佐藤佐太郎 青森県東津軽郡外ケ浜町三厩 竜飛岬展望台   陸はつる海の光に草山は黄菅の花の輝くあはれ                S.45.7.5 宮城県大崎市鳴子温泉鬼首字本宮原 林業館前      高原をめぐる紅葉の朱き山夜の雨はれて朝雲軽し  同 柴田郡大河原町 大黒さん神社横 甲子公園内     生れしより六十年か低山の上に蔵王の残雪光る                 S.57.10.10 茨城県神栖市波崎 波崎海岸砂丘公園 管理事務所前 あたゝかに晴れし波崎の渚には潮干の波にあそぶ蟹あり            (H.4.3.)  同 那珂郡東海村村松8 村松山虚空蔵堂 梵鐘     ここに立ち此處に詣でし少年は老鈍となる加護かうむりて (犀星詩併刻) 千葉県旭市(海上(うなかみ))岩井 海上キャンプ場    ふる雨に明るくつづく桑畑こゝの台地は古代にか似ん             S.52.4.10 新潟県佐渡市鷲崎 久保田フミエ氏山荘(鶯山荘文学碑林)  金山の松山に鳴く蝉のこゑ坑をいで来てまれにきこゆる 愛知県岡崎市鴨田町広元31 大樹寺境内          大樹寺の八代の墓そがひなる春たかむらの光しづけし             碑陰なし 滋賀県蒲生郡安土町石寺2 観音正寺境内         やゝ遠き光となりて見ゆる湖六十年の心を照らせ 三重県鳥羽市神島町1 八代神社境内    神島の女坂より雲と涛かすけき伊良湖水道は見ゆ 奈良県葛城市当麻1263 当麻寺 中之坊牡丹園内  白藤の花にむらがる蜂の音あゆみさかりてその音はなし            碑陰なし 和歌山県東牟婁郡那智勝浦町那智山25 那智山青岸渡寺境内  冬山の青岸渡寺の庭にいでて風にかたむく那智の滝みゆ             S.55.3. 島根県益田市匹見町 裏匹見峡                紅葉の山のしづくに潤ひて岩はゆくてにしばしば光る  同 邑智郡美郷町湯抱265-1 斎藤茂吉鴨山記念館前  むらさきの藤の花ちる峡のみち女良谷川にそひてわが行く 山口県下関市長府 関見台公園 三軒屋海岸      ひとかたに流るる潮の見ゆるまで中空の月海峡に照る  同  同 あるかぽーと6-1 市立下関水族館「海響館」敷地内          いのちあるもののあはれは限りなし光の如き色もつ魚 鹿児島県出水市高尾野町 歌碑公園内          空わたり来る鶴のむれまのあたり声さわがしく近づきにけり 中国湖北省黄州 東坡赤壁桜花園           国交が成りて思ひ出づる言葉あり「蒼海何ぞ曽て地脈を断たむ」 佐藤惣之助 群馬県高崎市榛名湖町 榛名湖畔 湖畔の宿記念公園内             「湖畔の宿」  同 伊勢崎市日乃出町 三室勘助墓地                「赤城の子守唄」 東京都伊豆諸島大島町 波浮の港   波浮の歌 波浮に港は古風な幻灯… 神奈川県横浜市神奈川区三ツ沢東町2-49 飯田カヒ子氏宅庭内   魚を釣って詩を逸す                           S.39.5.15 神奈川県横浜市都筑区折本町1604 真照寺境内     大なる田舎 光栄の川 自然の祭                      S.39.5.10  同  川崎市川崎区砂子(いさご)2-11-1 川崎信金ふれあい広場  「青い背広で」                             S.54.5.14  同   同  同 宮本町7-7 稲毛神社境内     「祭の日」                               H.2.12.3  同   同  同 富士見2-1 川崎市体育館前    わたしは草と花で一つの川をかいたわたしは星と花火で海と港をかいた    S.30.10.15  同   同 多摩区登戸1274 丸山教本庁境内   句碑の句の中より雲雀鳴きいでよ                     S.17.10. 新潟県佐渡市羽茂本郷 藤井久治氏宅 灯篭の竿石  くさ刈の… 静岡県下田市 城山公園内 開国記念広場        「春の港の町にて」                            S.45.秋  同 賀茂郡松崎町 牛原山 町民の森 頂上     「松崎港」 碑陰なし 富山県富山市八尾町諏訪町2555 田中忠雄氏宅横     八尾おわらをしみじみ聞けばむかし山風オワラ草の声 愛知県幡豆郡吉良町上横須賀 源徳寺境内                   「人生劇場」 兵庫県伊丹市中央6丁目 西の町児童遊園地内            「鬼貫の墓に詣づ」                           S.61.3. 沖縄県那覇市首里当蔵町 首里城背後 虎頭山公園内  しづかさよ空しさよこの首里の都の宵のいろを誰に見せやう眺めさせやう