長谷川素逝 三重県津市新町3-1-1 県立津高校            生徒らと五月の朝の窓あけて  同 同 阿漕町 阿漕浦海岸公園内(交通公園)      遠花火海の彼方にふと消えぬ  同 同 美杉町八知5990 旅館「魚九」の大浴場 谷は夕焼け子は湯あがりの髪濡れて  同 松阪市立野町 福祉センター 松阪ハイツ入口庭園    かさといふくぬぎ落葉に山日和  同 多気郡多気町(勢和)丹生972 本楽寺境内       大木の芽ふかんとするしづかなり                      碑陰なし  同  同 明和町根倉 鈴木水棹氏宅庭内      あたゝかき旧正月となりし簷  同 伊勢市 伊勢外宮神苑 豊川茜(あこね)稲荷神社前   圓光を着て鴛鴦の目をつむり   天の川頭上に重し祈るのみ(長谷川ふみ子)                 S.27.10.10 長谷川零余子・かな女・秋子 北海道美唄市西二条南1 中央公園内 市役所前方 (空知神社から移転)   雪を見ねば蝦夷ものたらず秋の蝶  花蕗をわけて石狩川となれり(かな女)                   S.26.6.3  同 空知郡上富良野町吹上 「白銀荘」前庭   鬼樺の中の温泉に来ぬ橇の旅                       S.42.改建 栃木県那須塩原市塩原1330 「ホテル塩原ガーデン」前   処々灯りぬ秋の湯七郷                          S.5.8.  同  同    同  同    同    すこしの紅葉落ちてしまひぬ冬の雨(かな女)                碑陰なし  同  同    同  「玉屋旅館」(塩の湯)玄関前     蜩にとまりし玉屋冬近し(かな女) 群馬県伊勢崎市境萩原1750 境町公民館庭内     行秋や長子なれとも家嗣かす                        S.47.4.  同 藤岡市鬼石 鬼石墓地入口         山水繚乱たり新芋生れけり                         S.25.4.23  同  同 三波川 桜山               鴬や人を怖れて松深く  同  同  同  同         竜胆枯れ叩く狐の尾がむらさき(かな女)  同  同  同  同            空と空つなぐ吊橋風光る(秋子)  同  同 三本木377 三名湖(さんなこ)畔   むさし野の鳥来る松の芯無限(かな女)                   S.33.4.29  同 館林市 「城沼つゝじ緑道」 文学の小みち  芦芽ぐむ沼の入江の光圓す(かな女)                    碑陰なし 埼玉県さいたま市浦和区岸町3-17 調宮(つきみや)公園内 生涯の影ある□(秋)の天地かな(かな女)                  S.28.11.3  同  同   南区別所4-10 別所沼公園内     曼珠沙華あつまり丘をうかせけり(かな女)                 S.36.4. 東京都杉並区堀ノ内3-48-58 福相寺境内       爽かな大地に咲きぬ花ほつ/\                      S.4.7.  同  同  同  同   同 墓地 長谷川家墓域   木蓮に翔りし鳥の光り哉                         S.12.3.27  同  同  同  同   同  同  同   羽子板の重きが嬉しつかで立つ(かな女)                  S.45.9.20 神奈川県中郡二宮町山西769 宝蔵寺境内      埋火や末枯草の花一つ                          碑陰なし 岐阜県中津川市福岡                   一車宛残され渡る夜寒かな 愛知県名古屋市千種区東山元町5-18 就梅院     岐阜行燈の白さ好もしともし見る                     S.37.11.再建  同  同  昭和区 音聞山 (盗難中不明)         夕焼けの月一片や雲の下 福井県三方上中郡若狭町(上中) 天徳寺近く 瓜割の名水公園内   ねばりひきあろかと田向ふの初蛙(かな女)                 S.59.7.  同  同    同 ( 同 )  同      同       犬吠ゆる冬山彦になりたくて(秋子) 兵庫県洲本市宇原 文学の森          花しぐれ由良のしら浪忘れめや(かな女) 愛媛県新居浜市松原町9-48 合田正仁氏宅庭内 羽子板の重きが嬉し突かで立つ(かな女)                  S.47.師走  同  同   同     同       鶴鳴くや桜はややに陽をふくみ(かな女)                  (S.41.春)