知多郡美浜町河和 港観光総合センター横    新美南吉  少女細く海の碧るり泳ぎけり                    S.50.(1975)  句 知多郡美浜町河和古屋敷124 河和小学校中庭    新美南吉  石何年苔蒸し清水しみわたり                    S.54.     句 知多郡美浜町河和北屋敷32 「堀田屋旅館」前    種田山頭火 とめられて泊って海の音                      S.63.10.11 句        大きいのが小さいのが招き猫が春の夜                 知多郡美浜町小野浦福島37 「知多半島ユースホステル」  種田山頭火 春の山からころころ石ころ  伊勢は志摩はかすんで遠く近く白波         啼いて鴉の飛んで鴉のかへるところがない 知多郡美浜町上野間越智69 斎藤宏一氏宅庭内    種田山頭火 ふるさとはみかんの花のにほふとき  水にうつりて散ってゐるのは山ざくら        芽ぶいて山はあふれてさざなみ 知多郡美浜町豊丘中平井 美浜ナチュラル村「海の見える丘」  種田山頭火 そこら人聲して明けてくる春の波(他1句) 知多郡美浜町豊丘中平井 美浜ナチュラル村「海の見える丘」  種田山頭火 捨てられた梅も咲いてゐた 知多郡美浜町 旧半月庵前  種田山頭火 波音の松風と水のうまさは  枕ならべて二人きりの波音        ひとり兎を飼うてひっそり 知多郡美浜町上野間 鵜の山池畔            河東碧梧桐 鵜の音雛[モロ]とも巣立つがもろ音                  S.24.5.    句 知多郡南知多町山海 中之院           橋本鶏二  人の如き眼をして狸人を見る 知多郡南知多町内海山尾 熊野神社下遊園地内    種田山頭火 波音の松風となる水のうまさは  枕ならべて二人きりの波音         ひとり兎を飼ってひっそり 知多郡南知多町篠島浦磯 北山公園内         會津八一  まとひくきはまのやとりのまくらへにひねもすなきしねこのこのこゑ 知多郡南知多町篠島浦磯1-1 フェリー乗場  種田山頭火 春風の聲張りあげて何でも十銭(他7句) 知多郡南知多町篠島神戸 梅の屋売店前  種田山頭火 春風の聲張りあげて何でも十銭 常滑市千代ケ丘4-66 相持院           富田うしほ 港もつ陶の都や春の雲 半田市雁宿町 雁宿公園内            小栗風葉  風葉碑                              S.27.10.   記 半田市雁宿町 雁宿公園内               巌谷小波  桜紅葉いまは御旗の色まして                    S.11.11.   句 半田市雁宿町 雁宿公園内               新美南吉  かなしいときは貝殻鳴らそ二つ合せて息吹をこめて静かに…      碑陰なし   詩 半田市岩滑(やなべ)中町 新美南吉生家跡横          新美南吉  新美南吉生い立ちの地                       S.41.10.   記 半田市岩滑中町 新美南吉生家跡            新美南吉  冬ばれや大丸煎餅屋根に干す                    S.62.3.吉   句 半田市岩滑中町1丁目 ごんごろ公園  新美南吉  西の谷も東の谷も北の谷も南の谷も鳴るぞやほれあそこの村も鳴るぞや 半田市岩滑中町 大石源三郎氏宅庭内  新美南吉  また今日も己を探す 半田市岩滑西町 新美南吉記念館 "童話の森"  新美南吉  代表作「ごんぎつね」の元原稿の一節 半田市岩滑高山町5-55 岩滑小学校体育館横  新美南吉  権[ごん]狐                            S.60.3.    文 半田市出口町1-30 県立半田高校 柊陵会館中庭    新美南吉  三月二日(土)の中三の日記より                  S.54.11.3   文 半田市平和町 南吉の養家横            新美南吉  墓碑銘                              碑陰なし   文 半田市東郷町2-41 常楽寺境内          吉田冬葉  夏の日や無値の寶の珠数ひとつ                   S.40.穐    句 半田市桐ケ丘4-7-3 博物館日本庭園内      鈴木花蓑  翅立てゝ鴎の乗りし春の浪                     S.62.11.吉  句 半田市桐ケ丘4-7-3 博物館日本庭園内         新美南吉  たんぽぽのいく日ふまれてけふの花                 S.60.7.20   句 西尾市花ノ木町2-15 富田良二(潮児)氏宅(守石荘)庭内 村上鬼城   いせの海見えて菜の花平哉                      S.9.仲夏    句 西尾市花ノ木町2-15 富田良二氏宅庭内           金子刀水  荒鵜飛んで伊勢の神島潮くもり                   S.24.5.    句 西尾市花ノ木町2-15 富田良二氏宅庭内         富田うしほ ゆるぎなき赤城榛名や常閑忌                    S.14.5.    句 西尾市亀沢町474 市立図書館域内         富田うしほ ゆふ梅の日をうしなひし白さかな                  S.31.5.    句 西尾市貝吹町入101 長円寺境内 池の辺       中河幹子  幾千の鳥ら葉かげにひそませて巨木一向に知りもせぬごとく      S.55.5.    歌 西尾市八ツ面町 八ツ面山公園              八木重吉  ひびいてゆこう おおぞらを びんびんと ひびいてゆこう 西尾市八ツ面町熊子山25 真成寺門前        村上鬼城  行春や炭かまいぶる寺の前                     碑陰なし   句 西尾市熊味町山畔7 浅井医院前庭         村上鬼城  行水や五右衛門風呂の面白し                    碑陰なし   句 西尾市中町54 聖運寺境内            大谷句佛  春風や佛を刻むかんな屑                      T.12.4.    句 西尾市中町54 聖運寺墓地 富田家墓域      富田うしほ 吉凶もなく好日の試筆かな                     S.42.7.    句 西尾市上羽角町池下9 最明寺境内         富田うしほ 林泉をのみつくしけり石叩  富田潮児  葉桜となり清風のわくところ 西尾市上羽角町池下9 最明寺境内            富田うしほ 忘却を重ねて老いて更衣  富田潮児  詩の夢をそれ/\゛にもち十六夜 西尾市米津町 米津神社境内            富田うしほ 川舟の水すじを縫う夏暁かな  富田潮児  詩の契りふかめし句碑や赤とんぼ 西尾市中畑町 八幡社境内             富田うしほ 広前に馬場もつ神や楠若葉  富田潮児  額の龍おどる夏暁の社殿かな 西尾市横手町北屋敷44-3 (株)フクチ       種田山頭火 いちめんの菜の花の花ざかりをゆく          山羊鳴いて山羊をひっぱってくる女 西尾市永楽町 みどり川公園内          吉野秀雄  わが胸の底ひに汝の恃むべき清き泉のなしとせなくに 西尾市永楽町 みどり川公園内  八木重吉  花はなぜうつくしいか ひとすじの気持ちで咲いているからだ  吉野登美子 碑面不明 西尾市 総合福祉センター前  富田潮児  画仙紙の天地はかりて試筆かな