鎌倉市山ノ内1367 東慶寺境内          田村俊子  この女作者はいつもおしろいをつけてゐる、この女の書くものは…   S.36.4.16   文 鎌倉市山ノ内1367 東慶寺境内           四賀光子  流らふる大悲の海によばふこゑ時をへだててなほたしかなり      S.44.10.12  歌 鎌倉市山ノ内1367 東慶寺墓地  夏目漱石  「漱石参禅百年記念碑」 鎌倉市山ノ内1367 東慶寺墓地 太田家墓域     四賀光子  九十年生き来しわれか目つむれば遠汐さゐの音ぞきこゆる       碑陰なし   歌 鎌倉市山ノ内1367 東慶寺墓地 太田家墓域    太田水穂  何ことを待つへきならし何こともかつ/\おもふ程は遂けしに     碑陰なし   歌 鎌倉市山ノ内1367 東慶寺墓地 田村家墓域    中村汀女  沈丁や夜を行きたりし薬取り                    S.36.6.    句 鎌倉市山ノ内1367 東慶寺墓地 高見家墓域    高見 順  「赤い芽」                            S.43.5.17   詩 鎌倉市山ノ内1367 東慶寺墓地 真杉墓石裏面   真杉静枝  許して下さい、この頃のやうに死を近く感じたことはありません…   碑陰なし   墓 鎌倉市山ノ内1367 東慶寺墓地 開山覚山尼墓横  佐佐木信綱 雲に問へはくもはもたせり風にとへはかせなかれ去るいかにせましや  S.57.4.1   歌 鎌倉市山ノ内1367 東慶寺墓地                  向陵塚                              S.52.5. 吉  記 鎌倉市山ノ内416 円覚寺 帰源院境内       夏目漱石  佛性は白き桔梗にこそあらめ                    S.37.12.9   句 鎌倉市山ノ内8 建長寺 勅使門脇         石塚友二  好日やわけても杉の空澄む日                    S.36.11.22  句 鎌倉市山ノ内8 建長寺 鐘楼横          井上剣花坊 咳一つきこえぬ中を天皇旗                     碑陰不明   川 鎌倉市山ノ内189 明月院墓地 尾崎家墓域     尾崎喜八  「回顧」                             碑陰なし   墓 鎌倉市雪ノ下2-1 鶴岡八幡宮境内 白旗神社横  菅 裸馬  歌あはれその人あはれ実朝忌                    S.36.3.    句 鎌倉市二階堂710 瑞泉寺境内          吉野秀雄  死をいとひ生をもおそれ人間のゆれ定まらぬこゝろ知るのみ      S.43.7.    歌 鎌倉市二階堂710 瑞泉寺境内           高浜虚子  花の旅いつもの如く連立ちて                   S.27.3.彼岸の日 句 鎌倉市二階堂710 瑞泉寺境内             大宅壮一  男の顔は履歴書である                       1971.11.22  詞 鎌倉市二階堂710 瑞泉寺境内             久保田万太郎 いつぬれし松の根方そ春しくれ                  S.55.5.10   句 鎌倉市二階堂710 瑞泉寺境内  山崎方代  手の平に豆腐をのせていそいそといつもの角を曲りて帰る 鎌倉市浄明寺2-7-4 報国寺境内         木下利玄  あるき来てもののふ果てし岩穴のひやけきからにいにしへおもほゆ   碑陰なし   歌 鎌倉市浄明寺2-7-4 報国寺境内           鴨下荻江  いにしへの宅間迦葉のあとところ竹むら清く岩たはこさく       S.52.5.    歌 鎌倉市小町2-17-20 妙隆寺墓地         丸山定夫  レリーフ 丸山定夫之碑                      1966.10.   記 鎌倉市由比ガ浜3-9 江の電 由比ケ浜2号踏切傍ら   高浜虚子   波音の由比ケ浜より初電車                      S.57.4.    句 鎌倉市材木座5-11-44 故林彦三郎氏宅庭内    久保田万太郎 このうへはこひびとほしきさくらかな 鎌倉市材木座2-12-17 長勝寺境内  三角錫子  「真白き富士の根」 鎌倉市扇ガ谷4-18-8 海蔵寺山門横        清水基吉  侘び住めば八方の蟲四方の露                    S.58.8. 吉  句 鎌倉市扇ガ谷3丁目 香風園前 田中智学碑側面    吉井 勇  かまくらに獅子王文庫いまはなし吾のこゝろに君なきがごと      S.44.5.11   歌 鎌倉市扇ガ谷1-17-7 寿福寺墓地 米川家墓域                    S.46.8.   米川 稔 ぬばたまの夜音[おと]の遠音[とおと]に鳴る潮の大海の響動[とよみ]きはまらめやも   歌 鎌倉市扇ガ谷1-17-7 寿福寺墓地 星野家墓域   星野立子  雛飾りつゝふと命惜しきかな                    S.59.3.    句 鎌倉市大町4-7-4 妙法寺仁王門内         星野立子  美しき苔石段の春惜しむ                      S.58.6.吉祥  句 鎌倉市長谷3-11-2 長谷寺境内          久米正雄  久米正雄像                            S.29.3.1   記 鎌倉市長谷3-11-2 長谷寺境内           高浜虚子  永き日のわれらが為めの観世音                   S.27.4.    句 鎌倉市長谷3-11-2 長谷寺墓地 生田長江墓石側面   生田長江  居士ハ明治壬午三月二十一日鳥取県日野郡根雨町…          碑陰なし   墓 鎌倉市長谷3-11-2 長谷寺入口左側        高山樗牛  高山樗牛ここに住む                        1959.5.    記 鎌倉市長谷3-9-7 光則寺境内          宮澤賢治  「雨ニモマケズ」                         S.60.12.   詩 鎌倉市長谷4-2-28 大仏高徳院(大仏)境内     與謝野晶子 かまくらやみほとけなれど釈迦牟尼は美男におはす夏木立かな     S.27.4.    歌 鎌倉市長谷4-2-28 大仏高徳院(大仏)境内             金子薫園  寺々のかねのさやけく鳴りひゝきかまくら山に秋かせのみつ      S.7.10.    歌 鎌倉市長谷4-2-28 大仏高徳院(大仏)境内             星野立子  大佛の冬日は山に移りけり                     S.48.11.15  句 鎌倉市長谷4-2-28 大仏高徳院墓地 吉屋家墓域  吉屋信子  秋燈下机の上の幾山河                       碑陰なし   句 鎌倉市稲村ガ崎 稲村が崎公園内                三角錫子  「真白き富士の嶺」                        1964.5.17   記 鎌倉市稲村ガ崎3丁目(文献にあるも不明)               高橋元吉  散りしはなひらは土にかへれと 咲きにし花は天にかへるなり 鎌倉市七里ガ浜 姥ケ谷海岸           西田幾多郎 七里濱夕日漂ふ波の上に伊豆の山々果し知らすも           1951.6.    歌 鎌倉市鎌倉山3丁目 路傍       佐佐木信綱 日くらしに見れともあかすこゝにして富士は望むへし春の日秋の日   S.14.11.30  歌 鎌倉市笛田1045 故北畠八穂氏宅庭内 教会傍ら    中山義秀  受洗記念 1969.8.18                        碑陰なし   記