双葉郡浪江町神鳴 高瀬川畔 　　　　　　　　 　大木惇夫　　「高瀬川哀吟」　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　碑陰なし　　　詩 双葉郡浪江町神鳴 高瀬川 一の宮 　　　　　 　佐々木俊一　「高原の駅よさようなら」曲碑　　　　　　　　　　　　　　　　　　　1963.9.27 　　曲 双葉郡浪江町井手大高倉50 老人ﾎｰﾑ｢やすらぎ荘｣前庭　 遠藤梧逸 　 初雀米寿のわれに来てお辞儀 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 S.56.文月　　 句 双葉郡浪江町大堀中平2 志賀喜男陶器店前　　　 　遠藤梧逸　　春陰に造り並べてみな徳利　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　S.54乙未.2.1　句 双葉郡浪江町大堀中平2 志賀喜男氏 母屋入口　　　 　遠藤梧逸　　父祖よりの轆轤律義に福寿草　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　S.54乙未.2.1　句 双葉郡浪江町大堀小野田仲禅寺 大堀小学校外隅 土井晩翠　　小野田橋新に成りて此郷の栄と睦いや増すぞよき　　　　　　　　　　　S.10.5. 　　　歌 双葉郡浪江町北幾世橋北原6 大聖寺境内　　　 　富安風生　　鮭あはれ老の手だれの箝(やす)をうく　　　　　　　　　　　　　　　　S.58.10.　　　句 双葉郡浪江町荒井前72 ｢泉田川観光ﾎﾃﾙ｣前 山口誓子　　鮭打を見しかば供養塔拝む　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　碑陰なし　　　句 双葉郡楢葉町 天神山スポーツ公園内 サイクロード脇 　　　　　　　「ふるさと」「うみ」「さくらさくら」「春が来た」 相馬市松川浦 鵜尾崎 　　　　　　　　　　　 　阿部みどり女　菜の花や岩を曲れば怒涛見ゆ 相馬市松川浦原釜 夕顔観世音境内 　　　　　 　河東碧梧桐　漁家三四菊うゑて松の中にあり　　　　　　　　　　　　　　　　　　　T.13.3. 　　　句 相馬市松川浦原釜 夕顔観世音境内（松川浦歌碑裏)　 巖谷小波 　 大鍋や松にかけたる蜊(あさり)汁 　 　　　　　　　　　　　　　　　　T.13.3.　 　　句 南相馬市小高区摩辰　　　　　　　　　　　　　 　高村光太郎　「開拓十周年」 南相馬市鹿島区 桜平山公園内 　　　　　　　　 　斎藤茂吉　　みちのくの相馬郡の馬のむれあかときの雲に浮けるがごとし 南相馬市原町区 東ケ岡公園 野馬追の里 歴史民俗資料館の一角(元 牛来出口131 箭原要氏庭にあったもの)　 　富安風生 　 野馬追の緋の母衣(ほろ)はらみおん大将　　　　　　　　　　　　　　　S.51.6. 　　　句 南相馬市原町区 東ケ岡公園 野馬追の里 歴史民俗資料館の一角(　　同　　　　)　　　　 　清崎敏郎　　野馬追の母衣の緋色の褪せたれど　　　　　　　　　　　　　　　　　　S.57.9. 吉　　句 南相馬市上太田前田76 岩屋寺門前 　　　　　　 　大野林火　　合掌に僧搗きはじむ刈上鎌　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　S.58.5. 　　　句 南相馬市原町区本町1-66 新祥寺境内 　　　　　　　　 　遠藤梧逸　　盆過ぎの燈籠をなほ二三日　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　S.58.11.吉　　句 南相馬市原町区大甕(みか)梨木下163 医徳寺境内 ｢しだれ松｣の下　 　遠藤梧逸　　明治百年記念句碑　老松の垂れたる枝の若緑　　　　　　　　　　　　　S.44.7.22 　　句 南相馬市原町区大甕鶴蒔町8 大甕公民館後庭　　　　　　 　遠藤梧逸　　金賞の南瓜に誰も異存なし　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　S.55.5. 