松瀬青々 新潟県佐渡市金井町 文学公園(黒木御所跡)      ゆずり葉もありて尊き茂りかな 石川県羽咋郡宝達志水町(志雄)子浦ツ18 志雄小学校 校庭   志雄山の花に学びの一ト構                        S.38.3. 福井県勝山市沢町 長沢公園内 招魂社前広場      冬空の思ひに来たりそばの花  同  同 片瀬45-1 仏母寺               晝ゐれば樫鳥なきつ竹の中 三重県伊賀市(上柘植)山出 芭蕉公園内         鴬やむかしを問へば風の音 京都府京都市中京区壬生梛ノ宮町31 壬生寺境内   土蜘蛛は壬生の若葉に栖みもせめ                     S.44.4.29  同  同 西京区嵐山中尾下町62 大悲閣千光寺への道 鴬や日は上にあるあらし山                        S.28.6. 奈良県奈良市五条町13-46 唐招提寺境内       門を入れは両に稲田や招提寺 (S.戊辰(3).3.書)               碑陰なし  同  同  同     同  開山堂 芭蕉碑   手の垢を洗ひに出ればわか葉かな  同 高市郡明日香村飛鳥682 飛鳥寺境内    飛鳥大佛まし/\て斗帳に花の主かな                   S.38.1.9  同 生駒郡斑鳩町法隆寺山内1-1 普門院境内   月のこる涼しきまゝに夢殿へ                       S.32.4.  同 五條市西吉野町神野 五条高校賀名生分校南 北畠親房墳墓前 梅の花さむし南朝五十年 和歌山県田辺市稲成町2059 岩屋山            雲近う山のつくつくほうし哉  同   同 上秋津 奇絶峡           葛の花折りて瀧見に上りけり                       S.3.8.  同  西牟婁郡白浜町瀬戸620 本覚寺(貝寺)境内    貝を見てあとは桔梗を眺めけり                      S.36.11. 大阪府大阪市福島区海老江6-4-2 八坂神社境内   菜の花のはしめや北に雲の山                       戊辰(S.3).4.  同  同  同  同 6-10 羽間庄右衛門(はざま文庫)氏宅庭   長橋の長き命や生身魂  同  同 中央区北浜4-6-5 住友銀行東出口   松瀬青々生誕地                             S.53.3.  同  同 天王寺区下寺町2-2-41 正覚寺墓地内   月見して如来の月光三昧や                        碑陰なし  同  同 阿倍野区北畠1-24-19 今井四郎氏宅庭内  此庭にけふも時雨の過よかし                       碑陰なし  同 箕面市粟生間谷2914 勝尾寺 放生池畔    開成皇子のあとを今しも月わたる                     S.44.7.6  同 東大阪市立花町6-19 額田収吉氏宅庭内     此宿は夜学よろしも池ありて  同  同  出雲井町7 枚岡神社 梅林内      また梅の寒きに蟹のうら表 (S.45.1.5 書)                 碑陰なし  同 高石市高師浜4-1-19 高石神社境内      浜の秋和歌三神に灯をあぐる                       S.34.4.19 大阪府南河内郡河南町弘川43 弘川寺 西行堂の上  鴬やいつの世迄を淋しさに                        碑陰なし  同 貝塚市木積798 孝恩寺(釘無堂)境内         弥勒佛の下生をいつと囀れり                       S.15庚申.7. 兵庫県神戸市須磨区一ノ谷町4-1 須磨浦公園 敦盛塚前 敦盛そばへ去りし夜客や後の月                      S.44.10.26  同 西宮市御茶家所町6 大手前女子大内 研究所前 風呂吹や鯤のあたまに味噌とろり                     S.12.6.  同 丹波市柏原町下町字沖田 「おさんの森」内の祠の裏    山べわたり茂兵衛を鳴くや時鳥  同  同 青垣町桧倉514 高源寺境内          黄落に見る中峰の筆のもの  同 豊岡市城崎町湯島373 「ゆとうや旅館」前庭  一の湯の上に眺むる花の雨                        碑陰なし 徳島県美馬郡つるぎ町半田逢坂 建神社境内             半田川の高きに町や桐の花 高知県長岡郡本山町 上街公園内          日盛りに蝶のふれあふ音すなり  早梅に見し向上の一路哉 福岡県みやま市瀬高町本吉1117-4 清水寺本坊入口   般若読む日暮に花を踏み帰る                       S.40.4.11