夷隅郡御宿町 海岸砂丘
　加藤まさを　月の砂漠をはるばると旅の駱駝がゆきました　　　　　　　　　　　　　1967.7. 吉    童




いすみ市大原町日在浦 海浜公園内
  矢代東村　　潮風にひがな一日吹かれてるこゝの岬の枯草のいろ　　　　　　　　　　S.40.3. 　　　歌

いすみ市大原町日在浜
　林芙美子　　「旅日記」より

いすみ市大原町 塩田川 一路橋際 　　　　　　　
　山本有三　　「真実一路」より　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　S.52.5. 　　　文

いすみ市大原町大原10406(小浜八幡岬) 城山青年会館前
  若山牧水 　 ありがたや今日満つる月と知らざりしこの大き月海にのぼれり 　　　　 S.58.11. 　　 歌

いすみ市岬町岩熊
　斎藤信夫　　「里の秋」　「蛙の笛」　(他1基)

いすみ市(夷隅)荻原 行光寺　
　　　　　　　「母さんたずねて」




勝浦市浜行川606 行川アイランド遊園地内(?)　　
　中村汀女　　涼しくも舞ひおさむかないとしけれ　　　　　　　　　　　　　　　　　碑陰なし　　　句

勝浦市川津 官軍塚 　　　　　　　　　　　　　
　中村汀女　　香焚けば情こまやかや春の海　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　碑陰なし　　　句

勝浦市川津 官軍塚 展望台下 　　　　　　　　
　斎藤茂吉　　ひく山は重りあひておのづから小さき港と成りゐたりける　　　　　　　S.54.10.　　　歌

勝浦市川津 勝浦灯台近く 　　　　　　　　　
　富安風生　　鴬や礁へ落とす萱の徑　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　S.35.4.24 　　句

勝浦市勝浦 鳴海神社近く ｢鳴海(なるか)荘｣前 　　　　
 與謝野晶子　 「上総の勝浦」 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 S.54.8.　　　 歌

勝浦市 鵜原理想郷 展望台 　　　　　　　　　
　篠原悌二郎　崎山に千草の平ら虫の原　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　S.54.10.7 　　句

勝浦市植野571 吉野酒造ＫＫ庭内　　　　　　
　富安風生　　古風なる洋間をもちて館涼し　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　S.59.4. 吉　　句




鴨川市広場1413 鏡忍寺境内 　　　　　　　　
　正岡子規　　雉鳴くや背丈のそろふ小松原　　　　　　　　　　　　 (皇紀2600=S.15) 皇紀2600.9.  句

鴨川市広場1413 鏡忍寺境内　　　　　　　　　　
　杉田　博　　ふけてゆく台風のそら月のこと沖にたつなみ見せてくらみぬ　　　　　　S.45.8.12 　　歌

鴨川市広場1413 鏡忍寺境内 　　　　　　　　　　　
　香川　進　　春あさき光りの流れ戦いの跡を移ろうは静かなるかも

鴨川市広場1413 鏡忍寺境内 　　　　　　　　　　　
　富安風生　　古稀といふ春風に居る齢かな　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　S.29.1. 吉　　歌

鴨川市広場1283 鳥海治郎氏宅庭内 　　　　　　
　富安風生　　わが道をふりかへり見て月涼し　　　　　　　　　　　　　　　　　　　S.36. 初夏　　句

鴨川市広場1331 小畠泰石(号 つくし)氏宅庭内 　　　
　富安風生　　つくし君新居　春掛として歌切りのしゃれた幅　　　　　　　　　　　　S.52.3. 　　　句

鴨川市広場820 ｢鴨川グランドホテル｣ ﾌﾟｰﾙｻｲﾄﾞ　
　鈴木真砂女　初凪やものゝこほらぬ国に住み　　　　　　　　　　　　　　　　　　　1959. 盛夏　　句

鴨川市西1146 永明寺境内 　　　　　　　　
　富安風生　　梅こぼれ庭の真砂に浜千鳥　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　S.52.正月.　　句

鴨川市西1146 永明寺 梵鐘 　　　　　　　　　
　富安風生　　老松の賑はひ立てるみどりかな　　　　　　　　　　　　　　　　　　　S.54.10.吉　　句

鴨川市東1010 ｢鴨川シーサイドホテル｣裏庭 　
　富安風生　　うら山に鳶一望に浪涼し　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　S.48.10.14　　句

鴨川市広場1311 ｢簡易保険老人ホーム｣庭外 　　
　富安風生　　生くることやうやくたのし老の春　　　　　　　　　　　　　　　　　　S.41.6.26 　　句

鴨川市 待崎川川口 汐入公園内 　　　　　　　
　古泉千樫　　くみの葉のしろく光れるなきさ道牛ひとつゐて海にむきたつ　　　　　　S.55.3. 吉　　歌

鴨川市細野 生家の横 　　　　　　　　　　　　　
　古泉千樫　　みんなみの嶺岡山のやくる火のこよひもあかく見えにけるかも　　　　　S.44.8.11 　　歌

鴨川市太海浜445 仁右衛門島内　　　　　　　
　水原秋桜子　巌毎に怒涛をあけぬ春の海 　 虹立つや雨雲ひくき波の列              S.40.10.9     句 
　　　　　　　鶺鴒も千鳥も飛ふよ初あらし  冬凪きて岩壁映ゆる夕焼雲 　　　　　　

鴨川市太海浜445 仁右衛門島内　　　　　　　　　　
　富安風生　　初渚ふみて齢を愛しけり　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　S.53.9. 吉　　句

鴨川市太海浜445 仁右衛門島内
　鈴木真砂女　あるときは船より高き卯波かな




南房総市和田町 花園フラワーｾﾝﾀｰ下の海辺 　　
　鹿島鳴秋　　青い月夜の浜べには親をさがして鳴く鳥が波の国から…　　　　　　　　S.40.12.　　　詩

南房総市(富山)市部146 ＪＲ岩井駅前　　　　　
　菊池　寛　　遠あさの海きよらかに子らあまたむれ遊びゐる岩井よろしも　　　　　　(S.34.12.)　　歌

南房総市(富山) 富山南峰 観音堂傍 　　　　　　
　巌谷小波　　水茎の香に山も笑ひけり

南房総市(富山)高崎 寿薬寺境内
　百田宗冶　　「どこかで春が」

南房総市白浜町 根本海岸 　　　　　　　　　　
　若山牧水　　しら鳥はかなしからずやそらの青海のあをにもそまずたゞよふ　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　山を見よ山に日は照る海を見よ海に日は照るいざ唇を君　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　大島の山のけむりのいつもいつもたえずさびしきわが心かな

南房総市白浜町 根本海岸 フラワーパーク付近
　菊池幽芳　　小説「己が罪」より




富津市小久保2868(大貫海岸) ｢さざ波館｣玄関横
　巌谷小波　　春の海潮甘かれと思ひけり　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　S.47.11.吉　　句