           若山喜志子 故さとの信濃なるかもいまぞわが千曲の川の長橋わたる        碑陰なし   歌 千曲市上山田町 千曲川万葉公園内            田中冬二  「千曲川の歌」                          碑陰なし   詩 千曲市上山田町 千曲川万葉公園内            高浜虚子  春雨やすこし燃えたる手提灯                    碑陰なし   句 千曲市上山田町 千曲川万葉公園内           臼田亞浪  上山田 朝雲雀千曲の瀬音空打てる                 碑陰なし   句 千曲市上山田町 千曲川万葉公園内           正木不如丘 「千曲小唄」                           碑陰なし   民 千曲市磯部新戸倉1012 和田忠之助氏宅前  高浜虚子  冬山路俄かにぬくきところあり                   S.58.癸亥春  句 千曲市戸倉町 戸倉温泉(上山田温泉?)  佐佐木信綱 門を入ればたなの藤なみゆらゆらと湯の香こもれる風になびかふ 千曲市大字戸倉2500 戸倉上山田中学校  高浜虚子  山国の蝶を荒しと思はずや