高浜年尾・星野立子・稲畑汀子・高木晴子・今井つる女・星野椿(1) 北海道小樽市桜1-1-13 「銀鱗荘」前            遠き家の氷柱落ちたる光かな     S.49.6.16  同 石狩市弁天町 弁天歴史公園内   わが橇の馬が大きく町かくす  同 斜里郡小清水町 小清水原生花園 展望台傍ら               斜里嶽の最も尖り岬の秋 秋田県能代市柳町13-8 八幡神社境内          締切の雨戸に窓や雪籠       S.52.5.20  同 横手市大屋新町鬼嵐117 正伝寺境内      そゞろ来て夜の梅林を抜けんとす 山形県山形市山寺川原4456-1 立石寺境内 根本中堂前  我もまた銀杏の下に涼しくて                       S.37.  同 鶴岡市羽黒町手向(とうげ) 出羽三山神社 手洗場横 月山の裏に表に残る雪                          碑陰なし  同  同  同 同        同   なつかしやここに縁のつるでまり (汀子) 茨城県東茨城郡大洗町磯浜町6890 大洗磯前(いそざき)神社手洗場後ろ   引汐のやがて千鳥の来る頃と   春光を砕きては波かゞやかに (汀子) (虚子句併刻)              S.61.11.吉 群馬県高崎市榛名湖町 榛名湖畔「ゆうすげ遊歩道」  塗り替へのボート揚げあり凍湖畔   雲下りて山湖の朝の霧となる (汀子) (虚子句併刻)  同 勢多郡富士見村赤城大沼 四本楢平の句碑の道   地吹雪と別に星空ありにけり (汀子) 千葉県君津市鹿野山324 鹿野山神野寺宿坊裏側      初旅のフェリーの揺れに身をゆだね                    碑陰なし  同  同   同    同   同    追憶や今出し霧にこの寺に (立子)                     碑陰なし  同  同   同    同   同    山寺に月下の涼をほしいまゝ(晴子)                    碑陰なし 東京都港区芝大門1-12-7 芝大神宮境内     そよりとも風はなけれど夜涼かな (立子)   千年の神燈絶えず去年今年 (椿) 界隈のだらだら祭なる人出 (高士)                   H.15.9.大祭吉日  同 稲城市百村1588 妙見寺境内       住職の留守に昼寝をせしは虚子 (汀子) H.13.12.吉 同 八王子市高尾町2177 高尾山薬王院 飯綱権現堂横 春風にのり大天狗小天狗 (立子)                      S.59.4.24  同  同   同      同   春風や森羅万象瑞々し (椿) 神奈川県川崎市多摩区枡形6丁目 稲田登戸病院    そぞろ来て夜の梅林抜けんとす 同  鎌倉市扇ガ谷1-17-7 寿福寺墓地 星野家墓域 雛飾りつゝふと命惜しきかな (立子)                    S.59.3.  同   同 大町4-7-4 妙法寺 仁王門内 美しき苔石段の春惜しむ (立子)                      S.58.6.吉祥  同   同 長谷4-2-28 大仏高徳院(大仏)境内  大佛の冬日は山に移りけり (立子)                     S.48.11.15  同   同  同 1-5-3 鎌倉文学館敷地内   まま事の飯もおさいも土筆かな (立子)                   碑陰なし 新潟県新潟市秋葉区新津598 中野邸宅庭内       鞍馬石見る涼しさに向けし椅子 (汀子)  同 長岡市(越路)来迎寺甲1269 安浄寺梵鐘        秋風や竹林一幹より動く わも春の野に下りたてば紫に(立子) (虚子句併刻)              碑陰なし  同 上越市国府1-4-1 光源寺境内        櫓田の実入り吹かれてゐることも  梅雨晴れてそこに心のある如く(汀子)    長野県長野市元善町491 善光寺境内 (大本願の前)         よべ星と語りし秋を惜み発つ (汀子)  同 北佐久郡立科町芦田八ケ野 女神湖畔 「ホテルエコーハイツ蓼科」入口    皆花野来しとまなざし語りをり (汀子)  同 岡谷市 塩尻峠 塩嶺公園入口     秋雨の諏訪湖見下ろす最合傘 (立子)                   S.56.4.8 静岡県富士市鈴川西町13-14 川上煕敏氏宅庭内 丁字の香吹き抜けてゐし明居よし (立子)             S.53.3.吉  同 浜松市東区安新町126 普伝院(安間稲荷)境内    天龍の幅八丁の梅雨濁り                         S.52.8.吉  同 湖西市鷲津384 本興寺境内      花の寺静かな人出中に歩す (立子)                     S.52.11. 富山県黒部市 宮野山運動公園 展望台西    父がつけしわが名立子や月を仰ぐ (立子)  新緑が新緑を染め人を染め (椿)  同 高岡市伏木 一宮気多神社       ものの芽のいつとはなしに一列に (立子) 石川県金沢市中川除町 緑地公園(犀川畔) 秋深き犀川ほとり蝶とべり (虚子句併刻)                 S.46.10  同 七尾市馬出町 小丸山公園(城址) 最高地点     冬は憂しといひし七尾の花に来し 帰る気になか/\ならず山車に従き (汀子)                 S.60.4.吉 岐阜県揖斐郡揖斐川町城台山公園 文学碑の径 夕影を曳く薄墨の花に又 (汀子)                     碑陰なし 愛知県海部郡蟹江鹿島 鹿島神社文学苑内 光るもの多し蟹江の水の秋 (汀子)                    S.58.12.11  同 岡崎市中町北野東20 甲山中学校校庭   葉桜に並木つづけて曲りても (立子) 滋賀県大津市茶が崎4番地 「ホテル紅葉」庭園内   鴎とび早春湖畔ホテルあり                        碑陰なし  同  同 坂本本町 比叡山横川 元三大師堂 真正面    堂内の明暗霧の去来かな (汀子)                     H.3.9.  同  同  同   同     同       御僧に別れ惜しやな百千鳥 (立子)                     H.5.6.26  同  同 逢坂1丁目 関蝉丸神社境内    逢坂の流れは清し初桜 (椿)                       H.6.3.吉