河上 肇 京都府京都市左京区鹿ケ谷御所ノ段町30 法然院墓地 河上家墓域    多度利津伎布理加幣里美禮者山河遠古依天波越而来都流毛野哉 (たどりつき振り返り見れば山河を越えては越えて来つるものかな)       S.31.1.30 山口県岩国市 錦帯橋上手の 桜並木土手      たどりつきふりかえりみれば山川をこえてはこえてきつるものかな 河上徹太郎 山口県岩国市 錦帯橋上手の 桜並木土手   心貧しき者ひとり新しき途を拓く 川口松太郎 栃木県那須烏山市中央3丁目 城址入口 寿亀山神社前 梅雨くらく蛇姫様の来る夜かな       S.34.10.8 東京都台東区浅草2-3-1 浅草神社境内       生きるといふことむずかしき夜寒かな                    S.62.6.9 兵庫県丹波市柏原町沖田 「おさんの森」                おさん茂兵衛を偲ぶ 広島県尾道市因島土生町 因島公園内 つれじおの石ぶみ 短夜やうそと知りつつ聞く話                        (S.56.4.) 川崎長太郎 神奈川県小田原市早川892 早川観音(真福寺)境内  春きたる海辺のみちで鳥のまね                       1991.  同   同  浜町3-3-3 星野氏宅横      「抹香町」より                              H.4.11. 川崎杜外 長野県松本市蟻ケ崎1-4-34 塩釜神社境内      野の草のいろつき枯るゝさまみれは土に朽つる物はみな静なり         S.10.8. 川路柳虹 富山県富山市八尾町今町1662 聞名寺 石段下     雪の立山遠くにかすむ 八尾坂道オワラ春の水 兵庫県洲本市宇原 文学の森内           「洲本小唄」                               碑陰なし  同  同 同   同              口開けて笑ふは誰ぞ木の実熟して地に落つる秋                碑陰なし  同  同 同  同             夏の河原のかはせみよ憩いの羽も涼しなみてる岸にたたずむよき人 川端千枝・杉村けい子 兵庫県洲本市宇原路傍 歌碑公園            海こえてとほく来ませる君のためなるとみかんをもぐ雨の中          S.36.11.3  同  同  同    同        母と住みし家古りたらむゆめに辿る小径にいまも黄なる花咲き(けい子)     S.46.11. 同  同 同 文学の森           かくはしく若くゆきにしひとのため手向けむ花か白菊のはな  同  同 同  同       新しき住居に移り南東の窓明けやりて一刻を見る(けい子)