Old Diary / 1999.8

8月31日

8月も、もう終わろうとしている。
相変わらず人間は滅亡する事も無く、
その惰性的な人生を平々凡々と過ごしている。
そしてそれは僕も同じだ。
人間が近い将来破滅しそうだというのは解りきっている。
石油の枯渇、オゾン層の破壊、砂漠化、二酸化炭素の増大。
ただそれが近い将来じゃないから人間は焦らないだけだ。
オイルショックの時も一時的な衝動に駆られ、
ああいう暴徒まがいの結果になった訳だが、
2000年問題も「致命的な問題」が発生するまで
皆きっと悠長に構えているんだろうな、と予測できる。
これは日本人特有のものなのかもしれないなと笑う。
そして僕も「致命的な問題」に至るまで、
楽観的に過ごしている人間だ。
頭で危機を感じ、焦燥を覚えても、
本能が反応しなければやる気も出ないのだ。
好い加減ウンザリするこの人間だが、自分だから仕方ない。
そういう生活、人生を歩んできたのだから。
だからと言って諦める訳にもいかないのだが、
やる気と根気の皆無な状態で勉学に励むのも不毛だ・・・。
人類はソロソロ滅亡するかもしれない。
僕の人格が滅ぶのと一体どちらが早いだろうか?

8月19日

錆び付いた歯車は、自らが回す事でしか回らない。
僕はそう思っている。
そしてそれは何事にも共通する事だと思う。

8月18日

更新がはっきり言って滞っています。
まぁこの時期ならば当然ですが。
そろそろNETを止めようと思います。
ですがまだまだやらなければいけない事があるので、
何時になるかはサッパリ解りませんが。
どうなるかは神のみぞ知る、ですな。

8月12日

大人になる事。
それって結構大変な事だよね。
何でかって大人になる事ってのが漠然としているから。
今みたいに堕落してる社会を構築せし人間を、
大人という概念でくくるならば、大人になんてならなくても良いし。
精神的に成熟した人間を大人と呼ぶならば、なりたいものだし。
ただし与えられた経験が人を大人にさせていくのは事実だ。
それは良くも悪くも、だが。
物事に対して許容範囲が広くなったとしても、
それが諦め故だったりしては然程喜べない気もする。
こんな事を書きつつも、年を取れば若いな、と言いそうな自分に、
少しの自嘲と少しの諦めを覚える。

8月11日

愛する二人には、必ずどちらかがより多くの愛情を注いでいる、
という文章があった。その通りだと思う。
だからこそ上手くいく事もあるのだろう。
というか、同じくらい多くの愛情を注ぎあうカップルを、
僕は見た事がないし聞いた事もない。
一方注がれている人間は至る所で余裕であり、
駆け引き上手だと見うける。それも道理だ。
また、注いでいる人間は時に繊細で疑心暗鬼になり、
下らない事でクヨクヨと悩んでいる事が多い。
これも道理だ。
しかし愛し合う二人が、互いの愛を確かめない状態・・・・
世間ではこの状態が最高のカップルだと言っているが、
さてこの件について皆はどう思うだろうか?
愛しているからこそ相手を一人占めしたい気持ちが本質で、
そんな事をして相手を束縛させたくないというのが理性だと僕は思う。
どちらが良い事だ、とは一概に言い難い。
全くもって恋愛とは面倒なものだからだ。
なんて偉そうに言っている時点で、
僕はまだまだ子供なのだろうな。

8月10日

相変わらず僕は下らない事で愚痴愚痴と悩む。
最近となっては勉強をするやる気の欠乏、という事についてなのだが
(全然下らなくないぞ!)、どうも去年程のやる気が見られない。何故か。
第一には、今もこうしてダラダラとNET生活を続けているからだろう。
これは当然かなりの生活を占め、だったら止めろよと言われても止めらへんわい。
第二には、目的の喪失というか、自分の夢に対する憧憬の希薄というか・・・・
どうにもこうにも努力する気が起こらないのである。ふむ、困ったね。
まぁ七月の頭からそれは顕著に出始めて、最早鬱病状態だろうと思われるが、
こんなに健康な身体ではそうも言っていられない。
こういう時に改めて強迫観念、及び強制力というものを認めてしまう。
学ぶという事は強いられてやるものではないが、
勉強と言うものは強いられないとやらないものではないか。
学校が教えてくれる事は何も無いと思われがちだが、
学校を出てから、後になって学んだ事は結構多いと思う。
今はただ後悔するより足掻くのみ・・・・(と頭では解ってるんだけど)

8月9日

記憶と言うのは時に曖昧で、自分の虚像と過去の偶像が入り混じる事がある。
多くの人は、自分が背負った罪をそのままの罪悪感で憶えている事は無い。
それは時に幸福な事であり時に罪な事である。
忘れてはならぬ教訓たる記憶は必ずあるものだから。
しかしその罪の記憶が、不意に襲ってくる事がある。
それはまるで遠くにいる友人からの手紙の様に、唐突に。
そんな時自分は迫り来る後悔と罪悪から身を縮め必死に耐える。
忘れたい記憶、忘れ得ぬ記憶、忘れてはならぬ記憶。
人間の脳に焼きついた映像は、とても気紛れに映される。
それは回避し得ぬ理なのだろう。

8月8日

今日は高校時代の同窓会に顔を出してきました。
ウチのクラスで浪人をしているのは僕だけなので、
内心行き辛かったのですが、
堕落した自分に活を入れる為に行ってきました。
これで焦燥感を煽り、やる気を出す・・・・という作戦。
・・・・見事に大ハズレ。皆やる気無い&堕落してました(爆
うーん、大学生って大変そう・・・・。
しかし目的意識が失われつつある僕に明日を模索する力はあるのだろうか?

8月6日

久しぶりの更新です。やはり一回止めるとその癖がつくのか、
今まで毎日つけていたこの日記もストップしがちに・・・・。
そもそも、人間の習慣とは恐ろしいもので、
最初のうちは違和感を覚えているものが、
時が経つにつれて慣れてくる。
それはとても怖い事だと思います。
大人になると言う事はそういう事なんだろうとも思うけれど、
自分の中の譲れない部分と言うものが、
時が経つにつれて風化しないよう、気をつけなければと思いました。

8月3日

「心頭滅却すれば火もまた涼し」と言った人に言いたい。
“身体は焼けてんだよ。”

8月2日

恐怖の大王・・・・ついに降臨しませんでしたね。
まぁしかし人間が危険なのはこれからも変わりませんね。
地球はきっと無事に浮いてます。太陽が壊れるまで。
大気汚染やら森林伐採で地球が傷つく!とか言ってますが、
そもそも地球に意思など存在しませんから、
森林等が破壊されて困るのは人間なんですよね。
地球に隕石が落ちてきたって馬鹿でかくなきゃあ壊れませんて。
まぁ地軸変わったりしたら人間は絶滅するかもしれませんが。
と、言う事で先行きの暗い人間社会をどう生きるか、
そう考えて生きた方がよっぽど前向きですな。


Old Diary / Menu
Old Diary / Top
Discord-World / Top