網走市北2条東2丁目 モヨロ貝塚入口近く     金田一京助 おほつくのもよろのうらの夕凪にいにしよしのび君とたつかな     S.32.6.    歌   網走市天都山 天都山上                臼田亜浪  今日も暮るゝ吹雪の底の大日輪                   S.32.11    句   網走市 天都山 流氷館屋上 展望台        宮 柊二  北国の日筋きひしく差す下に能取網走のうみ二つ見ゆ         S.58.10.3   歌  網走市港町 第2埠頭  高野素十  鯨解く鯨の脂燃やしつつ                                          網走郡大空町(女満別)栄町4 スポーツセンター前     小田観螢  朝明けて田畑は楽しはたらけは風もうまくて辛夷咲き小鳥さへすり…  碑陰なし   詩   網走郡大空町(女満別)公園通 女満別神社境内       高野素十  女満別西女満別秋の風                       S.49.9.17   句   網走郡大空町(女満別)公園通 女満別神社境内        室積徂春  あまつちの寒さよろこび舞へる雪 網走郡美幌町 JR美幌駅前  菊田一夫  「君の名は」 斜里郡小清水町 小清水原生花園 展望台傍            高浜年尾  斜里嶽の最も尖り岬の秋   斜里郡小清水町 涛沸湖畔 中山記念浜「小清水ユースホステル」横            宮 柊二  涛沸の湖のおもてに浮びつつ数限りなし憩ひの鴨ら 斜里郡斜里町ウトロ 三角岩前          森繁久弥  「知床旅情」より                         S.44.6.21   詩 斜里郡斜里町 岩尾別川河口  高野素十  一瀑の又一瀑の海に落つ 目梨郡羅臼町共栄町 しおかぜ公園内          森繁久弥  「知床旅情」及び顕彰像                      (S.53.10.)  詩   目梨郡羅臼町共栄町 しおかぜ公園内               戸川幸夫  流氷に追ひつめられし岬かな 目梨郡羅臼町共栄町 しおかぜ公園内  戸川幸夫  知床の賦遠いはるかなる地の涯 目梨郡羅臼町 展望台 百年記念公園内  戸川幸夫  「オホーツク老人」 野付郡別海町尾岱沼潮見町 野付幼稚園近くの路傍 大町桂月  網を干す棒や烏鴎の物語り                     碑陰なし   句 釧路市米町1-2 米町児童公園内           石川啄木  しらしらと氷かがやき千鳥なく釧路の海の冬の月かな         S.9.3.    歌 釧路市米町1-2 米町児童公園内  高浜虚子  灯台に低く霧笛は峙てり   釧路市大町2-1-12 港文館前(元幸町公園内にあったもの)              石川啄木  啄木像;さいはての駅に下り立ち雪あかりさびしき町にあゆみ入りにき 1972.10.14  歌 釧路市大町2-1-12 港文館中庭の2本のガス燈、車止め柱にも啄木の歌がある 釧路市幸町9-1 釧路市厚生年金福祉会館前(釧路停車場跡)  石川啄木  浪淘沙ながくも聲をふるはせてうたふがごとき旅なりしかな      S.58.8.5   歌   釧路市大町2-8 北海シェルスタンド内(釧路新聞社跡)    石川啄木  十年まへに作りしといふ漢詩を酔へば唱へき旅に老いし友       碑陰なし   歌   釧路市南大通3-2 朝日生命ビル跡(近江屋旅館跡)    石川啄木  明治四十一年一月二十一日石川啄木妻子をおいて単身釧路…      S.41.11.   