函館市元町16-15 東本願寺函館別院境内
　大谷句佛　　祖恩しのふ北門秋の法城に　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　皇紀2600(S.15)　句

函館市元町16-15 東本願寺函館別院 外の裏側　
　亀井勝一郎　「東海の小島の思い出」より　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　碑陰なし　　　文
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　     
函館市青柳町23 三角公園内 　　　　　　　　　
　亀井勝一郎　人生邂逅し開眼し暝目す　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　(S.44.10.14)　詞

函館市青柳町17 函館公園内 　　　　　　　　
　石川啄木　　函館の青柳町こそかなしけれ友の恋歌矢ぐるまの花　　　　　　　　　　S.28.4.13 　　歌

函館市青柳町16-10 臥牛舎前庭　　　　　　　　
　石川啄木　　こゝろざし得ぬ人人のあつまりて酒のむ場所が我が家なりしかな　　　　S.61.2.20 　　歌

函館市住吉町 立待岬墓地 石川家墓域　　　　　
　石川啄木　　東海の小島の磯の白砂にわれ泣きぬれて蟹とたはむる　　　　　　　　　啄木の手紙　　歌

函館市住吉町 立待岬墓地 石川家墓域 　　　　　　　　　　
　宮崎郁雨　　蹣跚と夜道をたどる淋しさよ酒はひとりし飲むものならず　　　　　　　碑陰なし　　　歌

函館市住吉町 立待岬墓地
　砂山影二　　わがいのちこの海峡の浪の間に消ゆる日を思ふ岬に立ちて　　　　　　　S.43.5.　　　 歌

函館市住吉町 立待岬 　　　　　　　　　　　　
　与謝野寛　　浜菊を郁雨が引きて根に添ふる立待岬の岩かげの土　　　　　　　　　　S.32.8.15 　　歌
　与謝野晶子　啄木の草稿岡田先生の顔も忘れじはこだてのこと　　　　　　　　　　　　　　　　　　歌

函館市日乃出町25 大森浜砂山 啄木浪漫館　　　　　
　石川啄木　　砂山の砂に腹這い初恋のいたみを遠くおもひ出づる日

函館市日乃出町25 大森浜 啄木公園内
　石川啄木　　像；潮かをる北の浜辺の砂山のかの浜薔薇[はまなす]よ今年も咲けるや　S.33.10.　　　歌

函館市日乃出町25 大森浜 啄木公園内 　　　　　　　　　　
　西條八十　　眠れる君に捧ぐべき矢車草の花もなくひとり佇む五月寒…　　　　　　　S.34.10.23　　詩

函館市日乃出町25 大森浜 啄木公園内　　　　　　　　
　片平庸人(つねと)　北の海にび色にかびろく雲ひくくまろし砂丘見のかぎり… 　　　 S.46.9.　　　 詩

函館市中浜町 埠頭　　　　　　　　　　　　　
　新島　襄　　男児決志馳千里自嘗苦辛豈思家却笑春風吹夜雨枕頭尚夢故国花　　　　　S.29.7.17 　　漢

函館市末広町 赤レンガ倉庫群（函館西波止場裏）
　新島　襄　　ブロンズ像

函館市 護国神社坂下のグリーンベルト（元 宝来町15-3 蓬莱温泉前にあったもの） 　　　　　　　
　高橋掬太郎　酒は涙か溜息か心のうさの捨てどころ　　　　　　　　　　　　　　　　S.36.9. 　　　詩

函館市五稜郭町44 五稜郭公園内 　　　　　　
　巌谷小波　　其跡や其血の色を艸の花　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　T.4.8.　　　　句




　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
北斗市(上磯)当別 旧秦(はた)別荘跡（寿樂園） 　　　
　巌谷小波　　花長者水にも富める眺かな　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　碑陰なし　　　句

北斗市(上磯)当別 旧秦別荘跡（寿樂園）　　　　　　　　
　島崎藤村　　「壽翁遺跡碑文」　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　碑陰なし　　　記

北斗市(上磯)当別 旧秦別荘跡（寿樂園）
　三木露風　　はるかなる岬の上に立ちにける白き燈台日に輝けり

北斗市(上磯)三ツ石392 トラピスト男子修道院前庭　
　三木露風　　日は輝やかに沈黙し時はおもむろに移り行けり美しき地上の断片…　　　1971.5.30 　　詩

北斗市(上磯)三ツ石392 トラピスト男子修道院前庭　　　　　　　
　阿波野青畝　十字架を象嵌したる天高し　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　S.55.10.26　　句