吉　　句 南相馬市東町2-66 市立原町第一小学校校庭 　　 　加藤楸邨　　今も目を上へ上へと冬けやき　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　S.54.1.25 　　句 いわき市平堂根1-4 いわき市文化センター前　 　山村暮鳥　　「雲」　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　S.59.5.3　　　詩 いわき市平鎌田寿金沢37 東日本国際大学構内 　山岡荘八　　行義以遠其道 いわき市平 旧城址 物見ケ丘 　　　　　　　　 　松林桂月　　「平城趾懐古の詩」　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　S.35.11.3 　　漢 いわき市平字鍛治町菅の沢 開道碑の副碑 　　　　　　　 　巌谷小波　　馬も来ぬむかしをかたれ萩の花　　　　　　　　　　　　　　　　　　　S.6.霜月　　　句 いわき市好間町川中子 川中子公民館 入口 　猪狩滿直　　「船」　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　S.37.4.17 　　詩 いわき市好間町北好間字上野 菊竹山（故吉野せい氏宅前庭） 　　　　　　　　　　 　三野混沌　　天日燦として焼くが如し出でゝ働かざる可からず　　　　　　　　　　　S.47.4.2　　　詩 いわき市好間町上好間字山下 鈴塚 　山村暮鳥　　「書翰碑」 いわき市平薄磯字宿崎 塩屋崎燈台下 　木下忠司　　「喜びも悲しみも幾年月」 いわき市平薄磯字宿崎 塩屋岬燈台下 　星野哲郎　　「みだれ髪」 いわき市平赤井赤井嶽2 赤井嶽薬師境内 門前 　長塚　節　　赤井嶽とさせる雲の深谷に相呼ふらしき山とりのこゑ　　　　　　　　　S.55.8. 吉　　歌 いわき市小川町上小川 夏井渓谷 籠場の滝 　　　　　 　大町桂月　　散りはてゝ枯木ばかりと思ひしを日入りて見ゆる谷のもみぢ葉 いわき市小川町上小川字根本 　山岡荘八　　くちなしの憶い出多き庭のさび いわき市小川町高萩字下タ道 市立草野心平記念文学館 　草野心平　　「一人」 いわき市平字古鍛冶町 松が岡公園 愚庵前　　　　　 　天田愚庵　　ちゝのみの父に似たりと人がいひし我眉の毛も白くなりにき　　　　　　S.32.7. 　　　歌 いわき市平字大館 大宝寺 　天田愚庵　　大和田に島もあらなくに梶尾絶え漂ふ舟の行方知らずも いわき市平字仲間町 中紫光泰氏宅庭内 　天田愚庵　　朝咲きて夕には散る沙羅の木の花の盛りを見れば悲しも いわき市平小泉字東 瑞光寺 　天田愚庵　　「漢詩碑」（日傾五葉金蓮蘆 粟満三升白布嚢……） いわき市勿来町関田（勿来の関北口） 　　　　　　 　山口茂吉　　杉の木を見つゝ思へり風やみしかゝるいとまを杉ふとるらむ　　　　　　S.58.4. 吉　　歌 いわき市勿来町関田関山 勿来関公園 　　　　　　 　斎藤茂吉　　みちのくの勿来へ入らむ山がひに梅干ふゝむあれとあがつま　　　　　　S.42.10.吉　　歌 いわき市勿来町関田関山 勿来関公園 　　　　　　　　 　角川源義　　ここすぎて蝦夷の青嶺ぞ海光る　　　　　　　　　　　　　　　　　　　S.45.4.12 　　句 いわき市勿来町九面 勿来の関 国道6号入口 　　　　　　　　　 　長塚　節　　汐干潟磯のいくりに釣る人は波打ちくれば足揚け避けつゝ　　　　　　　S.40.2.8　　　歌 いわき市勿来町九面 勿来の関 国道6号入口 　　　　　　　　　　　 　長塚　節　　勿来の関　ものゝふの過きしいそ回(わ)のあたなみを勿来の関と人はいふなり いわき市鹿島町下矢田字散野　いわき市暮らしの伝承郷 　猪狩満直　　「帰郷」 いわき市常磐湯本町吹谷 新つた旅館 　野口雨情　　おれは河原の枯れすゝき おなじおまへも枯れすゝき いわき市大久町大久 いわき市海竜の里センター 　西條八十　　「誰か故郷を想わざる」