記   釧路市南大通4-8 釧路信金南支店前  石川啄木  神のごと遠く姿をあらはせる阿寒の山の雪のあけぼの 釧路市南大通5-1 「シーサイドホテル」前(啄木下宿の地)    石川啄木  こほりたるインクの罎を火に翳し涙ながれぬともしびの下       S.58.8.5   歌   釧路市南大通5-2 啄木ゆめ公園内  石川啄木  さいはての駅に下りたち雪あかりさびしき町にあゆみ入りにき 釧路市南大通8-2 佐野碑園前(喜望楼跡)     石川啄木  あはれかの國のはてにて酒のみきかなしみの滓を啜るごとくに     S.58.8.5   歌   釧路市浦見8-2-29 横沢氏宅前(料亭しゃも寅跡)   石川啄木   火をしたふ蟲のごとくにともしびの明るき家にかよひ慣れにき      S.58.8.5    歌   釧路市弥生2-11-22 本行寺石段下(本行寺)     石川啄木    一輪の赤き薔薇の花を見て火の息すなる唇をこそ思へ          S.58.8.5    歌   釧路市浦見8-2 しゃも寅の井戸横       深尾須磨子 しゃもとらの水に汲む北の心 釧路市浦見8-2番地先  石川啄木  葡萄色の古き手帳にのこりたるかの會合の時と處かな 釧路市浦見8-2番地先 旧真砂湯前  石川啄木  よりそひて深夜の雪の中に立つ女の右手のあたゝかさかな 釧路市浦見8-1番地先 舟見坂  石川啄木  波もなき二月の湾に白塗の外国船が低く浮かべり 釧路市米町4-8番地先 くしろバス停  石川啄木  さらさらと氷の屑が波に鳴る磯の月夜のゆきかへりかな 釧路市米町3-1番地先 岬湯前  石川啄木  酒のめば悲しみ一時に湧き来るを寝て夢みぬをうれしとはせし 釧路市米町4-1番地先 米町プラザ第二駐車場  石川啄木  花の下たもとほる子は行きずりの袖の香りに物言はせけり 釧路市米町1-1番地先 本行寺前 歩道  石川啄木  出しぬけの女の笑い身に沁みき厨に酒の凍る真夜中 釧路市米町2-1番地先 厳島神社  石川啄木  春の雨夜の窓ぬらしそぼふれば君が来るらむ鳥屋に鳩なく 釧路市米町3-1番地先 定光寺前 歩道  石川啄木  顔とこゑそれのみ昔に変らざる友にも会ひき國の果にて 釧路市南大通7-2番地先 ハツ浪前  石川啄木  西の空雲間を染めて赤々と氷れる海に日は落ちにけり 釧路市南大通7-2 武富小路入口  石川啄木  三味線の絃のきれしを火事のごと騒ぐ子ありき大雪の夜に 釧路市南大通6-2 休坂入口  石川啄木  山に居て海の彼方の潮騒を聞くとしもなく君を思ひぬ 釧路市南大通4-1 アポロン石油スタンド前  石川啄木  我が室に女泣きしを小説のなかの事かとおもひ出づる日 釧路市南大通2丁目 菓子舗サカエヤ前  石川啄木  北の海鯨追ふ子等大いなる流氷来るを見ては喜ぶ 釧路市幣舞町 ぬさまい公園内  原田康子  「挽歌」 釧路市阿寒町 阿寒湖畔 ボッケ  石川啄木  神のこと遠くすかたをあらはせる阿寒のやまの雪のあけほの      S.26.9.10   歌 釧路市阿寒町 阿寒湖畔 あかん遊久の里鶴雅 湖畔中庭  野口雨情  遠く雄阿寒群立つ雲は 釧路平野の雨となる 釧路市阿寒町中央 阿寒丹頂の里の背後の公園内  猪狩満直  「種選り」   川上郡弟子屈町弟子屈276-1 町役場前庭     更科源蔵  もうお前は忘れているかもしれないがあのとき頬かむりをして…    1977.10.1   詩   川上郡弟子屈町弟子屈276-1 公民館駐車場脇   細谷源二  今年また山河凍るを誰も防がず   川上郡弟子屈町弟子屈120 「ホテル子宝」前庭    細谷源二  地の涯に倖せありと来しが雪   川上郡弟子屈町鐺別温泉 三叉路の横       高浜虚子  澤水の川となり行く蕗の中                     (S.31.8.)   句  川上郡弟子屈町鐺別58-12 「萩の家旅館」 前    伊藤柏翠  摩周湖は涼し太古の色のまま   川上郡弟子屈町鐺別58-12「萩の家旅館」前  森田愛子  虹の上に立てば小諸も鎌倉も 川上郡弟子屈町川湯温泉 川湯神社前      大町桂月  密林欠處矮松連 風骨稜々翠色鮮 憐殺托根寸無土 沮如場裡遂天年 川上郡弟子屈町川湯温泉 湯の川園地  原田康子  「挽歌の碑文に寄せて」 根室市納沙布 納沙布岬 「望郷の岬公園」  橋本徳寿  山三山(やまみやま)氷海をぬきてなほしろしひとつの島の山とこそきけ 根室市  根室市役所前  高橋掬太郎 「ここに幸あり」