松前郡松前町白神 町立白神小学校校庭
　伊藤　整　　蛙の声が聞こえ 星空がきらめいて時が移り 私が歩いてゐる…

松前郡松前町福山 海峡展望広場
　岡田三郎　　「冬」の一節




亀田郡七飯町大沼町94 昭和寺境外 　　　　　　
　巌谷小波　　百二十六島晴れて水の秋　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　T.10.8. 　　　句

亀田郡七飯町大沼町212 大沼婦人会館中庭　　　
　高浜虚子　　駒ケ嶽聳えてこゝに沼の春　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　S.55.6.15 　　句
　阿部慧月　　島々の若葉の色の皆違う　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　句




二海郡八雲町春日 ユ−ラップ川畔 ビンニラの丘 　
　鶴田知也　　不遜なれば未来の悉くを失う　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　S.60.6.15 　　文

二海郡八雲町浜松287 国道5号線西沿い　　　　　　　　　　　　　　　　
　和田徹三　　「初莓」




虻田郡洞爺湖町向洞爺 中央桟橋近く 　　　　　
　與謝野寛　　船つけば向洞爺の桟橋に並木を出でて待てるさとびと　　　　　　　　　S.53.6.4　　　歌
　與謝野晶子　山畑にしら雲ほどのかげらふの立ちて洞爺の梅さくら咲く　　　　　　　　　　　　　　歌

虻田郡ニセコ町有島 旧有島農場 　　　　　　
　有島武郎　　農場解放記念碑　　裏面 父有島武之開拓 子武郎之解放
　
虻田郡ニセコ町有島 有島記念館 前庭
　有島武郎　　「カインの末裔」より

虻田郡豊浦町礼文華海岸 美の岬 文学碑公園(JR大岸駅より約2km)
  斎藤茂吉　　白浪のとどろく磯にひとりしてメノコ居たるを見おろして過ぐ　　　　　S.62.3. 　　　歌

虻田郡豊浦町礼文華海岸 美の岬 文学碑公園　　　　　　　　　
　與謝野寛　　有珠の峰礼文の磯の大岩のならぶ中にも我を見送る　　　　　　　　　　S.62.3. 　　　歌
　與謝野晶子　数しらぬ虹となりても掛かるなり羊蹄山の六月の雪　　　　　　　　　　　　　　　　　歌

虻田郡豊浦町礼文華海岸 美の岬 文学碑公園　　　　　　　　　
　伊藤　整　　「随筆北海道」より　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　S.62.7. 　　　文

虻田郡倶知安町北一条西4丁目 ＪＲ倶知安駅前広場
　石川啄木　　真夜中の倶知安驛に下りゆきし女の鬢の古き痍あと

虻田郡倶知安町 旭丘公園 中央広場 町営プール前
　石川啄木　　馬鈴薯の花咲く頃となりにけり君もこの花好きたまふらむ

虻田郡倶知安町北五条東2丁目 東林寺境内
　九條武子　　夕べせまる防雪林のうすやみにましろくたかく山うどの花

虻田郡倶知安町 町立体育館公園内
　角川源義　　峠越えただに倶知安の青山河

虻田郡倶知安町 ひらふ高原 中央公園内
　林芙美子　　青き山なりニセコの山は吾心また青々心涼しむ

虻田郡倶知安町南四条西1丁目 脇山氏宅庭内
　與謝野晶子　六月に雪残りたる羊蹄の水色の襞うつくしきかな

虻田郡倶知安町八幡 久佐賀氏宅庭内
　林 芙美子　 「田園日記」の一節








有珠郡壮瞥町昭和新山 ﾛｰﾌﾟｳｪｲ山麓駅前 (現在は無いとのこと)(木碑?)　　　　
 ﾊﾞﾁｪﾗｰ･八重子 幼ごろ恐しかりし有珠嶽に今はこよなき親しみぞもつ

有珠郡壮瞥町洞爺湖 中島観音堂 　　　　　　
　臼田亜浪　　月となる洞爺の水へ虫通ふ

有珠郡壮瞥町 噴火湾 道央自動車道 有珠山SA(上り線)
　宮澤賢治　　「噴火湾」




伊達市有珠町　バチェラー夫妻記念堂前
　ﾊﾞﾁｪﾗｰ・八重子　歌碑（3首）

伊達市有珠町　白島館
　ﾊﾞﾁｪﾗｰ・八重子　歌碑