種田山頭火(5) 香川県さぬき市長尾西653 長尾寺護摩堂前          水ちろ/\柄杓もそへて                          碑陰なし  同  同   同    同 境内 遍路道標側面   人生即遍路  同  同   同    同 大師堂前 植込み   てふてふひらひらいらかをこえた  同  同   同 969「森屋酒店」(手水鉢)      酒のうまさとろとろ虫鳴く  同  同   同     同       歩く、飲む、作る、水を飲むやうに酒を飲む  同  同   同     同               雪ふるひとりひとり行く  同  同   同 西976 遍路休憩所「つぼみ荘」玄関              歩々到着  同  同   同 同      同       中庭                  人生即遍路  同  同   同 同      同       同        こんなにうまい水があふれてゐる  同  同   同 同      同      裏庭 うれしいこともかなしいことも草しげる  同  同  多和兼割98 大窪寺 阿弥陀堂前  ここが打留の水があふれてゐる  同  同  同  同   同  大師堂前 杖立て    人生即遍路  同  同  同 (助光東) 多和小学校前      里ちかく茶の花のしたくして  同  同  同   同   同   横「多和農村公園」内   こうして旅する日々の木の葉ふるふる  同  同  同 (竹屋敷)8-1 三本松峠      もりもりもりあがる雲へあゆむ  同  同  多和 ( 同 )123-1「野田屋竹屋敷」玄関      水音しんじつおちつきました  同  同  同   同     同           ずんぶり湯の中顔洗ふ  同  同  同   同      同 駐車場          さくら/\さくさくらちるさくら  同  同  同    同       同     同               分け入れば水音  同  同  同   同       同     同      分け入っても分け入っても青い山  同  同  同   同      同     同   かたすみで寝る  同  同  同   同      同     同   あふるゝ湯のみんなあふりつゝ  同  同  同   同      同    入口      ひとりひっそり竹の子竹になる  同  同  同   同      同 遍路道標石           人生即遍路  歩々到着  空へ若竹のなやみなし 香川県さぬき市多和(竹屋敷)123-1「野田屋竹屋敷」蛍川沿い遊歩道         水あれば椿落ちてゐる  同  同  同   同       同    前庭        旅人は鴉に啼かれ  同  同  同   同      同    同      ひら/\蝶はうたへない  同  同  同   同      同     同   あかあか燃える火が、ふと泊る  同  同  同 (兼割) 「地獄谷」旧遍路道八丁右付近 (山頭火句碑最小)  夜が長い谷の瀬音のとほくもちかくも  同  同  同 (兼割)93-1 食事処「八十八庵」中庭      暮れても宿がないもずがなく  同  同  同 (兼割)87-5 「野田屋」二階入口   山へ空へまかはんにゃはらみた心経  同  同  造田宮西尽誠1099 尽誠公民館庭      鳴いても山羊はつながれてひとり  秋風けふも乞いあるく  同  同  昭和1050-1 長尾町福祉センター行基苑    たんぽぽちるやしきりにおもふ母のこと  同  同  前山2330-1 堂免薬師堂前           からだなげだしてしぐるる山  同  同  同 936 「前山お遍路交流サロン」玄関前                 人生即遍路  同  同  同       同        同  杖立て   歩々到着  同  同  同       同          陽を吸ふ (展示室前)   ひとり山越えてまた山 (ロビー)  同  同  同 940-12 道の駅 「ながお」駐車場 石のテーブル   へう/\として水を味ふ  同  同  造田宮西長行1772-3 当願堂横   ひでり田の秋の風ふく  水音おべんたうをひらく  同  同    同   1588 西澤庵横                 水音のうらからまゐる  同  同  志度 源内通り 石鎚山奉献灯篭横   そのかみのおもひでの海は濁りて 同  同  同 志度寺本堂前   月の黒鯛ぴんぴんはねるよ  同  同  同  同 三尊佛前   こゝにおちつき草もゆる  同  同  同 小阪 小阪地蔵堂横          カラスないてわたしもひとり  同 東かがわ市大内町中筋465 「與田寺」山門前   打つよりをはる虫のいのちのもろい風  同 小豆郡土庄町甲200 西光寺境内   その松の木のゆふ風ふきだした (放哉句併刻)  同 善通寺市吉原町1091 「出釈迦寺」参道石段横 山あれば山を観る  同  同   同      同   内 杖立て及び腰掛   人生即遍路 他 色々の句あり  同 仲多度郡琴平町798 「灸まん本舗石段や本店」店頭   大門おごそか晴れきった 愛媛県松山市畑寺町2-1-4 高橋正治氏宅玄関前   ほっかりさめて雪 (一洵句併刻)                      (S.53.8.6)  同  同 御幸1丁目455 一草庵前          春風の鉢の子一つ                             碑陰なし  同  同   同     同                    鉄鉢の中へも霰                            皇紀2601(S.16).