上山市 JR上山駅前広場  斎藤茂吉  朝ゆふはやうやく寒し上山の旅の宿りに山の夢みつ  上山市北町弁天1421 斎藤茂吉記念館後庭     島木赤彦  わか庭の柿の葉硬くなりにけり土用の風の吹く音聞けは        S.57.5.13   歌 上山市北町弁天1421 斎藤茂吉記念館後庭    伊藤左千夫 わかやとの軒の高葦霜かれてくもりにたてり葉の音もせす       S.57.5.13   歌 上山市北町弁天1421 斎藤茂吉記念館後庭     斎藤茂吉  あしびきのやまこがらしのゆく寒さ鴉のこゑはいよゝ遠しも      S.57.5.13   歌 上山市北町弁天1421 御幸公園内          斎藤茂吉  蔵王山その全けきを大君は明治十四年あふぎたまひき         S.37.7.    歌 上山市北町弁天1421 御幸公園内          斎藤茂吉  ゆふされば大根の葉にふるしぐれいたく寂しく降りにけるかも     S.49.11.3   歌 上山市鶴脛町 月岡公園内                斎藤茂吉  蔵王よりおほになたれし高原も青みわたりて春ゆかむとす       1972.6.21   歌 上山市鶴脛町 月岡公園内                  斎藤茂吉  足乳根の母に連れられ川越えし田こえしこともありにけむもの     S.36.10.   歌 上山市金瓶北165 宝泉寺境内           斎藤茂吉  のど赤き玄鳥ふたつ屋梁にゐて足乳根の母は死にたまふなり      S.48.5.10   歌 上山市金瓶 火葬場跡               斎藤茂吉  灰のなかにはゝをひろへり朝日子ののぼるがなかにはゝをひろへり   S.57.5.14   歌 上山市金瓶原56 金沢治右衛門氏宅庭内       斎藤茂吉  大きみもほめたまひたる伯父の君はいのちながくてくにの宝ぞ     S.47.10.吉  歌 上山市金瓶 神明神社境内  斎藤茂吉  すでにして蔵王の山の真白きを心足らひにふりさけむとす 上山市十日町898 「亀屋旅館」庭内          斎藤茂吉  ゆき降りし山のはだへは夕ぐれの光となりてむらさきに見ゆ      S.47.8.20   歌 上山市松山2-10-12 春雨庵庭内          斎藤茂吉  上ノ山に籠居したりし沢庵を大切にせる人しおもほゆ         S.39.10.   歌 上山市 経塚山 頂上                斎藤茂吉  ひむがしの蔵王の山は見つれどもきのふもけふも雲さだめなき     S.51.11.4   歌 上山市 経塚山 駐車場               斎藤茂吉  たましひを育みますと聳えたつ蔵王のやまの朝雪げむり(木碑)    1978.6.    歌 上山市 経塚山 文学散歩道            結城哀草果 まゆ車つまとしひけばおのづからむつむこゝろのわきにけるかな    S.56.11.   歌 上山市 経塚山 文学散歩道  須藤克三  少年の時間はすでに終焉となりたる山の夕ぐれの風          S.58.10.   詞 上山市 白禿山 文学散歩道              林芙美子  秋風に吹かれ吹かれて上ノ山                    S.55.1.    句 上山市 白禿山 頂上               斎藤茂吉  松風のつたふる音を聞きしかどその源はいづこなるべき        S.51.3.    歌 上山市 皆沢 路傍                 斎藤茂吉  桜桃の花しらじらと咲き群るる川べをゆけば母をしぞおもふ      S.56.9.16   歌 上山市三上字半道路 観光果樹園内        鹿児島壽蔵 疾風の如くきたり君の使者メルヘンの使者サクランボの使者      S.56.5.22   歌 上山市三上字半道路 観光フルーツ園入口      鹿児島寿蔵 さくらんぼうの熟れたる頬の紅と黄はさながら幼子の肌のごとし    S.56.5.22   歌 上山市松山1-52 栗川稲荷神社境内             斎藤茂吉  上ノ山市長三選成りめでたくて茂吉思ほゆ道を思ほゆ 上山市川口 忠川池畔              結城哀草果 國の花 桜並木は十五年 花のトンネル 忠川ラインは 昭和の…   S.45.4.25   民 上山市川口 忠川池畔 忠川神社          結城哀草果 藩政は米と水に在りの精神を忠川池は湛へ輝く 上山市 前上ダム                 結城哀草果 碑面不明 上山市蔵王高原 坊平の公園内 一本松の下                     S.48.11.     斎藤茂吉 平[たひら]ぐらの高牧[たかまき]に来てあかときの水飲み居れば雲はしづみぬ     歌 上山市蔵王高原 刈田岳 お清水(しづ)の森      真壁 仁  峠は決定をしいるところだ…                    1977.10.   詩 南陽市宮内町菖蒲沢 双松公園内 琴平神社の下  佐佐木信綱 山のうへに朝の光のてりみちて金色の水かゝよひにほふ        S.36.3.    歌 南陽市宮内町菖蒲沢 双松公園内 琴平神社社殿前 佐佐木信綱 ありし世にわか背守りましきみつからのよになき今も吾せまもる刀自   碑陰なし    歌 南陽市宮内町菖蒲沢 双松公園内                             須藤克三  ふるさとの山は光る子どもらは太陽を呼ぶ              S.51.初夏   詞  南陽市宮内町菖蒲沢 故須藤永次氏宅庭内      佐佐木信綱 とこしへに園のあるしのこゝろうけてゆたけし清し山は水は樹々は   碑陰なし   歌 南陽市宮内町宮 熊野大社入口          結城健三  宮ばしらのかげよりわれの稚子舞を見てゐたまひし母がこひしき    S.46.9. 吉  歌 南陽市宮内町宮 熊野大社入口              結城よしを 童謡碑 南陽市宮内町宮 熊野大社入口              黒江太郎  しづかなる日のさす苔にうづまりて平たき石は朝より乾く       S.55.7. 吉  歌 南陽市宮内町 長谷観音 二王門横         高浜虚子  雪の暮花の朝の観世音                       S.28.5.    句 南陽市宮内町 長谷観音境内           結城哀草果 置賜はくにのまほろば菜種咲き若葉茂りて雪山も見ゆ         S.34. 仲秋  歌 南陽市宮内町 長谷観音境内            佐佐木信綱 国のため玉とくたけしますらををとはに守りませ長谷のみ佛      S.26.10.   歌 南陽市宮内町  小田仁二郎 「触手」より 南陽市赤湯 鳥上(とりあげ)坂           斎藤茂吉  をとめ等が脣をもてつゝましく押しつゝ食はむ葡萄ぞこれは      S.54.3.    歌 南陽市赤湯 鳥上坂               釋 迢空 やま縣の赤湯のやどのをさなごのおもかげたち来ふたう(ぶどう)をはめば S.54.3.    歌 南陽市赤湯 鳥上坂               林 房雄  みちのくの古き赤湯の湯の町にデラウェイの葡萄かがやきみのる    S.54.3.    歌