春分  同  同   同     同               濁れる水のながれつつ澄む  同  同  同    同             一洵君に おちついて死ねさうな草枯るる  同  同 御幸1-281 長建寺境内         もり/\もりあかる雲へあゆむ                       碑陰なし  同  同 御幸1-541 龍穏寺境内   咲いて一りんほんに一りん (十六日桜を詠んだ歌句全部で八つ)  同  同 道後2-5-1 県民文化会館東通り 句碑の道 ずんぶり湯の中の顔と顔笑ふ                        碑陰なし  同  同  同 湯之町20-8 ホテル「大和屋本店」レストラン花筺入口  ずんぶり湯の中の顔と顔笑ふ           同  同  同 湯之町1-33 ホテル「ふなや」奥庭   朝湯こんこんあふるるまんなかのわたし  ほんにあたゝかく人も旅もお正月  同  同 石手2-9-21 石手寺地蔵院境内  うれしいこともかなしいことも草しげる  同  同  同     同     手水鉢            鉄鉢の中へも霰  同  同 竹原4-10-17 四季彩「ゆめの野」(昔の「春日園」にあったもの)   分入っても分入っても青い山  同  同 居相町3-19 河野健二氏宅前庭         まったく雲がない笠をぬぎ  同  同  同      同        空へ若竹のなやみなし その他多数の句碑あり  同  同  同      同   門柱          木の芽草の芽歩きつづける  同  同  同 2-2-1 伊予豆比古命神社(椿神社) 旧社務所前   句碑へしたしく萩の咲きそめてゐる  同  同  同      同  玉垣   その数 百基少しの句碑がある  同  同 太山寺町1730 太山寺参道   もり/\もりあがる雲へあゆむ  同  同 泊町  田村守氏宅庭内           へう/\として水を味ふ  同  同 同    同                 空へ若竹のなやみなし  同  同 同    同        うれしいこともたのしいことも草しげる  同  同 西垣生町1254 高須賀石材本店             鐡鉢の中へも霰  空へ若竹のなやみなし  まったく雲がない笠をぬぎ   分け入っても分け入っても青い山  へう/\として水を味ふ  同  同  同      同   空へ若竹のなやみなし 愛媛県松山市西垣生町1254 高須賀石材本店 (宇都宮憲一氏宅の斜め向い)             ここにおちついて草もゆる  同  同  同      同           分け入っても分け入っても青い山  同  同  同      同   うしろすがたのしぐれてゆくか  同  同  同      同   うれしいこともかなしいことも草しげる  同  同  同      同   音はしぐれか  同  同  同   宇都宮憲市氏宅庭内            鐡鉢の中へも霰  同  同  同     同                      酔へば水音  同  同  同     同         ここにおちつき草もゆる  同 上浮穴郡久万高原町東明神「三坂峠ドライブイン」前   三坂峠 秋風あるいてもあるいても (表)  晴れたり曇ったり酔うたり覚めたり秋は行く (裏)  同  同   同   菅生1173 大宝寺参道 石段右横 朝まゐりはわたくし一人の銀杏ちりしく  同  同       (落出) 柳井川 ゆうのき広場        寝ても覚めても夜が長い瀬の音  同  同   同   (美川)上黒岩 美川農村環境改良センター 岩が大きい岩がいちめん蔦紅葉 (小波 東洋城句併刻)  同 東温市(川内)河之内落出 高須賀家墓所            ふるさとは遠くして水の芽  同 今治市上浦町井口3013 宝珠寺前庭      風の中声はりあげて南無観世音菩薩  同  同  同  同    同 裏庭               音はしぐれか  同 西條市小松町南川19 香園寺境内    南無観世音おん手したたる水の一すぢ  秋の夜の護摩のほのほの燃えさかるなり  同  同 福武甲 武丈公園内       加茂川をうたふ はっきり見えて水底の秋  同 四国中央市土居町中村892 土居高校玄関前    湧いては消えては山の高さの雲の                     H.元.5.吉  同 喜多郡内子町五十崎甲918 久保興業前             凧を空に草むしりをる静心  同 西予市明浜町俵津 野福峠 小公園       さくらさくらさくさくらちるさくら  同 南宇和郡愛南町御荘平城 城南レク「松軒山公園」頂上 太陽の広場 さてどちらへ行こう風がふく  同  同   同  同    同     同   梅見本園   やぶかげの光りあつめて梅はましろし (三本の柱に分刻)  同  同    同   同    同      同   水に影ある旅人である  同  同   同   同    同     同    大空の下にして御飯のひかり もう1基あり(雨なれば雨をあゆむ)